広がった声たち
放送部員 「今日は軽音楽部、
平沢唯さんと
中野梓さんに来ていただきました」
唯 「桜高軽音楽部3年平沢唯です」
あずさ 「・・2年、中野梓です」
唯 「今度の文化祭でみんなと一緒に歌いたくて宣伝にきましたっ!」
放送部員 「この曲は平沢さんが作詞されたんですよね?」
唯 「この曲は、普段あたりまえになってて気づかないコトや、
居なくなって大事なものに気づくって気持ちを込めて作りました。」
放送部員 「私も、本当に素敵な歌詞だと思います。それでは中野さん」
あずさ 「はい、今回のライブが桜高軽音部として・・この5人で出来る最後のライブになると思います。
先輩たちも私も、たくさん練習して最高のライブにしようと頑張っていますので、みなさん是非見に来てください」
唯 「じゃあ聴いてください!」
唯・梓 「放課後ティータイムで、 U&I 」♪~
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ムギ 「梓ちゃんがんばってたね♪」
澪 「こっちが緊張しちゃった・・」
律 「よし!出来ることはやった。あとはライブに向けて突っ走るぞ~」
ムギ 「おー♪」
澪 「おっ・・・おー」
祭りのあと
律 「ムギ・・ありがとなっ」
ムギ 「どうしたの?律ちゃん」
律 「ムギの書いた新曲、スッゲー良かったし」
ムギ 「ううん・・・律ちゃんや唯ちゃんのおかげ♪律ちゃんが頑張れっていってくれるなら紬はもっと
いっぱい頑張れるのですっ!」
律 「あははっ、ムギも唯の事言えないくらい一生懸命だぞ」
ムギ 「うふふ♪律ちゃん、最高のライブだったね」
律 「ああ、最高のライブだった」
ムギ 「律ちゃんのドラムに澪ちゃんのベース、唯ちゃんのボーカル、梓ちゃんのギター・・・
ほんとに・・・ほんとに最高だったよね・・・・うぅぅ・・・」
律 「泣くなよムギぃ・・アタシも泣けてくるじゃん・・・」
ムギ 「私たち・・これで終わっちゃうのかな・・・もう・・終りなのかな・・・・」
律 「終わんないよ・・・・夢は武道館って決めたじゃん」
ムギ 「そうよね・・ずっと、私たち・・ずっと一緒だよね!!」
律 「そうだよ・・これからもずっと続いてく夢だから、ムギが大人になってからもさ、
二人で夢を見つけて、二人で叶えていこうぜ」
ムギ 「律ちゃんっ!!」
誕生日
ムギ 「律ちゃん、お誕生日おめでとう」
律 「ムギぃ!ムギだけだよ、ありがとな」
ムギ 「えへへ♪これ律ちゃんにバースデイプレゼント♪」
律 「おおっ!いいの?あけていい?」
ムギ 「うふふ♪恥ずかしいから一人の時あけてね♪あっ、ちゃんとアルバイトして買ったものだから
心配しないでね♪じゃあ私、夕飯のお買いものして帰るね」
律 「おっ・・おう。」
ムギ 「夕飯はまかせてね!律ちゃんに負けないくらいガンバルから!!」
律 「じゃ、自宅よってから帰るし・・・ムギありがとなっ」
ムギ 「えへへ♪じゃあ後でね」チュッ
プレゼント
律 「ムギからのプレゼント・・・うー!気になるぅ!!」
「なんか・・ドキドキするな・・」
丁寧に包装をめくる。中には、キレイなヘアバンドと小さな箱、それにメッセージカード
~手紙~
律ちゃん、お誕生日おめでとうです
いつも元気をくれてありがとう
優しくしてくれてありがとう
いつもそばにいてくれてありがとう
