……
………

ミカエル「わ……わが主よ…我を救いたまえ……」

ミカエル「この……者たちに……罰を……」

ミカエル「」

元老「よくやった……唯よ」

律「まだいやがんのか!」

唯「……!!」チャキッ

元老「我は……天使ガブリエル
    我はミカエルたちと共に人間を
    救わんとする神の御心に従い
    千年王国を創ろうとした……
    少なくとも我は神の御心に
    従おうとした」

唯「………え?」

ガブリエル「……だが出来上がったミレニアムは
       人間を支配するものになった
       神の言葉によれば千年王国が
       できてのち人々を導く救世主が
       現れるはずが……
       ミレニアムには現れなかった」

ガブリエル「救世主を待ちきれない大天使たちは
       自ら救世主を作り上げようとした
       こうして彼らの行いは神の御心と
       離れていったのだ……」


ガブリエル「じき澪にかかっている石の呪いも解けるだろう
       我は自分の信じる道を行く……さらばだ」

律(澪が生きてる……!!)

……
………

律「梓……」ビリッ

律はシャツの腕を破り

梓の左目を覆うように額に巻きつける

梓「あ、ありがとうございます」

唯「あずにゃん……あたしのせいで……
  ゴメンね……ゴメンね……」

梓「唯先輩の命が助かるなら左目の一つくらい……
  どうってことないです!」

梓はミカエルの一撃を左目に受け

痛々しい傷を負い…光を失った

ピシ…… シュウウゥ……

唯「!!」

律「澪……!!」

澪「っっっっ……?来てくれたのか……」

澪「元老は!?ミカエルは……」

唯「倒したよ……」

澪「そうか……ありがとう!みんな!!
  これで元老院が無くなって支配するものは
  無くなったけど……ミレニアム全体を
  動かす者もいなくなった……」

澪「この先……ミレニアムがどうなるのか……」

グラグラグラグラ……

梓「じ、地震!?」

―――イジョウジタイハッセイ!イジョウジタイハッセイ!―――

律「な、なんだ!?」

―――ホーリータウンニテハゲシイエネルギーエネルギーノ
    ヘンドウヲカンチ―――

―――イジョウジタイハッセイ!イジョウジタイハッセイ!―――

澪「な、なんだ……何が起こったんだ!?」

澪「くそっ体が思うように動かないっ」

唯「澪ちゃん!無理に動いちゃダメだよ!!」

唯「あたしたちが行ってくる!!」

澪「すまない……頼んだ」


―――ホーリータウン

……ち、ちからが……

……なんだこれ……

唯「ど、どうなってるの!?」

律「みんな倒れてく……」

男「な、なぁ……あの塔はまたセンターの仕業か?」

律「塔?」

梓「なに……あれ……」

唯「え?………あそこは……大教会があった場所…」

男「あの塔……地下から地面を突き破って出てきたんだ……」

律「唯!梓!地下世界だ!!」

唯「うん!!」


―――旧六本木

唯「なにも無い……」

律「おっかしーな……地図だとちょうどここの上が
  ホーリータウンのはずなんだ!!」

梓「ど、どういうことですかね」

長老「おぉ…そなたたちは……」

律「長老!なんでここに……」

長老「岩戸の封印が解けたと聞いたものでな……
    この目で拝みに行こうとしてたんじゃ
    おぬしたちこそなぜここに?」

唯「実は……」

……
………

長老「ふむ……もしかしたらそれは魔王モロクの
   尻尾かもしれん」

律「しっぽ!?」

長老「しかしモロクは魔界にいるはず……
   次元を超えて地上を襲っているのかもしれん」

長老「上の世界を救うには……
    魔界へ行くしか道はなさそうじゃな」

唯「でも……魔界へ行ける大教会はもう……」

長老「おぬしたち何のためにピラーを持っとる……」

唯「!?」

長老「今何本もっておるのじゃ」

唯「いちにいさん……六本!」

長老「ほほぅ!……ではこれが最後の一本じゃな
   きんせいのピラーじゃ」スッ

唯「でも……これをどうやって……」

長老「ここから西の方にアルターストーンという祭壇がある」

唯「あるたーすとーん?」

長老「ピラーを全て集め……七つの場所に捧げると
    魔界への扉が開くと言われておる祭壇じゃ」

長老「さぁ、行くがいい……」

唯「魔界……か……」

唯「りっちゃん……あずにゃん……」

律「ここまで来たら地獄でもなんでも
  付き合ってやらぁ!!」

梓「みんなを救いましょう!!」

唯「うん……うん!!行こっか!!」

唯「長老さんありがとーーー!!」


長老「……我々に光をもたらしてくれるのは
    お前さん達かもしれんな……」


―――アルターストーン

唯「ん?……ピラーが光ってる!」

梓「……つきのピラーですね」

律「近づくと反応するのか!!
  よし!手分けして祭壇に置こう!」

……
………

律「よし……と」

