587. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:38:12.72 ID:wpHVNjdx0
地下施設・B1

「ここにも何もないな」

さっきから、手当たり次第に部屋に入ってみますが、特に目立った収穫がありません。

「それにしても、おかしくないか」

「何がですか、澪先輩」

「だって、そうだろ。私達は結構な部屋を調べてみたんだ。その間に人が1人もいないんだぞ」

「それもそうですね」

さすがは澪先輩。

「そういえば、りっちゃんの会った白衣の人もおかしくないかしら?」

「どうしてだ?」

「だって、こんな施設の入り方を知ってるなんでおかしくない?噂だったにしては的確すぎるわ」

「たしかに」

「……もしかして、これは……罠かもしれません」

そうだとすると、……これはやばいです。

「皆さん、いったん戻りましょう」

私は入り口まで駆け出した。
588. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:39:03.09 ID:wpHVNjdx0
「おい、梓。どうしたんだ」

皆さんも私に続きます。そして、私達が入ってきた、ドアに到着しました。

ガチャガチャ

私はドアを開けようとしますが、鍵がかかっています。

「……ハア……ハア、どうしたんだよ、梓。急に走り出して」

「そうだよ、……ハア……ハア……」

「皆さん、大変です。鍵がかかって、戻れません」

「な、本当かよ」

ガチャガチャ

「本当だ」

「おい、どうするんだよ。律がこんなところに来たいっていうから、こうなったんだぞ」

「澪だって、賛成しただろ。人のせいにするなよ」

「落ち着いて、2人とも。今は争ってる場合じゃないわ」

「ムギ先輩の言うとおりです。今はどうするかを考えるべきです」

「でも、どうするの、あずにゃん。出口は鍵がかかってるし」

「そうですねー。……そうだ!皆さん離れてください。出てきて、ガルーラ」

「ガルーラ」

「ドアを破壊してください」

「なるほど」

「さすがは梓だな」
589. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:39:39.57 ID:wpHVNjdx0
20分後

「ガル……ハア……ハア……」

「駄目です。全然、びくともしません。戻ってください、ガルーラ」

「これはきついな」

「どうしましょう」

「……そうだわ、他にも出入り口があるかもしれないわ。探してみましょう」

「……それしかなさそうだな」
590. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:40:45.56 ID:wpHVNjdx0
私達は散策を続けると、広い闘技場みたいな所に来ました。周りを見ると、壁には傷がたくさんあり、なにかが戦っていた形跡がありました。そして、鉄格子のようなものもあります。

「すごい戦闘の後ですね」

「ええ」

私達が驚愕していると、闘技場の観客席にある、スクリーンに白衣を着て、眼鏡をしている女の人が映りました。

「あ、あいつだよ。私にこの場所の入り口を教えてくれたんだよ」

「何だと?!」

『こんにちは、皆さん。まさか、こんな簡単にこの場所に入ってくれるなんてね。もっとも、必要だったのは、ツインテールのお嬢さんと幼稚園児の子供だけどね』

「なんだか、もてるね、私達」

「まったく、嬉しくありませんけどね」
591. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:42:11.04 ID:wpHVNjdx0
『今から、あるテストをしてもらうわ』

「テストだと!?」

『ええ。B1〜3までにあるテストをクリアしたら、ここから、出してあげるわ』

「テストって何やるのかな?勉強だったら、どうしよう、あずにゃん」

「むしろ、勉強の方が平和でいいですけどね」

「それで、テストの内容はなんだ?」

『簡単よ。ただ、各階のモンスターを倒せばいいのよ』

「それだけか。楽勝だな」

「油断するなよ、律。まだ、相手の手の内を見せてないからな」

『では、早速、B1のテストを始めましょうか』

鉄格子が開き、中から、

ズシンズシン

という足元とともに出てきたのは、バンギラス、ボスゴトラ、10匹ずつ、計20匹ずつです。

『これを全滅させるのが課題。それでは、バトルスタート!!』
592. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:42:59.38 ID:wpHVNjdx0
そんな掛け声とともに、一斉にバンギラス達がこちらに向かってきました。

