201. 梓「(か、噛んだ〜!!)//」 2012/01/08(日) 23:45:19.94 ID:fV7H1ktG0
ーーーーー

空ききょうしつ!


唯「なぁに?話って。あっ、もしかして愛の告白!?どうしようそれは困っちゃうなぁ」テレテレ

純「真鍋先輩と付き合ってるからですか?」

唯「えぇっ!?どうしてそれを」

純「…やっぱり本当なんですね?」

唯「う、うん…」


202. 紬「ふふふっ、梓ちゃんったら。じゃあ行きましょっか」ギュッ 2012/01/08(日) 23:49:36.92 ID:fV7H1ktG0
純「女子同士で気持ち悪い…」ボソッ

唯「えっ」

純「先輩たちってレズだったんですね。ホントけーべつしますよ」

唯「うぅ…」ジワッ

純「こんなことが学校中に知れ渡ったらどうなりますかね〜」ニヤ

唯「!?」


203. 梓「あっ…(手…)」 2012/01/08(日) 23:54:18.53 ID:fV7H1ktG0
純「けいおん部から追い出されちゃうかも」

唯「そんな…」

唯「でも、私は和ちゃんが好き!」

純「!?」

唯「それにけいおん部のみんなだってきっとわかってくれるよ」

純「…そう」


205. ほんやさん! 2012/01/09(月) 00:01:23.88 ID:HRXaFEGN0
純「でも真鍋先輩は…どうでしょうね?」

純「きっと内申なんかにも響くんじゃないですか?」

純「真鍋先輩はK大目指してるらしいですし、これはいただけないですよねぇ」

唯「!?」

純「きっとあなたはお荷物になりますよ」

唯「そんな…」


207. 紬「あったわ」 梓「先輩はN女子大を受けるんですよね?」 2012/01/09(月) 00:06:43.96 ID:HRXaFEGN0
純「悪いことはいいませんから、別れた方がいいんじゃないですかぁ?」

唯「でも…」

純「それに私ってば口軽いからなぁ〜」

唯「!!」

純「こんなおもしろいこと、黙ってられないかもぉ〜」

唯「ま、待って!このことは誰にも言わないで…お願いだから」


208. 紬「えぇ」 梓「もうすぐ…卒業しちゃうんですよね…」シュン 2012/01/09(月) 00:10:23.26 ID:HRXaFEGN0
純「えー、でもホントのことなんですよね?じゃあ別にいいじゃないですか」

純「まぁ、今まで通りの生活は送れないかもしれませんが」クスクス

唯「お願い、和ちゃんには迷惑かけたくないから…」

純「チッ…だから別れればいいじゃないですか」

唯「………」


209. 紬「梓ちゃん?」 梓「あっ…いえ、何でもありません!」 2012/01/09(月) 00:16:32.21 ID:HRXaFEGN0
純「あー真鍋先輩かわいそー。こんなことで人生棒に振るなんてー」

唯「っ!」

唯「そうだよね…私なんかと一緒にいたら」

純「…」

唯「もう和ちゃんとはただの幼馴染に戻るから…だから今までのことは…」

純「わかりました。じゃあすぐに真鍋先輩と別れてくださいね」

唯「うん…」


211. 店員「アリヤシター」 紬「ごめんね、わざわざ付き合わせちゃって…」 2012/01/09(月) 00:23:10.65 ID:HRXaFEGN0
純「話はそれだけです。それじゃあ」

タッタッタッ


純「っ…」ハァッ、ハァッ

純「…ごめんなさい」


213. 梓「いえ!私こそ変なこと言って…すみません…」 2012/01/09(月) 00:31:54.86 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

きょうしつ!


