梓「はぁ、身体計測か……」

純「梓ー、まだ着替えてないの?」

梓「ねぇ純、身体計測って休めないかな?」

純「今から休めるワケないじゃん。
  さっさと着替えて保健室行くよ」

梓「はぁ、なんでわざわざ体の成長を数値化しないといけないのか」ブツブツ

純「文句言わないの。
  そういえば今日は若い先生がくるらしいよ」

梓「あー、もー最悪」ヌギヌギ

─────────
──────
───

純「着替え終わった?」

梓「うん」

純「テンション低っ!」

梓「身体計測でテンション上げろって無理だよ」

純「無理して上げろとは言ってないでしょ……
  とにかく行くよ」グイグイ

梓「うわぁー」ズルズル

─────────

梓「そういえば憂は?」トコトコ

純「あぁ、さっさと着替えて休み時間のウチに保健室行っちゃったよ」テクテク

梓「憂は体の悩みが無さそうでいいよね。
  お通じも良さそう」

純「確かに、いつも機嫌良さそうだし」

梓「毎日ニコニコしてるなんて無理だよねー」

純「生理不順はあんたが鶏ガラだからだよ。
  もうちょい太りな」

梓「やだよ」
 (唯先輩にデブにゃんなんて呼ばれたくないし)

純「じゃあ文句言いなさんな。
  保健室着いたよ」

梓「あぁ、とうとう着いちゃった……」

純「失礼しまーす」ガラッ

梓「失礼します」

憂「あ、遅かったね」

純「梓がなかなか着替えなくてさー」

唯「あずにゃん遅いよー」

梓「あ、すみません……
  って、なんで唯先輩がいるんですか!?」

唯「なんでって、今日が身体計測だからだよ。
  憂、白衣似合ってる?」クルリ

憂「うん、似合ってるよ」ニコニコ

梓「え?え?」

純「今日の先生って唯先輩だったんだー」

キーンコーンカーンコーン

唯「はいはーい、チャイム鳴ったよー
  名前順に並んでねー」

ハーイザワザワゾロゾロ

純「ほら梓、早く並んで」

梓「え?これ名前順だよね?」

憂「そうだよ、梓ちゃんが最初だよ?」

梓「どういうことなの……」

唯「あずにゃんの『あ』だからだよ!」フンス

梓「普通、名前順って苗字じゃないですか!」

唯「いいから早くあっちの部屋に行くよー」グイグイ

梓「いやー!」ズルズル

─────────

唯「はい、それじゃあ記録用紙渡して下さい」

梓「それより唯先輩が先生って……」

唯「もーグチグチ文句言わないの!
  ここに座って!」ポンポン

梓「えー……」

唯「はい、体操着捲って腹部を見せて下さい」

梓「はい……」

唯「ちょっと触るよー」ピトッ

梓「唯先輩の手、冷たいですよ///」

唯「あずにゃんの体温が高いんだよ。
  柔らかくていいお腹ですね」プニプニ

梓「テキトーだなぁ……」

唯「聴診器当てるよー」ペタ

梓(ビクッ)

唯「……」ペタペタ

梓(あ、今お腹鳴った……恥ずかしいなぁ)

唯「……」ペタペタ

梓「あ、あの」

唯「喋っちゃだめだよー
  ゆっくり息してね」

梓「……」

唯「はい、異常なし!
  次は胸部に移るよ」

梓「唯先輩……ホントにやるんですか?」

唯「恥ずかしいケド我慢してね」

梓「あ、なんだか体調が……」

唯「だめだよ。
  次は憂なんだから急いで、みんな待ってるんだよ」

梓「はい……」

唯「触診しますねー」

梓「///」

唯「三角型で乳首が上を向いてますね。
  大変素晴らしいおっぱいです」フニフニ

梓(恥ずかしいよー///)

唯「はい、聴診しますよ」ペタ

梓(なんで唯先輩は真顔なんですか///)

唯「ちょっと心拍数が……」

梓「言っときますケド、全然ドキドキしてませんからね」

唯「う、うん」

梓「あ……」
 (ちょ、冷た……乳首に当てないで///)

唯「動かないで下さい」

梓「言っときますケド、全然感じてませんからね」

唯「う、うん
  じゃあ、次はアンダーバスト測りますよ」

梓(やだよー……)

唯「アンダーが64。
  トップ測りますね」

梓(……)