「戦うしかないか。……いけっ、サワムラー」

「来てくれ、エビワラー」

「出てきて、カポエラー」

皆さんがかくとうタイプのポケモンを出してきます。たしかに、相手の共通の弱点はかくとうですものね。

「あずにゃん、私が行こうか?」

ゆい先輩が聞いてきます。

「まだ、序盤ですから、待機です」

「分かった」

「では、来てください、イーブイ。……みずのいしで進化してください」

私はイーブイをシャワーズに進化させます。
593. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:45:11.79 ID:wpHVNjdx0
「まだ、序盤だから、この4匹で済ませたいな」

「そうね」

「でも、油断するなよ。奴らも強いぞ」

「分かってるよ。……サワムラー、相手の懐に入って、攻撃、インファイト!」

サワムラーはバンギラスの懐に入り、バンギラスを吹き飛ばします。

「バ・・・・ン・・ギ・・・」

バタ

「よし!!」

サワムラーは一撃でバンギラスを粉砕しました。

「バンギラス」

「ボスコドラ」

敵を倒して、浮かれ気分のサワムラーの横を挟むように攻撃を仕掛けようとします。

「カポ」

「エビ」

サワムラーに襲いかかろうとする、バンキラスをカポエラーが、マッハパンチで、ボスコドラをエビワラーのスカイアッパーで、それぞれ粉砕します。

「おい、律。油断するなよ」

「悪い、悪い。サンキュー、澪、ムギ」

す、すごいです。あの、バンギラス達を弱点とはいえ、一撃とは。さすがは先輩達です。私も負けてられません。
594. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:45:48.03 ID:wpHVNjdx0
「シャワーズ、ハイドロポンプ!」

シャワーズの繰り出す、鉄砲水のような圧力の水がバンギラス達に襲い掛かります。そして、何匹かはその水に壁まで、吹き飛ばされて、ダメージを受けました。でも、倒したわけではなく、怒って、こちらに向かってきそうになりますが、

「エビ」

そのバンギラス達にエビワラーのマッハパンチが炸裂し、バンギラス達は力尽きます。

「澪先輩!」

「いいぞ、梓。どんどん、多くのポケモンにダメージを与えてくんだ。トドメは私達がやる。そうすれば、こっちがだいぶ有利になるからな」

「はいです」

さすがは澪先輩、的確な指示です。

「……チッ、また、ポイント稼ぎかよ」

「……こんな時でも、さすがね」

「……ちょっと、胸がでかいからって調子に乗ってるよね」

「そ、そんなつもりじゃない」

「???」
595. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:46:28.69 ID:wpHVNjdx0
「ボス……ゴ・・・ドラ」

バタッ

サワムラーのとびひざげりを受け、最後のボスゴドラは倒れました。

「これで、全匹だな」

「ええ」

「おい、全匹倒したぞー!」

律先輩が叫ぶと、スクリーンに再び、白衣を着て、眼鏡をしている女の人が出てきました。

『おめでとう。では次の階に来て。階段はスクリーンの下にあるから』

私達が目をやると、たしかに、階段がありました。

『では、次の階でね』

スクリーンの映像が消えました。

「……行くか」

私達はB2に向かいました。
596. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:46:54.63 ID:wpHVNjdx0
管理室

『まあ、これくらいは当然よね』

和は呟いている。

『そうですね』

『むしろ、これに負けたら、ミュウツープロトタイプの足元にも及ばないでしょう』

『たしかにね』

『……』

そんな会話の中でも、ローブの女は画面の映像を食い入るように見つめていた。

597. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:47:42.71 ID:wpHVNjdx0
地下施設・B2

「ここがB2か」

「雰囲気は変わらないわね」

『では、次のテストよ』

「待って下さい!あなた達は何者なんですか」

『答える必要もないけど、教えてあげるわ。私は真鍋和、ロケット団の研究班の部長をやってるわ』

「やはり、あなた達はロケット団だったんですか!こんな施設を作った目的は何ですか!」

『最強のポケモン兵器を作るためよ』

「ポケモン兵器?」

『例えば、あなたの持ってるイーブイのようなのとか、体に機械を埋め込んだりとか、遺伝子を改造していくとかね。そうやって、ポケモンを
兵器として、売ったり、使ったりするのよ』

