~保健室~

和「…はっ!ここは?」

先生「ここは保健室よ、あなた教室で倒れて運ばれたの。今は顔色いいみたいだけど?」

和「すいません、さっきは気分が悪かっただけでもう大丈夫です。そろそろ行かないと午後の授業遅刻しちゃうので行きます」

先生「そう?無理しなくてもいいのよ?」

和「はい、ありがとうございました」


~廊下~

和(倒れちゃうなんて…しかもしかも原因が自慰行為なんて//)

和(でも正直今までで1.2を争うくらい気持ちよかったかも///)

和(そうだ!ミッションは?…あれからメールがきてない?)

ブブッ

和(なんというタイミング!)


ーーー

気分はどうかしら?和さん
みんなの前でイッちゃって
ミッションの件を心配してるみたいだけど、よかったわ
次のにも期待してるわね。
P.S. 5限の体育の時間に遅れるわよ

ーーー

和(はぁよかった!もう動画の流出を覚悟してたわ)

和(てかこの犯人案外優しい?わざわざ次の授業教えてくれるなんて、まぁ急ぎましょ)タタタッ



~5限、体育~

唯「あっ!和ちゃん体育大丈夫なの?急に倒れちゃったから心配したよー」

紬「そうよ、みんな心配だったのよ」

律「まっ私は信じてたけどな、和を‼」

澪「なんだそれ、でも心配してたのは本当だよ!体育だって休むことも…」

和「ありがとうみんな、でも私もう大丈夫よ。保健室で寝てたら治っちゃった」

和(今は体操着で携帯も手元にない!今までの情報を整理するにはぴったりの時間ね)

体育教師「みんなーランニング始めるぞ!位置につけー!!」

和(今までの指令の内容からすると、かなり身近な人かもしれない!私の家と部屋、下駄箱の位置や、メールアドレス、唯の席を知ってる人物?)

体育教師「はいっ!スタート!」

和(あまり疑いたくないけど放課後ティータイムのメンバーの誰かが怪しい気がする…)タッタッ

和(よく悪戯するのは律だけど、私の部屋に来たことはないはず)

和(ムギはそもそも家の場所すら知らないはず)タッタッ

和(澪こそいつも優しくしてくれるし疑いたくないわね…。てか澪がエッチな指令なんてできないはず)タッタッ

和(というと唯?たしかに考えている犯人像には全て一致するわ!でも長年一緒にいるからこそこういう行動にはでないと知ってる!)タッタッタッ

体育教師「今日の真鍋は速いな~!!みんな見習え!」

和(うわぁー考えれば考えるほど、犯人がわからない…)

和(でも今日もあと少し。その間に犯人を追い詰めなきゃ!でもどうすれば…?)

キーンコンカンコーン

和(はっ!色々考えてたらもう授業が終わってしまった!)

唯「今日の和ちゃんさっき保健室行ったのに、すごい速かったね!」

律「あんなに速い和初めて見たぞ!」

和「そう?なんか調子よかったのかしら?」


~更衣室~

和(はぁ…どうしたものか…)

ブブッ

和(考える間もなく指令ね)

---

ミッションのない体育はどうだったかしら?
あなたは今ちょうど着替え中ね。
制服のポケットに何か入っていることに気づいた?

---

和(えっ!?たしかに何か入っているこれって…!!!!)

---

リモコンローターってオモチャよ
Mission.No9

それをつけて6限を過ごしなさい
P.S.静音設定だからみんなには聞こえないはずよ。

---

和(そんなっ!まさか…)


~6限、国語~

和(なんかアソコに違和感が///)

ビィィィ

和(っあ!!!…んっ!!!…っっ」ビックッ!!

ピタッ

和(はぁはぁ…振動以外と強い///)

国語教師「じゃあ平沢さん、次の段落呼んでください」

唯「あっはい!---------------。」

国語教師「はい、ありがとう。次の段落は真鍋さん読んで」

和(!!!これはやばい!!!)「あっはい、わかりました…」

和「-----------------」

ビィィィ

和「っっ---っあ----うっ----」ビクビク

クラス(???)

和「--あっ--(もう…だ、め…)---っっっ!!!///」ビックッ!

国語教師「あら?気分が悪いの?じゃあもうそこまででいいわよ」

和「あっありが…とうございます…」

ピタッ

唯「和ちゃん大丈夫?やっぱり気分悪いんじゃ?」

和「ありがとう、もう大丈夫よ」

和(もう犯人許さない!!!)


~夕方、HR~

和(犯人にどうにかして接触しなくちゃ、その手段はメールしかない)

和(でもおびき寄せるような内容が………)

和(あっ!!これならいけるかもしれない!)