和「あ、唯。どこ行ってたのよ。早くごはん食べましょ」

唯「あっ…」

和「お昼から生徒会で会議があるから、早くしないと時間がなくなっちゃうわ」

唯「あの…」


215. 紬「…あ、そうだ!梓ちゃん、私行きたい所があるの!」 2012/01/09(月) 00:38:27.92 ID:HRXaFEGN0
和「どうしたの?なんだか元気ないじゃない」

唯「ちょっと話したいことがあるから、そこの空き教室までいいかな?」

和「えっ?ええ。いいけど、どうしたの?」

唯「………」


217. 梓「へ?」 紬「ほら、行きましょ!」ギュッ 2012/01/09(月) 00:44:23.49 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

ふたたび空ききょうしつ!


和「それで、話って何かしら?」

唯「ごめん和ちゃん」

和「ん?」

唯「私たちやっぱり今まで通り幼馴染でいよ?」


219. 梓「ここは…」 紬「うん!駄菓子屋さんよ!」フンス 2012/01/09(月) 00:52:43.64 ID:HRXaFEGN0
和「そう。じゃあ戻ってお昼ごはんを…」

和「え?どういう意味かしら…」

唯「だからその、前みたいに友達で」

和「ふふっ、あはははは!」

唯「!!の、和ちゃん?」


221. 梓「(ムギ先輩が…駄菓子屋さん?)」 2012/01/09(月) 00:57:18.49 ID:HRXaFEGN0
和「あぁ、ごめんなさい」フフッ

和「そうよね、当たり前よね」クスクス

和「私は普通じゃないんだから」

唯「そ、そうじゃなくて!」

和「うるさい!!」

唯「っ!?」


223. 紬「見て、梓ちゃん!これ何かしら!」 梓「これはゼリーですよ」 2012/01/09(月) 01:07:08.72 ID:HRXaFEGN0
和「話はそれだけ?」

唯「え…っと」

和「そうなんだ、じゃあ私、生徒会行くね」スタスタ

唯「の、和ちゃん…!」

唯「(生徒会室はそっちじゃないよぅ…)」


226. 紬「おじさんこれください!…どうやって食べるのかしら…」 2012/01/09(月) 01:13:35.07 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

スタスタ

…タッタッタッ

タッタッタッタッ

ガラガラッ
バタンッ、ガチャ


和「はぁ…はぁ…」

和「(そうよね…わかっていたことじゃない…)」


228. 梓「ふふふっ。これはこうやって食べるんですよ」ネジネジ 2012/01/09(月) 01:17:58.76 ID:HRXaFEGN0
和「(…ここのトイレは滅多に人はこないし)」

和「(ここのでなら…おもいっきり泣いても…)」ジワッ

和「うくっ…ふぁ、」ポロポロ

和「わあぁぁぁぁぁぁあああああ!!」

230. 紬「へぇ〜、すごいわ梓ちゃん!」梓「これくらい普通ですよ」フンスッ 2012/01/09(月) 01:24:07.71 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

ポチャッ…

ポチャッ…


和「………」

和「(…もうどれくらい経ったかしら…)」

和「(会議に…授業…さぼっちゃったわね)」フフッ


232. 紬「よかった」 梓「え?」 2012/01/09(月) 01:30:55.17 ID:HRXaFEGN0
ガチャ

キュッキュッ

ザー

バシャバシャ

キュッキュッ


和「…酷い顔ね」

和「…一体あなたは誰なの?」

和「ねぇ…」


234. 紬「うん…梓ちゃん、なんだか落ち込んでるみたいだったから」 2012/01/09(月) 01:37:13.08 ID:HRXaFEGN0
和「答えなさいよ!!」

ガシャン!!


和「はぁ…はぁ…はぁ…」

和「私は…一体なんなのよ」


236. 紬「でもやっと笑ってくれた」ニコッ 梓「!!///」 2012/01/09(月) 01:42:30.00 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

きょうしつ!

