唯の部屋
唯「ええと、携帯と赤外線通信して」
ダウンロードコンテンツ
・服
・おやつ
・おもちゃ
・壁紙
・???
唯「おお! いっぱいある~!」
唯「なにあげようかなー。おやつで機嫌なおるかな?」
唯「おもちゃがいいかな? 使って遊んでくれるのかなぁ」
唯「とりあえずおやつをあげてみよう……おやつを選んで……」ピコピコ
唯「たいやき?ケーキ? どれがいいだろ……バナナケーキにしよ!」
初回コンテンツ利用料(315円)+ダウンロード料(85円)が発生します。
よろしいですか?
唯「……え?」
唯「……なにこれ」
唯「あ! そっか、お金かかるやつもあるって書いてたね」
唯「うーん……ま、いっか。そんなにしないし」
唯「はい。っと」ポチッ
バナナケーキを入手しました。
赤外線通信で本体へ送ることができます。
唯「やった♪ さっそくあずにゃんにあげよう」
唯「ほらあずにゃん。おやつだよー」
梓『!』ピクッ
唯「おたべー」
梓『いただきます』モグモグ
唯「おお、食べた!」
梓『わぁ、とってもおいしいです!』ニコニコ
唯「きゃあん、可愛い!!!」
唯「えへへ、もう一個あげちゃおうかなぁ、たい焼きたべるかなぁ」
梓『おいしかったです! また食べたいです!』
唯「そーぉ? 先輩がんばっちゃうぞ?」
梓『ありがとうございました唯先輩!』
唯「唯先p……あふん///」
メイド服を入手しました。
水着(ピンクフリル)を入手しました。
たい焼きを5つ入手しました。
ミルクティーを入手しました。
チャーシューメンを入手しました。
ねこじゃらしを入手しました。
ボールを入手しました。
壁紙セットAを入手しました。
梓『ありがとうございます!』
唯「きゃーんあずにゃんのメイド服かわいい~♪」
梓『ボールを入手したのでミニゲームが追加されました』
梓『唯先輩!さっそくあそびましょう!』
唯「いいよいいよー♪ 何時間でも付き合ってあげる」
梓『うれしいです!』
ピコピコ
ポケアズ概要
赤外線
↓
. /ヽ_/ヽ←LRボタン
/ L |||| R\
┃┏──┓┃ ←側面をなでると好感度があがる
┃│ l .┃
三│ l .三 ←ひっぱると怒る
┃┗──┛┃
┃┼ o o┃←十字キーとABボタン
. \___/
//´
| l
ヽ.ー─'´) ←飾り やわらかい
月曜日
唯「あずにゃん♪ あずにゃん♪」シャカシャカ
憂「お姉ちゃんご飯中でしょー」
唯「ごめんごめん♪」
憂「結局土日の休みの間ずっとそれやってたね」
唯「可愛いんだよ~?」
憂「そんなにかなぁ」
唯「憂にはわからないの? このラブリーさ」
梓『……』
憂「なんだかまた不機嫌になってない?」
唯「ときどきボーっとしてるよ。好感度が高くなるまでは、相手しすぎてもダメみたい」
憂「変なゲームだね」
唯「でもみんなやってるよ? 空前の大ブームなんだよ?」
憂「たしかに似たようなの持ってる人は見かけるね」
唯「みてて、この土日であみだしたすごいテク!」
憂「?」
唯「あずにゃ~ん、ちゅ♪」
梓『ふにゃ!? びっくりしました』
唯「ちゅ、ちゅ、ちゅ♪」
梓『もう! へんなとこなでないでください』
唯「……ね?」
憂「……う、うん……すごいね」
唯「ナデナデするより楽しいよ!」
憂「でもそれって汚……くはないねお姉ちゃんだもんね」
唯「ちゅ、ちゅ♪」
梓『ぁぁああぁぁああ』
憂「なんか変な声だしてるよ?」
唯「可愛いでしょ!」
憂(わからない……お姉ちゃんさすがに私にはもうわからないよ!)
