りっちゃん、ありがとう。

軽音部を作ってくれて。

私の高校生活の大事な大事な場所を作ってくれて、ありがとう。


りっちゃん、ありがとう。

入部やめようって思ってた時、演奏してくれて。

あの演奏がなかったら私、本当にニートになってたかもしれない。


りっちゃん、ありがとう。

私のために、バイトすることを提案してくれて。

結局はムギちゃんに頼っちゃったけど、ギターの懸賞まで応募してくれてたんだよね。


りっちゃん、ありがとう。

私のギターがうまくなったからって、花火あげながらソロライブしようって言ってくれて。

すごく楽しかったし、一番最初に『上手くなった』って言ってくれて嬉しかった。


りっちゃん、ありがとう。

部として認められるようにさわちゃんを顧問にお願いしてくれて。

やり方にびっくりしたけど、あれがなかったら軽音部はなかったかもなんだよね。


りっちゃん、ありがとう。

ガラガラになった声を、笑ってくれて。

本当は怒られるんじゃないかってすごく怖くて、笑って受け入れてくれて嬉しかった。


りっちゃん、ありがとう。

新勧ライブの時、つっこんでくれて。

あれでも私緊張してて、つっこんでくれなかったらタイムオーバーしてたかも。


りっちゃん、ありがとう。

あずにゃんが馴染めるように、いつでも明るい空気を作ってくれて。

私は私のペースでしかできなかったから、さりげなくやってくれてカッコイイと思ったよ。


りっちゃん、ありがとう。

合宿の時、ミニコントにつきあってくれて。

りっちゃんが一緒にはしゃいでくれるだけで、私も楽しかった。


りっちゃん、ありがとう。

澪ちゃんと仲直りしてくれて。

あの時はおろおろすることしかできなかったけど、仲直りしてくれて本当に良かった。


りっちゃん、ありがとう。

ギー太忘れて、ライブに遅れちゃったのに、『唯が大好きだよ』って言ってくれて。

りっちゃんの言葉が温かくて、嬉しくて、歌ってる間も泣きそうだったんだよ。


りっちゃん、ありがとう。

2年間ずっと仲良くしてくれて。

もうすぐ3年生、これからもよろしくね。

~~~~~~

唯「って歌詞を書いてみたんだけど!!」フンス

律「待て、いろいろとつっこみたいぞ!」ペシ

律「っつか、まずなんで私オンリーなんだよ?」

唯「だって、よく考えたらりっちゃんっていろいろとやってくれてたんだなぁって思って!」サスサス

律「まぁ、それは天下のりっちゃん様だからな!」

澪「自分で言うか……」ハァ

律「て、そーじゃなくて!」

律「これ歌詞じゃないだろ!?!?」


唯「そうかな~?」

梓「どっちかっていうとただの詩ですかね…」

律「そうだ!歌にはならないだろ……」

唯「ねぇムギちゃん、曲にならないかなぁ?」

紬「うーん……頑張ってみるわ!!」

律「いや、ムギ?頑張んなくていいからな?」

律「つーかこんな恥ずかしい詩を歌にされたらこっちが死ぬわ!!!」

唯「えーーー!せっかくりっちゃんに日頃の感謝を込めて作ったのにー!!」

律「まぁそれはありがたいけどな……」

律「でも!なんで今の時期にこんなものを?」

唯「なんでって?」

律「だって別にお別れでもなんでもないだろ?2年の終りにいきなりこんなの渡されてもびっくりだって」

唯「それは……思いついたからです!!」フンス

澪「唯らしいな……」

律「ああ、全くだ」

唯「あ、で、りっちゃん、どう!?感動した!?」

律「ん?…まぁ感動はしないけど………ありがとな、唯」ニコ

唯「えへへ~♪」


紬「唯ちゃんはりっちゃんが好きなのね♪」

唯「そう?そう見える?」

梓「はい、むしろそうにしか見えません」クス


唯「りっちゃんのこと、大好きだよ!!」

唯「私に音楽の楽しさを教えてくれた、大事な部長さんだからね!!!!!」


END






最終更新:2012年02月29日 20:18