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    .|       .|    |                | / |./  汗だくでおでんをいただくのが
     ',      __|    | ,z≠ミ       ,z=ミ、 レ'   レ'   夢だったの~
        / |    |               /:::   |
     |   ∧ |    |  、、、     、  、、、 ::::::   |
     ∧    ゝ!     !                ,':::::  |
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律「ムギ・・・後悔しないんだな」

紬「後悔なんてする訳ないない♪」

律「そ、そっか・・・ちょっとは後悔して欲しかったなーなんて」

唯「どしたの律っちゃん?」

澪「なにをやってるんだ?二人で」

梓「後悔って何ですか?」

律「という訳で!今週末に、真夏のおでん鍋パーティをやりますっ!ううっ」

澪「何で泣いてんだっ」

唯「おぉー!楽しそうだねっ」

梓「また唯先輩は何も考えずに!真夏ですよ、おでんですよ!」

紬「楽しくなりそう♪」

律「真夏におでんってさー、ヘタしたら死人が出そうだよねー」

澪「縁起でもないこと言うなっ」

唯「サバイバル!サバイバルだよ律っちゃん!」

紬「サバイバル楽しそうっ」

律「さすがに今回は、お前らのノリについていけねー」

梓「ですよねー」

澪「そもそも何で真夏におでんなんだよっ」

紬「はーい、熱い時には熱いもの食べて冷を取るって聞いたからでーす」

澪「まさかのムギの提案かっ」

律「失礼なっ!わたしはもっと常識人だっ」

唯「律っちゃん、そこ笑っていいとこ?」

梓「唯先輩、的確なつっこみですね」

律「んなっ!梓、そこは否定しろぉ」

澪「いや、真夏だったら普通にバーベキューとかでいいだろ?なんで、おでん?」

紬「はいっ!熱い大根を口に当てて、あちちーってやりたいです!」

澪「さっきと言ってる事違えーっ」

律「澪・・・わたしも説得したんだ・・・でもダメだった」

唯「いいじゃん、やろうよー面白そう♪」

梓「面白いか面白くないかで判断しないで下さいっ」

紬「実はわたし、おでんってあんまり食べたことなくて」

澪「普段、どんなもの食べてんだっ」

紬「みんなでお鍋つつくと美味しいんだって、聞いたの」

唯「確かに、みんなでお鍋って、ほわほわするよねー」

律「待て、それが真夏でもほわほわするのかっ?」

梓「想像しただけで、汗だくになります・・・」

澪「なんかすでに熱中症の気分になってきた」

澪「で、お前はどう説得されたんだ?」

律「いや、お肉じゃあちちーって出来ないでしょ・・・って」

澪「あほかーっ」

唯「あははー、律ちゃんおもしろーい」

梓「いえ、すでに面白い面白くないも問題じゃない気がします」

紬「ごめんなさい、なんかお鍋のお話聞いたら、やってみたくなって・・・」

梓「ムギ先輩・・・」

澪「ああ、わかったよ・・・やろうよ鍋パーティ」

律「そうこなくっちゃー!」

澪「お前はいったいどっちなんだよっ」

唯「楽しみだねぇ、鍋~♪おでん~♪」

梓「唯先輩は本当にブレないですね・・・」

律「今回も場所はー・・・」

唯「いいよー」

澪「少しは考えたりしろよっ」

梓「・・・今回はご両親はどこに?」

唯「んー、東北の方って言ってたよーな」

律「すでに聞いちゃいないんだなー」

紬「いいわねぇ、妹さんと水いらずで///」

梓「そっちですか!」

澪「でも良かったー、家の中で食べるんなら熱中症の心配はなさそうだな」

律「いや、澪・・・お前は大事なことを見逃してるぞっ」

澪「な、なんだよ、大事なことって」

梓「な、なんか恐ろしいことですか?」

澪「恐ろしいことぉぉぉぉぉ!?」

紬「澪ちゃん、落ち着いてっ」

唯「怖がりだなぁ、澪ちゃんは」

梓「で、何ですか、恐ろしいことって」

律「いや、わたしは恐ろしいなんて一言も言ってないんだけどなー」

澪「もったいつけないで言えぇぇぇ!」

律「それは・・・」

紬「それは?」

律「それはっ!唯が冷房苦手で、家にエアコンがついてないってことだっ!」

唯「あー、そういえばそうだねー♪」

梓「へ?」

澪「ああああああああああああああああああっ!」

梓「いやいや、それ無理ですよ、扇風機でおでんって何の罰ゲームですかっ」

紬「罰ゲームは大根であちちっ、じゃないの?」

澪「うん、いまその前の段階から罰ゲームになる可能性が出てきた・・・」

律「やっぱり死人が出るぞぉ」

唯「サバイバルだね、律っちゃん!」

梓「唯先輩が原因なの分かって言ってるんですかっ!」


――――

唯「という訳でいらっしゃい」

憂「いらしゃいませ!」

律「うぅ・・・本当にエアコン付いてないんだなー」

澪「外よりはマシだけどな・・・」

梓「それも外よりひどくなるかもしれないですね・・・」

紬「みんな頑張ろっ♪」

律「なにをー、頑張るんだっけー」

澪「もう趣旨が違ってきてる気がする・・・」

唯「という訳で、今回は和ちゃんも呼んじゃいましたっ」

和「どうも・・・でも何するのか聞いてないんだけど」

