オカ研

紬「すいませーん」

ゴンゴン

オカ研A「はい」

紬「あの、相談したい事があって来たんですけど」

オカ研B「どうしたんですか?」

紬「実は……」

オカ研A「なるほど……」

オカ研B「これは猫の呪い的なアレですね」

澪「にゃ?」

律「やっぱり呪いか?」

梓(呪い的なアレ……)

唯「戻せるんですか?」

オカ研A「……難しいでしょうが、やってみましょう」

梓「お願いします。お願いします」

オカ研A「では、皆さん少し離れて下さい」

オカ研AB「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム」

律(嘘くせー、なーんか嘘くせー)

オカ研AB「ポッポルンガ、パピリットパロ」

梓(今のナメック語じゃ?)

オカ研AB「爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形 結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ」

律(オサレ詠唱?)

紬(格好良いわ)

梓(これってブリー……)

ドン!!!!

澪「にゃ~」

律「戻ってない?」

オカ研A「くっ、失敗です」

梓「そんな……」

オカ研B「呪いが強すぎたんです」

唯「オカ研でも無理?」

紬「もう他に方法は無いんですか?」

オカ研A「あるには、あります」

オカ研B「この呪いは、愛情に恵まれなかった猫の呪いです」

唯「愛情?」

オカ研A「そう、だから愛情で満たして上げれば良いんです」

梓「愛情で満たす?」

オカ研B「えと、その///」もじもじ

律「照れてないで教えてくれよ」

オカ研B「その……接吻です///」キャー

律(何でこんなに照れてんだ?)

紬「とにかく、愛情を込めてキスして上げれば戻るんですね?」

オカ研A「はい、今度こそ間違いなく戻ります」

梓「良かった」

律(怪しげな呪文唱えるなら、こっちの方が早かったんじゃ?)

オカ研B「でも、接吻するのは誰でも良いって訳じゃないですから」

唯「そうなんですか?」

オカ研A「猫(澪)が認めた相手じゃなくちゃ駄目です」

梓「澪先輩が認めた相手」

紬「じゃあ」ちらっ

律「そうだな」ちらっ

唯「決まりだね」ちらっ

梓「な、何で皆して私を見るんですか?///」

律「言葉が分かって一夜を共にした梓以外、他に適任がいるか?」

オカ研B「い、一夜を共に///」

梓「変な想像しないで下さい///」

律「梓がキスすれば澪が元に戻れるんだぞ?」

唯「そうだよ」

紬「澪ちゃんがこのままでも良いの?」

梓「わ、分かりましたよ。私がしますよ///」

梓「澪先輩」おいでおいで

澪「にゃん?」

唯律紬オカ研 ジーッ

梓「あ、あの出来れば席を外して欲しいんですけど///」

律「ああ、そうだな」

唯「元に戻る所見たかったのに」

オカ研「ごゆっくりどうぞ」

バタン

梓「ふぅ……」

澪「にゃ~?」

梓「ふふ、可愛いな」なでなで

梓「でもこのままじゃ、演奏できないし」

梓「私、また澪先輩と一緒に演奏がしたいです」

梓「恐がりで恥ずかしがり屋だけど、優しくて、いざという時は格好良くて」

梓「私の憧れで、私の大好きな澪先輩に戻って下さい」

梓「澪先輩、大好きです」

ちゅっ

澪「うみゃっ」

梓(どのくらいキスしてれば良いのかな?まさかディープじゃなくちゃ駄目とか///)

澪「!」

澪「にゃあああぁあっ!!!」バタ

梓「澪先輩、大丈夫ですか?」

梓「あ、猫耳が外れてる。と言う事は?」

澪「う、うーん……」

梓「澪先輩!元に戻ったんですね」

澪「あれ?私?」

梓「澪先輩!」

抱きつき!