律「こっちはオーケーだ!梓は!?」

梓「設置完了です!!」

唯「おーい!!」

梓「どうしましたーー!?」

唯「一本余った!!」

律「なにぃ!?」

……グラグラグラグラ

律「なんだ!?また地震か!?」

グラグラグラ

梓「あ!あれを見てください!!」

律「な、なんか地面から出てきたぞ……」

ゴゴゴゴゴゴゴ

唯「うわわわわ……」

律「なんだ……あの岩は……」

梓「あそこ……光ってますよ」

唯「!!」

唯「たいようのピラーが……反応してる!!」

律「あの光ってる場所に置けってことか?」

……
………

梓「これで魔界の扉が……」

律「一体どうなるんだろうなあたし達」

唯「……置くよ」コトッ

唯「……!?」

ズゴゴゴゴゴゴ……

唯「うわぁ!!」

律「す、吸い込まれ……」

梓「ーーーーーっ!!」

シュンッ……


地上に災いをもたらす原因は

センターでも地下世界でもなかった……

22XX年 某月某日 地下世界

この日、人類最後の望みとなる少女達が

人知れず異界の地へと旅立った



唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~
PROJECT2:地下世界!       完



お前は天から落ちた。明けの明星、黎明の子よ。
お前は地に投げ落とされた。もろもろの国を倒した者よ。
かつて、お前は心に思った。
「わたしは天に上り 王座を神の星よりも高く据え 
 神々の集う北の果ての山に座し雲の頂きに登って
 いと高き者のようになろう」と。

しかし、お前は陰府に落とされた


墓穴の底に  

~旧約聖書 第一イザヤ 第一四章一二節~


シュンッ……

魔界人「おや、珍しい……君達は人間か?」

唯「!!」

律「ここ……魔界か!?」

梓「みたいですね」

魔界人「イェソドの地へようこそ
      ここは君たちの言う魔界だ……」



唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~
FINALPROJECT

第一三章 ヲワリノハジマリ! 


魔界人「どうやらここは初めてらしいな……
     魔界のことを教えてやろう」 



           【ケテル】




    【ビナー】       【コクマー】


【ゲブラー】             【ケセド】

        【ティファレト】

    【ホド】          【ネツァク】


          【イェソド】  


          【人間界】   


魔界には九つの地があり
それぞれ三つの回廊で結ばれている
ここイェソドは魔界の入口に当たり
マルクト……君ら人間の世界に通じている
またイェソドはイェツラー回廊で
ホド、ネツァク、ティフェレトと
結ばれている
ティフェレトからは
ベリアー回廊が出ていて
ゲブラー、ケセドに通じている
ゲブラーの向こうにアティルト回廊があって 
ビナー、コクマに行ける
さらにその向こうはケテルだ

魔界人「ここ魔界は『生命の樹』といって神の元へと至るために取るべき
     手段や過程を樹になぞらえて表したものを元に創られたらしい」

魔界人「そして東に見えるのがモロクだ……」
     モロクは体内に生体MAGを集め
     自らの体を燃やしている」

梓「な!?あれがモロク!?」

律「なんてデカさだ……」

唯「あたし達、モロクを倒しに来たの!!」

魔界人「何をバカな……モロクを倒すなど不可能だ」

唯「えぇ!?じゃあどうすれば……」

魔界人「ケテルへ行くしかないな……」

魔界人「モロクは魔界の王の命によって動いている
     ケテルへ行って……」

唯「行こう!!りっちゃん、あずにゃん!!」

律「おう!」

梓「ま、待って下さいよ~!!」

魔界人「おい!!お前ら!!
     ケテル城にはあの御方が……
     殺されるぞ……」


―――イツェラー回廊

梓「あれ……向こうから誰か来ますよ?」

魔界人「クソッ!なんだってんだ!!」

魔界人「お!あんたらもこの先に行くつもりだったのか!?」

魔界人「ティフェレトの門に鍵が掛かってて先に進めねえぜ!」

律「なんだって!?」    

唯「あの、あたし達ケテルってとこに行きたいんです!」

魔界人「……冗談だろ?ま、まぁ何しに行くかは知らんが
     鍵を探して扉を開けないことには
     先へ進めんぞ」

唯「鍵か……ありがとう!」


魔界人「あいつら……何者だ?」

……
………
         ↑
←[ホド]  [ティフェレト]  [ネツァク]→


律「まずは鍵を探さないと……か」

梓「となると行けるのはホドかネツァクですね……
  どっちに行けば……」

唯「……ホドってとこに行ってみよう!」


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最終更新:2011年07月31日 01:00