ガラガラッ


澪「あっ、和!どうしたんだ?授業出てなかったけど…」

和「ちょっと体調が優れなくて。でももう大丈夫だから」

澪「そ、そっか。あんまり無理するなよ」

和「ええ、ありがとう澪」


240. 紬「あのね、私たちはもうすぐ卒業しちゃうけど…」 2012/01/09(月) 01:55:36.52 ID:HRXaFEGN0
澪「そういえば唯のやつもお昼終わりからおかしくて」

和「そう?唯がおかしいのはいつもでしょ?」

澪「え?ど、どうしたんだ和…」

和「別に?それよりさっきの授業のノート、借してもらってもいいかしら?」

澪「あぁ…」

和「ありがとう、助かるわ」

澪「(和…何かあったのか?)」


241. 紬「でもね!放課後ティータイムは不滅だからね!」フンスッ 2012/01/09(月) 02:02:56.45 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

ほうかご!


梓「こんにちは」ガチャッ

唯「………」ボーッ

梓「あれ?」

律「おう梓。唯のやつ、昼休みからずっとこんな調子なんだ」


242. 梓「ムギ先輩…」ウルッ 2012/01/09(月) 02:07:19.46 ID:HRXaFEGN0
澪「心焉に在らずって感じだな」

紬「ほんと、どうしたのかしら…」

梓「唯先輩…」

紬「唯ちゃん、お茶がはいったわよ」

唯「うん」ボーッ

律「ほら唯、お菓子だぞー!おっ、今日はミルフィーユか!」

唯「うん」ボーッ


244. 紬「だから安心して?みんな梓ちゃんのこと大好きなんだから」ニコッ 2012/01/09(月) 02:16:53.91 ID:HRXaFEGN0
律「ほらほら見てみろよ!いちごがいっぱい乗ってるぞ!すげー!!」

唯「りっちゃんうるさい」ボーッ

律「うーん、唯がお菓子にすら興味を持たないなんて…こりゃ重症だぞ」

紬「どうしましょう…今日はもうお休みにする?」

澪「これじゃあ練習もできないしな…」

律「仕方ない、唯を送って今日は解散しよう」


245. 梓「えっ、ちょっ///」 2012/01/09(月) 02:22:54.97 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

ひらさわけ!

ピンポーン


憂「はーい」ガチャ

澪「あ、憂ちゃん」

憂「けいおん部のみなさん、どうかしたんですか?」

律「唯が調子悪いみたいでさ、送ってきたんだけど」


246. 紬「あら?みんな卒業しちゃうのがさみしかったんじゃないのかしら?」 2012/01/09(月) 02:30:47.96 ID:HRXaFEGN0
憂「そうなんですか!?お、お姉ちゃんだいじょうぶ!?」

唯「………」

梓「唯先輩、ずっとこんな調子で…」

憂「お姉ちゃん…」

紬「それとこれ。今日のお菓子なんだけど、憂ちゃんの分もあるから一緒に食べてね」

憂「紬さん…すみません、ありがとうございます」


247. 梓「そ、そんなことありません!//」 2012/01/09(月) 02:35:01.87 ID:HRXaFEGN0
律「それじゃあ私たちはこれで。じゃあ唯、無理するなよ」

紬「今日はゆっくり休んで、早く良くなってね」

憂「みなさん、今日はありがとうございました」

澪「いいんだよ。憂ちゃん、唯をよろしく頼むよ」

梓「憂も何かあったら連絡してね」

憂「梓ちゃんありがとう」

澪「あっ憂ちゃん、ちょっといいかな」コソコソ


249. 梓「先輩たちがいなくても今以上のけいおん部にしてみせます!」フンスッ 2012/01/09(月) 02:40:32.61 ID:HRXaFEGN0
憂「澪さん?」

澪「実は和の様子もおかしかったんだ。もしかしたら二人の間に何かあったのかも」

憂「!?」

澪「でも確証がなかったから…一応憂ちゃんには話しておこうと思って」

憂「そうですか…わかりました。わざわざありがとうございます」


250. 紬「そう、それは頼もしいわね」クスクス 2012/01/09(月) 02:44:06.09 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー


憂「お姉ちゃん大丈夫?病院行こうか?」

唯「……ごめん、今日は寝るよ」

憂「えっ、ちょっとお姉ちゃ…」

バタン

憂「(お姉ちゃん…)」


252. 梓「は!すみません、調子に乗りすぎました(は、恥ずかしー//)」 2012/01/09(月) 02:47:44.26 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

よくじつ!


