憂「ど、どうしよう……」グッグッ

憂「あれ……あれっ?」

憂「えっと……ちょっと。なんで……」グイグイ

憂「と、取れな……いっ」

憂「……はぁ」

憂「完全に入っちゃったみたい……困ったなあ」

憂「まあお尻だし、自然に出てくるよね」

憂「……ラムネの瓶」カランッ

憂「……とりあえずお姉ちゃんにこんな格好を見られるわけには」

憂「ひとまず服を着よう」イソイソ

憂「うぅ……お腹苦しい」

 ガチャッ

唯「ただいまー!」

憂「お、おかえりっ……」

唯「ういー? いないのー」

憂「い、いるよぉ……」

唯「あ、いた。どうしたの床なんて座って」

憂「なんでもないよ。っ……ご、ご飯の準備するね」フラフラ

唯「うん……あれっ?」

憂「なっ、なに?」ビクッ

唯「なんだろ、このオレンジの」

唯「細い筒みたいな形に丸い板がくっついてる」

憂「な、なんだろうねー」

唯「どっかで見たことあるよ……えっと、なんだっただろう」

憂「おっ、お姉ちゃん晩ご飯なにがいいっ!?」ビクッ

唯「えっ? うーん……今日暑かったからなあ」

唯「あ、そうだそうだ。昨日のお祭り行けなかったから、私焼きそばが食べたいな」

憂「焼きそばだね、わかった、麺もあるしすぐ用意するね」

唯「そんなに焦らなくてもいいよ」

憂「あ、えーと、でも、ね、おいしいの作るから!」

唯「んー? ま、いいや」

唯「なんだろこれー。新手のピックかなあ?」マジマジ

唯「でもこんなのじゃ弾けないよね……それに楽器店で見た感じじゃないなあ」

憂「……」ドキドキ

唯「なんだろ……見覚えのない店で……夜に……」

唯「……ああああっ!!」

憂「っん!」ビクッ

唯「わかったよー憂! これ、ラムネ開けるやつだ!」

憂「あ、ああ! そういえばそうだね!」

唯「憂は昨日あずにゃんたちとお祭り行ってたんだもんね。ラムネ飲んだんだー。いいなあ……」

憂「う、うん、あははー……おいしかったよ、すごく」

唯「そういえばビン持ってかえってきてたよね」

憂「きてないよ」

唯「いや、きてたでしょ? なんで嘘つくの」

憂「あ、いや、……か、かんちがいしちゃった。持って帰ってたね」

唯「ね憂、それ今どこにある?」

憂「えっ……な、なん、で……?」

唯「ラムネのビー玉欲しい!」

憂「……だ、だめだよ!」

唯「どうして?」

憂「それは、ほら、ビー玉取るためにビン割ったら危ないじゃん!」

唯「ちゃんと袋の中いれて割るから大丈夫!」

憂「で、でも」

唯「お願い憂。ラムネの瓶、どこにあるか教えてよ」

憂「えと……えっと、それは、その……」

唯「うん?」

憂「わ、わたしが取ってきてあげる! お姉ちゃんの手をわずらわすまでもない!」ダダッ

唯「憂!?」

 ガチャ バタンッ

唯「……トイレ?」

――――

憂「な、なんとかしないと」

憂「すぐに出して洗えば、まさか私のお尻にしまわれてたとは思わないよね」

憂「よしっ……」ヌギヌギ

憂「ふんっ」グググ

憂「うぅんぐく……」ブルブル

憂「はっ、はあ……」

憂「んっ、くうぅ……」ググッ

憂「ふー……出てえっ……」

憂「……」

憂「出ない」

憂「……えっ、ほんとに出ない」

憂「ちょっと……え。これってどうするの?」

 コンコン

唯「あの……憂さん?」

憂「ひゃい!」

唯「もう一度きいてもよろしいでしょうか?」

憂「えっと……なにかな、お姉ちゃん」

唯「あのね……答えづらいと思うけど」

