律「zzz……うがっ」

キョロキョロ

律「澪がいない、トイレかな……」

唯「zzz……」

紬「zzz……」

律「喉乾いた………」


―リビング―

ガラッ

律「…………」

ジャーーーーッ

律「………」ゴクゴク

律「…うまい」

クルッ

澪「よっ……」

律「うわっ!びっくりしたー……」


律「……?」

澪「きぇえええええ!」

パチッ

律「お、おい電気消すなよ」

…………

律「おーい……澪?」

…………

律「2階行ってるぞ……?」

スタスタ

ゴツン

律「……いてっ、なんだ?」

律「まあいいか……澪も早目に来いよー」


―律の部屋―

律「澪のやつ……おかしかったな」

唯「zzz……」

紬「zzz……」

律「というか……一昨日くらいからおかしくなったな……」

律「澪だけじゃなく、唯も……」

唯「ぐーすぴー……ぐーすぴー……」

律「鼻……詰まってるのかな?」


唯「ぐーすぴー……ぐーすぴー……」

律「えへへ……」

唯「ぐーすぴー……ぐーすぴー……」

律「私も寝るかな……」

バタッ

律「zzz……」


―朝―

律「zzz………」

澪「りつー、起きて……」

唯「……りっちゃーん」

紬「りぃいいいいいつぅうううううぅぅぅ!!」

律「え!?……え、なに……びっくりした」

紬「……」ニコニコ

律「……おはよう」

澪「起きてぇぇぇぇぇえええええええええ!!」

律「ん……起きてるから、見てわかるでしょ……」

唯「朝ごはんにしよう!」

律「うーんとね……パンでいい?」

唯「……いいよ」

紬「えっ……」

律「………ごめん、パン嫌い?」

紬「いいえ、むしろ朝はパン以外NGなの………」

律「……そう」


―リビング―

律「あ……」

律「床にスイカが落ちてる……昨日の夜につまづいたのはこれか……」

唯「お腹すいたー……」

律「はいはい、今パン持ってくるよ……」

澪「……いやっほー」

紬「……」ニコニコ


唯澪律紬聡「では、いただきます!」

モグモグ

唯「やっぱ、イチゴジャムが至高だよねぇ……」

澪「んー、うまいよな……」

紬「……そうねー」

聡「ピーナッツバターが好きですね、俺は」

律「あー……いいよな」

唯「ふっ……ピーナッツ……」

律「………」

聡「あっ……またやっちゃった」

律「……おまえ、パンの耳残す食べ方やめろって」

聡「……クセでさ、気づいたらこういう食べ方に……」

唯「……」モグモグ


澪「……聡、その耳をよこしなさい」ひょいひょい

聡「わーい、ありがとう」

律(く、くるか……)ドキドキ

澪「やっぱいらない、唯パス!」

ポンッ

唯「耳だけなんてやだよぉ、紬ちゃんパス!」

ポンッ

紬「……おいしいじゃない、耳」モシャモシャ

律「………あれ、私は?」

紬「……」モシャモシャ

澪「えっ、食べたかった……?」

律「いや……そういうことじゃなくて……」

唯「はぁ……」

紬「パンの耳って、なくてはならないモノよね……」

唯「……今日は何する?」

紬「……」モシャモシャ

律「買」

紬「あ、買い物とか」

唯「いいねぇ……」

律「……」


―店―

律「………」

澪「あっこれ……かわいい」

唯「りっちゃんに似合いそう」

律「なに?……あー、こういうのは着ないかな」

紬「……試着してみてよ」

律「ん、してみる……」

シャーッ

律「……どうかな?」

唯「いい……似合ってる!」

澪「……かわいいよ」

紬「カウィイワー」

律「……じゃあ、買っちゃおうかな」

店員「ありがとうございました」


律「……スカート、買っちゃった」

唯「いいね、それ……」

澪「うん、いいよ……」

律「……ほかにどこ行く?」

紬「ペットショップとか……」


―ペットショップ―

唯「あ……この臭い……」

澪「動物の臭いがする」

律「……」

唯「ハムスターってかわいいよね」

澪「ん……」

律「うーん……」

紬「……どうしたの?」

