唯(りっちゃん、澪ちゃん・・・任せたよ!!)

澪「べ、別にそうは言ってないだろ!///」

律「だよなー、もしそう言ってたら矛盾しちゃうもんなー?」ニシシ

紬「矛盾って・・・!(これは、まさか・・・!)」

律「そりゃもちろん、自分の行動とだよ。・・・なー?澪」

澪「ううううるっさいぞ!バカ律!!///」ゴンッ

律「いったー!・・・そのバカと一緒に風呂入ってんのは何処の誰だよ!」サスサス

紬「おっけぇぇぇぇい!!!」

律澪唯梓(13回!!!)


梓「13k」ムグッ

唯「あずにゃん、シー!ムギちゃんがゲームのことを思い出しちゃう!」ボソボソッ

梓「いいじゃないですか、もう私と同点ですよ?」ボソボソ

唯「せっかくだからあずにゃんに勝たせてあげたいの」ボソッ

梓「せ、先輩・・・!」ジーン

澪「だいたいなー!」

律「石鹸」

澪「!?」


律「いいのかなー?あのことバラしちゃっても・・・いいのかなー?」ルンルン

澪「律・・・!お前・・・!」

紬「待って落ち着いて!!!」

律澪「!?」

紬「澪ちゃん、静かにして」

澪「ご、ごめん」

紬「それでりっちゃん。・・・石鹸って?」

律「あのな、この間澪のヤツ」

澪「わぁぁぁぁ!!やめろ!それだけはやめてくれ!!」


律「えーどうしようかなー?ムギも聞きたがってるし」

紬「聞きたい!耳にタコが出来るまで聞きたいわ!」

澪「そんなこと言ったら律だってアレだろ!」

律「わ!バカっ!それはマジでまずいって!///」

紬「アレって何!」

澪「お風呂においてあるアレを」

律「みぃぃおぉぉ!!///」

紬「だからアレって何!?」

澪「えーと、ほら、アレだよアレ」

紬「シャンプー!?」

澪「違う」

唯(14回!)


紬「リンス!?」

澪「違う違う」

梓(15回!)

紬「コンディショナー!?」

澪「言い方変えただけだろっ!」

律(おう、すげぇ!16回だ!)

紬「じゃあ・・・バスタブ!?」

澪「ううん」

唯梓(17回!)

紬「悔しい・・・!わからないわ・・・!」

澪「正解、教えてやろうか?」

律(ばっか、それ言ったらお前がアウトだろうが!)


