※カチューシャ


唯「りっちゃん」

律「んん?なぁに」

唯「なんでカチューシャしなくなったの?」

律「んー。なんでってもなぁ」

唯「カチューシャの無いりっちゃんなんてわさび抜きのお寿司だよ」

律「ひどい言いようだな。そういう唯もヘアピンしてないだろ?」

唯「りっちゃんがカチューシャつけないなら、私がヘアピンつける意味がないよ」

律「んー。そっか」

唯「私が意識して黄色のヘアピンをずっと付けてても、りっちゃんは気付かなかったよね」

律「色は別になぁ」

唯「どういう意味よ」

律「唯そのものをりっちゃん色に染めるから何色でもいいな。黒だって塗り潰しちゃうぜ」

唯「ふーん」

律「今のりっちゃん色は赤だな」

唯「うるさい」




唯「りーっちゃん」

律「なーあに」

唯「メロン美味しいね」

律「ああ、美味しいな」

唯「でも私さ」

律「ん?」

唯「メロンをこう…二つに切ったときの種の感じは大嫌いなんだ」

律「あー…気持ち悪いよな」

唯「でもそれを乗り切らないとメロンは食せない…」

律「何キャラだよ」

唯「私が澪ちゃんを乗り越えないとりっちゃんを食せなかったようにね」

律「なんだそれ」

唯「リッツパーティ」




※連休


梓「りつ」

律「なに」

梓「連休」

律「うん?」

梓「連休入ったんだけど」

律「ああ…うん、そうね」

梓「何か無いの?…どこか行こうーとか、何か特別なさ」

律「んーどっか行きたいの?行きたい所あるなら言いなよ」

梓「あー…じゃあ動物園で」

律「ちょっと待ってろ……ほれ、犬耳。りつわんだ。おいであずにゃん」

梓「…」

律「ゴールデンりつリーバーみたいな?ゴールデンウィークだけに」

梓「イメクラじゃねぇんだよ」




律「なー澪」

澪「ん?」

律「あちー」

澪「なら離れろ。私だって暑いんだ」

律「なにおーう。…そっか、まぁいいや」

澪「えっ」

律「なんだよーそのアホ面は。離れろったの澪だろ」

澪「そうだけど」

律「しかたないなぁ。ほれ」

澪「…」

律「おい、あちーだろ?体温上げんな」

澪「うるさい」




唯「りっちゃん」

律「なぁに」ゴマダレー

唯「何やってんの?」

律「ゼル伝だよ」ピコピコ

唯「あ、憂がやってたやつだ。でも古いゲームじゃん。なんでまた今?」

律「リメイクされて出んの。だからおさらいに」ピコピコ

唯「あ、リメイク商法に引っ掛かってる~」

律「うっせ。最近のはどうも面白くないんだよ。懐古上等よ」ピコピコ

唯「まー、昔を懐かしむのも悪くないよね」

律「懐かしんでこその昔だよな」

唯「懐かしむ事しか出来ないから昔なんだよ」

律「そうだな」ピコピコ




※憂律とか見たいなー


憂「へぇー、意外と手際良いんですね」

律「意外とって…手っ厳しーなぁオイ」

憂「ふふふ、冗談ですよ」

律「りっちゃん傷付くゥー。あ、なんかノリで辛口にしちゃったけど、唯アイツ食えるかな?」

憂「さぁ…」

律「さぁ…って。君の姉でしょうよ」

憂「だってこのカレー、お姉ちゃん食べませんし」

律「え?」

憂「さぁ、今度は私の腕前を見せましょうか。…こんどの料理はあまーいですよ?」

律「ははは、案外辛いかもしれんよ?」

憂「それでも大丈夫ですよ。私、辛党でもあるんで」

律「…これは食あたり確定かな?」

憂「だと思いますよ」

律「そっかぁ、どうせなら美味しく頼むよ」

憂「お任せください」




梓「あ、蚊だ」

純「おーホントだ。夏だなー」

梓「ほら純、絡めとって」

純「無茶言うんじゃないよ…えーと、蚊取り線香…蚊取り線香」

梓「えー、あれ煙出るじゃん。ヤダ」

純「あの煙が良いんじゃん」

梓「そう?」

純「もっと言うとあの独特の匂いがヤバイ良い匂い。絶対中毒性あるよ」

梓「中毒性って言うより馬鹿になるんだろうね」

純「……っ」ブルブル

梓「あ、ごめ、…ほんとは純の匂いが消えちゃうのが」オロオロ

純「私は良いけど蚊取り線香様を侮辱すんな馬鹿猫」

梓「ふざけんな」




律「あ」

純「あ」

律「おっす」

純「あ、はい。こんにちは」

純「(誰だっけ…ああああど忘れ)」

純「(えーと…軽音部の人だよ。ドラマー…)」

純「(澪先輩の幼馴染みの…)」

純「(!、あれだ、イケメンメイド!)」

純「(り、り、りな…違うな。あああまずい。名前間違うのはさすがにまずいでしょ…)」

律「あのさ、挨拶しといてアレなんだけど」

純「は、はいぃ!(あばばば)」

律「君名前なんていうの?」ヘラ

純「」




※期末テスト


律「…」

梓「いいからやりなよ。割りとマジで」

律「テストとかどうでもいい。割りとマジで」

梓「叩くよ」

律「ごめん。…でもぶっちゃけ今からやってもどうにもならん」

梓「叩くよ」バシン

律「痛っ、発言より手の方が早かったぞ」

梓「いいから、やれ」

律「テスト勉強やんなかったら私は晴れてお前の同級生だぞ」

梓「…」

律「(やべ、キレたか)冗談

梓「いろいろ想像してたらりつが後輩になったんだけど」

律「さすがに二回はダブらねぇよ」




梓「うーん」

律「どしたー、悩んでんの?」

梓「へ?あ、いや別に」

律「うんうん言ってて別もないよ…話してみ」

梓「えー…」

律「すげー嫌そう。ちょっと話すだけなのに」

梓「じゃあ、まぁ…」

律「ふんふん」

梓「今日の晩御飯をね」

律「おおー、私カレー食べたいな」

梓「作るか作るまいか」

律「作れよ」




唯「りーっちゃん」

律「わっ…っと、なーあに」

唯「お誕生日おめでと」

律「あぁ、今日だったっけ?…あ、ほんとだメールいっぱい」

唯「はい!プレゼント!」

律「ありが…え?」

唯「私のヘアピン!…かたっぽ!」

律「…うん?」

唯「これでおでこを出すのです…よいしょ」

律「おー前がよく見える。ありがとう、唯」

唯「さらにこれでおでこからりっちゃんを監視できるのです!」

律「通信機能!?」




律「…」ズズッ

梓「風邪ですか?」

律「かなぁ…窓開けて寝たら鼻水が止まんないんだよね」ズズズズッ

梓「まぁ風邪ではないですよ、律先輩だし」

律「律先輩だしってなんだオイ…確かに喉とかも痛くないなぁ」

梓「花粉症が流行ってるらしいですし」

律「花粉症かー、私初めてだ」

梓「初めてを…たかが花粉に奪われた…だと…?」

律「は?」

梓「花粉なんてメじゃないです!私のフェロモンで」バッ

律「」クション!

梓「おい」









最終更新:2011年10月21日 21:26