憂「お姉ちゃん、調子はどう?」

唯「……」

憂「…学校にはお休みするって連絡入れておくね」

憂「じゃあゴハンはテーブルに置いてあるから。何かあったらすぐに電話してね」


253. 紬「梓ちゃん、これからもけいおん部をよろしくね」ニコッ 2012/01/09(月) 02:51:19.73 ID:HRXaFEGN0
憂「…それじゃあ行ってくるから」

唯「…うい」

憂「なぁにお姉ちゃん?」

唯「…ありがとう」

憂「いいえ、お姉ちゃんも早く良くなってね」

ガチャ

バタン


唯「…ごめんね、憂」


254. 梓「はい!あの…そこでムギ先輩、お願いがあるんですけど…」 2012/01/09(月) 02:55:05.58 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

つうがくろ!


憂「(お姉ちゃん、大丈夫かなぁ…)」

憂「あっ、和さん。おはようございます」

和「あ…」


256. 紬「なぁに?梓ちゃん」 2012/01/09(月) 02:58:17.65 ID:HRXaFEGN0
憂「どうかしました?」

和「何でもないわ。おはよう憂」

和「悪いけど生徒会の仕事があるから先に行ってるわね」

憂「え?はい」

憂「(和ちゃん、今日はお姉ちゃんと一緒じゃないのに何も聞いてこなかった…)」

憂「(やっぱりお姉ちゃんと何かあったの?)」


258. 梓「その…今度お茶の入れ方、教えてもらえませんか?」 2012/01/09(月) 03:03:05.17 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

がっこう!


さわ子「昨日、掃除の時間に一階のトイレの鏡が割られているのが見付かりました」

さわ子「掃除用のモップで故意的に割られていたようです」

さわ子「まあ、あなた達は大丈夫だと思うけど、こういった行為のないように」

「はーい!」

さわ子「それと今日平沢さんは欠席だそうです。あなた達も受験生だから体調管理はしっかりね」

和「………」


259. 紬「ええ、もちろんよ!」 梓「ありがとうございます!」 2012/01/09(月) 03:07:12.07 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー


ひらさわけ!


唯「(学校さぼっちゃったなぁ)」

唯「(もうまともに和ちゃんに会えないよ)」グスッ

唯「(でもこんなんじゃダメだよね…みんなに、憂にも迷惑かけちゃうし)」

唯「(うん!私はお姉ちゃんなんだから、もっとしっかりしなきゃ)」


261. 紬「そうだ、次の後輩のために新しいティーカップも用意しなくちゃね」 2012/01/09(月) 03:11:08.28 ID:HRXaFEGN0
ガチャ


憂「ただいま」

唯「うい〜、おかえりー!」

憂「お、お姉ちゃん、もう大丈夫なの?」

唯「うん!もうすっかり元気!これも憂のおかげだよ〜」

憂「……」

唯「あれ?どうしたの?」


262. 紬「さっそく食器屋さんにいきましょう!」ギュッ 2012/01/09(月) 03:16:43.35 ID:HRXaFEGN0
憂「…お姉ちゃん、和ちゃん来てるよ」

唯「えっ!」ビクッ

憂「…嘘」

唯「なっなんだぁ、おおおどかさないでよぉ」ドキドキ

憂「どうしてそんなに驚くの?」

憂「…あのねお姉ちゃん、もしかして和ちゃんと何かあったの?」


263. 梓「ちょ、ムギ先輩!気が早すぎますってば!」 2012/01/09(月) 03:20:25.15 ID:HRXaFEGN0
唯「そんな、あるわけないよ。何言ってるの憂」