唯「どこにラムネの瓶、置いてあるの?」

憂「……」

憂「ひぐっ」

唯「憂?」

憂「お、おねえちゃっあっ……うわあああん……」

唯「憂!」ガチャッ

唯「あ、開いてた」

憂「おねえちゃああん!!」ヒシッ

唯「お、おー、よしよし。泣かないなかない」ナデナデ

憂「ビン、ビンがねっ、ビンがあっ」エグエグ

唯「うんうん……落ち着いてからでいいよ」ギュッ

――――

唯「落ち着いた?」ナデナデ

憂「うん……」

唯「それじゃもう一回、ちゃんと話してくれる?」

憂「……うん」

憂「あのね……ラムネの瓶……お尻に入れたら、気持ちよくって」

憂「お尻に、全部、入れちゃって……抜けなくなっちゃった……」

唯「……そっか」

憂「ごめんなさいお姉ちゃん……こんなバカな妹で」

唯「う、ううん。しょうがないよ、そんなふうになるなんて予想できないもん」

憂「……」

唯「とりあえずなんとかして、ビンを出さないと大変だね」

唯「ウンチも出せないでしょ、このままじゃ」

唯「えっと……まずどっち向きに入れたの?」

憂「口のほうから……」

唯「また厄介なほうだね……」

憂「……」

唯「あ、いや。まあ普通そっちだよね。私でもそうする」

憂「そ、そうかな」

唯「そーだよ。えー、それで今どのくらい奥まで……」

憂「まだ入り口のところに底がある感じ……」

唯「……月並みなことを言っていい?」

憂「なあに?」

唯「そこはね、入り口じゃなくて出口だよ……」

憂「……私にとっては入り口だもん」

唯「……憂がそう言うならしょうがないね」ナデナデ

唯「とりあえずそこが入り口だというなら、もっと深く飲み込む前に取り出さないと」

憂「でも、全然出ないよ……」

唯「ひとまず、私にお尻向けてみて」

憂「えっ?」

唯「憂ひとりじゃ出せないんでしょ?」

憂「えっ……で、でも、だけどっ」

唯「嫌なら病院連れていくしかないんだけど……」

憂「う……わ、わかった」

唯「私も、憂のこんな噂が広がったらやだからね……がんばるよ」

憂「うん……ごめんね、お願い」

唯「さて。いったん指で拡げてみるよ」

憂「……」コクン

唯「……」ペロ

唯「さわるね?」

憂「うん……」

唯「……」クイ

憂「んっ……」

唯「あ、あった。見えるよ、これこれ」コツコツ

憂「あっ、ひゃ!」キュンッ

唯「わっ締まった……すごい」

憂「お姉ちゃん、遊んじゃダメ!」

唯「遊んだわけじゃ……いや、ごめん」

唯「……んー。でもどうやっても抜くってのは無理そうだよ」

唯「ガラスだから何か刺して引っ張ったり出来ないし、」

唯「憂のお尻は私の手が入るほど大きくもないでしょ?」

憂「うん、さすがに手を入れられたら……死んじゃうかも」

唯「普通に、ぬめりを追加してふんばってみるしかないね」

憂「じゃあ……」

唯「……まかせて。憂のなら平気だよ」

憂「え?」

唯「んえっ……」ペロ

憂「んっ……!!」

唯「ぶー、んぶ……れろれろ」

憂「ちょ、お姉ちゃん……ち、違っ」

唯「我慢しなさい。お姉ちゃんだって我慢してやってるんだよ」

憂「そぉじゃなくて……んんっ」

憂「は、はああっ」

憂「お姉ちゃんが……おしり舐めっ、拡げてるう……」ピクンッ

唯「んちゅ……くちゅう」

唯「ほら憂、んーって」

憂「ん、んーっ……」プルプル

唯「がんばって。んぶ……」

憂「ふ、ふううっ……んー……!!」ググッ

唯「ちょっと動いた! んれろっ、れろ」

憂「くっう……くくく……」グググ!

