純「え……」
梓「ほらごはん、純」
純「いや……」
梓「ドーナツじゃダメ? 食べてくれない?」
純「ドーナツ好きだよ私。でもさ、なんで犬用のエサ入れにはいってるの?」
梓「これなら食べてくれると思って……」
純「フツーに渡してくれれば食べるよ」
梓「……」グスッ
純「食べる食べますから泣かないで」
梓「ほんと……?」ジトッ
純「私に二言はない!」
純「じゃあ食べるよ」
梓「」ワクワク
純「ヘーフヘフヘフばふばふばふばふモグヘモグヘぶばらっばばっばふばっ」ガツガツガツガツ
梓「純かわいい」ポッ
純「食べたよ梓」ハァハァ
梓「その入れものコッチにちょーだい」
純「これ? 私の食べかカスだらけだよ? いいの?」
梓「うん」
純「はい」
パシ
梓「」ペロペロ
純「え!? なに舐めてるの!!?」
梓「おいしー」
純「……」
梓「純?」
純(可愛すぎる……)
菫「あの二人何してるんでしょう?」
憂「うーん……練習?」
直「練習ではないと思いますよ」
ジュンー♪モーイッカイー♪
菫「4日前から梓先輩、あんな感じなんですよね」
憂「4日前か~。 なにかあったっけ?」
直「4日前!? 今4日前って言いました?」
憂「うん?」
直「4日前ってあれじゃないですか!」
菫「アンドラの憲法記念日?」
憂「違うよスミーレちゃん。 イタリア王国初代国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の誕生日だよ」
直「はい両方違います」
菫「あ、そういえば4日前、憂先輩、茶髪の可愛い女の子と路上でキスしてましたよね」
直「え?」
憂「見てたのスミーレちゃん? 声掛けてくれればいいのに」
菫「無理ですよ、完全に二人の世界に入ってたじゃないですか」
直「あの」
直「あのあのあのあの」
菫「なおなおなおなお」
直「え?」
憂「なおなおなおなお♪」
直「ええ?」
純「なおなおnんぐ
梓「純はだーめ」
直(この軽音部ってまとまりないのかな)
直「お茶にしましょうか……」
憂「はーい、スミーレちゃん手伝ってー」
菫「はい……で、茶髪の可愛い女の子なんですが……」
キャッキャ
梓「純ー、お茶だって」
純「わかったわかったから膝の上に乗るのやめてね」
キャッキャ
直「……」
直「なおなおなおなお」ボソ
おわり
最終更新:2012年03月18日 21:15