「なっ……!?」

なんてことをするんですか、この人達は……。最低な奴らです。腐っています。周りの先輩方も同じことを思ったのか、顔を苦痛に歪めてま
す。
598. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:48:34.87 ID:wpHVNjdx0
『ポケモンなんて、所詮道具でしょ?』

「ち、違います。ポケモンは私達の仲間であり、友達です」

『ぷっくははははは。体型も子供っぽければ、考えてることも子供ね』

「た、体型は関係ありません!!」

「そうだよ、あずにゃんはこの体型だから、可愛いんだよ」

「……ゆい先輩」

ギュッと、頬をつねる。

「い、い、いふぁいよ、あずにゃん」

『まあ、いいわ。次のテストね』

鉄格子が開き、中から、バンギラス、ボスゴトラ、10匹ずつ、計20匹に加え、ドンファンなどのポケモンも含め、相当な数のポケモンがい
ます。

『計100匹のサバイバルマッチよ。……頑張ってね、あ・ず・さ・ちゃ・ん』

プツリと、映像が切れ、それと同時に、ポケモン達が私達に向かってきました。

「この数、どうする?」

「どうするって、やるしかないだろ。……来い、サワムラー  ニョロボン」

「そうよね。来て、カポエラー、ギャラドス」

「来てください、ハッサム、ニューラ」

「来い、デンリュウ、エビワラー」

私達はそれぞれ、ポケモンを出して、戦闘を開始しました。
599. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:49:09.77 ID:wpHVNjdx0
管理室

『……ポケモン兵器、か』

今まで黙って画面の映像を食い入るように見つめていた、ローブの女は初めて口を開いた。

『なにか、文句でもあるの?』

『……別に』

その声はある種の憎悪が混じった声に聞こえた。

『言いたいことがあるなら、言いなさいよ!』

『だから、何もないよ。……ただ、私の考えに間違いはないって思っただけ』

『意味が分からないわ。だいたい、あなた何者なの?殲滅班部長の曽我部さんの紹介だけれど』

『私が誰かなんてどうでもいいことだよ。……それよりも、ミュウツープロトタイプの用意をしたほうがいいよ』

『は?』

『もう、終わるよ』

600. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:49:40.35 ID:wpHVNjdx0
「ハッサム、シザークロス」

「グハッ」

ハッサムの攻撃で、ようやく、100匹目を沈めます。すると、スクリーンにさっきと同じ場所に階段があるから、降りるように指示がありました。

「随分、成長したな、梓」

「ありがとうございます、澪先輩。お世辞でも、嬉しいです」

「お世辞じゃないよ。ポケモンリーグで対戦するのが楽しみになったよ」

「……澪先輩」
601. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:50:17.43 ID:wpHVNjdx0
「……またかよ。本当にいい加減にしてくれないかな」

ヒソヒソ

「……調子に乗りすぎじゃないかしらね」

ヒソヒソ

「……だいたい、戦闘終了後、いきなり、あずにゃんに話しかけるなんてね。あずにゃんと一番遠い位置にいたのに」

ヒソヒソ

「……やることが汚いよな。一番、真面目そうにしてるくせに」

ヒソヒソ

「……一番出番が少なかったから、はっちゃけてるのね」

ヒソヒソ

「……あずにゃんは私の恋人なのに。……あの泥棒猫、いや、あの胸の大きさだと、牛だね。泥棒牛め」

ヒソヒソ
602. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:50:50.54 ID:wpHVNjdx0
「おい、聞こえてるぞ」

「ゆい先輩、下に行きますから、来てください」

「うん!」

ギュッと、抱きついてくる、ゆい先輩。そのゆい先輩を抱っこし、立ち上がります。

「何をお話してたんです?」

「泥棒牛の話」

「おい!」

「???」

603. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:51:37.03 ID:wpHVNjdx0
『いよいよね』

目の前の和が言う。

『……』

ついに来たのか。AYUの言っていたポケモンが。私は手を和に向ける。

『な、何よ』

『和ちゃん、下がった方がいいよ』

ローブの女は和を引っ張る。同時に私は水槽を割った。

『そ、そんな。……サイドンとかが30匹でも割ることの出来ない水槽を一瞬で……』

『クスクス。戦いに行くのかい?逃げるのかい?逃げるのなら、私は止めるよ』

『……お前に乗せられるわけではない。……ただ、私にもやりたいことが出来たのだ』

私は闘技場を目指す。……待っていろよ、ゆい。

『何なんのよ、今のは』

『……特に問題ないよ。……さて、私達は見るだけだよ。ミュウツープロトタイプの戦闘をね』
604. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:52:35.61 ID:wpHVNjdx0
地下施設・B3

