現在の手持ちメンバー ゆい ハッサム プテラ イーブイ ミニリュウ ニューラ
ポケモンタワー
『これで、いいのか』
マコトはローブの女、AYUに言う。さっきの梓達を呼び出すように言ったのはAYUだ。
『OK、OK』
『……お前の目的は何なんだよ、AYU』
『……未来を……いや、地球を救うことだよ。頑張ってね』
AYUはそう言うと、部屋を出て行った。
『……乗せられるのは好きじゃないが、どの道、あいつとは決着をつけたかった。早く来い、梓、ゆい』
マコトはほくそ笑んだ。
シオンタウン編② 「再会」 終了
前回までの状況(トレーナとポケモン)
梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ミニリュウ ポリゴン2 プテラ
澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ
律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル
ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス
純 うい
シオンタウン編③ 「VSファイヤー①」 以下、投下
現在の手持ちメンバー ゆい ハッサム プテラ イーブイ ミニリュウ ニューラ
「というわけで、ポケモンタワーまで来たわけですけど……」
「本当に襲ってこなかったね」
「不思議だねー」
「で、どうするよ」
「とりあえず、入りましょう」
私達はポケモンタワーに足を踏み入れます。
「さて、あいつはどこにいるんでしょう」
「ところで、さっきの奴ってなんて名前なの?」
「知りません」
「知らないのに、怨まれてるの?」
「まあ、因縁なんでしょうね」
「なんか、適当ね」
私達がポケモンタワーに入ると、大きいホールに出ました。そこにはロケット団員が三人くらいいました。
「ようこそ、梓さん。それとおまけさん」
「なんか、私の扱いが適当じゃない」
「名前覚えられてる私よりましだよ」
「梓さんには、たくさん邪魔されてますからね。最初はイーブイから始まって、一番新しいのはタマムシシティの研究所ですね」
「あの事件、梓だったの?」
「ええ、まあ……」
「そこのお嬢ちゃん……ゆいちゃんにはしてやられましたね。まさか、ミュウツーがプロトタイプとはいえ、負けるとは」
「すごいね、お姉ちゃん!!」
「えへへ~、でしょ~」
「さて、今回は簡単ですよ。私達のボスはここの最上階にいます。あなた方は各階にいる門番を倒すなり、逃げるなりして、最上階に行けばいいのです」
「逃げるなり?戦わなくてもいいんですか?」
「ええ、もちろん。そのかわり、追いかけてはきますけどね」
なるほど。逃げてるだけだと、上のほうに行くほどど、敵が多くなるってことですね。でも、それ以上に疑問があります。
「どうして、こんなまどろこっしいことをするんですか?普通に私を倒せばいいじゃないですか?」
「それでは、つまらないじゃないですか。それに、怖いんですよね」
「何がですか?」
「そのゆいちゃん」
ロケット団員はゆい先輩を指差します。
「そのゆいちゃんに手間取ってる間に、警察とかの乱入を防ぐためにもね。あなた方をこのタワーで倒したいんですよ。それに、これはボスの
命令でもあるんでね」
そのロケット団員は不適に笑い、周りの2人とともに、ボールを取り出す。
「さて、最後にルール確認ですね。あなた方は最上階である、7階に行く。私達はその前に倒す。それだけです。……さて、もう、言葉はいらないでしょう」
「……ねえ、こんな疲れる奴らと戦ってきたの?」
「……まあね」
「まあでも、やるしかないか」
「そうだね」
「純ちゃん、私が出る?」
「いいよ、こんな雑魚くらいなら、……きて、カビゴン」
「それじゃ、私は……来てください、ミニリュウ」
私達はそれぞれ、カビゴンとミニリュウを出します。
「そんな2匹で勝てますかな?」