唯「そんなに息吸っちゃだめだよ」

梓(うぅ……)

唯「はい、トップがななじゅ……」

─────────
──────
───

梓「言っちゃだめー!」ガバァ

梓「ハァ……ハァ……
  夢……か」

梓「ってもう、こんな時間!?ヤバイ!」バタバタ

─────────

◦学校

キーンコーンカーンコーン

梓「はぁ、なんとか間に合った……」

憂「梓ちゃんおはよ」

梓「おはよー」

純「よっ、遅かったじゃん」

梓「悪い夢を見てね」

純「悪い夢?」

梓「うん、唯先輩がね……
  あぁ、思い出させないでよバカ純」

純「なに言ってるのこの子……」

─────────

◦部室

梓「お疲れ様です」

唯「あずにゃーん♪」ダキッ

梓「にゃ」

唯「む、リアクションが薄い……
  あずにゃん元気無いね」

梓「……唯先輩のせいですよ」

唯「え、私なんかしたっけ?」

梓「いいから離して下さい」

唯「うえーん、あずにゃんがいつもより冷たい……」

梓「お疲れ様です」

律「おう」

澪「お疲れ」

紬「はい、それじゃお茶淹れるね」

唯「あずにゃんー……」

梓「……」

唯「あずにゃーん、こっち向いてよー」

梓「……なんか唯先輩の視線、いやらしいです」

唯「え?」

梓「ほら!今、私の胸見ましたよね!
  女の子はその視線、気付いてるんですよ!」

唯「えぇー、私も女の子なんだケド……」

梓「とにかく唯先輩は部活中こっち見ないで下さい」

唯「だからってスカート伸ばさなくても……」

律「なにやってんだあいつら」

紬「梓ちゃんも思春期なのね」

澪「好きにさせてやれ
  練習始めるぞ」

─────────

◦自宅

梓「ただいまー
  はぁー、なんか今日は疲れた」

梓「唯先輩ったら十秒に一度は私のコト見てるんだもん」

梓「……まぁいいや、ご飯食べよ」モグモグ

梓「ご馳走様っと
  唯先輩はご飯食べたかな」

梓「もう八時かぁ。
  自主練しとこ」

梓「唯先輩はちゃんと自主練してるのかな」

ピンポーン

梓「ん?佐川の人かな」

梓「はーい」

唯「こんばんはー」

梓「あれ?唯先輩」

唯「来ちゃった♥」ペロッ

梓「えーと、とりあえず上がって下さい」

唯「お邪魔しまーす」

梓「それでなにしに来たんですか?」

唯「さっき憂にあずにゃんが機嫌悪かったって話したらね。
  ……なんか私が悪夢に出てきたらしいって」

梓「あ……」

唯「あの、ごめんね……」

梓「いや、よく考えたら唯先輩は悪くないっていうか……」

唯「夢の中で私があずにゃんに嫌なコトしたんだよね……」

梓「いや、もう大丈夫なんで」

唯「あずにゃん、許して!」ドゲザ

梓「ちょ、唯先輩、顔を上げて下さい!」

唯「あずにゃんが許してくれるまで。
  私は……土下座をやめない!」

梓「許すって……
  私は別に怒ってないですし、不機嫌でもないですよ」

唯「え、でも私が悪夢に出るってコトは……
  あずにゃんの中での私のイメージって良くないんだよね」

梓「全然そんなコトないですよ」

唯「ウソだよ。
  だっていっつもあずにゃんを困らせてるし、頼ってばっかりだし……」

梓「……」

唯「あずにゃん、いつもごめんね……」

梓「そんなコトないんですってば
  私なんて五秒に一度は唯先輩のコト考えてるんですからね」

唯「え……」

梓「唯先輩はほぼ毎日夢に出ますよ。
  昨日はたまたま……あの、良くない夢だったってだけです」

唯「ホント?」

梓「ホントです」

唯「うえーん、あずにゃーん!」ダキッ

梓「よしよし。
  あ、一応言っときますケド、私Bはありますからね」

唯「え、いきなりどうしたの?」

梓「いや、なんとなく知っておいてもらおうかと」

唯「あずにゃんのアンダーは65くらいだよね
  ということはあずにゃんのバストってななじゅ……」

梓「言っちゃだめー!」ガバァ


おわり



最終更新:2011年07月30日 20:33