唯「ミニゲームもたくさん増えたし……おもちゃもいっぱい」
唯「やることいっぱいあって大変!」
唯「三食ごはんたべさせないと好感度さがるんだって!」
憂「がんばって、ほどほどに。ほどほどに」
唯「あ、もう学校の時間だ!」
憂「え!? もってくのそれ」
唯「当然だよ! いつでもどこでも一緒が売りのゲームなんだから!」
憂「うん……」
憂(なんだか心配だな……)
唯「あずにゃん、学校までしっかり歩くからね!」
梓『やってやるです!』
唯「言葉の種類もたくさん追加されてしあわせぇ……」
憂(たった2日でそんなにやりこんだんだ……)
憂(あ、もしかして……!!)
唯「♪」
憂「お姉ちゃん」
唯「んー♪」
憂「……お小遣いから引くからね」
唯「!」ビクッ
憂「お小遣いの範囲でなら、とやからく言わないから」
唯「は、はぁい……気をつけます」
唯「憂は鋭いね……」
憂「ちょっと考えればわかるよ」
憂「可愛い可愛いって言ってあんまりお金つぎこんじゃだめだよ?」
唯「うん……」
憂「使い過ぎたら没収だからね!」
唯「えー」
憂「めっ!」
唯「ひぃん……」
梓『唯先輩今日も一日がんばりましょう!』
学校
律「よー、唯。今日は早いな」
唯「うん」ソワソワ
律「どしたそわそわして」
紬「おはよー♪」
律「おう、おはよ」
唯「……」ウズウズ
唯(うう……あずにゃん弄りたい……でも学校で弄ってるのがバレたら憂に怒られちゃう)
律「なんだよ? 調子わるい?」
紬「大丈夫?」
唯「私……ちょっとトイレいってくるね……」サササ
律「?」
紬「どうしたのかしら?」
唯「ふはー! あずにゃんあずにゃん」
梓『……』
唯「そうだ、消音解除しないと……ひげを両方同時に」
唯「えいっ」
梓『にゃっ……どうかしました?』
唯「あずにゃん触ってないと落ち着かないよぉ」ナデナデ
梓『ん……』
唯「はぁ……机の中に隠してずっとナデナデしておこうかな」
唯「そうしたら授業中もずっと好感度上がり続けるしね」
唯「あーあ、他に持ってる子がいたら堂々とできるのになぁ」
唯「……うふふ、もしかしたら私しかもってないのかも」
唯「超レアだからね~」
唯「放課後みんなに自慢しちゃおっかなー」
梓『唯先輩』
唯「?」
梓『ちゃんと勉強はしなきゃだめですよ!』
唯「え? あ、うん」
梓『あんまり私ばっかり触ってたらだめですよ!』
唯「ゲームに説教された……」
梓『でも……時々は私の相手してほしいです』
唯「ああん、そんな風に言われたらずっとちゅっちゅしたくなっちゃうよ」
ちゅ ちゅ ちゅ♪
澪「なんの音? 一番奥の個室から聞こえるんだけど……」
和「さぁ? 風紀の乱れることは起きていて欲しくないけど」
澪「あ、そろそろ授業はじまっちゃうな」
和「いくわよ」
放課後-部室
唯「じゃじゃ~ん!」
律「おお! すげぇ!」
澪「はじめて持ってる人みた!」
紬「なにこれ? ポケベル?」
唯「ポケットアズニャンです!」
律「見せて見せて!」
唯「おっと、乱暴にあつかわないでね」
澪「噂でしか聞いたことなかったけどほんとに売ってるんだなぁ」
紬「? ゲームなの?」
唯「育成ゲームだよー。とっても可愛いんだー」
律「これ発売日に行列ならんだのに手に入らなかったんだよぉ」
唯「へへん。私ラッキーだからたまたまゲットしちゃった」
律「いいなー、くれよー」
唯「だめー! それにもう私の名前で登録してるんでーす」
唯「ちょっとみててね……あずにゃんや」ナデナデ
梓『ひゃっ、う……なんですか、唯先輩』
律「すげー! 名前呼んだ!」
澪「へぇ……クールなおもちゃだな」
