紬(おっと……)

紬「澪ちゃん、これあげる」

澪「ん?なんだこれ」

紬「開運(ry

澪「そうなのか、ありがとう、使わせてもらうよ」

紬「目の届くとこに置くのがいいわ、絶対!」

澪「わ、わかった……って唯!私を置いてくなー!」

紬(澪ちゃんなら大丈夫そうね)

紬(さて、今回も先生誘おうかしら)

紬(先生は職員室かな?)

紬(行ってみよう)


コンコン

紬「失礼します、山中先生はいますか?」

教師「ん、音楽室じゃないのかね?まったくどこをほっつき歩いてるのか……」

紬「あ、それでしたら結構です……それでは、失礼しました」

紬(職員室じゃないってことは……どこかしら)

紬「もう、先生どこなの……」

さ「呼んだ?」ヌッ

紬「ひゃわ!!?」

さ「ぷくく、すごい声ね、どうしたの?」

紬「も、もう驚かせないでください!」ドキドキ

さ「ごめんごめん、それで?なにか用?」

紬「そ、そうでした……実は……」

さ「へぇ……それでまた私をと」

紬「はい♪来てくださりますよね?」

さ「……ごめんね、ちょっと外せない用事があってね」

紬「……そ、そうですか……わかりました、それではまた」

さ「うん、ごめんね」

紬(先生がこれないなんて……まぁ、いつも1人で見てたんだし、それに戻るだけよ……)

さ「それじゃ、ばいばい~」


紬「……!」ドキッ

紬「さよ、なら……」

紬(なに、今の感覚……)

紬(ドキドキして、離れたくないような……)

紬(……もう、先生が驚かすからね……)

紬(それ以外、なんだっていうの……)

紬「……帰ろう」


……

紬「ただいま……」

斎藤「おかえりなさいませ、おじょ……お嬢さま、元気がないようですが……」

紬「別に、なんでもないわ」

斎藤「……わかりました」

紬「それより、あの部屋にいるから、お茶を淹れてきて頂戴」

斎藤「はい、すぐに」


紬(ふぅ……おかしいわね、なにか変だわ……)

紬(胸が苦しい……また大きくなったのかしら)

紬「別に、なんでもないわ」

斎藤「……わかりました」

紬「それより、あの部屋にいるから、お茶を淹れてきて頂戴」

斎藤「はい、すぐに」


紬(ふぅ……おかしいわね、なにか変だわ……)

紬(胸が苦しい……また大きくなったのかしら)

紬(ドキドキして、マシュマロみたいに……ふわふわ)

紬(……ふふ、あの歌詞のまんまじゃない)

紬(そっか……恋してるんだ、先生に)

紬「笑える……私が恋するなんて」

紬「人の恋愛を見てるだけで、良かったはずなのに……」

紬(いつからかしら……一緒に見たあの日から?)

紬「もっと前から、かな……」

紬(もう澪ちゃんたちを見ようとも思えなくなっちゃったじゃない……)

紬(私から生きがいを奪って、どうするつもりなの……先生)


紬「会いたいな……」

さ「誰に?」


紬「ふやぁああ!!?」

さ「びっくりするわね……急に大声出さないでよ」

紬「せ、先生こそ急に洗われないでください!」

紬「というか……用事があったんじゃないですか?」

さ「ふふ……フられてきたわよ……オヨヨ」

紬「そ、そうなんですか……」

紬(男の人……だよね)

紬(私……ホっとしてる?)

さ「もういいわ!澪ちゃんと唯ちゃんをみて憂さ晴らしよ!!」

紬「は、はい!」

紬(やっぱりこれがなきゃだめね!)


澪『よし、ヤフーでググるか』


さ「ヤフーでググるwwwwwww」

紬(……集中できない……先生がいるからかしら)


澪『2ちゃんねるはハッカーが多いから危ないんだよ!』


さ「スーパーハカー(笑)」

紬(あぁ、頭に入ってこない……どうすればいいの……)


澪『えーっと……「く」……「く」……』


さ「澪ちゃんひらがな入力なのね……」

紬「あ、あー!寒い!すごく寒くなってきた!」

さ「ど、どうしたの急に……」

紬「このままじゃ凍えてしまうわ……先生、もう少しこっち寄ってください」

さ「暖房あるわよ」

紬「……そうでした、忘れてました」

紬「ちょ、ちょっと今月電気代がすごくて……もったいないので一肌で、ね?」

さ「ブルジョワがなに言ってんのよ……まったく、これでいい?」

紬「は、はい!」

さ「ん……どうやらヒットしたようね、みてあの顔!」

紬「え、えぇ……」

紬(これはやばい逆効果だ集中できへん)


唯『えーっと、くぱぁとは……』

唯『ってどういう意味?』


さ「これで分からないって、どんだけ池沼なの……」


澪『こ、これ読んでもわからないのか!!』

唯『う、うん……えへへ、ごめんねバカだから』


紬(し、心臓が……)


澪『つ、つまり……すっごくえっちな言葉だったんだよ!』


さ「澪ちゃん良い表情ね……」

紬「え、えぇ……」

紬(集中よ……モニターにだけ集中するのよ)


澪『おま……おまたを広げる音だったんだよ……』


さ「今、絶対おまんこって言おうとしたわね」

紬「……!そ、そうですね」

紬(先生がえっちな言葉言ったら……反応しちゃう……)


澪『あぁどうしよう……みんなに聞いて回っちゃって……明日からみんなに会えないよぉ……』


さ「くふふ、そうよねぇ、くぱぁなんて連呼しちゃってたものね……」

紬(せ、先生のくぱぁ……)