唯「出てきてるよ、憂!」

憂「うんっ、わかるよお……」

唯「もうちょっと出せたら手で引っ張れそうだけど……これじゃ手が出せないな」

憂「んんっ、んんー……」プルプル

唯「……む、そうだ! 憂、私も最後まで手伝うからね!」

憂「えっ? お姉ちゃん何……」

唯「はもっ、んん……」

憂「んっ……」ブルッ

唯「ふっく……」チュウチュウ

憂「ビン、くわえてるのっ?」

唯「ふんふん」コクコク

 ググ…

憂「あ、抜けてく……ああっ」キュンキュン

唯「んうーっ」

憂「ああああっすごいすごいすごい!! こすれてる!」ガクガク

 ガッ

唯「ぷあっ」

憂「はああ……んん」クタッ

唯「腰抜けちゃった?」

憂「うん……」

唯「瓶のくびれの所までは抜けたね。ここまできたらあと一息だよ」

憂「よかった……」ハァ

唯「……今の憂が言うと違う意味に聞こえる」

憂「だって……抜けてくだけで、一瞬でイキそうだった」

唯「はーい。あんまりそういうこと正直に言わないの……」ポンポン

唯「私だって、今すっごく変な気持ちでギリギリなんだから」

憂「あ……あ、あはは……ごめんね」

唯「じゃ、最後……いくよ」グッ

憂「うん……」

唯「せーのっ」グイ

憂「ふあっ!」ヌポッ

憂「もー、なんで一気にいくの……」

唯「ごめんごめん。よかったね憂、ちゃんと抜けたよ」ナデナデ

憂「……ほー」

唯「いやー、よかったよかった。これで憂も私も恥ずかしい思いをしなくて済むよね」

憂「うん……ありがとう、お姉ちゃんっ」ギュッ

唯「おうおう、感謝したまえ」ナデナデ

憂「……」ギュウッ

唯「ん、どうかした?」

憂「……なんでも」

唯「そかそか」ナデナデ

唯「……ところでさ」

憂「?」

唯「いったいなぜ……瓶をお尻に入れるなんて奇行をはたらいたの」

憂「あ、それはあれだよ」

憂「お姉ちゃんの部屋にあるエッチな漫画に書いてあったから」

唯「」ピタ

唯「……ん゙?」

憂「ほらあの、若き未亡人のなんとかってタイトルの」

唯「」ザワッ

憂「主人公の女の人が体を持て余して、子供に買ってあげたラムネの瓶でオナニーしちゃうところが」

憂「もう切なくて可愛くてエッチくて最高でさあ」

唯「」カタカタカタカタ

憂「お姉ちゃんもあれ読んでエッチな気持ちになってたのかなあ、なんて思ってたところに」

憂「お祭りで、ラムネに出会っちゃって……」

唯「……うい」

憂「ん?」

唯「知ってるのはそれだけ……?」

憂「んー、ベッドの下とクローゼットの右上と本棚の奥に合わせて10冊くらいあるのは知ってるけど」

憂「まだそのうち1冊しか手はつけてないよ。……あ! お姉ちゃんってレズものも好きなんだね、私も」

唯「返して!」

憂「えっ……」

唯「だっ、だめだよ、あんなの子供は読んじゃだめなの! 今すぐ返してぇ!」

憂「えっ、けど、いま純ちゃんが借りてっちゃってて」

唯「え」

憂「え?」

唯「」ゾワワワワ

憂「あと……私自身も、20回くらいは……読んでる」

憂「最終的に自分の妹とエッチしてる、クライマックスのとこも……いいよね……」

唯「……」

唯「あのね、憂」

憂「はい」

唯「憂の恥を広げないように、私がんばったよね」

憂「……でも正直、別に舐めなくても石鹸水とか作れば……」

唯「私はがんばったよね?」

憂「……はい」

唯「なのにどうして憂はお姉ちゃんの秘密を純ちゃんにさくっと貸しちゃうの」

唯「憂があんな漫画を嬉々として貸すから、明日から純ちゃんの中では私たちレズ姉妹だよ」

憂「純ちゃんはもともとそう思ってるよ」

唯「そういう問題じゃないの!」

唯「……はぁ、もう。憂。お尻出しなさい」

憂「えっ……う、うん」

唯「お仕置き……。もう今晩はずっと、お尻塞がれたままにしておきなさい!」ズブプンッ

憂「あっちょっ……!! また全部っ……」ビクビククッ

唯「どうせ私が抜いてあげれるんだから気にしない! ほら、さっさとご飯作ってきて!」ペシン

憂「う、うんっ」トタトタ

唯「あと! 憂が勝手にそれ抜かないように、今夜はお風呂も寝るのも一緒だよ!」

憂「……うんっ!」

唯「わかったら早くご飯!」

憂「はぁい!」

唯「ふぅ……」

唯「憂とお風呂、憂とおねんね……えへへ、やったぁ」

唯「漫画のことが知れちゃったのは恥ずかしいけど、これならいいや」

唯「……憂、可愛かったなあ」


  オワリ



最終更新:2011年09月02日 21:31