ロケット団員はオコリザル6匹とスリーパー6匹、ウツボット6匹を出してきます。
「どうでもいいけど、あの人達って、別のポケモンを持ってないのかな、お姉ちゃん」
「違うポケモンにするとね、大変なんだよね、いろいろと」
「?」
「行くよ、純」
「ええ、梓」
「ザルー!!」
バーン
「これで、半分だね」
「そうね!」
「頑張れー、あずにゃーん」
「お、お姉ちゃん、落ち着いて」
私達はなんとか、18匹いたポケモンを9匹までに減らしましたが……。
「ほとんど、カビゴンが倒したじゃん」
「ミ、ミニリュウだって、2匹倒したよ」
「2匹で威張られても……。大体なんで、ミニリュウ?」
「も、もうすぐ、進化するからだよ」
「梓の体型みたいに成長が遅いのね」
「ひ、一言多いよ。どっちも成長するもん」
「ミニリュウはしても、そっちは……」
「も、もう」
「あずにゃんはこのままでいいんだよ~」
ギュッと抱きついてくるゆい先輩。
「ほら、彼女……いや、この場合はなんていうんだろうか。とにかく、恋人もこう言ってるんだから、よかったね」
「……いずれは決着をつけるよ、純」
「おしゃべりはここまでだ」
隙を突き、私に向かってくる、オコリザル。このままでは……。
「ミニリュウ」
私に突っ込んでくる、オコリザルをミニリュウが体当たりを仕掛けます。
「よくやりま……あっ!!」
ミニリュウの体が光り輝き、ついにハクリュウに進化しました。
「やったね、あずにゃん。進化したよ」
「はいっ!! よくやりましたよ、ハクリュウ」
私はハクリュウの頭をなでます。
「ミニリュウは進化して、美しく、ハクリュウになったけれども、トレーナーは……」
「純。さっきから、喧嘩売ってない?」
「ま、そんなことより、残りの奴らを……」
「そうだね」
私達は再び、バトルを始めました。
「馬鹿な、小娘程度に……」
「とりあえず、1階は終わりましたね」
「では、ここで、ゆいちゃん真拳奥義 を発動しよう」
「ここでですか? 意味がないような……」
「これには重要な意味があるんだよ。では、ゆいちゃん真拳奥義『省略』」
6階
「というわけで、6階まで来ました」
「きつかったね、お姉ちゃん」
「5階ではさすがに死ぬかと思ったよ」
「え、なんでいきなり、6階!?2階から5階は!?」
「どうしたの、あずにゃん。たくさん、倒してきたじゃん」
「いやいや。いきなり、1階から6階に来たじゃないですか」
「大丈夫、梓。戦ってきたじゃない、それぞれのボスを」
「倒してないよ、覚えがないもの」
「梓ちゃん、ポケモン達の活躍を無視するの?」
「活躍も何も、そんなのしてないでしょ」
「じゃあ、ポケモン見てみなさいよ」
「はあ、どれどれ。……あれ、皆、結構疲れてる」
「それはそうでしょ。だって、5階まで、戦ってきたんだから」
「もう、覚えがないけど、それでいいや」
「でも、さすがに、これはないな」
「どうしたの?」
「梓にはあれが見えないの?」
「あれ?」
純が指差す方には10人くらいのロケット団員がいました。
「体力が無くなってくる、今くらいのほうがいいんだろうけどさ」
「ちょっと、卑怯だよね」
「これが勝負の厳しさなんだよ、うい、純ちゃん」
「なんか、違いませんかね、それ」
しかし、この数を相手にするのは……。
「……いい方法があるわ」
「いきなり、なによ、純」
「私がおとりになるから、その間に、梓達は、上にいきなさい」
「なんで、急にそんな展開に。純も一緒に行けばいいじゃない。こいつら、倒して」
「いいえ、それじゃ、お互いにかなりきつくなって、上に行っても、ファイヤー相手には勝てない」
「まあ、たしかに」
「だから、私がおとりになる。それに逃げるのもありだし」
「……分かった」
「純ちゃん、私も頑張るよ」
「いいえ、ういも上に行きなさい。ファイヤーを相手にするには、きっと、あなた達、姉妹の力が必要になるわ」
「純ちゃん……」
「……ういはいいトレーナーにめぐり合えたね」
「……うん、自慢のトレーナーだよ」
「なんで、急にこんな展開に」