澪「こらこら、そんな抱きつくな///」

梓「だってだって……」ぐすっ

澪「泣くな泣くな、可愛い顔が台無しだぞ」

梓「良かった、戻れて本当に良かったです」

澪「梓……」

梓「澪先輩……」

ガチャッ

律「澪、戻ったのか?……っておい」

澪梓「あ///」

オカ研「キマシタワー」

紬「あら、お邪魔だったかしら?」

唯「澪ちゃんとあずにゃんが抱き合ってた」

澪「気のせいだ///」

梓「そうです、気のせいです///」

律「戻れたんだな、梓のキスで」

澪「あ、イヤその///」

紬「皆知ってるわよ梓ちゃんがキスして澪ちゃん元に戻した事」

唯「隠そうとしても無駄だよ!」

梓「わ、私は澪先輩を戻すために///」

澪「ムギ、部室でお茶にしよ、な?喉が渇いたし」

紬「そうね。皆、お茶にしましょ。オカ研のお二人もいかが?」

オカ研「いただきます」


部室

律「しかし、良かったな人間に戻れて」

唯「本当」

紬「戻れないんじゃないかって心配してたのよ」

澪「皆、心配かけたな」

律「梓なんて泣きそうになってたんだぜ」

梓「なってないです!」

律「そんな……私元の澪先輩に戻って欲しいです。うるうるって」

梓「真似しないで下さいよ///」

紬「認めたわね」

ガチャッ

さわ子「待たせたわね!!」

律「さわちゃん、逃げたんじゃ?」

さわ子「まあ、私の話を聞きなさい」

さわ子「澪ちゃんが猫になったのは、猫の呪い的なアレによるものよ」

さわ子「そこで、猫の呪いを解くお札を貰ってきたの」

梓「逃げたんじゃ無かったんですね」

さわ子「逃げたんじゃないわよ」

さわ子「この呪いは、時間と共にどんどん猫になっていくのよ」

梓「あ、そう言えば途中で尻尾が生えました」

唯「尻尾!」

さわ子「完全に猫になったら戻せない。時間との勝負だから、説明してる暇は無かったのよ」

紬「そうだったんですね」

律「疑ってゴメンよ、さわちゃん」

さわ子「良いのよ、それより早くこのお札を澪ちゃんに」

唯「あの、さわちゃん実は……」

澪「さわ子先生、実はもう戻れたんです」

さわ子「え?そんな?一体どうやって?」

澪「それは///」

唯「あずにゃんが澪ちゃんに、ちゅ~したら戻ったんだよ!」

梓「唯先輩!!///」

さわ子「キスで?どういう事?」

オカ研「それはですね……」

さわ子「なるほど、そういう事だったのね」

澪「さわ子先生も知らなかったんですか?」

さわ子「元々、この猫耳は私が学生の頃、路上売りで買った物なのよ」

さわ子「それで、猫耳付けたクリスティーナが澪ちゃんみたいに猫になっちゃって」

さわ子「困り果てて、近所のお寺に相談したの。で呪いを解くお札貰って元に戻ったのよ」

唯「そんな事が」

梓「この猫耳どうしましょうかね?」

さわ子「捨てたり燃やしたりするのは駄目よ。呪われるらしいわ」

さわ子「箱に入れてお札を貼っておけば大丈夫」

さわ子「でも、開けるなって書いておいたのに誰が開けたのかしら?」

澪「律、お前だよな?お札剥がして開けたの?」

律「ひゅひゅひゅ~♪」

澪「まあ、今回は特別に許してやる」

律(あれ?お叱りがない?)

オカ研「では、私達はそろそろ」

律「おっ、世話になったな」

梓「ありがとうございました」

澪「ありがとうな」

オカ研「どういたしまして」

さわ子「私も仕事に戻るわ」

唯「さわちゃん、ありがとね」

紬「ご苦労様でした」

律「私達も帰るか」

唯「そうだね」

律「ああ、そうだ。純ちゃんにも戻れたって報告しといた方が良いんじゃないか?」

梓「純は後でも良いですよ」

律「駄目だ、今すぐだ。澪もお礼言っておけ」

澪「分かった」

律「梓、純ちゃんに電話してやってくれ」

梓「はい」

律「じゃあ、私ら先に帰るから」

唯「ばいばい」

紬「律ちゃん、空気読めるわね」ひそひそ

律「だてに部長はやってないぜ」ひそひそ

梓「純は迷惑かけただけで何もしてないような気がするけど」

梓「もしもし純?」

純「おー、梓か」

梓「澪先輩、無事に戻れたよ」

純「本当?良かった。どうやって戻したの?」

梓「え?あー、さ、さわ子先生が呪い解くお札持ってきてくれて」

純「へー、なるほど。」

梓「澪先輩に替わるね」

澪「もしもし、何か心配かけちゃったみたいで悪かったな」

純「いえいえ、とんでもない。良かったです、戻れて」

…………

梓「……うん、じゃあね」

澪「さすがにキスして、戻ったとは言えないもんな」

梓「そうですよね///」

澪「……梓せっかくだし、ちょっと部室で話していかない?」

梓「あ、はい」

澪「猫になった私の事、梓が面倒みてくれてたんだよな」

梓「覚えてるんですか?」

澪「うん、猫になってた時の記憶も残っててさ」

澪「遊んでくれたり、着替えさせてくれたり、カレー食べさせてくれたり」

澪「お、お風呂入れてくれたり、一緒の布団で寝てくれたり///」

梓(うわ、今思い出すと恥ずかしい///)

澪「私も、色々変な事しちゃったみたいで……」

澪「ほっぺた、ぺろぺろしたり」

澪「梓のおっぱい飲もうとしたり///」

澪「スカートに顔突っ込んだり///」

澪梓「///」

梓「猫になっちゃってたんだから仕方ないですよ」

澪「ご、ごめんな///」

澪「……でさ、私猫になってた時も梓の言葉だけは分かったんだ」

梓「あっ、私も澪先輩の言葉なんとなく分かったんですよ」

梓「他の人には、にゃーとしか聞こえなかったみたいですけど」

澪「そうなんだ」

梓(あれ?待てよ?私の言葉が分かったって事は……)

梓(うわー、そうだ!さっき告白しちゃった!)

澪「梓が私の事好きだって言ってくれて」

梓「ははは……///」

澪「梓の気持ちは嬉しいんだけどさ……」

梓「そう、ですよね……澪先輩が私なんかと」

澪「さすがに一緒にお風呂入ったり、一緒の布団で寝たりは早いかなって///」

梓「へ?……あ、そう言えば布団の中でそんな事言ってましたね私///」

澪「だからさ、一緒に遊んだり、ご飯作ったりとか、そういう事からで良ければ……」

澪「よ、よろしくお願いします///」

梓「澪先輩!」

抱きしめ

梓「やっぱり澪先輩抱きしめると気持ち良くて良い匂いがする」

ぎゅ~

澪「も、もう良いかな?///」

梓「あ、はい///」

澪「そろそろ帰ろう。梓、手出して」

梓「え?」

ぎゅっ

澪「猫になってた時、梓が手繋いでくれて嬉しかった」

梓「澪先輩が、その手を離してくれなかったんですよ」

澪「ふふふ、そうだっけ」

梓「今度は私が、この手離しませんからね」

梓が寄り添うと、澪は微笑み梓を抱き寄せ歩き始めた。


おしまい







最終更新:2011年12月10日 21:15