梓「たい焼き、絶対約束だからね!」ピッ

梓「もう、純ったら勝手なんだから。これからどうしよう…ん?」

梓「(あれはムギ先輩!どこ行くんだろう…ちょっとつけてみよ)」

梓「(あれ?今ここ曲がったと思ったのに)」

紬「わっ!!」

梓「ひゃっ!」 

紬「えへへ、驚いた?」

梓「もう、おどかさないで下さいよ…」ドキドキ

紬「ごめんなさい。梓ちゃんがつけてきてたから、つい」テヘッ

梓「(かわいい!)も、もう…//ところで先輩は何してたんですか?」

紬「私は参考書を買いに行く所なの。梓ちゃんもお買い物?」ニコッ

梓「えーっと、まぁそんなとこです…あははは」

紬「そうなの。じゃあよかったら一緒にお買い物しましょ」キラキラ

梓「えっ!でも」 

紬「梓ちゃんとも二人でお買い物したかったの~」

梓「(うぅ、なんて眩しい笑顔!)でわ、お供させていただきましゅ」

梓「(か、噛んだ~!!)//」

紬「ふふふっ、梓ちゃんったら。じゃあ行きましょっか」ギュッ

梓「あっ…(手…)」


ほんやさん!

紬「あったわ」

梓「先輩はN女子大を受けるんですよね?」

紬「えぇ」 

梓「もうすぐ…卒業しちゃうんですよね…」シュン

紬「梓ちゃん?」 

梓「あっ…いえ、何でもありません!」


店員「アリヤシター」 


紬「ごめんね、わざわざ付き合わせちゃって…」

梓「いえ!私こそ変なこと言って…すみません…」

紬「…あ、そうだ!梓ちゃん、私行きたい所があるの!」

梓「へ?」

紬「ほら、行きましょ!」ギュッ

梓「ここは…」 

紬「うん!駄菓子屋さんよ!」フンス

梓「(ムギ先輩が…駄菓子屋さん?)」

紬「見て、梓ちゃん!これ何かしら!」 

梓「これはゼリーですよ」

紬「おじさんこれください!…どうやって食べるのかしら…」

梓「ふふふっ。これはこうやって食べるんですよ」ネジネジ

紬「へぇ~、すごいわ梓ちゃん!」

梓「これくらい普通ですよ」フンスッ

紬「よかった」 

梓「え?」

紬「うん…梓ちゃん、なんだか落ち込んでるみたいだったから」

紬「でもやっと笑ってくれた」ニコッ 

梓「!!///」

紬「あのね、私たちはもうすぐ卒業しちゃうけど…」

紬「でもね!放課後ティータイムは不滅だからね!」フンスッ

梓「ムギ先輩…」ウルッ

紬「だから安心して?みんな梓ちゃんのこと大好きなんだから」ニコッ

梓「えっ、ちょっ///」

紬「あら?みんな卒業しちゃうのがさみしかったんじゃないのかしら?」

梓「そ、そんなことありません!//」

梓「先輩たちがいなくても今以上のけいおん部にしてみせます!」フンスッ

紬「そう、それは頼もしいわね」クスクス

梓「は!すみません、調子に乗りすぎました(は、恥ずかしー//)」

紬「梓ちゃん、これからもけいおん部をよろしくね」ニコッ

梓「はい!あの…そこでムギ先輩、お願いがあるんですけど…」

紬「なぁに?梓ちゃん」

梓「その…今度お茶の入れ方、教えてもらえませんか?」

紬「ええ、もちろんよ!」

梓「ありがとうございます!」

紬「そうだ、次の後輩のために新しいティーカップも用意しなくちゃね」

紬「さっそく食器屋さんにいきましょう!」ギュッ

梓「ちょ、ムギ先輩!気が早すぎますってば!」

梓「(でも……)」

梓「(まぁ、いっか)」ギュッ



おしまい



最終更新:2012年01月09日 09:20