律「昔さ、共食い見たことあるんだよ……」

唯「……ハムスターの?」

律「そう、それ以来どうも苦手だな……」

唯「……かわいそう」

律「ん………」

律「うあ……思い出してきた」

澪「気が滅入るな……」

紬「……違うコーナー行きましょうか」

唯「猫は……かわいい」

ネコ「にゃー」

律「ん、猫は共食いしないもんな……」

澪「……でも、道路で死んでるのをよく見るよね」

紬「カワイソウ……」

律「あの……いや、なんでもない」

唯「犬は……賢くていいよね」

犬「ワン」

律「ん、かわいいよな」

澪「……でも、毎日の散歩とか大変そうだよな……」

紬「メンドクサソウ………」

律「あの……そんなこといったら動物飼えないよ……」

澪「飼わないから関係ないけどね……」

紬「そうねぇ……」

律「次……どこ行く?」

唯「……帰ろうか」

律「そうだな……」


スタスタ

律「……なぁ」

澪「なに?」

律「ここ2、3日……私たちおかしくない?」

唯「……おかしいって?」

紬「…どういうこと?」

律「情緒不安定っていうか……うまく説明できないんだけど……」

澪「うーん……」

律「明らかにおかしいよな……」

澪「誰に話してるの?」

律「え……みんなにだよ」

唯「独り言かと思った……」

律「……なんでだよ」

紬「気にしすぎよ……」

律「……いや、そんなことないぞ」

律「あれだよ……唯と部室で話したあと」

唯「……」

律「あのときから変だな、いろいろ……」

澪「……」

紬「……」

律「……何とか言えよ!」

澪「……何とか」

律「かぁぁああああ!」

律「お前らもう帰れ!」

律「今日は泊めてやらないからな!」

唯「え……」

紬「イヤヨ、ソンナノ……」

律「じゃあな!」

スタスタ


スタスタ

律「………」

律「……ついて来るな」

唯澪紬「えへへ……」


タッタッタッ

律「………」

クルッ

律「いない……」


―田井中家―

律「ただいまぁ……」

聡「おかえり」

律「……あいつらいないよな?」

聡「いないけど、帰ったの?」

律「うん……」

律「ちょっと部屋で休んでくるわ……」


―律の部屋―

律「……ちょっと言い過ぎたかなぁ」

律「まぁいいか……」

律「あっ、なんか眠くなってきた………」

律「zzz……」




あ……苦し……い

律「………なんだ?」


律「唯の声……?」

なん……でCDくらいで……そこまで……

律「あ………思い出した……」

律「唯が……いい加減なこと言うから、腹が立って」

律「……つい、首を絞めて殺しちゃっんだっけ?」

律「……うん、確かそうだ……」

律「……私、やばいじゃん」

律「でも、唯たち泊まりに来てたし……」

律「……あれはなんだったんだ?」



ピンポーン

律「……誰か来た」

スタスタ

律「あっ、憂ちゃん」

憂「こんにちは」

憂「お姉ちゃん、まだ帰りたがらないんですか?」

律「ん……」

憂「すいません、ご迷惑おかけして」

律「いや、いいよ……」

憂「これ、着替えです」

律「ん、ありがとう……」



―律の部屋―

律「………」

律「ふうううううう!」

律「きええええええええ!」

律「おいおい、おまえら、静かにしろよ……」

律「……うるさいぞ、さすがに」


律「律、昼飯どうする?」

律「ん……任すわ……」

律「ハンバーグセット3つ、ステーキセット1つとバニラアイスください……」

店員「えっ……あの」

律「……なにか?」

店員「いえ、すぐお持ちします……」

店員(一人で食べれるのかな……?)

律「……うっぷ……」

律「………」



プルルルルルル

律「電話だ……」


律「はい」

聡「今日合宿終わって帰るから、よろしくねー」

ガチャッ

律「…………」

律「きぇぇぇええええええええええええ!!」



           ―完―



最終更新:2010年01月27日 03:40