唯「?耳掻き?どうして?」

憂「一年の計は元旦にあり!今日耳の中をきれいにしておけばお姉ちゃんは一年間清潔な耳が保証されるんだよ!」

唯「ふむふむ…なるほど。じゃあお願い!」

憂「かしこまりました~」

憂「じゃあここ、膝枕ね」

唯「やったー憂の膝枕だ~!」

憂「わっ!もーお姉ちゃんたらぁ」

唯「えへへー」

憂「じゃあ行くよー♪」

唯「はーい♪」

憂「ゆっくり、ゆっくり…」

ほじっ

唯「ひゃんっ」

憂「わわ、平気?」

唯「うん、びっくりしただけだよ」

憂「よかった。じゃあ続けるね」

かきかき

唯「んー…あったかい…」

憂「どう?」

唯「気持ちいいよー」

憂「そ、そっか」

憂「……」

ほじほじ

唯「…なんだか眠くなっちゃう…」

憂「寝ててもいいよ。続けてるから」

唯「うんー…」


憂「……」

ほじり

憂「わ、おっきい」

唯「……憂のエッチ」

憂「お、お姉ちゃんのだもん!」

唯「えへへ…」

憂「変なこといっちゃダメだよ」

ほじほじ…

唯「……んっ」

憂「?」

唯「へ、平気だよ」

憂「そう?」

かきかき…

唯「……んんっ」

憂「……」

ごそごそ

唯「……っ」

憂「……」

唯「はぁ、……んっ」

憂「……//」

憂「……」

ほじっほじっ

唯「……っはぁ、」

かきかき

唯「……あ、んっ……ういっ……」

憂「……//」

唯「はぁ、はぁ…」

憂「ちゃんときれいにしてあげるからね、お姉ちゃん…」

ぽりぽり

唯「あぁんっ!」

唯「んふぅ、ふぅ…」

こそこそっ

唯「はあっ、はあっ…う、うい……」

憂「…平気だよお姉ちゃん、心配しないでいいよ。…ね?」

唯「…う、ん…」

ぽりぽり

唯「……っ」

憂「…お姉ちゃんっ」

…ぽりっ

唯「ああああああああんっ!」

唯「……っはぁ、はぁ、……」

憂「お姉ちゃん…」

――
――――

唯「……うい、その、私……」

憂「う、ううん…」

唯「……」

憂「……」

唯憂「……」







憂「またいつでも耳掻きしてあげるね!お姉ちゃん!」

唯「うん!憂だいすき!」

――
――――

唯「じゃないよ!」

唯「今になって考えたら、なんてことしちゃったんだろう…」

唯「こんなこと誰にも言えないよ…」

唯「わたし…」

唯「……」

唯「…もう忘れなくちゃいけないのに…」

ほじっ

唯「だめ、だめなのに…」

ほじほじ

唯「はぁぁっ…」

唯(もう一回、もう一回だけだから、憂に……)

ほじりー

唯「あぁあっ」

……

唯(またやっちゃった…)

唯(お姉ちゃんなのに、私の妹なのに…)

唯「こんなことしちゃだめなのに…」

憂「どんなこと?」

唯「へっ?う、うい!?いつから…」

憂「……お、お姉ちゃんが耳を触りはじめたあたりから……」

唯(見られてた…)

唯「……うぅっ、憂、ごめんね…」

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「私、憂のこと考えながら耳触っちゃった…ぐすっ」

唯「もうしないから、嫌いにならないで…」

唯「ごめんね、ごめんね…」

ほじっ

唯「ひあっ、う、うい!?」

憂「お姉ちゃん……ほじってほしい?」

唯「え……で、でもっ」

憂「お姉ちゃんがいいなら、私はいいよ」

唯「憂……」

憂「いつでもしてあげるって言ったでしょ?」

唯「……ほ、ほんと、に……?」

憂「うん…」

唯「……」

唯「憂、して……」

憂「…うん」


――
――――

唯「お正月はこんな感じでした!」

律「憂ちゃんくれ!」



 おわり。



最終更新:2012年01月02日 20:53