「それじゃ、作戦開始ね。……梓、ういをよろしくね。後、ちゃんと、ファイヤーを倒してくるのよ」
「……もう、なにがなにやらだけど、分かったよ」
「また、会いましょうね」
純はロケット団員に向かっていった。
「それじゃ、私達は隅のほうから行きましょうか」
「うん」
「頑張ってね、純ちゃん」
最上階
「ここが最上階ですか」
私達が到着した時、そこには、1人のロケット団員……しかも、何度も見た顔がありました。
「くくく、久しぶりだな」
「二度と会いたくありませんでしたけどね」
「つれないこと言うなよ」
「……そんなことより、始めましょうよ」
「そうだな。まずは、そこで、お前のポケモンを回復させろよ」
目の前のロケット団員はポケモンセンターにある、回復マシーンを指差します。
「……」
「おいおい、警戒するのは分かるが、これは罠じゃないぜ」
「……どうして、こんな敵に塩を送るようなまねを……」
「疲労困憊の状態で勝っても仕方がないだろ?さて、ルール説明だ。まあ、単純だ。6対ろ……いや、そのゆいの妹も含めていいか、6対7の総力戦だ」
「……分かりました」
「そして、勝敗は……トレーナーの命だ」
「!? さすがにそれは……」
「勝てる自信がないのか?」
「……私は絶対に勝ちます。でも、あなたは殺しません。ポケモンは人を殺す道具じゃありませんから」
「なら、てめえはおれのポケモンの全滅が勝利条件でいいぜ。もっとも、そっちのほうが辛いだろうな。これで、ルール確認は終わりだ。サッサと回復させろ」
私は罠かもしれないと思ったけど、自分のポケモンを回復させる。何故だか、この人の目は嘘をついてるような目じゃない気がしたからです。
「それじゃ、戦うか」
「ええ。でも、その前にあなたの名前は?」
「……マコトだ」
「それじゃ、マコトさん。勝負です」
「ああ。来いよ、ファイヤー」
いきなりの伝説のポケモン。間近で見るのは初めてですが、今までのポケモンとはオーラが違いますね。
「では、こちらは……ゆい先輩とうい。頼みますよ」
「え、本当に私!?無理だって……」
「わ、私も!?でも、2対1じゃ……」
「そうですね、これじゃだめですね。……出てきて、皆!!」
私はハッサム、プテラ、イーブイ、ハクリュウ 、ニューラと手持ちのメンバーを全て出します。
「さあ、あなたも全部のモンスターを出して下さい。文字通りの総力戦です」
これは賭けです。1対1ではファイヤーに勝つのは厳しいです。しかも、ファイヤーに手間取りすぎると、マコトさんの他のポケモンにやられ
るかもしれません。でも、総力戦なら、仲間との協力もできるので、1対1で戦うよりも、まだ、可能性があります。もっとも、相手も協力できるので、そういった意味では賭けですが。
「ああ、そうだな。来いよ、お前ら」
マコトさんはバンギラス、オニドリル、サンドパン、ゲンガー、アーボックを出してきます。
「皆、ゆい先輩がファイヤーを倒すので、フォローお願いしますね」
「だから、それ、無茶振りだよ!?」
「そんなガキがファイヤーを倒せるかよ。ファイヤー、ねっぷうだ!」
ファイヤーは炎の羽をふり、私達に熱い風を飛ばしてきます。
「熱いよー」
「大丈夫、お姉ちゃん」
ういはゆい先輩を庇うように立ちます。
「……ハッサム」
他のポケモン達もダメージを受けていますが、その中でも、ハッサムには炎タイプの技は特に効果抜群。ダメージも大きいです。
「サムちゃん、皆!! 分かったよ、あずにゃん。私があいつを倒すよ。もう、私の仲間には傷をつけさせないよ」
「お姉ちゃん、かっこいいよ!」
「そうでしょ、でへへ~。……さて、うい。ファイヤーを倒すのに協力してくれるよね」
「もちろんだよ」
「じゃあ、……スゴロクしようよ」
「そうだね、スゴロクを……スゴロク!?」
「そうだよ~」
「お姉ちゃん。め!!」
「な、何が!?」
「こんな時に遊ぶだなんて……」
「遊ぶんじゃないよ、敵を倒すんだよ」
最終更新:2011年08月03日 04:10