澪「・・・シャワーだ」

律「バカ!お前自爆してるぞ!・・・って、こらぁぁぁ!バラすなっつの!!!」

澪「律、そこの時計見ろ」

律「へ?」チラッ


『4:30』


梓「いつの間に・・・」

唯「澪ちゃんさすが!」

律「終わった、のか・・・!?」

紬「ゲームのこと忘れてたぁ・・・!!」

律「ここにバカが一人・・・」

梓「終わったぁぁぁ!!!!」

澪「あぁ、ゲーム終了だ!」


律「よっしゃぁぁ!!」

梓「じゃあまずは・・・!」

律「あぁ!ムギの罰ゲームは後で考えようぜ!」

澪「いくぞ!」

紬「えぇ!」

澪「ベース!ピック!ミュージック!」

律「ハイタム!ロータム!フロアタム!」

梓「ギター!ピック!ムスタング!」

紬「ピアノ!ピアニカ!キーボード!」

唯「みんなはしゃぎすぎだよー」タハハ


律「ドラムドラムドラムドラム!!!」

澪「アンプアンプアンプアンプ!!!」

梓「ネックネックネックネック!!!」

紬「スコアスコアスコアスコア!!!」

唯「共鳴・・・!?(りっちゃん達ってケロン人だったの?)」ヒィッ

律「いいかぁー!これはスティックだぞー!」

澪「なにをぉー!こっちはフェンダーのジャズベースだぞ!?」

梓「私なんてこんな可愛いレッドカラーのギターですよ!」

紬「甘いわ、このコルグのキーボードには敵わない!!」

唯「みんなここぞとばかりに横文字使っちゃって・・・」





律「はぁ・・・はぁっ・・・」

澪「う・・・ごほっ・・・」

梓「・・・はぁ、はぁ・・・」

紬「・・・つ、疲れたわ・・・」


ピピピピピッ


律「ん?何の音だ?」

唯「ああ、これ私のケータイのアラームだよ」

澪「なんでこんな時間にかけたんだ?」

梓「アラームじゃなくてメールじゃないですか?」

紬「・・・唯ちゃん?」

唯「これは4:30を知らせるアラームだよ?」ニコッ


律「ばか、4:30なんてとっくに過ぎて・・・あ゛」

澪「・・・ここの時計って・・・」

梓「確かに、ちょっと早いですよね・・・」

紬「・・・終わった、色んな意味で終わった」

唯「そうそう、でもケータイなら安心でしょ?だからアラームかけておいたんだー」

律「・・・澪ぉぉぉぉ!!!!」

澪「へ!?なんで私なんだよ!」

律「お前がかっこつけたからこんなことになったんだぞ!?」

澪「なっ・・・!気付かないお前もお前だろ!」

律「うるへー!!」


梓「・・・唯先輩?」

唯「うん?どうしたの、あずにゃん」

梓「あの、もしかしなくても・・・カウントしてたりとか?」

唯「うん!もー数えるの大変だったんだよー?」ブー

律梓澪紬「」

唯「えーと、多少の誤差はあると思うけど・・・今のでりっちゃんが131回、澪ちゃんが152回、ムギちゃんが149回、あずにゃんが200回くらいかな」

律「なっ・・・」

澪「ってことは・・・」

梓「唯先輩がトップ・・・!?」

唯「えへへーそういうことになるね♪」ヤッタ!

紬「そんな馬鹿な・・・!」

澪「っていうかあずさの回数が尋常じゃないな、なんだよ200回って」

唯「あずにゃんってば途中からずっとギターのペグ回しながら『ペグペグペグペグ・・・』って呟いてたから」

律「怖っ」



唯「言ったでしょー?勝負は最後までわからないって」

律「唯っ!汚いぞ!」

唯「憂に内緒で観察させてたりっちゃんには言われたくないなー?」

律「うっ・・・」

澪「しかたがないだろ、唯」

唯「うん?」

梓「罰ゲーム、どうしたらいいですか?」

紬「完敗よ、なんなりと言って?」

唯「えーと・・・じゃあまずりっちゃんと澪ちゃん!」

律澪「はい!?」


唯「下校するときは後ろ歩きで!」

律澪「」

律「私の足に縛り付けられている縄が見えないのか!?ただでさえ、まともに歩けないのに!」

澪「っていうか下校するときって・・・まさか家までか!?」

唯「うん!」

律「眼帯に足の縄に後ろ歩き・・・澪、通報されたらごめん」

澪「大丈夫、そうしたら逃げる」

律「嘘でもいいから助けるって言ってくれ」

澪「わかったよ・・・なんとしてでも助けてやる。命をかけて助けてやる。嘘だけど」

律「」

紬「えーと私はどうしたらいいかしら?」


唯「ムギちゃんは斉藤さんを呼んで車で帰ってくれるかな?」

紬「」

唯「今日は帰るのが楽だね!」ヤッタネ!

紬「私は・・・みんなと帰るの好きよ?」プルプル

唯「だからだよ?」

紬「」

唯「ムギちゃん言ってたよね?相手が望んでいることをさせないこと、これが罰ゲームだって」

律「この先何があっても唯だけは怒らせないように生きていこう」

梓「奇遇ですね、私もたった今胸に誓ったところです」

澪「お、律と梓もか。私達、気が合うなぁ」


梓「・・・あの」

唯「うん?」

梓「私は・・・どうしたら、いいですか?」ビクビク

唯「あずにゃんのはまだ内緒。あとで教えてあげるね!」

梓「」ガタガタ

律「よ・・・よっしゃー罰ゲームも決まったことだし、今日はもうそろそろ帰るかー!先に下に行ってるな!」バタン

唯「ほーい!」

澪「そ、そうだな。・・・律ー、待ってくれー!」タッタッタッ

梓「急いで準備しますねっ」アタフタ

紬「唯ちゃん・・・」

唯「うん?」

梓「下で待ってますね!」ソソクサッバタン


11
最終更新:2010年01月23日 00:27