「ここが最後の階ですね」

「上は100匹だったから、今度は1000匹だったりしてな」

「それは洒落にならないがな」

突然、スクリーンに映像が映った。

「真鍋さん!」

『……ついにここまで来たのね。いよいよ、最後のテストよ』

「次は何匹なんだい。ま、次は私も戦うから、何百匹でも勝ち目はないだろうけどね」

「どこから、そんな自信が出てくるんですか」

それにしても、真鍋さんはさっきまでの雰囲気とは違い、余裕がなさそうです。どうしたんでしょうか。

『……安心しなさい。最後は1匹よ』

「へー、そいつはラッキーだね、あずにゃん」

「最後にしてボーナスステージか?」

「……本気で言ってるのか、ゆい、律」

「冗談だよ」

「?  何が?」

「つまりですね、前のテストでは100匹なのに、今回のテストは1匹。普通なら、強い方を後にしますよね?だから、次のモンスターは10
0匹分よりも強い可能性もあるってことです」

「なるほど!」
605. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:53:19.10 ID:wpHVNjdx0
「それにしても、一体、どんなモンスターなのかしら」

「さあな。……来るみたいだな」

前の鉄格子が開き、白い体をした何かが、歩いてくる。何かといったが、これまでのパターンから、ポケモンではあるのだろうけど、見たことがない。

「……」

ビクッ

このポケモン(?)らしきものから、発せられるオーラは今まで感じたどのポケモンやトレーナーよりも恐ろしいです。それは、他の先輩方も感じてるらしく、澪先輩やムギ先輩は足をガクガク震えていますし、律先輩も心なしか体が震えています。

「なんか、すごいのが出てきたね〜」

ただ、ゆい先輩だけはのんきにしていました。神経が図太いというか、なんというか。

「……おまえがゆいか」

「えっ!私のこと知ってるの。私って、すごい有名人なんだな〜、えへへ〜」

顔を真っ赤にして、体をクネクネさせているゆい先輩。のんきというか、マイペースというか。
606. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:54:09.59 ID:wpHVNjdx0
『……これから、戦ってもらうのは、ミュウツープロトタイプよ』

ミュウツー!?ミュウツーはたしか、グレンタウンにある研究所がミュウの遺伝子から完成させたポケモンだということを聞いたことがありましたけど、まさか、ここで見るとは。というより、何故、ここにいるんですか。

「……どうして、ミュウツーがここに。……それに、プロトタイプって」

真鍋さんはそれには答えずに言いました。

『……これからのルールを説明するわ。といっても、ルールは単純。あなた達はミュウツーを倒せばいい』
「な、なんだ。前回までと同じじゃないか。ら、楽勝だな」


そう律先輩は言いますが、分かってると思います。このポケモン相手にそれが楽ではないということを。

『ただ、上までのルールと違うところは……ミュウツーの勝利条件があなた達、トレーナーを含めた、相手の全滅よ』

「?  つまり、どういうこと?」

『つまり、あなたのトレーナーの中野さんの命もミュウツーは狙ってくるということ』

「な〜るほど。……って、ええっ!!」

「……反応が遅いですよ、ゆい先輩」

「……もう、いいだろう。サッサと始めよう」

目の前のミュウツープロトタイプは言いました。

『……そうね。では、バトルスタート』
607. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:54:51.34 ID:wpHVNjdx0
管理室

『本当に大丈夫なの?』

スクリーンへの通信を切って、ローブの女に和は言う。

『さあ?』

『さあって、無責任な』

『心配なら、逃げたら?』

ローブの女は挑発するように言う。

『……くっ』

和が今、ここを放棄して、逃げ出すということは自分の地位を捨てるということだ。それに下手をすれば、情報を隠匿するためにロケット団に殺させるかもしれない。

『慌てないで、ゆっくり行きましょうや。お茶でも飲んでさ』

ローブの女は紅茶をすすりながら、映像へと目を向けた。

608. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:55:59.46 ID:wpHVNjdx0
『……そうね。では、バトルスタート』

