唯「ういー、それなにー?」
憂「ホッピングだよ、お姉ちゃん」ピョンピョン
唯「面白そうだね!私にもちょっとやらせてー」
憂「お姉ちゃんごめんなさい・・・これ呪いのホッピングだから降りたくても降りられないんだ」ピョンピョン
唯「えぇ~!」
『ホッピング憂ちゃん』
平沢唯です。妹が呪いのホッピングを拾ってきてしまいました。
憂「お姉ちゃん、お腹すいた?そろそろご飯作るね」ピョンピョン
唯「あ、うん。っていうかその状態で作るの?」
憂「大丈夫だよ~。呪われてるから両手を放しても平気だから」パッ ピョンピョン
唯「そうなんだ・・・」
憂「じゃあ作ってくるから、お風呂先に入っちゃって~」ピョンピョン・・・
唯「はーい」
憂はそう言い残すとキッチンの奥へ消えていきました。
お風呂から出ると、いつもと変わらないとても美味しそうな料理が食卓に並べられていました。
唯「すごい!ホッピング乗りながら作ったの?」
憂「うん。いつもよりちょっと時間かかっちゃった」ピョンピョン
唯「いただきまーす!もぐもぐ美味しい!」
憂「良かった♪私もいただきまーす」ピョンピョン
唯「(喜んでる喜んでる)」
憂「あれっ」ピョンピョン
唯「どうしたの?」
憂「ずっと上下運動してるからっ」ピョンピョン
憂「ご飯がっ」ピョンピョン
憂「うまく食べれないっ」ピョーン
唯「あらら。じゃあ私が食べさせてあげるよ」
唯「ほら、あーん♪」
憂「あ、あーん」ピョンピョン
唯「ちょっと憂動かないで、あーん」
憂「だからっ、止まらないんだよ」ピョンピョン
唯「狙いが定まらない・・・」
憂「そうだ、お姉ちゃんも同じ動きでジャンプすれば!」ピョンピョン
唯「そうか!憂にぴったり合わせて同じようにジャンプすれば、2人は止まってるのと同じだよね!」
憂「うん!」ピーョンピョン
唯「よっし!」フンノス ピョンピョン
憂「お姉ちゃん頑張って」ピョンピョン!
唯「ほっほっ」ピョンピョン
憂「だんだんペースが合ってきたよ!」ピョンヌピョンヌ
唯「はっはっ」ピョンピョン・・・
憂「あれ、ペース落ちてきたよ?」ピョンピョン
唯「もうだめ・・・」バタン
憂「お姉ちゃあああん!」ピョオオン!
唯「あれだよ、そっちは道具使ってジャンプしてるけどこちとら生身だからね」
憂「ごめんねお姉ちゃん、ごめんね・・・」ポロポロ ピョンピョンッ
唯「泣かないで憂。涙がそこら中に飛び散ってるから」
憂「うん」ピョンピョン
唯「うーん、でもどうしたもんだろうねえ。このままずっと生活はできないよね」
憂「私なら大丈夫だよ!」ピョンッ!
唯「そうだ!呪われてるなら、壊しちゃえばいいんじゃないかな!」
憂「さすがお姉ちゃん!いいアイディアだよ!」ピョンピョンッ
唯「憂、私の言ってることでも嫌なことは嫌だって言っていいんだよ」
憂「確かお父さんの机に工具箱があったはずだよっ!」ピョンピョン
唯「とってくるね!」タタッ
憂「1時間後!」ピョンッピョンッ
唯「はあはあ、ごめん。これしか見つからなかったよ」シャキーン
憂「まさかのノコギリ」ピョンッ
唯「じゃあいくよ!じっとしててね!」ツカツカ
憂「いやちょっとじっとできないんだってば!おねえちゃあああ」ピョーンアタック!
ドカッ
唯「ぐぉえー!」
憂「はっ、ごめんお姉ちゃんつい!」ピョン
唯「げほっ。いいんだよ。私もちょと焦っちゃったね」
唯「それにしても、随分ホッピング乗りこなしたねえ」
憂「えへへ」ピョンッピョンッ
唯「(喜んでる喜んでる)もう降りなくてもいいんじゃないかって思えてきた」
憂「そうだよね!私はこのホッピングと一緒に頑張るよ」ピョンピョン
唯「やれやれ、ポップな妹だぜ、ホッピングだけにね」
憂「お姉ちゃん、全然うまくない」ピタッ
唯「あ、止まった」
おわり!
ありがとうございました
最終更新:2012年01月23日 22:35