アットウィキロゴ
――1階 家庭科室

唯「はあはあ、やっと1階まで来れたよ~」

唯「もう嫌だよ。早くおうちに帰ってゴロゴロしたいよ~」

唯「なんとかして校門までたどり着かなきゃ…」

コンコン

唯「ほえっ?」

梓「みぃつけたあ」ニタア

唯「ひいいやあああああああ!?」

梓「そんな驚かないで下さいよ。傷つきます」

唯「あんな顔してみぃつけたなんて言われたら誰だってびっくりするよ!」

梓「まあまあ。さあ、わたしと一緒に帰りましょう?」

唯「い、いやだ!」

梓「どうしてですか?前まではいつもわたしに抱きついてたじゃないですか」

唯「昔のあずにゃんは可愛かったけど、今のあずにゃんは可愛くないもん!」

梓「そうでしたか…ならば最終手段です!」

唯「へっ?」

梓「こういうことするの、唯先輩だけですからね?」スルスル

唯「あ、あずにゃん!?なんで服を!?///」

梓「さあ、下着だけですよ?あとはご自由にどうぞ」

唯(ああ、あずにゃんの下着姿、かわいい…///)

唯(だ、ダメだ!あずにゃんは猫ちゃんなんかじゃない、ハイエナだ!騙されたら喰われる!)

梓「あの、その…好きです、唯先輩///」

唯「!」キュルルルルリ~ン

唯「あ、あずにゃ~ん!」バッ

梓(かかった!)

和「させないわ!」ガラッ

唯「! 和ちゃん!?」

梓「ちっ!邪魔が入ったか…」

和「唯!こっちに来なさい!あんな雌猫に騙されないで!」

梓「唯先輩!はやくわたしを抱いてください!」

唯「こ、ここは…逃げる!」ダッ

梓「ああっ!待ってくださいよ~!」ダッ

和「ふう…危ないところだったわね。さあ、わたしも追いかけなきゃ」

憂「和さんも一緒だったんですか?」

和「!!! う、憂…あんたいつから…」

憂「わたし、信用してたんですよ?和さんはお姉ちゃんの面倒見てくれるって」

和「ち、ちがうの。これは…」

憂「わたしの質問に答えてください」バキン

和「ああっ!イスが粉々に…」

憂「さあ、はやく」

和「そ、そうよ!わたしは唯のことが好きよ!」

憂「そうでしたか。ではサヨナラです」ヒュン

和「い、いやああああああああああああ!?」ドグシャア

ドサッ

憂「安心してください、みねうちです」


真鍋 和   ――再起不能――



――1階 視聴覚室前

唯「はあはあ、今の音なんだろう?」

澪「見つけた!唯~!」

唯「うわああ!?こっちだ!」ダッ

律「見つけたぞ!唯!」

唯「うわああ!?はさまれた!?」

澪「唯、もう逃げ場はないぞ」

律「おとなしく捕まるんだな」

唯「や、やだね!人をだまして強引にキスする人とか」

澪「ぐっ!?」

唯「人のヘアピンデコに擦りつける人とかと付き合いたくないもん!」

律「へっ!?み、見てたのか…///」

澪「ゆ、唯!もうあんなことしないから、な?」

唯「澪ちゃんに何回だまされたと思うの?もう騙されない!」

律「唯!あれは違うんだ!わたしはデコになにかを擦りつけてないとダメなんだよ!」

唯「黙れへんたい!」

澪「らちが明かんな。こうなりゃ強行突破だ!」ダッ

律「こっちこそ!」ダッ

唯「あわわわわわ…」

澪「とりゃあああ!」ピョン

律「どりゃあああ!」ピョン

唯「はっ!しゃがめば…」スクッ

澪「あいたっ!」ゴツン

律「あいてっ!」ゴツン


唯「い、いまだ!」タタタ

澪「いって~~!何するんだ!律!」

律「そっちからやってきたんだろ!このバカ澪!」

澪「なっ!?バカって言った方がバカなんだよバカ律!」

律「バ~カ!バカバカバ~カ!」

澪「デコデコデ~コ!」

律「言ったな~!」

紬「何をやってるの?」

律「! ム、ムギ」

紬「はやく唯ちゃんを追いかけなきゃ梓ちゃんに取られちゃうわよ」

澪「そ、そうだった…追いかけなきゃ!」

律「あっ!待てみお~!」


紬「ふふふ…さあがんばってね」



――1階 図書館前

唯「はあはあ、もう限界だよう」

律「あっ!いた!まて~!」

唯「ノー!なんでこんなに早いの!」

律「逃がさないぜ!」

唯「図書館の中に…」ガラピシャ

律「まてっ!」ガラピシャ

律「…へへへ。もう時間の問題だな」

律「さあ!早く出てこいよ唯!」

律「獲物を狩るってのは楽しいなあ!あはははは!」

唯「そうですよね、楽しいですよね」

律「なっ!?唯!?」

唯「もう間違えないでくださいよ。わたしは…」ムスビ

憂「憂ですよ?」

律「な、なに~~!?ど、どうして憂ちゃんが…」

憂「きまってます。お姉ちゃんを痛めつける人には罰を与えないと」

律「わ、わ、わたしはなにも…」

憂「ヘアピン擦ったのだ~れだ?」


律「ひ、ひいいいいいいいいい!?」ダッ

憂「あ、待ってくださいよ」


憂「もう出てきてくださいよ。何時間待とうと同じですよ?」

律(殺される殺される殺される殺される)

憂「こっちかな?」ドゴオオ

律(な、なに今の音!?)

