♪
律「憂ちゃん可愛すぎるだろっ!」ガタンッ!
澪「おおお落ち着け律!確かに!確かに憂ちゃん可愛いけど!」
梓「せ、先輩方、気を確かに…」
紬「3人ともとっても可愛いわぁ~♪」ポワポワ
憂「うう……は、恥ずかしい……///」モジモジ
唯「あー、あったねぇそう言えば」シミジミ
和「さすがにこれは二人とも覚えてたみたいね……私としては、おばさんが涙ぐんでたのが印象に残ってるわ」
紬「きっとお母様は唯ちゃんと和ちゃんが憂ちゃんをなだめたことに感動したのね♪」
澪「それだけ成長したってことだもんな」
唯「そ、そうかな…でへへ♪」モジモジ
律「いやー、でも唯は子どもの頃の方が姉らしかったんじゃないのか?」ニヤニヤ
唯「そ、そんなことないもん!ねえ和ちゃん?」
和「そうね…あの頃が、姉らしい唯のピークだったかもね…」
唯「和ちゃんひどい!?」ガーン
和「ふふっ…冗談よ」クスクス
唯「うわーん、あずにゃーん…」ギュー
梓「もう、泣きつかないでくださいっ」
澪「…そう言えば、今の話に出てきた『のんちゃん』って和の事?」
和「ああ…ええ、そうね、小学校の間はそのあだ名だったわ」
律「へぇー……のーんちゃん♪」ニヤニヤ
和「な…なによ急に…」
紬「のんちゃん、のんちゃん♪」ニコニコ
和「ちょ…ムギも…///」
澪「まあ、いいんじゃないかなたまには…のんちゃん///」
和「澪まで…恥ずかしいなら言うのやめなさいよ///」
唯「まあまあのんちゃん、落ち着いて落ち着いて♪」
和「唯ぃ……///」
梓「あ……えっと……うぅ///」(←自分も『のんちゃん先輩』と言おうとしたけど言えなかった)
憂「えへへ……のんちゃん♪」
和「憂…あんたまで……それなら、憂のお話をもう一つしましょうか」
憂「ええ!?そ、そんな、もういいよぉ~///」
律「はい!聞きたいでっす!」シュバッ(手を挙げる)
唯紬「私もでっす!」バッ
澪梓「……//」スー…(同じく手を挙げる)
和「決まりね♪」
憂「和ちゃ~ん///」オロオロ
和「これは小学校の時の話なんだけどね、私に弟と、次いで妹ができたの」
和「その…私も唯と憂を見てて、兄弟がいるって羨ましいなって思ってたから、とっても喜んだの」
和「でもね、このことには私と同じくらい憂も喜んだのよ」
梓「ああ、なんとなくそれ、分かります」
紬「幼馴染お友達で自分より年下の子がいなかったから嬉しかったのね♪」ポワポワ
憂「あぅぅ……///」モジモジ
和「ふふっ……それでね、数年経って二人が話せるようになったんだけど…」
真鍋家
憂「こんにちはー!」
真鍋母「あら憂ちゃん、いらっしゃい」
和「いらっしゃい憂、二人なら奥にいるわよ」
憂「えへへ…お邪魔しまぁす」
和「二人とも、憂が遊びに来てくれたよ」
憂「こんにちは♪」
弟「あー、ういちゃん!」
妹「ういちゃん、ういちゃん♪」キャッキャッ
憂「えへへー…♪」
弟「ういちゃんあそぼー!」
妹「あそぼー♪」
憂「うん♪……ねぇ二人とも」
弟妹「?」
和「……?」
憂「…私のこと、『憂ちゃん』じゃなくて、『憂お姉ちゃん』って呼んでほしいなぁ……///」モジモジ
弟「うい…おねーちゃん?」
妹「おねーちゃん?」
憂「そ、そう!…『憂お姉ちゃん』って……///」モジモジ
和「……ふふっ」ニコニコ
弟妹「………」ボー…
憂「…ふ、二人とも?」
弟「…でもういちゃん、おねーちゃんじゃないよ?」
妹「おねーちゃんはのどかおねーちゃんだよ?」
憂「あぅぅ……で、でも…///」
和「…いいじゃない二人とも、二人より憂の方が年上なんだから」
憂「和ちゃん…」ウルウル
弟「…うん」
妹「わかった!」
憂「……!」パァァ
弟妹「ういおねーちゃん!」
憂「…!…はーい♪」ニコニコ
和「……クスクス♪」ニコニコ
弟「…でも『ういおねーちゃん』ってなんかへんー」
憂和「えっ!?」
妹「ゆいちゃんは『ゆいちゃん』なのに、ういちゃんがおねいちゃんってへんだもんー」
憂「うぅ……そんなぁ」ウルウル
和「ちょ、ちょっと…それなら唯も『唯お姉ちゃん』って呼べばいいじゃない」オロオロ
弟妹「………」
憂和「………」
弟「ういちゃん♪」
妹「ういちゃん♪」
憂「うああああん!和ちゃああああん!」ギューッ
和「よしよし、泣かないの…」ナデナデ
♪
和「…その後、何とか二人を説得して『憂お姉ちゃん』って呼ばせるようにしたのだけど、結局一ヶ月程度しか持たなかったわ」
和「今思うと二人はただ、憂の反応が面白かったからわざと『憂お姉ちゃん』って呼ばなかったのかもね」
唯「ほほー、そんなことが…」
律澪紬梓「………」
和「…皆、どうしたの?」
律「……いやさ、なんで憂ちゃんは私の妹じゃないのかなーって……なあ唯ー」
唯「ほいほい」
律「憂ちゃんくれ!」
唯「…やーだもん♪憂は私だけの妹だもん!」
律「そんなこと言わずにさぁー!1日だけでいいからぁ!」
紬「そうよ唯ちゃん!私も憂1日でいいから憂ちゃんのお姉ちゃんになりたいっ!」
唯「…へぇ!?」
澪「そ、そうだぞ唯!唯ばっかりズルイ!」
唯「み、澪ちゃんも!?」
梓「わ、私も…あの……///」オズオズ
唯「あずにゃんまで…」オロオロ
和「…はぁ…まったく………うん?」
憂「………」プルプル
和「……憂?」
憂「………もん」プルプル
和「え?」
憂「わ、私も和ちゃんの可愛いところいっぱい知ってるもん!」ガタッ
和「な!?///」
律「お!今度は和の話か!」
紬「聞かせて憂ちゃん!」
和「ちょ、ちょっと…///」
憂「えっとね…」
唯「うんうん♪」
憂「あの……」
澪梓「………」ジー…
憂「………うぅ…」モジモジ
和「……?」
憂「……の、和ちゃんは勉強もお料理も教えてくれて…」
律紬「……?」
憂「えっと、私が泣いても慰めてくれて…」
澪梓「……?」
憂「その…とってもとってもかわいいんですっ!///」
唯澪律紬梓「………」
憂「あの……皆さん…?///」オロオロ
和「………」
和「………はぁ」
和「……ね?かわいいでしょ?」
唯澪律紬梓「……うん」コクリ
憂「うわあああん!」
おしまい
最終更新:2012年01月24日 14:39