「チッ、出て来い、レアコイル」

いち早く、動いたのは、律先輩です。

「レアコイル、十万ボルトだ!!」

レアコイルは高圧の電気をミュウツーに向かって、発射させる。

「……」

その攻撃はミュウツープロトタイプに直撃……するかと思いましたが、ミュウツープロトタイプはその攻撃をバリヤーで止めました。

「……私は雑魚と勝負する気はない。かかってこい、ゆい」

「……えっ、私!?む、む、無理だよ、そんな」

ピョコピョコって、私の後ろに隠れます。……たしかに、今のやり取りを見れば、そうなるでしょうけど。

「……私のポケモンが雑魚だと!?  レアコイル、マグネットボム」

レアコイルは鋼の爆弾をミュウツープロトタイプに向かって、発射します。

「……」

ミュウツーは再び、バリヤーでその攻撃を防ぎます。

「……いいだろう。見せてやる、私の力を」

ミュウツープロトタイプは手をレアコイルにむけ、レーザーのようなものを発射してきました。その攻撃により、レアコイルの体に、穴が開き、爆発してしまいました。

「レアコイル」

レアコイルの爆発による煙が晴れると、レアコイルは地面に落ちていて、瀕死の重症みたいです。

609. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:56:55.41 ID:wpHVNjdx0
「分かっただろう、私の力を。さあ、ゆいよ、かかってこい」

「な、なんで、私を指名するの〜」

「……ゆい先輩。戦ってくれませんか」

「えっ!?  あずにゃんは私に死ねって言うの?」

「……違います。ゆい先輩しか、あいつを倒せないと思います」

私は今のレアコイルの戦闘を見て、私達のポケモンを全部使っても、あいつを倒すことが出来ないと感じました。あいつを倒せる可能性があるとしたら、ゆい先輩の奇妙奇天烈な技しかないと感じます。

「……私にしか?あずにゃん、私を信頼してるの?」

「……え、ええ。ちょっと、言うのは恥ずかしいですけど、私のメンバーでは一番強いじゃないですか」

「……分かった、あずにゃんの信頼に答えるよ」

私の後ろに隠れていたゆい先輩が前に立ちます。

「君はどうして、私と戦いたいの?」

「……一つ、聞きたいことがある」

ゆい先輩の質問には答えずにミュウツープロトタイプは言います。
610. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:57:49.55 ID:wpHVNjdx0
「お前は、ポケモンと人間は対等に共存できると思うか?」

「え?うーん、出来るんじゃないかな。だって、私とあずにゃんは恋人なんだし」

「恋人(仮)です」

「それに私はりっちゃん達とは友達だしね。私以外のあずにゃんのポケモンだって、あずにゃんとは仲間というか、友達だしね」

「……本気で言ってるのか」

「うん!」

「……なるほど、あの女の言ったとおりだ。……では、始めよう、かかってこい」

「よーし、あずにゃんの期待に答えるよ。出てきて、ゆいぐるみの皆〜」

ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン
ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン
今までよりも多い数のゆいぐるみを出しました。ゆい先輩も分かってるんでしょう。この敵はものすごく強いであることを。

「では、ミュージックスタート!(Utauyo!!MIRACLEを想像して下さい)」

いつものとおり、音楽が聞こえてきて、ゆいぐるみがミュウツープロトタイプに襲い掛かります。
611. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:58:41.08 ID:wpHVNjdx0
「……下らないな、サイコブレイク」

ミュウツープロトタイプは自分の念波を実体化し、ゆいぐるみを一体一体、全てを粉砕します。

「あう〜、ゆいぐるみが〜」

「……どうして、本気にならない」

「ん?どういう意味?」

「お前を見た時に私は感じた。お前に眠る強大な野生の力を」

「そんなの私にはないよ」

「……どうしたら、お前は本気になる」

「頑張れよ〜、ゆい」

「任せてよ〜」

律先輩に向かって、手を振るゆい先輩。

「ちゃんと、敵を見てください」

「分かってるよ〜」

「……分かったぞ。どうすれば、お前が本気になるか」
612. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 17:59:26.25 ID:wpHVNjdx0
ミュウツープロトタイプはレアコイルを倒した時のように手を向けます。