律ちゃんと一緒にいれて紬はすごく幸せです
律ちゃんからもらった幸せを少しでも返せるように
これからも紬と仲良くしてくれるとうれしいです。
大好きな律ちゃんへ
「ん?これって・・・」
小さな箱には指輪
「おおっ!あれ?なんか彫ってある」
ritu&tumugi
「やっぱ!ムギってかわいいっ!!」
食卓
律 「ムギぃ!たっだいま~」
ムギ 「律ちゃん!おかえりなさーい♪」
律 「ど・・どうかな?似合う・・かな?」
ムギ 「さすが律ちゃんっ!すごく素敵よ♪」
律 「あはっ、ありがとなムギ、最高のプレゼントだよ」
ムギ 「あのね律ちゃん・・わたし・・ごはん失敗しちゃって・・
ごめんなさい!」
律 「いーって、いーって。じゃあさ、どっか食べに行こうぜ~」
ムギ 「うん!ごめんね律ちゃん」
律 「気にすんなって♪ムギの手料理は、また今度のお楽しみにとっとこ」
ムギ 「抱きしめてもよかですかっ」
律 「もう抱きついてんじゃんw」
やさしい帰り道
ムギ 「美味しかったね♪律ちゃん♪」
律 「ほんと!パスタでここまで感動させるとは・・さすがムギ、いい店知ってるな」
ムギ 「えへへ♪わたし律ちゃんの料理はもっと大好きよ♪」
律 「ムギは優しいなw」
ムギ 「ホントだもん!律ちゃんが一番だもん!」
チュ やさしいキス
律 「ムギ、わたしも・・ムギのキスは好きだよ」
ムギ 「はわわ・・・律ちゃん・・・もう一回・・」 チュッ
律 「つづきは家で・・な♪ てれるぜ~w」
ムギ 「わたしガマンできそうにないよぉ」
チュッ 抱き合ってキス
あずさ 「っ!!・・・律先輩!?」
放課後の二人
ムギ 「あら梓ちゃん早いのね♪待ってて今お茶いれるから♪」
あずさ 「あっ、私も手伝います!」
ムギ 「じゃあティーカップお願いね♪」
あずさ 「はいっ。あ、先輩たちは・・?」
ムギ 「律ちゃんは部長会議でおそくなるって澪ちゃんは日直、唯ちゃんは進路相談だって♪」
あずさ 「そうですか・・あの・・ムギせんぱい・・?」
ムギ 「うん?どうしたの?」
あずさ 「きのう・・あの律先輩と・・その・・キ・・キス・・・」
ムギ 「うふふ♪見られちゃってたのね♪そう、私たちつきあってるの」
あずさ 「あ!あの!否定してるとかじゃないですよ!恋愛は自由だし・・その・・・」
ムギ 「そうよね、いつかはバレてしまうものね。じつは、もう一緒に暮らしてるの♪」
あずさ 「え!? 一緒にって!どっ!同棲ですか?!あっ!すみませんっ」
ムギ 「うふふ♪梓ちゃんいいのよ。律ちゃんはね、大きい翼を持ってるの。
飛べない私を籠から出してくれたの、とっても大事な人なの」
あずさ 「わたしっ!先輩たちを応援します!あっそれに誰にも言ってませんし言いませんから
ムギ先輩、安心してください!」
ムギ 「ありがとう梓ちゃん♪梓ちゃんは好きな人はいないの?」
あずさ 「わっ!わたしはムギ先輩みたいにキレイじゃないし・・・」
ムギ 「ううん。梓ちゃんは十分キレイでカワイイわ♪唯ちゃんも言ってたじゃない♪」
あずさ 「そんな・・唯せんぱいはからかってるだけです・・」
ムギ 「あら?梓ちゃんは唯ちゃんが嫌い?」
あずさ 「いっ!いえ!嫌いなんかじゃないです!唯せんぱいといると、なんだか
ドキドキするって言うか・・変ですよね!忘れてください!」