唯「ふふ」
紬「おもしろそー!」
唯「おもしろいし、可愛いし、楽しいし! 健康的なんだよ!」
唯「みんなの手に入れたら一緒にやろうね!」
律「ちくしょー、おもちゃ屋いつになったら入荷するんだよ」
澪「全国的な品切れらしいからな……」
紬「このしっぽふわふわね!」
唯「あん、ムギちゃんあんまりひっぱらないでぇ。それあずにゃんの大事な尻尾だから」
紬「可愛い……このお髭とかとってもチャーミングね」ミョンミョン
唯「え……画面をみてよ……ほらあずにゃんカワイイヨ」
紬「可愛い子ね。メイドなの?」
唯「いまはそういう服きせてるだけ。ほかにもスク水とかあるよ」
ポチポチ
唯「ほら! スク水あずにゃん!」デンッ
梓『う……寒いです。用もないのに着せないでください』
律「へぇーいろんなアイテムがあんだなー」
唯「プールの壁紙セットがあったら泳いだりするらしいけど」
唯「ちょっと高いんだよね……500円もしちゃう」
澪「な、なぁ、ちょっとだけ触っていい?」
唯「いいよいいよ。落とさないでね。ほい」
澪「うん……わぁ、ふわってしてる」
唯「えへへ。触り心地いいんだあ……おかげでずっと遊んでばっかりだよ」
澪「ミニゲームしていい?」
唯「いいよ! すればするほど好感度あがるからね!」
紬「次私もやりたい!!」
……
唯「と、まぁポケットアズニャンとはこんな具合です」ふんす
澪「うん、よし練習しようか」
唯「えっ、感想なし!?」
澪「もういっぱい遊んだろ?」
律「よーし張り切っていくかぁ」
紬「一回合わせたらお茶いれるね」
唯「う……はーい……」
澪「とにかく、ウチには新入部員が入らなかったんだ」
澪「次のライブでなんとか人目を引いて、誰かしらに興味をもってもらわないと」
律「そのためには練習あるのみ」
紬「唯ちゃんがんばろ! 後輩ほしいっていってたでしょ!」
唯「うん……」
唯(でもあずにゃんは私の後輩だよ……)
……
帰り道
唯「はぁーあ……もっと人気者になれるかとおもったのに」トボトボ
梓『いい天気ですね』
唯「そうかなぁ、ちょっと曇ってるようにみえるなぁ」
梓『今日も一日お疲れ様でした』
唯「ありがとーあずにゃん」
梓『唯先輩ってたい焼き好きですか?』
唯「うん、まぁまぁ」
唯「っと、素晴らしいタイミングでたい焼き屋さん発見!」
唯「えへへ、買い食いしちゃえ」
唯「すいませーん、たい焼きふた……あ、ひとつください」
「あいよぉ。100円ね」
唯「……」
唯「……」モグモグ
唯「……そうだ」ポチポチ
たい焼きを1つ入手しました。
唯「これであずにゃんも一緒にたべられるね」
梓『わぁ、うれしいです! いただきまぁす』
唯「えへへ、かわい……」モグモグ
梓『♪』ハミハミ
唯「はぁ……」
唯「私、なにやってるんだろう……」
梓『おいしかったです! また今度食べたいです唯先輩!』
唯「……いい子いい子」
梓『えへへ』
どこか寂しかったんだと思うんだ。
二年生になったらたくさん後輩ができて、仲間が増えるって信じてたから。
だけどそれは叶わなかった。
毎日だらしないだけの、何も変化のない日々が過ぎていって、私は退屈していたの。
だから、こんなちっぽけなものにでもすがってしまう。
でもいいじゃん。
これやってると、嫌な事わすれられるし、楽しいし。
一人じゃないような気がするし。
唯「……」シャカシャカ
梓『歩くのって楽しいですよね♪』
唯「そうだねー」シャカシャカ
梓『明日も晴れるといいですね♪』
唯「そうだねー」シャカシャカ
最終更新:2011年09月29日 20:47