憂「お姉ちゃんは和ちゃんのことが好きなんでしょ?」

唯「!?」

憂「そして和ちゃんもお姉ちゃんのことが好き」

唯「そんなことない」

憂「お願い、何があったのか話して。二人がその…好き同士っていうのは知ってるから」

唯「実は…」


264. 梓「(でも……)」 2012/01/09(月) 03:24:45.43 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー


憂「じゃあやっぱり二人は付き合ってたんだね」

唯「ごめんね…秘密にしてて」

憂「いいんだよお姉ちゃん、気にしないで」

唯「私…憂も和ちゃんのこと好きだって知ってたから…」

憂「え…」


265. 梓「(まぁ、いっか)」ギュッ 2012/01/09(月) 03:27:30.46 ID:HRXaFEGN0
唯「だって姉妹だもん、わかるよそれくらい」

唯「憂は私なんかよりいい子だから、和ちゃんはきっと憂を選ぶと思っていたから」

唯「和ちゃんが私を選んでくれてすごく嬉しかった」

唯「それに憂に勝ったような気になって優越感さえ感じてた。ホント最低だよ…」

唯「でも憂に知られたら和ちゃんを取られちゃうんじゃないかって」

唯「憂はそんな悪い子じゃないのに…それなのに私…」ポロポロ

唯「だからバチが当たったんだよ」グスッ


266. おしまい 2012/01/09(月) 03:31:14.45 ID:HRXaFEGN0
ギュウッ


唯「う、うい?」

憂「ごめんねお姉ちゃん…私も和ちゃんを好きになって」

唯「そんな…」

憂「実は日曜日、二人が…してるとこ見ちゃったんだ」

唯「う?えぇぇぇええ!?ちょ、ちょっとういぃ///」


267. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:36:11.33 ID:HRXaFEGN0
憂「その時すごく悲しかった。でもそれ以上に訳分かんなくなって、心臓がすごくバクバクして、頭に血が上って」

憂「お姉ちゃん達がたまらなく憎かった」ボソッ

唯「!?」

憂「私はお姉ちゃんが思うほどいい子なんかじゃない」

憂「大好きなお姉ちゃんと和ちゃんのはずなのにこんな感情…私は悪い子なんだよ」


269. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:40:46.84 ID:HRXaFEGN0
唯「そんなこと…」

憂「ううん」グスッ

憂「ごめんねお姉ちゃん…本当にごめんなさい…もう平気だから」ポロポロ

唯「うい…」ギュッ


271. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:44:18.29 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー


憂「お姉ちゃん、もう大丈夫だよ」

唯「うん…」

憂「でもどうしたの?和ちゃんと喧嘩でもしちゃったの?」

唯「ううん…もう別れたんだ」

憂「えっ?どうして…」

唯「実は純ちゃんにバレちゃって…」


272. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:48:44.55 ID:HRXaFEGN0
憂「純ちゃんが!?」

唯「うん…このままじゃ学校中に知れ渡るのも時間の問題だし、そしたら和ちゃんに迷惑かけちゃうから」

唯「だから別れた方がいいって、純ちゃんが教えてくれたんだ」

憂「そんな…純ちゃんなんで」

唯「違うの!純ちゃんは忠告してくれただけだから、だから、ね?」

憂「……(純ちゃん…)」ギリッ


274. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:52:59.29 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

よくじつ!


純「あ、おはよう憂」

憂「おはよう純ちゃん」

純「そういえばさー、唯先輩と真鍋先輩、別れたらしいよ」


275. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 03:57:25.17 ID:HRXaFEGN0
憂「うん、お姉ちゃんに聞いたよ。全部…」

純「そうなんだ。まぁ二人の愛なんてそんなもんだったんだよ」

純「そこで真鍋先輩はフリーな訳じゃん。今なら

パシッ!!


276. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:01:28.63 ID:HRXaFEGN0
純「っ!」

憂「純ちゃん、本気で言ってるの?」

純「な、何よ憂。せっかくの別れたんだしチャンスじゃん」

憂「お姉ちゃんに全部聞いたって言ってるんだよ?純ちゃんのことも」

純「えっ、それは


278. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:08:00.77 ID:HRXaFEGN0
憂「今の純ちゃんは本当に最低だよ!お姉ちゃんや和ちゃんをあんなに傷つけて」

憂「それで何を言い出すと思えば…信じらんない!!」

純「っ!?」

純「…私だって、私だって好きな人には幸せになってもらいたいのよ!」


280. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:13:35.16 ID:HRXaFEGN0
憂「何言ってんの!意味わかんないよ!!」

純「わっかんないかなぁ!」

憂「わかんないよ!!」

純「っ…ばか!!!」

タッタッタッ


憂「あっ、純ちゃん!!」


281. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:21:37.66 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

ハァ、ハァ…


純「(憂、すごい怒ってた)」

純「ははっ…ほっぺた、痛いなぁ」

純「(やっぱり私、間違ってた?…当たり前か)」ジワッ

和「あら?あなたは憂の友達の」

純「あっ…」


282. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:26:44.76 ID:HRXaFEGN0
和「どうしたの?その、泣いてるみたいだけど大丈夫?」

純「これは、その」

和「ほら可愛い顔が台無しよ。これで涙ふいて」

純「なんで、なんで先輩はそんなに優しいんですか…」ポロポロ、ヒック

和「ちょっと、どうしたのよ?」

純「わ゛―ん、ばなう゛ぇぜんぶぁーい!!ごべんな゛ざーい!!」ダキッ

和「ちょちょ///一体なんなのよ///」


284. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:30:44.32 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー


和「…落ち着いたかしら?」

純「はい、すみませんでした」

和「で?一体なにがあったの?」

純「先輩、本当にすみませんでした!!」ドゲザ

和「ちょっとやめてよ!意味がわからないわ!」


286. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:33:12.08 ID:HRXaFEGN0
純「実は唯先輩に真鍋先輩と別れるようにお願いしたんです!」

和「!?」

純「…私が言っちゃダメなことかもしれませんが、憂は先輩のことが好きだったんです」

和「えぇ!う、憂が!?」

純「でも憂は二人が幸せならそれで良いって言うんですよ。好きな人が幸せならそれで良いって…」

和「…憂」


287. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:36:13.19 ID:HRXaFEGN0
純「でも私は納得できなかった。憂だって平気じゃないはずなのに、憂だって幸せになっていいはずなのに!」

純「好きな人には幸せになって欲しい!笑っていて欲しい!私だってそう思う!だから!」

和「…(この子…そういうことね)」

和「鈴木さん、目を閉じて歯を食いしばりなさい」

純「!…はい」


288. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 04:40:21.20 ID:HRXaFEGN0
ペチッ


純「あいたっ!ってデコピン!?」

和「確かに唯にヒドイことを言ったのは許しがたいけど、その行動にはそれなりの理由があったみたいだしね」

純「すみませんでした…」

和「謝る相手は私じゃないわ。唯と、それに憂にもね」

純「はい…」


290. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:00:36.07 ID:HRXaFEGN0
和「でも本当のこと、話してくれてありがとう。おかげでやるべきことがハッキリしたわ」

和「……」ポチポチ

ピッ


和「もしもし、唯?」

和「…ちょっと話したいことがあるんだけど」


292. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:21:24.41 ID:HRXaFEGN0
和「お願い、大事な話なの」

和「…えぇ、それじゃあ生徒会室で待ってるから」ピッ

純「あの、その…ホントにすみませんでした。私もこれからは二人のこと応援します!」

和「そうなんだ、じゃあ私、生徒会室行くね」ニコッ

和「それと鈴木さん、あなたもがんばりなさい」フフフッ

純「えぇ?あ…はぃ///」


295. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:26:34.00 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

せいとかいしつ!

