唯「憂、ちゅーしていい?」
憂「なんで?」
唯「わたし、誕生日じゃん」
憂「うん」
唯「18歳じゃん」
憂「あ、おめでとう」
唯「ありがとう。でもね、困ったことにね」
唯「18にもなって、まだキスしたことなくて」
憂「私は?」
唯「子供のころだから、ノーカウント」
憂「……ふぅん」
唯「で、さ、18歳じゃん」
唯「本気のキス、してみたいじゃん」
唯「だから憂に協力してほしいなあって」
憂「私じゃノーカウントじゃないの?」
唯「あれは子供だからだよ」
唯「憂、あのころ好きな人にするつもりでキスしてた?」
憂「うん、幸せだった」
唯「え……ぁ、そっか」
唯「でも私がしてたのは、そういうのじゃなかったんだ」
憂「知ってたよ」
唯「だから誕生日の今日、初めて、愛してる人にキスしようって思うんだ」
憂「……」
唯「憂からの誕生日プレゼントってことでさ」
唯「……ね、憂。いいよね?」
憂「え?」
唯「聞いてなかった?」
憂「聞いてたけど……」
憂「なんで私がお姉ちゃんにちゅーしなきゃいけないの?」
唯「ああ、ちがうちがう。私が憂にちゅーするの」
憂「同じことだよね」
唯「そうかなあ」
憂「誕生日プレゼントはちゃんと用意してるし……」
唯「ちゅーさせてくれなきゃ、プレゼント受け取らないって言ったら?」
憂「え……泣いちゃうかも」
唯「ほぉ」
憂「えっ? や、やだ……お姉ちゃんそんなのずるいよ」
唯「ふっふっふっ」
憂「う……」
唯「……ま、まぁ、お姉ちゃんもそこまで鬼じゃないよ」
唯「ただまー、受け取っていちばん嬉しいのは、憂とのちゅーかなあ……」
憂「……」
唯「どうする、憂?」
憂「……き、今日だけだよ?」
唯「今日だけ? 今日だけなら、何回もしていい?」
憂「限度はあるよ」
唯「わかってる。それじゃ、いいね?」
憂「うん、いいよ。せっかくお姉ちゃんの誕生日だもん」
憂「私がちゅーするくらいで嬉しくなってくれるなら、いくらでも」
唯「やったー! よし、おいで、おいで憂!」
憂「う、うん」
唯「顔ニヤけてるよ?」
憂「お姉ちゃんだって……」
唯「だって、憂とちゅーできるんだよ?」
唯「大好きな、愛してる女の子とちゅーできるとなって、ニヤけないほど私はクールじゃないよ」
憂「わたしは、お姉ちゃんと姉妹だってだけでいつでもニヤけちゃうもん」
唯「んっ」
憂「んむっ!?」
唯「えへへ、いただき」
憂「……今のが、お姉ちゃんの本気のキス?」
唯「んーん。まだ1%くらいだね」
憂「……じゃあ、もっとする?」
唯「……おいで、憂。ぎゅーしてあげる」
憂「ん……」
唯「むぎゅー」
憂「ん、あったかい……」
唯「憂、顔こっち」
憂「……」
唯「ちゅ……んっ」
憂「お姉ちゃん、柔らかいね」
唯「憂のも相当だよ。びっくりしちゃった」
唯「それ、体勢つらいでしょ? 膝に乗っていいよ」
憂「うん……んむっ」
唯「ん、ちゅう……ぺろっ」
憂「ふぁっ!」
唯「よしよし……ちゅ、ちゅ」
憂「んんぅっ……」
唯「……うーん」
憂「? はぁ、はぁ……」
唯「憂が膝だと、上向かないとちゅーできないから、首が辛いなって」
憂「じゃあ、横になろ……?」
唯「んじゃ、こー、ね。憂が下になってね」
唯「ねぇ憂、どんな風にちゅーしたら気持ちいい?」
憂「さっき、舌でぺろってされたのが……」
唯「良かった? じゃあいっぱいぺろぺろするね」
憂「んー……」
唯「ちゅっ……れろっ」
憂「んっ、んん」
唯「口開けちゃっていいよ?」
憂「ふ……ぁ、はっ」
唯「……舌、入れちゃうよ?」
憂「いいょ、いいぁら……」
唯「……はぅ」
唯「んぁ、ふごい……ういっ」
憂「は、あっ……」
唯「憂……好きだよぉ。ん」
憂「はぁ、んっ……、ふぁっ!」
唯「舌の裏っかわが好きなのかな? ん、はすはす」
憂「あっ! あっふぁ、あっ」
唯「れろれろっ……んちゅ、ちゅうう」
憂「お、んっ、おねえひゃっああっ」
唯「かわいいよぉ、憂……もっと気持ちよくなっていいからね」
唯「最高のプレゼントを……お姉ちゃんに舌ぺろぺろされて気持ちよくなっちゃう憂を、ちょうだいっ……」
憂「はぉ、あ、あぁふっ!」
唯「んっ、うい、ういっ……好きぃっ」
憂「ふ、おねえぁん、すきっ、んんっ!!」
唯「ちゅっ、ちゅう……れろーっれろれろ」
憂「ぁ、はぁっ! んむううっ!」
憂「はぅっ……ぁ」
唯「……いっちゃった?」
憂「うんっ……」
唯「大好きだよ、憂」
憂「わぁひも……らいひゅき」
唯「……愛してる」
憂「ん」
唯「あずにゃんと別れて、私のものになる?」
憂「! けほっ、かはっ」
憂「ろ、どうして知って……あっ」
唯「……かわいい妹のことだもん。知らないはずがないでしょ」
唯「どうするの、憂?」
憂「……あ、あ」
唯「誕生日だからって、あずにゃんは憂が浮気したこと許さないよ?」
唯「好きって言ったよね、私のこと」
憂「……」
唯「うん?」
憂「内緒にするなら……」
唯「うん、いいよ。みんなには内緒だね?」
憂「……すき、お姉ちゃん」
唯「うんうん」
憂「……えへ」
唯「ぎゅー……ちゅ」
憂「んっ……」
憂「お姉ちゃん、キス上手……」
唯「憂のこと想って、いっぱい練習したんだよ」
唯「憂の弱いところとかも、ほとんど知ってたんだ」
憂「……えっ、それって」
唯「憂、ちゅう」
憂「んっ……」
唯「……ちっとも気付かないんだもんね」
唯「私のほうが、憂を愛してる……」
憂「ちゅっ、ちゅっ……」
唯「ちゅ……んっ」
憂「……ちゅうっ」
おわれ
最終更新:2011年11月27日 20:35