憂「違ったかあ。じゃあここかな?」ドーーン

律(ひいいいいいいいい!!?)

憂「あれ~いないのか。じゃあ…」

律(もうだめだああああ!!)ブルブル

律(~~~~~!!)

律(………あ、あれ?おわった?)

憂「みぃつけた」

律「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

憂「どうです?狩る側が狩られる側になるのは」

律「あ、あああ、ああああああ」ガクガク

憂「さあ、オヤスミの時間です。いい夢見てくださいね」ヒュン

律「い、いやああああああああああああああ!!?」ドグシャア

律「がっ…」

ドサッ

憂「大丈夫です。みねうちですよ?」


田井中 律  ――再起不能――



――1階 図書館前

唯「はあはあ、なに今の音は?」

唯「もう暗くなってきたなあ」

梓「唯先輩!」

唯「わああ!?あずにゃん!?なんでまだ下着姿なの?」

梓「唯先輩がそうしろというなら何でもしますよ?」

唯「じゃあもうこんなの終わりにしようよ!」

梓「えっ?なんですか?よく聞こえませんでした」

唯「だから、もう終わりにしようよ!」

梓「えっ?なんですか?よく聞こえませんでした」

唯「もう!あずにゃんのばか!」

梓「はい!ばかにゃんです!」


唯「ううう…なんでこんなことに…」

梓「さあ、観念してください!」

唯「こうなりゃ図書館に…」ガラピシャ

梓「ああ!?待ってくださあい!」ガラピシャ

唯「ふう…どこに行こうか…」

澪「……」

唯「うわあああ!?澪ちゃんだ!早く逃げなきゃ…」

澪「」ドサッ


唯「えっ…澪ちゃん!?」

憂「あっ、お姉ちゃん」


唯「うい!?なにしたの!?」

憂「なにって…お姉ちゃんにつく害虫を退治したんだよ」

唯「そ、そんな…ここまでしなくても」

憂「えへへ、やりすぎちゃった」

唯「やりすぎだよ~!」

梓「唯先輩!見つけましたよ!って憂!?」

憂「あっ梓ちゃん、なんで下着なの?」

唯「あずにゃん逃げて!このままじゃういに殺されちゃうよ!」

梓「へっ!?」

憂「やだなあ、殺してなんかいないよ。気絶してるだけだよ」

梓「! そんな…澪先輩が!?」

唯「早くにげてええええ!!」

梓「う、うわあわわわわわわわわ…」ジョオオオ

憂「あはっ、梓ちゃん、洩らしちゃったね。トイレもできない猫ちゃんにはお仕置きしないとね」

唯「や、やめてええ!ういいいいい!!」

憂「もう邪魔しないでよお姉ちゃん。大丈夫、帰ったら一緒にお風呂入ろうね」

唯「なにが大丈夫なの!?」

梓「ああわああっわわわっわあわ」ガクガク

憂「じゃあ、オワカレだね梓ちゃん」ヒュン

唯「あずにゃあああああん!!」

梓「ああ…さよなら、唯先輩…」


ガッ

梓「!」

唯「!」

憂「な、何だと…」

律「あ、あずさ…早く逃げろ…」

唯「りっちゃん!?」

ガシッ

澪「お前だけでも逃げるんだ…」

梓「澪先輩!?」

憂「くっ!虫けらが!」ブン

律「うわあ!」

澪「おわあ!」

唯「二人とも!」

梓「先輩!」

憂「さあ、梓ちゃん、続きを…」

和「させないわ!」

ヒュン グサッ

憂「ぐっ!これは…メガネ!」

唯「和ちゃん!」

和「梓、あなたは最後の希望よ、必ず生き残って…」ドサッ

梓「和先輩!」

憂「虫けらどもが束になっても敵わないと言うのに…無駄なあがきを」

律「無駄じゃない!」ガシッ

澪「あきらめるもんか!」ガシッ

憂「くっ!はなせ!」

唯「あずにゃん!みんなの決意を無駄にしないで!」

梓「先輩方…わたしやります!やってみせます!」


憂「やめろ!そんなことしたらこいつらも死ぬぞ!」

律「やるんだ!梓!」

澪「いままでの犠牲を無駄にしないためにも…」

唯「とどめを刺して!あずにゃん!」

憂「はなせ…はなせえええええええ!!」

梓「うおおおおおおおおおおおお!!!」

梓「くらえっ!ムスタング…フィンガアアアアアァァァァ!!」ドゴオオオオ

憂「ぐわあああああああ!!?」

ドサッ


梓「はあはあ、勝った…勝ったんだ!」

律(よくやった、梓)

澪(あとはまかせたぞ)

和(あのメガネはあなたにやるわ)

梓「あっせんぱああああい!!」

唯「みんなああああああああ!!」

ドヒュウウウウ

唯「…いっちゃったね」

梓「律先輩、澪先輩、和先輩、ありがとうございました」

唯「あずにゃん、何か忘れてない?」

梓「ああそうでしたね」

梓「唯先輩、つーかまーえた!」

紬「おめでとう、梓ちゃん」









唯「っていう漫画なんだけど…」

梓「…唯先輩」

唯「はい?」

梓「これ途中で飽きましたね?」

唯「あっばれたか」




おわり



最終更新:2010年01月25日 18:52