和「ふぅ……あんまりメールって好きじゃないのよね」
和「……zzz」
電話「ピロローン♪ピロローン♪」
和(う、寒い……)
和「あ、お風呂上がってバスタオル1枚で寝ちゃってたのか……」
和「あ、メール!」
和「ほ、今度は1件だわ」
本文
なんだ、心配したぞー!
う・・・宿題かー!写させて!
なんてね!澪みたいに怒るなよ~?
そういや、和はマリカーでなんのキャラ使ってるの?
クッパだっけ?
私はやっぱりキノピオかなー!
やっぱり軽い方がいいじゃん!
っていうかさ、マリオカートって名前だけどマリオが一番人気ないよなー(笑)
和のベストスコアってどれくらい?
私はさっきのまた更新して(ry
和「な、長い……」
和「時間は……2時間、流石に起きてないわよね」
和「とりあえずもう一回寝て、朝に返信しよう……」
和「それにしても今どきの女の子のメールってあんな感じなのかしら……」
和「ん?今どき……」
和「そうだ、律に聞けばくぱぁがなんなのかわかるんじゃないかしら」
和「きっと知ってるはずだわ」
和「よし、明日家に行って、聞いてみよう」
和「とりあえず寝なきゃ……」
朝
和「さて、なんてメール返そうかしら」
和「あんな長文初めてだし……」
和「まぁ、無難に……」
今起きたよ
律は起きてるかな?
何時に行けばいいのかな
和「こんなところ、かな……」
和「さて、支度しといちゃおう」
ピロローン♪
和「は、はやい」
おはよう!起きてるよ!
今からでもいいけど、和が用意できたら来てくれればいいよ!
和「なるほど、じゃあパパッと用意しちゃおう」
和「さて、こんなものかしら」
和「お母さん、友達の家行ってきます」
和「大丈夫だよ、遅くはならない……と思う」
和「なにかあったら、電話するよ、携帯電話買い直したから」
和「行ってきます」
(※一人言じゃないです)
和「律の家か……初めてだな、迷わないようにしなくちゃ」
…
和「着いた……ここかな」
和「ついたらメールしてって言ってたよね」
着いたよ
和「っと……」
ガチャッ
律「おはよう和!」
和「は、早いのね……おはよう律」
律「さ、入って入って♪」
和「お、おじゃまします」
律「お茶でいいかな」
和「えぇ、お構いなく」
律「じゃあ2階上がってすぐだから、先行ってて!」
和「わかったわ」
ギシ、ギシ
和「ここかな?」
聡「あ……」
和「あ、えっと……」
聡「こ、こんにちは……」
和「あ、こんにちは……弟さんかしら?ここ律の部屋よね?」
聡「さ、さよなら!」ダッ
和「……なんなの」
律「おまたせー」
和「あ、さっき弟さん?が……」
律「あー、気にするな、いつものことだ」
和「そ、そう」
律「それより、マリカーやろうぜ!}
和「まず宿題だって、言わなかった?」
律「そ、そうだっけ……」
和「クラスも違うから、写すなんてできないからね?」
律「わ、わかってるよ!自分でできる!」
和「そう?」
律「みてろー!」
和「まぁわからないとこあったら、教えてあげてもいいわ」
数十分後
律「うー……終わった……」
和「はい、お疲れ様」
律「和は終わるの速いなー」
和「まぁ、授業聞いてればわかる範囲だしね」
律「私が聞いてないみたいじゃないか……」
和「ふふ、さぁ休憩しましょ?」
律「誰のせいだと……」
和「ん、なに?」
律「な、なんでもない!」
和「さて、じゃあやる?」
律「えっ!」ドキ
和「マリオカート」
律「あぁ、うん、そうしよう」
和「まずはカセットをふーふーしなきゃね」
律「え?舐めるんだろ?」
和「えっ」
律「えっ」
和「無事1発で起動したわね」
律「そうだな」
和「じゃあ私は……ヨッシーで」
律「クッパじゃないのか?」
和「えぇ」
律「私いつものピノキオだ!」
3.2.1……
律「スタートダッシュだ!」
和「ふふ、それくらいは私にもできるわよ」
律「ショートカット!」
和「流石に羽なしじゃきつい……か」
律「へへ、どうした~?」
和「律、体動いてるわよ」
律「う、うるさい!」
律「く……(体動かさないように意識してたら上手く操作できない……)
和「どうしたの?もう追いつくわよ」
律「く、くそー、みてろー!」ビューン
和「あら、キノコ……」
和「負け、か……」
律「へへー、マリカーじゃ負けなしだぜ!」
和「ふん、その記録塗り替えさせてもらうわ」
律「やってみな!」
その後マリカーは数時間続いた
和「はぁ……はぁ……ラストで、ようやく勝てたわ……」
律「ち、ちくしょう……」
和「あら、もうこんな時間」
律「あ……帰るのか?」
和「そうね、遅くなったらお母さん心配するし」
律「そっか……またいつでもこいよ!次は負けないからな!」
和「えぇ」
和「それじゃあ……(しまった、肝心なこと聞き忘れるところだったわ)
和「ねぇ、律」
律「ん、なんだ?」
和「あの、ちょっと聞きたいことあってね」
律「なんだ?なんでも答えるぞ!」
和「あの、くぱぁ、ってなんのことかしら?」
律「!!!??」
和「ど、どうしたの?」
律「え、いや、あはは~……」
和「どうしたのよ、気持ち悪い……」
律「う、あの、その……」
律「ちょ、ちょっと説明すると時間かかるんだ……」
和「そう、まぁそれくらいなら聞いていくわ」
律「あの、その……そうだ!泊まっていけよ!明日早くに和ん家いけば学校も遅れないだろ?」
和「えっ……うーん、でも……」
律「な?き、きっちり説明したいし!」
和「そ、そうね……(まぁ、私も知りたいし今日くらいいいかな?)