「気をつけろよ、ゆい。来るぞ」

「任せなさいな、澪ちゃん。ゆいちゃん真拳 ……」

ミュウツーは手をゆい先輩に……ではなく、律先輩に向けます。……これはまずいです。そう思って、私は駆け出しました。

ビューン

さっきの攻撃よりも、威力は低いですが、人に重大なダメージを与えるには十分です。

「危ないです!!」

ドン

と、律先輩を跳ね飛ばします。

ビュシャン

私の右胸に何かが、貫通しました。

「あ,あずにゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」

私の体が倒れていく中、最後に一番大好きな人の叫び声が聞こえました。
613. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:02:30.82 ID:wpHVNjdx0
「おい、梓!」

私は梓の元に駆け寄り、抱きかかえる。

「狙いはそれたが、まあいい。安心しろ、急所は外してある。まあ、ほっとけば、出血多量で死ぬことになるがな」

「……ゴホッ、わ、私は、ゴホッ、だい…・・じょぶ……です」

「もういい!しゃべるな」

「大丈夫か、梓」

「梓ちゃん」

律やムギも駆け寄ってきた。

「ごめんな、私のために……どうして、こんなことをしたんだ!」

ミュウツープロトタイプに叫ぶ、律。

「……」

「答えろよ!!」

怒りのまま、律は叫んでいる。

「……お前達を1人1人傷つけていけば、奴の力が見れる。それだけだ」
614. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:04:00.69 ID:wpHVNjdx0
「……あ、あ、あずにゃん」

その時、よたよたと歩いてくる、ゆいの姿が。

「わ、私がちゃんとしてれば、こんなことに……」

「ゆいちゃんのせいじゃないわ。悪いのは……」

ムギはミュウツープロトタイプのほうを見る。

「くそっ。来い、リザードン。かえんほうしゃ」

「りっちゃん、私も行くわ、来て、フシギバナ。ソーラービーム」

律達のモンスターの攻撃がミュウツーに迫る。

バーン。

その2つの攻撃が命中し、爆発が起こる。

「効いたか!?」

煙が晴れる。そこには無傷のミュウツープロトタイプの姿が。

「……サイコブレイク」

ミュウツープロトタイプは、自分の念波を実体化し、フシギバナやリザードンに発射する。

「リザー」

「バナッ」

2匹は命中するもなんとか、耐えている。

「……ほう」
615. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:05:03.98 ID:wpHVNjdx0
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あずにゃん」

ようやく、梓の元についたゆい。

「今、助けてあげるよ、ゆいちゃん真拳超奥義『あずにゃん☆ペロペロ』」

ゆいは梓の傷口を一生懸命舐め始めるが、一向に傷が塞がる様子がない。

「あ、あれ、全然治らないよ」

おそらく、傷が深すぎるのだろう。

「ドン」

「バナ」

2匹が壁まで、吹き飛ばされてくる。

「所詮はこの程度だろうな」

「くそっ。まだ、終わりじゃない。来い、ニョロボン、サワムラー」

「来て、カポエラー、ギャラドス」

2人は感情的にミュウツープロトタイプに向かっていく。だが、2人にも分かっているだろう。あいつには勝てないことを。

「……ブツブツ」
616. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:05:33.74 ID:wpHVNjdx0
「おい。どうした、ゆい」

さっきまで、梓の傷を舐めていた、ゆいの様子がおかしい。周りには黒いオーラのようなものが溢れている。

「ギャラ」

ミュウツープロトタイプはギャラドスをサイコキネシスで持ち上げ、吹き飛ばす。

「ブツブツ」

ゆいが黒いオーラを強くし、何かを呟いている。その声は大きくなり、私の耳にも届いた。
617. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:06:09.08 ID:wpHVNjdx0
「あいつが悪いんだ。あいつさえいなければ、あずにゃんは……。絶対に許せない。殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
618. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:06:42.71 ID:wpHVNjdx0
その言葉とともに、黒いオーラは強くなり、突然、立ち上がり、ミュウツープロトタイプを指差す。