澪『どうするんだよ唯ぃ……』

唯『……ねえ澪ちゃん』

唯『私、お風呂で洗うときとか広げるけど、くぱぁなんて音でないよ?』


さ「この子もうだめね」


澪『だ、だから擬音ってかいてるだろ!』

唯『なんでくぱぁなんだろう……』


さ「そういえばそうねぇ、どう思うムギちゃん?」

紬「はい!?べ、別に先生のことなんてどうとも思ってませんけど!?勘違いしないでください!」

さ「いや……あの……」

紬「……!す、すいません、ちょっと考え事を……」

さ「そ、そう?まぁいいわ……」


唯『ねえ澪ちゃん』

澪『こんどはなんだ・・・』

唯『くぱぁやって!』


さ「お、来たわよむぎちゃん!」

紬「は、はい……」

さ「……今日はおとなしいのね、いつもはキチ○イばりに興奮してる頃なのに」

紬「そ、そんなこと……もう!訴えますよっ!」


唯『お願いだよ~今度ケーキおごるよ~』

澪『うっ……だ、だめだめ!そんな知りたきゃ自分のやればいいだろ!』


さ「ケーキとくぱぁとじゃ釣り合わないものね」

紬「そ、そうですね」

紬(やっぱり近杉……耳に息が……)


澪『じ、じゃあ憂ちゃんに見せてもらえばいいだろ・……』

唯『えー、でもなんか姉妹でそんなことやるのは……///』


さ「残念ね、憂ちゃんはもう梓ちゃんにものよ」


澪『今さら照れるな!それに……友達どうしでやるほうが変だろ……』

唯『えー……じゃあ恋人になろう!澪ちゃん!』


さ「ず、ずいぶん簡単にいうのね……」

紬(恋人……先生と……)


澪『そんな軽々しく言うなよ!第一女の子同士でなんて……変だよ……』

唯『えー、変じゃないよ!ムギちゃんもこの前「女の子同士は素晴らしい」って語ってたよ!』


さ「そんなことしてたのね……」

紬「は、はい……」


澪『その・・・唯は私のこと好きなのか・・・?』

唯『大好き!』

澪『そ、そっか……じゃあ試しに付き合ってみても……///』

唯『いいの!?やったぁ~!』


さ「あっさり付き合っちゃったわね……」

紬「はい……」

紬(私にも勇気があれば……あんな風に好き、って言えるのかな)


唯『それじゃあさっそくくぱぁ!』

澪『ば、ばか!順序ってものがあるだろ!』


さ「順序ねぇ、りっちゃんたちはカッ飛ばしてたわね」

紬「たまにはこういうのもいいです」


澪『だ、だから……まずキ、キッスを……///』


さ「おおう、寒気が……」ギュッ

紬「……!///」

紬(先生が腕にしがみついて……!)


唯『そっか、そうだね、はい!』

澪『え……唯からするんじゃないのか?』

唯『そうなの?』

澪『だって普通告白した方からするだろ?』


さ「いつの『普通』よ……」

紬(あ、汗が……落ち着くのよ紬)


唯『わかったよ、はい』


さ「色気ないわねー……」

紬(……先生は、色気のあるキスをしたことあるのね)


唯『はい、じゃあくぱぁ!』

澪『まてまてまて!』


さ「なんのコントよ」

紬「ふふ……」


澪『だからそういうのはちゃんとステップを踏んでやるべきだって……』


さ「何日かかるのかしら」

紬(別に何日でも泊まっていっても……なんて)


唯『じゃあめんどくさいし、一気に済ませちゃおうか』

澪『めんどくさいって……』


さ「お、いいわよ唯ちゃん」

紬(あ……)


唯『まずなにするの?』

澪『え?えーっと……』

澪『じゃあ……べろちゅーでもやろうか』

唯『べろちゅー?』

澪『ディープキッスだよ』


さ「急ね、ステップ間違えてないかしら」

紬(べろ……先生とべろちゅ……)


唯『やり方わかんないや、えへへ』

澪『じゃあ……私がするから……』


さ「やっぱり澪ちゃんがリードするのね」

紬(私と先生だったら……やっぱり先生?)


澪『チュウ……ジュル……』


さ「ぎこちないわねー、まぁ初めてはそうだろうけど」


唯『……!』ドンッ


紬「あ……」


澪『ど、どうした?』

唯『なんか……べろちゅー嫌い……』


さ「あっはは、気持ち悪かったのね」

紬(気持ちいいんじゃないのかしら……)


澪『ご、ごめん、下手だったかな……もう一回やらせて!』

唯『うーん……あと一回だけね?』


さ「澪ちゃん頑張るわね」

紬「くやしいのかしら」


唯『ん……』

澪『はむ……』


さ「うわ、唯ちゃん露骨に嫌な顔ね」

紬「澪ちゃん大変ね……」


唯『んむ……?』

唯『はむはむ……!』


さ「あら、急に唯ちゃんが積極的に……」

紬「コツつかんだのかしら」


澪『ん……んん……』


さ「澪ちゃんの表情が溶けてきたわぁ……」

紬(いいなぁ……)


唯『ふぅ、結局2時間もやってしまった』

澪『や、やりすぎ……ハァハァ』


さ「ホントにやりすぎよ……」

紬「唯ちゃん、1つのことやりだしたら止まらないから……」


唯『次はなにするの?』

澪『も、もう次いくのか?』

さ「次は胸かしらね」

紬「流れ的にはそうじゃ……」

澪『あなるいじり虫』


さ「……」

紬「……」


9
最終更新:2010年01月14日 18:03