ブブッ

和(よし、グッドタイミング!)

---

今日は1日お疲れ様。
あなたのいろいろな姿が見れて嬉しかったわ。
データの方はこちらで消去しておくから。

---

---
そんなの信用すると思う?
私の前で完璧に消去して!
---

---
それはできない願いだわ。
このまま忘れなさい。
&nowkki(){---}

---

わかったわ、あなたがそういうことなら…

わたしもう学校辞める

---

???「!!!!!!!!」ガタッ!

---

とても悲しいけど、学校であんなことしっちゃった自分が許せないの。
ばれてないとしても
だからばらまかないのでくれるならそのデータはあなたが持っていてかまわないわ
じゃあさようなら

---

???(!!!!!!!!)!!!!!!

---

わ、わかったわ!
じゃあ放課後の体育館で待ってるわ

---

和(作戦成功!)ニヤリ


~放課後、体育館~

和(今日の体育館は工事で誰も近づかない、これが最後のチャンス)

和「来たわっ!何処にいるの?」

ブブッ
和(メール?)

---

体育館の舞台にデータの入ったUSBを置いておいたわ。
それが私たちの持っている全てのデータよ。
コピーもしてないから安心して

---

和(そうくるか、さっき声が届いたなら近くで私のことを見てるはず!だったら!)

和「ぶざけないで!もうヤダ!こんなのなら生きたくもないわ!死んでやる!!!」

和(教室にあったカッターを取り出して…)

グサッ バタッ

???「わあああぁぁ!和が手首切ったあああ!」

???「だから言ったじゃないか、追い詰めすぎだって」

???「きゃあああ、救急車!!」

???「うわぁぁん、和ちゃーん」

???「先輩方どうするんですか?早く治療しないとほんとに死んじゃいます!!」

???「ごめんねぇ、ごめんねぇ和ちゃん」

バタバタ

和「やっぱりあなた達だったのね…」ムクッ

唯律澪紬梓「えええええぇぇぇぇ!!!!」

和「いったいどういうつもりだったの?」ゴゴゴ

唯律澪紬梓「ほんとに申し訳ありませんでしたー」土下座

唯「でもあれ?傷は?」

和「あっこれ?じつはケチャップよ」

澪「ほんとによかったぁぁ、私も死んじゃうところだった」


~~~

和「で?なんでこんなことをしたの?」

唯「そっそれは…」律「…」紬「…」澪「…」グスッ

梓「みんな言わないんだったら私が言います」
発端は律先輩…


~3日前、部室~

律「和ってあんまり表情変化しないよな」

澪「たしかにそうだけど、それがいいじゃないか」

梓「クールでかっこいいですよね」

紬「じゃあ和ちゃんのいろんな表情を見てみない?

律「おっいいな~!で、どうする?」

唯「じゃあ和ちゃんの私生活を覗いてみようよ!!」

澪「いいのか?そんなことしちゃって…」

梓「カメラを仕掛けたのは唯先輩、家に勉強を教えてもらいに行った日です」

和(そうか、あのときか!!よく来るから意識してなかった…)

梓「それで撮れてしまったのがあの映像です///」

梓「そしてそこで悪のりをしたのが律先輩」

梓「オ、オモチャなどのグッズを揃えたのはムギ先輩です」

和「澪は?」

梓「とくには何もしてないです」

和「それであなたは?」

梓「えっとそれは…」

律「作戦指令長です!」

律「メール考えたのも梓です!」

梓「わっ律先輩!!!」

紬「メール送ったのは私です…」

梓「ちょっとムギ先輩も!」

和「じゃあ…」

ゴン×5

唯律澪紬梓「いったぁぁぁ」

和「もうほんとに勘弁してほしいわ…」

唯律澪紬梓「改めてごめんなさい」土下座

和「はぁ…もういいわ、でも明日覚悟しておきなさい!!!」

唯律澪紬梓「((((;゚Д゚))」


~翌日、放課後~

和「みんな集まったわね?

唯律澪紬梓「ハイ…」

和「それじゃあもういいわ気にしてないから。みんなの土下座見たらどうでもよくなったわ」

唯律澪紬梓「はい…」

ブブッ

唯律澪紬梓(メール?)

---

Mission.No10
昨日のことは忘れるために私を駅前の美味しいケーキ屋さんに連れて行きなさい。
もちろんあなたたちのおごりでね!

---

唯律澪紬梓「和ちゃん」(´;ω;`)ブワッ

END



最終更新:2011年10月23日 00:52