ビューン

さっき、律やレアコイルを狙った、ミュウツープロトタイプのレーザーよりもすごい勢いのレーザーがミュウツープロトタイプに向かって発射
される。

「……む」

バリアーを張って、その攻撃を受けるも、ミュウツープロトタイプはその攻撃の威力の高さから、ジリジリと後ろに押されています。

「くっ」

ミュウツープロトタイプは空いている手で自分もレーザーをあて、爆発させた。

「効いたのか!?」

「……やるじゃないか、ゆい。それがお前の力か」

ミュウツープロトタイプは無傷で立っている。

「そ、そんな、あれだけの威力で……」

ムギの落胆する声。それはそうだろう、それだけの威力の攻撃を防がれたんだから。
619. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:07:40.45 ID:wpHVNjdx0
管理室

『なんなのよ、今の攻撃は!!』

『データにはないぞ』

『落ち着きなよ』

慌てふためく、和達にローブの女は言う。

『ケーキがまずくなるよ』

ケーキをほうばるローブの女。

『……そもそも、あの子の技はあずにゃん分っていう、未知のエネルギーで発動するんだよ』

ローブの女は語り出した。

『本来は、あずにゃんに良いところを見せたい、褒められたい、なでてもらいたい、守りたい、そんな思いで、技を出すから、強力だけど、ほんわかというか、奇天烈というか、そんな技になる。リミッターもかかる』

ローブの女は一旦、紅茶を飲む。

『でも、今の彼女は憎悪や後悔、悔しさ、悲しみ、そんな負の感情に支配されている。そして、リミッターが外れることになる』

『……どうして、そんなことをあなたが……』

和の当然の疑問に答えずにローブの女は続ける。

『でも、一旦リミッターが外れたら、自分の力に操られたかのように、エネルギーが無くなるまで、暴走する。今の彼女はそんな感じ』

周りの和達は息を飲む。ローブの女は再び、画面の映像を集中的に見始める。

620. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:09:08.81 ID:wpHVNjdx0
「……だ、駄目で……す」

「おい、梓。しゃべるな」

「行くぞ、ゆい。私達もフォローするからな」

律はゆいに言う。

「……」

ゆいは律の言葉に答えずに、律に手を向ける。

ビューン

その攻撃は律をかすめ、壁に激突する。

「な、な、何をするんだ、ゆい」

「……うるさいよ」

「……え?」

「そもそも、りっちゃんがこんなところに入ろうって、言ったから、こんなことになるんだよ」

「なっ!お、お前だって、入ろうって……」

「りっちゃんがうわさを確かめようとか言ったから、こうなったんだよ」

「ひ、ひどいわ、ゆいちゃん」

「そうだぞ、ゆい」

「うるさいな。そもそも、あの時、澪ちゃんに会ったのがいけなかったんだ」
621. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:10:06.28 ID:wpHVNjdx0
「なっ!」

「あの時、会ってなかったら、こんなことにはならなかったんだ。ううん、そもそも、りっちゃん達が存在してるのがいけないんだ。待ってて、あいつを殺した後、君達も殺してあげるからね」

さっきから、冷淡にしゃべってるゆいの目は死んでるかのように光がない。冷たい、氷のような目。

「そっか。この世界はあずにゃんを傷つけたんだ。もう、この世界もいらないや」

「お、おい、しっかりしろよ、ゆい」

「……わかっただろう。こんな形でも、ポケモンなんだ。その中には強大な力が宿っている。人はそれを見たら、どうする?恐怖するか、その力を利用するか、支配するか、駆除していくか、と考えるのではないか?少なくとも、共存していこうとは考えないだろう。お前達も、ゆいの力を見て、恐怖してるのではないか?」

「そ、そんなことないわ。ゆいちゃんは私達の……」

「足が震えてるぞ」

「うるさいよ。やらなきゃいけないことが多いんだから、君はサッサと倒すよ」

ゆいは手をミュウツープロトタイプに向け
622. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:10:56.15 ID:wpHVNjdx0
……ることができなかった。向けようとする、ゆいの手を血だらけの両手で掴んだからだ。