ガラガラ


和「唯、来てくれたのね」

唯「うん…」


296. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:31:24.09 ID:HRXaFEGN0
和「鈴木さんから話は聞いたわ」

唯「あっ…」

和「唯、私はあなたの本当の気持ちを知りたいの」

和「私は唯のことが好き」


297. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:36:07.53 ID:HRXaFEGN0
唯「…やっぱりだめだよ和ちゃん、みんなにバレたら」

唯「それに…(憂だって…)」

唯「和ちゃんは私なんかといちゃダメなんだよ。きっと誰も幸せになれない」

唯「だから今まで通りでいよ…ね?」

和「………」スゥ


299. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:44:02.52 ID:HRXaFEGN0
和「それでも私は平沢唯を愛しています!!」

唯「!!」ビクッ

和「世間体なんて知らない!」

和「私だって…小学校から唯のことずっと、ずーっと好きだったんだもの!」

唯「えっ…」

和「はぁ、はぁ…」

和「だから…私の恋人になってくれませんか?」


303. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:51:18.99 ID:HRXaFEGN0
唯「うぅ…ぐすっ…はい!」ニコッ

唯「私も真鍋和をずっと、ずーっと愛してます!」ポロポロ

和「唯…もう放したりしないわ」ギュッ

唯「ヒック、ごべんね、のどがぢゃん」ジュルジュル

和「いいのよ。ほら、鼻かんで」

唯「う゛ん」チーンッ


306. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 05:55:30.11 ID:HRXaFEGN0
和「にしても、平沢姉妹の両方から愛されていたなんて、私は幸せものね」クスッ

唯「えぇぇええ!?なんでういが和ちゃんのこと好きだったって知ってるの!?」

和「あっ、それは…内緒よ」


307. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:03:47.27 ID:HRXaFEGN0
唯「でも憂は…私たちのこと祝福してくれるかなぁ…」

和「えぇ、きっと大丈夫。それにあの子には強い味方がついてるもの」フフッ

唯「強い味方ぁ?」

和「そっ」ニコッ


309. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:10:15.43 ID:HRXaFEGN0
ーーーーー

よくじつ!


純「その、こないだはホントにごめん…」

憂「ううん、私の方こそ…。それに和さんに本当のこと話してくれたんでしょ?」

純「うん…私ってば何にもわかってなかったよ。唯先輩にもヒドイこと…」

憂「…大丈夫、きっとお姉ちゃんも許してくれるよ」

純「でも…私…なんて言ったら…」ジワッ


310. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:15:15.08 ID:HRXaFEGN0
ギュッ


純「!」

憂「心配しないで。私も一緒に謝ってあげるから、ね?」

純「なんで…憂は悪くないじゃん」

憂「ううん、純ちゃんは私の大事な親友だもん」

純「憂…ありがとう。ほんとにごめんね」

純「大丈夫、気にしないで」ニコッ


312. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:19:28.82 ID:HRXaFEGN0
純「…あ、あのさぁ、お詫びにって訳じゃないんだけど、今度どっか遊びにいかない?こないだのダメになっちゃったしさ」

憂「あ、そうだった。じゃあ梓ちゃんにも

純「えっと、その…たまには、二人で行かない?…久々にさ」


313. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:24:10.17 ID:HRXaFEGN0
憂「…二人だけで?」

純「………やっ、やっぱ梓も

憂「そうだね。じゃあ二人で行こっか、久しぶりにだし」ニコッ

純「だよね……って、あれ?」


316. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:27:26.72 ID:HRXaFEGN0
憂「梓ちゃんにはナイショだね」チロッ

純「憂〜!」

憂「これからもよろしくね、純ちゃん」ニコッ

純「うん!」


おしまい


319. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 06:31:27.76 ID:HRXaFEGN0
後半かなりやっつけですね。
名前欄はなんというか申し訳なかった。
とりあえずこれで完結ってことで。

風子ちゃんネタは昔書いてるから良ければそちらをどうぞ。
支援、保守して頂いた方々ありがとうございました。
またなんか思いついたら。




最終更新:2012年01月09日 09:23