ムギ 「うふふ♪唯ちゃんが聞いたら喜びそうね♪」
あずさ 「ふにゃぁ・・・・恥ずかしいですぅ・・」
長い放課後
唯 「いいにおい~!ムギちゃん、あずにゃんただいまー」
ムギ 「おかえりなさい あなた♪」
唯 「おう!今帰った!」
あずさ 「ってどんなテンションですか・・・」
ムギ 「うふふ♪」
唯 「あずにゃーん」 抱きつく唯
あずさ 「もぉー唯先輩ったらやめてくださいよぉ」
唯 「そうそうあずにゃん、最近りっちゃん変わったと思わない?」
あずさ 「えっ?なんですか急に」
唯 「なんかさ、キレイになったって言うか、いいにおいなんだよね。まさか・・」
あずさ 「唯せんぱい、なんでも嗅がないでください・・」
唯 「あっ、あずにゃんもいいにおいだよ♪お日様のにおいだよ♪」満面の笑み
あずさ 「なんですかそれ」 真っ赤に頬を染める梓
ムギ 「唯ちゃんは、梓ちゃんが大好きなのね♪」
唯 「えへへ♪あずにゃんカワイイもん!トンちゃんもカワイイよぉ♪」
あずさ 「同類ですか・・・」
唯 「あずにゃんはチュッってしたくなる可愛さだよ!」
あずさ 「ふにゃぁ・・さ!さあ練習しますよ!練習!!」 もう耳まで真っ赤だ
ムギ 「うふふ♪梓ちゃんったら♪」
唯 (あれ?ムギちゃん、律ちゃんのにおいと一緒だ・・)
幼なじみだから
律 「澪~なんだよ~まだ居たのかよ」
澪 「律。部長会議おわったのか」
律 「ああ。これが最後の会議だってさ」
澪 「そっか・・もう卒業だもんな」
律 「み、澪~、湿っぽいのはナシにしようぜ~。もちろんバンドは続けるよな?」
澪 「・・・それなんだけど律、もう・・終りでいいんじゃないか・・?」
律 「え・・?」
澪 「桜が丘軽音部がさ・・私たちの最後でもいいんじゃないか・・?」
律 「な~に言ってんだよ澪~プロになるって」
澪 「律!!・・・無理だよ・・・ここが限界だって・・」
律 「澪・・・・」
澪 「こ・・これ以上続けたってさ・・わたしたちプロになんてなれないよ、律もわかてんだろ?」
律 「わかんない!!絶対に!」
澪 「律・・・」
律 「澪、私たちやっとスタートしたトコだぜ!まだ何も始まってないじゃん!
無理とか、ダメとかって言えるほどガンバってないじゃん!!」
澪 「ごめん・・・ごめん・・・・うぅぅ・・」
律 「あっ・・・驚かすつもりじゃなかったんだ・・・ゴメン」
澪 「うぅぅ・・ひぐっ・・う・・うわーん!」
律 「な・・泣くなよぉ」
放課後の部室
ムギ 「律ちゃんたち遅いわね」
澪 「うぅぅ・・うぅぅ・・」
唯 「澪ちゃん!!」
あずさ 「澪先輩!どうしたんですか!」
律 「もう泣くなって、私が悪かったってば」
澪 「ごめんなさい・・ごめんなさい・・・」
ムギ 「律ちゃん、どうしたの?」
律 「そこで言い合いになっちゃってさ、ゴメンな澪」
あずさ 「まさか澪先輩も律先輩を・・・」
唯 「あずにゃん、どうしたの?なんのこと?」
あずさ 「え!いえ!なんでもないです!なんでもないですから!!」
ムギ 「澪ちゃん、唯ちゃん。私たちつきあってるの」
澪 「え・・?」
律 「ムッ、ムギ!」
唯 「あ、やっぱりぃー!わたし気づいたよ♪同じシャンプーのにおいだもん」
あずさ 「ムギ先輩・・すみません・・」
澪 「・・・?なんのこと?」
律 「あ~もう、そっ、わたしとムギはつきあってんの!恋人同士ってこと!