律「犠牲者が増えてるっ」

和「犠牲者って、なに?」

憂「純ちゃんも呼んじゃいました!」

純「どうも!」

梓「また一人犠牲者が・・・」

純「な、なにっ!?犠牲者ってなんなの!?」

唯「今日は、おでん鍋パーティです!いぇーい♪」

紬「やったー♪」

律「なんか・・・あの2人がまぶしく見えますっ」

澪「ほんとだ、別次元にいるみたいだなー」

梓「ちょっと律先輩!澪先輩!現実逃避しないでっ」

和「・・・いま、おでんって聞こえた気がしたんだけど」

純「・・・確かに聞こえました」

梓「・・・ようこそ、究極の罰ゲームへ」

純「な、なにそれええええええええええええ!」

唯「大丈夫!ポカリ○エットもアク○リアスも用意したから、熱中症にはならないよ!」

澪「そういう問題かっ」

和「なにこれ、えーっと?」

律「ごめん・・・呼ばれてるなんて知らなかったんだ」

和「どういうこと?」

律「こうなったら、一緒に犠牲になろぉぉぉぉぉうぇぇぇぇん」

和「ちょっとなんで泣いてるのっ」

純「え・・・え?」

梓「そういうことだから」

純「ちょっと、何がそういうことなのよっ」

憂「それじゃお姉ちゃん、用意お願い」

唯「はいはーい♪」

紬「みんなでおなべ、楽しみ♪」

律「楽しみで済めばいいけどね・・・」

澪「まったくだ・・・って、あれ?」

梓「エアコンが入ってる?」

唯「じゃじゃーん♪」

和「この熱いのにトレーナー?」

唯「わたしってぇ、エアコン苦手だからー」

憂「今日だけは、お姉ちゃんに我慢してもらうことにしたんです」

唯「こんな熱いのに、扇風機だけでおでん食べようなんて、そこまでバカじゃないよぉ」

律「ゆ・・・唯」

唯「律っちゃん」

律「・・・唯」

唯「律っちゃんっ!」

律「わたしの冷や汗を返せー!」

唯「あれぇ?そういう反応?」

澪「助かった・・・」

梓「なんか九死に一生って感じです」

唯「みんなおおげさだなぁ」

律「お前はエアコンつけるって知ってたから、そんなこと言えるんだよっ」

澪「ムギは知ってたのか?」

紬「いいえ?知りませんでしたけど」

梓「扇風機だけでおでん食べる気まんまんだったんですかっ」

紬「もちろん♪」

律「ムギ、強すぎる・・・」

和「なにが何だか分からないけど、普通にお鍋を食べるってことでいいのよね?」

澪「うん、罰ゲームが消えて普通になった・・・良かったぁ」

和「み、澪まで、なんで泣いてるの?」

唯「良かったよ!良かったよ!澪ちゃんっ」

澪「お前が言うなーっ」

憂「支度できました♪」

律「おほー!おでん♪おでん♪」

紬「おでん♪おでん♪」

梓「律先輩、立ち直り速いですね・・・」

律「わたしはかいた冷や汗分を取り戻さなきゃならないんだっ」

和「どういう理屈よ、それ」

純「なんだろう、この着いていけないような、居心地いいようなこの感覚は」

梓「わたしなんてまだ完全に慣れないのに、順応性が高いね」

唯「なに冷たいこと言ってんの?あずにゃぁん」

梓「抱きつかないでくださいー」

純「やっぱり順応しなくていいや」

律「なにが入っているのっかなっ♪」

澪「こら、行儀悪いぞ、律」

律「いいじゃん、いいじゃん!」

紬「いいじゃん、いいじゃん♪」

澪「ムギ、ノリノリだな」

律「大根~♪玉子~♪ちくわぶ~♪」

紬「ちくわぶってなぁに?」

律「ちくわぶっていうのは、ちくわの親玉だっ!」

澪「嘘教えるなっ」

律「ナニモ、タタカナクテモ・・・」

紬「あら?この袋みたいなのは?」

梓「それは巾着ですね!中にお餅が入ってたりしますよ」

律「それは丸ごと口に入れて、思いっきり噛むと美味しいんだぜー」

澪「だから、嘘つくなっ」

律「ダカラ、タタカナクテモ・・・」

唯「味のしみた玉子が美味しいんだぁ」

和「煮玉子とはまた違っていいわよね」

唯「さすが和ちゃん、分かってらっしゃる♪」

唯「このスレ見てる人はどんなのが好きなのかなぁ?」


※姫子「じゃがいもが好き」

※スープをたっぷり吸ったはんぺんとがんも


澪「じゃがいも入れるのかー」

律「うちじゃ入れたことないなー」

和「あら?うちでは普通に入れるけど」

純「うちも入れますねー」

唯「ふぅん、けっこうポピュラーなんだね」

憂「はんぺんは忘れちゃいけませんよね」

律「あれこそ、覚まさずに食べると熱いよなー」

澪「じゅーって汁が出てくるからな」

梓「なんか口の中が熱くなってきたです」

紬「うふふ、罰ゲームにもってこい・・・」

和「なに?今日は罰ゲーム前提なの?」

唯「怖がらないでいいよぉ、和ちゃん」

澪「今日はおでん自体が罰ゲームになる予定だったんだ・・・」

唯「罰ゲームにならなくて良かったよねっ」

澪「だから、お前が言うなっ」

律「でもさー、罰ゲームなくなったおかげで・・・」

梓「どうしたんですか?」

律「話が終らなくなったっ!」

唯「そうだよねー♪」

澪「いや、そうだよねーではなく」

紬「じゃあ、食べるだけ食べて、寝ちゃいましょ」

憂「ちょうど煮えて来たみたいです」

唯「それじゃあ、おでん食べて、バイバーイ♪」

律「いいのかよ、こんな終わり方でっ」

唯「いいんだよ、これがVIPなんだよ、律っちゃん!」

律「あー、じゃあしょうがないよねー」




最終更新:2011年11月17日 09:09