223. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 00:06:06.33 ID:50W8bfw0
呪い偏③  ノロワレタ家
230. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 20:39:35.22 ID:50W8bfw0
律「……」

梓「あっ、律先輩はあの日のことは覚えてないんですよ?」

紬「!  そうだったね…」

女「…」

梓「じゃあ……私が質問してもいいですか?」

唯「!!」(あずにゃん…?)

紬「私はいいわよ」

紬「りっちゃんさえよければだけど?」

律「私はいいけど…

梓『……』チラッ

律「?」

梓「えっと……じゃあ…

①純について何か知ってますか?
②なんであの日早く帰ったんですか?

231. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 20:46:04.85 ID:wUjl2MAO

233. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 21:20:05.86 ID:50W8bfw0
②なんであの日早く帰ったんですか?

梓「どうしてあの日早く帰ったんですか?」

梓「あんなに楽しみにしてたのに……?」

紬「…あれは本家に呼ばれたからなの」

梓「…?」

紬「…説明すれば長くなるけど…聞く?」

律「梓に任せるよ」

唯「…」

梓「えっと…

①お願いします
②じゃあ別の質問を…
234. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 21:26:08.50 ID:d0PssQQ0
1
236. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 22:55:17.91 ID:50W8bfw0
①お願いします

梓「お願いします」

紬「・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  8年と数ヶ月前…

老人『紬ちゃん?久しぶりだね?』

紬『あっ!おじさん!?」

老人『覚えててくれたのか?  小学生の時以来じゃないか?』

紬『えぇもちろんですわ』ニコニコ

老人『そうか…最近学校はどうだい?』

紬『あぁ…それがですね・・・・

・・・・・・・・・・

紬父『…本当か?』

斉藤『えぇ…おそらく間違いないかと』

紬父(あいつが琴吹グループ転覆を狙っていた主犯…)

紬父『……』

斉藤『社長、お気持ちはわかりますが…

紬父『すまん…少し1人にしてくれ…』

斉藤『…………はい』ガチャ

・・・・・・・・・・・

斉藤(共にグループの危機を救った親友の裏切り…)

斉藤『一体どうするおつもりなのか…』

・・・・・・・・・・

紬父(あいつが裏切り者か…)

紬父『問題は…紬…』

・・・・・・
237. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 22:56:46.39 ID:50W8bfw0
・・・・・・

紬「ふふ、相変わらずおじさまのお話は面白いですわ』

老人「はっはっはっ、紬ちゃん、お世辞はよしなさい・・

・・・・・・・

紬父『…………致し方ない…』

・・・

  時は過ぎ…8年前のあの日…




238. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/01(水) 23:44:39.14 ID:50W8bfw0
//////////////////////////

紬父『…今夜だ』

斉藤『…今、何と…?』

紬父『だから今夜だ、重役達を呼べ』

斉藤『…かしこまりました』

紬父『…そうだ、後……

斉藤『まだ何か?』

紬父『紬に会議に顔を出すよう伝えてくれ』

斉藤『……見せしめのおつもりですか?』

紬父『…………いいから言う通りにしてくれ』

斉藤『…はい』

・・・・・・

斉藤『・・・お嬢様、本日はどうしても、会議に出てほしいと…

紬『もういやなの。わかって?斉藤』

斉藤『…しかし……お嬢様が行かなければ、あの方は・・・

紬『えっ!?、おじさんが…?」

斉藤『はい…だから、どうかご出席を…』

紬『……わかったわ、会議は何時から?』

斉藤『夜の8時からでございます』

紬『…』

・・・・・・・・・・・

紬父『…なあ、少し用があるんだが』

老人『なんだ?琴吹?』

紬父『今夜の会議のことだが・・・

老人『……

・・・・・・・・・・・・
239. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 00:33:06.83 ID:GykM0w60
・・・・・・・・

唯『・・・・・・よし!じゃあ今日は私の家にみんな泊まろうよ!』

律澪梓『お?!』

紬『……』

・・・・・・・

  【陽が沈んだ頃…】

紬『ごめんなさい、今日はこの辺で・・・・

律『えっ!?』

紬『急用ができて・・・

澪『そうか…残念だな…

律『また明日な?』

紬『……』

・・・・・・・・・・・

  【琴吹家にて】

紬『…これは、どういうことですか?お父様?』

紬父『見ての通りだ。こいつは琴吹グループの転覆を狙っていたのだ』

紬父『さらに、お前に近づいたのも全てそのためだったらしい』

老人『…!』

紬『おじさん…そんな…

紬父『どうするかお前が決めろ』
240. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 00:34:28.14 ID:GykM0w60
重役『…』

紬(そんな…どうすれば・・・)

老人(…気づいてくれ)

紬『…!』

紬父『?』

紬『琴吹グループ副会長を・・・

・・・・・・・・・・・・

斉藤『……申し訳ございません』

紬『知っていたの?』

斉藤『はい』

紬『1人にしてくれない?』

斉藤『はい』

紬『…何か言わないの?』

斉藤『もう私にそんな資格はありません』

紬『…友人の家に行ってくるわ』

斉藤『お気をつけて』

  【夜の10時…神社付近】

紬『はあ、はあ、急がないと、みんな寝ちゃったかな…?』

?「・・」

紬『!』(今のおじさん?まさかね…?)