「……だ、駄目です。こ……んな……ことを…しちゃ駄目………です」

「……」

「そ……んな顔をしないで……ください。……いつもの……周りを……笑顔にする…ゆい…先輩に戻って……ください」

「……」

「じゃないと……嫌いに……なっちゃいます」

「……あずにゃん」

ゆいの瞳に光が戻ってきたような気がした。

「私のこと……は気に……しないで。……いつもの………よ…く…わからない……技でサッサと……倒してください」

「……もういいよ。分かった。これ以上、しゃべっちゃ駄目だよ。……澪ちゃん、あずにゃんを頼むね」

「あ、ああ」

私は梓に向かっていった。

「大丈夫か、梓」

「……は…い」
623. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:12:13.53 ID:wpHVNjdx0
「いくよ、ギー太。D・Dモード」

ゆいの持つギターになにかを装着する部分が出てきた。私はゆいの技をよく見たことはないが、一体何が起こるんだ。

「頑張ろうね、『あずにゃんと恋人』デッキ。……さあ、ミュウツープロトタイプ、決闘(デュエル)だ!決着をつけよう!!」

ゆいはフンスと気合を入れ、ギターにカードを装着した。……っておい。

「ゆい、カードなんかで何をする気だよ」

「ん?決闘(デュエル)だよ。カードで戦うの」

「は?そんなふざけたこと、あいつが許すはず……」
624. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:13:28.28 ID:wpHVNjdx0
「いいだろう。その決闘(デュエル)、受けてたつ」

ミュウツープロトタイプは自分の手から、なにか、ディスクみたいなものを出し、カードみたいなのを装着した。……って、おいおい。

「お前もそれでいいのか!」

「何を言っている。……このまま、戦っても、私が勝つのは確定だろう。相手にも勝つ手段を与えた方が面白いだろう。……それに、決闘者
(デュエリスト)の挑戦は受けてやらなくては失礼というものだ」

さっきまでの、雰囲気はどうしたんだ。

「待ってくれ、ゆい」

「……あっ、りっちゃん。……ごめんね、さっきは、その……傷つけるようなこと言って……」

「ああ、とっても、傷ついたな」

「……」

「だから、罰として、私のカードも使ってくれ。いいな?」

「……りっちゃん」

「ゆいちゃん、私のカードも」

「……ムギちゃん。うん、分かったよ。一緒にミュウツーを倒そう」

律とムギは、カードを渡し、友情を誓い合っている。……うん、いい光景だな。……って、おいおいおい。

「律たちもか!カードで何をするんだ」

「澪ちゃん、あずにゃんをよろしくね!」

「いやだから、カードで何を……」

「いいだろう、かかって来い」

「無視するなーーー」

「「「「……」」」」

「こいつ空気読めない、みたいな眼で見るなーー」

625. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:14:32.32 ID:wpHVNjdx0
「私が勝ったら、私の手先になって働いてもらう。さっきの力は惜しい。もし、お前達が勝ったら、そのツインテールの女の傷を治してやる。問題はあるまい」

「あなたの手先?」

「お前の力は強力だ。その力を存分に遣わせてもらう。

「……分かった。いいよ、あなたが勝ったら、あなたに協力するよ。チーム『ゆいあずと愉快な仲間達』の力を見せてあげよう」

「その名前はねーだろ」

「そう?いい名前だと思うんだけどな」

「どこがだよ」

「仕方ないわ、チーム『放課後ティータイム』ということにしましょう」

「なんだよ、その名前」

「おおいなる、宇宙の意思よ」

「はあ?」

「ともかく、チーム『放課後ティータイム』の結束の力で、ミュウツープロトタイプ!あなたを倒す」

「では、始めようか」

「「決闘(デュエル)」」
626. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:18:09.80 ID:wpHVNjdx0
次回予告

ゆい「待っててね、あずにゃん。私がすぐに助けてあげるからね」

うい「梓ちゃんを助けるために、ミュウツーとのデュエルを始めるお姉ちゃん。しかし、ミュウツープロトタイプの猛攻の前に、苦戦を強いられるお姉ちゃん。その中で、新たなる力が……。梓ちゃんを救うために頑張って、お姉ちゃん。次回、ゆい戯王デュエルモンスターズ『ただ、愛する1人のために』デュエル☆スタンバイ」


627. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/23(木) 18:19:09.31 ID:wpHVNjdx0
タマムシシティ編?  「過去×激闘×暴走」終了

調子に乗ってすいません


最終更新:2011年08月03日 17:05