まあ、いつかはバレちゃうよな」
澪 「えっ!?えっ!!」
ずっと放課後
澪 「そうゆうことだったのか・・でも意外だな、律とムギが・・」
あずさ 「わたしはいいと思います!恋愛って自由だし!それに!」
律 「あーずさっ♪ありがとな」
あずさ 「いっ、いえ・・律先輩すみませんでした・・」
律 「気にすんなってwなっ、ムギ」
ムギ 「うん♪いいのよ、梓ちゃん♪」
律 「澪、ごめんな。内緒にしてたワケじゃないんだけどさ、言いだせなくってさ」
澪 「あ・・・うん。なんて言っていいか・・おめでと・・」
律 「何がだよwとにかく卒業しても放課後ティータイムは続けるからな、みんなも
それでいいか?」
唯、ムギ 「おー!!」
澪 「お・・・おー」
あずさ 「先輩・・・わたし・・・ううぅ」
律 「今度は梓かよw」
あずさ 「私・・先輩方がいなくなるって・・・ひとりぼっちになるって・・・うわーん!」
唯 「あずにゃん!わたしが一生ついてるよ!!」 梓を抱きしめる唯
あずさ 「うぅ・・・グスッ・・一生はいいです」
唯 「えぇっ!あずにゃーん!ひどいよ~」
律 「ふられたなw唯w」
ムギ 「これからも、ずっと放課後♪ねっ♪」
唯 「そうだよ!ずっとずーっと放課後だよ!」
バレンタイン
ムギ 「梓ちゃんのケーキ美味しかったね♪」
律 「そーだな、あずさ、きっと一生懸命作ってくれたんだろうな」
ムギ 「律ちゃん!わたしもチョコもってきたんだけど・・これ」
律 「おおっ!ムギぃありがとー!」
ムギ 「えへへ♪梓ちゃんみたいに美味しくないかもだけど・・愛情はいっぱいなの!」
律 「実はさ、わたしもムギにこれ」
ムギ 「えっ?いっ、いいの?やったあ!律ちゃんチョコだぁ!」
律 「ムギに負けないくらい愛情こめましたっ!」
ムギ 「えへへ♪もったいなくて食べれないよー♪」
律 「いやいやw、じゃあさ、一緒に食べようぜ~」
チュッ ムギからのキス
ムギ 「うふ♪唯ちゃんみたいにお返しです」
律 「やったなー!じゃ、アタシも!」
チュッ
ムギ 「律ちゃん・・ありがと♪律ちゃん、いつも優しくしてくれてありがと。
私、こんな幸せになっていいのかなって不安になっちゃう」
律 「ムギ・・アタシだって一緒だよ。ムギ愛してるぞ」
ムギ 「律ちゃん!!わたしも愛してるっ!ずっとそばにいてくれて、いつも感謝してるの!
律ちゃん・・私このままがいいよぉ、律ちゃんとずーっと一緒にいたいよぉ」
律 「ムギ・・アタシは変わらないよ。ずっとこのままムギのそばにいるし、
ずーっとムギを愛してるよ」
ムギ 「律ちゃん、わたし、強くなって律ちゃんを守るっ!」
律 「ムギはそのままでいいよ♪アタシの横で笑ってくれるだけでアタシは幸せなんだぞ。
アタシがムギを守るよ。なっ!」
ムギ 「うん。律ちゃん、ありがと」
卒業
今回はSSではないです
きっと最終回の後だと書けないと思いまして
「けいおん」に出会えて本当に良かったって感謝をこめて
梓、紬、唯、澪、律、京アニさん、かきふらい先生、この作品に携わった皆様
そしてファンであり続けた皆様、本当にありがとうございました
いつも放送後にみんなで考察したり、律紬に想いを走らせながら今日になりました
どの回も本当に「ありがとう」が詰め込まれてる作品だなぁって
いつも感動ってワケじゃないですけど、学園祭のライブを観たあとは
全ての回が泣ける話にみえて、「けいおん」に対する愛がたりなかったなぁって。
この作品がこの先、何年、何十年と咲き誇れる作品でありますように。
最後にムギちゃん、律ちゃん、わたしの想像の中で泣いて、笑ってくれて
ありがとう
これで卒業します。
2010/09/11
最終更新:2012年02月02日 02:14