・・・・・・・・

  【その時】

紬『えっ!?火事?』

紬『そんな・・・・・・・・・・

・・・
・・

245. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 17:48:56.34 ID:GykM0w60
紬「……」

梓「つまり…どういうことですか?」

紬「…私には小さい頃から遊んでくれた『おじさん』がいたの」

紬「その人は父の友人だったんだけど…裏切ったの、琴吹家を」

紬「私はあの日、その処分をさせられたの」

梓「…それで…

①火事の原因は?
②その人はどうなったんですか?
246. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 17:58:14.81 ID:FQTzd0.0
2
247. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 20:36:49.26 ID:GykM0w60
②その人はどうなったんですか?

梓「それで…そのおじさんは…?」

紬「……死んだの」

律「!」

女「…」

男「…?」

梓「…まさか、ムギ先輩…………」

紬「それは違うわ」

梓「でも…私が言えることじゃないですけど・・・ムギ先輩が立場を捨てて助けていれば……」

紬「…それも不正解よ、私がさせられたのは形式的なもの、裏切り者に絶望を与えるため…古臭い考え方だけどね」

梓「…じゃあ、何でその人は死んだんですか?」

梓「まさか、偶然ではないですよね?」

紬「……えぇ」

紬「それについてはまた長い話になるけど…聞く?」

梓律『・・・

①続きを
②じゃあ…
248. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 20:48:23.76 ID:/D48ziwo
あえての2
249. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 22:07:01.20 ID:GykM0w60
②じゃあ…

梓「じゃあ、簡単にお願いします」

紬「まあ…呪っ…ていうか…琴吹家に復讐しようとして失敗したのよ」

律「ふーん…」

唯『…ねえ』

男「…!」ビクッ

紬「?」

梓『…』

律「どうした?唯、怖い顔して…

唯『あずにゃんや』

梓『はい…』

唯『何が言いたいかわかるよね?』

梓『……

律「…?

①(…何だろ?)
②「どうかしたか?2人とも?」
250. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 22:08:14.59 ID:FQTzd0.0
2
252. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 23:10:33.88 ID:GykM0w60
②「どうかしたか?2人とも?」

律「どした?唯?梓?」

唯『…いや、何でもないよ」ニコッ

梓「そうですよ?じゃあ次は何の話を…

律「…待ってくれ

男「?」

唯「…

律「・・・

①さっきのは何なんだ?
②ムギ、さっきのことを詳しく教えてくれ
253. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 23:12:47.70 ID:0X61dDw0
254. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/02(木) 23:22:05.48 ID:GykM0w60
②ムギ、さっきのことを詳しく教えてくれ

律(やっぱ、唯達は信用できない…)

律「なあ、さっき何を言おうとしたんだ?呪いってなんだ?」

紬『…わかったわ』

紬「いいわね?」

梓「はい…

唯「…」

紬「…話す前に1つ…」

紬『…琴吹家は、呪われた家なの』

律「えっ!?」
255. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/03(金) 00:47:42.97 ID:TZeNkLo0
4章  戯言偏  ①暗躍者
257. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/03(金) 17:42:08.14 ID:TZeNkLo0
律「…呪われてる、って?

紬「それは、

男「…?  あ、すいません、トイレ貸してくれませんか?」

紬「あぁ…それなら廊下の突き当たりに・・・

男「すいません…」バタン
・・・・・・・・・・

紬「ところで…あの方は誰?」

唯「……?」

梓「…そういえば誰でしょうね?律先輩は知ってますか?」

律「いや知らない…誰なんだ?…えっと、お嬢さん?」

女「それは…

・・・・・・・・・・・

黒服「…こちらでお待ちください」

澪「…」

使用人「なあ……何で澪さんが倉庫に連れてかれたんだ?」

使用人?「さあ…」


澪「……くそっ、どうすれば…」

  ブブブブ

澪「!純ちゃん!」

純(電話)「もしもし、そっちはどうですか?」

澪「実は・・・・・・・・・・・・

純(電話)「そうですか…

澪「ごめん…

純(電話)『いえ、まだあきらめないでください』

澪「えっ!?」

純(電話)「私に考えがあります」
258. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/03(金) 18:26:18.33 ID:TZeNkLo0
・・・・・・・・

女「あの男のことですか?」

律「……あぁ」

女「そのことは紬さんの話が済んでからでいいですか?」

律「?…あぁ…」

女「じゃあ、続きをお願いします」

紬「この家が呪われているってとこからね?」

梓「はい」

紬「琴吹家は旧家で……昔から結構大きい家だったの」

紬「でも100年程前にそれをよく思わない人達に呪いをかけれらた…

紬「でも、当時の人たちはある方法で、呪いを抑えることに成功したの」


紬「それは、琴吹家を2つに分け、片方に呪いを押し付ける、というものだったの」

梓「…

紬「そして、もう1つの琴吹家というのは…そう、唯ちゃんの家の近くの神社よ」

女「!」

紬「そして、その神社からは呪いが染み出し、誰かが誰かを呪うことができるようになった…

紬「そしてあの日の夜、おじさんは琴吹家への復讐のために神社で呪いをかけた…」

律「えっ?…じゃあムギの家は・・・

紬「…この家には既に呪いがかかっている、2度はできない…呪いは失敗、おじさんは死んだわ」

唯「ふーん……

律「なあ・・・

①それと火事は何か関係あるのか?
②そういえば・・・


259. 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします 2010/12/03(金) 18:27:26.12 ID:Caf6vZwo


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最終更新:2011年11月25日 21:54