和「じゃあ、ちょっと家に電話してくるわ」
律「う、うん……」
…
和「おまたせ、許可がおりたわ」
律「そ、そっか……」
和「で、くぱぁなんだけど……」
律「あー!先にお風呂入らないか?ゲームやって汗かいたろ!?」
和「ま、まぁ……じゃあそうしようかしら」
律「はい、パジャマ!」
和「あ、ありがと……」
和(律、何か変ね、おかしなこと聞いちゃったのかしら)
カポーン
和(ふぅ……他人の家のお風呂って変な感じね)
和(律待たせちゃ悪いし、すぐに上がろう)
和(はやく知りたいしね……)
和(あれ?下着がない……)
聡「……」
和「おまたせ、なんか下着が無くなっちゃってたんだけど……」
律「あ、ごめん、あとで取り返しとくよ」
和「……?わかったわ」
律「じゃ、じゃあ私も入ってくるよ」
和「えぇ、いってらっしゃい」
和「ふぅ、律が戻るまでなにしてよっかな」
和「リズムマガジン……律らしいわね」
和「あとは特に面白そうなものは……ん?」
和「これは……律の携帯電話……」
和(見ちゃおうかな……)
1 みちゃう
2 みちゃわない
※安価 2
和「そうね、だめよ、人のプライベートを覗いちゃ……」
和「それに、昨日買ったばかりの電話に面白いものなんて入ってないわよ」
和「律、まだかな……
和「……」
1 みちゃう
2 みちゃわない
※安価 2
和「はっ……手が勝手に……」
和「だめだめ、だめ和」
和「それに、戻ってきたらどうするのよ」
和「……」
1 みちゃう
2 みちゃう
※安価 2
和「ちょっとだけね……」
和「うーん、やっぱり昨日の今日だし、空っぽね」
和「着うたが1曲入ってるだけか……」
和「ん?でもそのわりに容量が……」
和「……シークレットフォルダ?」
和「生年月日……じゃないか」
和「RITU……でもない」
和「うーん……なにかしら……」
和「NODOKA…………まぁ、違うわよね、なに考えてるの私は」
和「あーもう、なんなの……」ピピッ
和「あ、通った……WA?」
ギシ・・・ギシ・・・・
和(しまった!戻ってきた!)
和(くっ、1番上のファイルだけでも!)
和(ん……?)
和「これは、私……?」
ガラッ
律「ただいまー、って何してるんだ?」
和「あ、あぁ、ストレッチを……」
和(危なかった……でもあれは……)
律「ふぅ……さて」
和「な、なに?」
律「そろそろ話すか」
律「く、くぱぁについて、だよ……」
和「あぁ、ついに聞けるのね」
律「いいか、どんなことがあっても、落ち着いているんだぞ……」
和「え、えぇ」
律「じゃあ……」
律「まずこの本を見るんだ」
和「マンガ?」
律「あぁ、一応な……」
和「これを見ればわかるの?」
律「た、たぶん……?」
和「なによ、泊まることもなかったじゃない、どれどれ……」
律「……」ドキドキ
和「わ、なにこれ……えっちなマンガ……?」
律「わ、私のじゃないぞ!聡、弟のだからな!」
和「そ、そう……も、もういいわ、返す……」
律「くぱぁについてわかったか?」
和「こんなの直視できないわよ……でもまぁ、ちょっとえっちなこと……ってのはなんとなくわかるわ」
最終更新:2010年01月14日 17:07