紬「あずにゃんと同棲を始めました！」7 11-4 - 紬が百合ノートをまとめているようです

imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (S_9.jpg)

梓「おもかる石？」

純「なにこれ、上のを持ち上げるの？」

純「うわっ、重っ！」

梓「えーっと、この灯篭の前でお願い事を思い浮かべて」

憂「上の石の重さを予想する」

梓「そして石を持ち上げて、予想より軽ければ願いが叶う」

憂「重ければ願いが叶わない、かぁ」

純「・・・」

梓「純・・・」

純「い、今のなし！ノーカン！！」

純「そ、そう！特に願い事もしてないし！」

梓「・・・ふーん。じゃあ純からいいよ」

純「うっ、・・・願い事かぁ」

純「まぁ今は志望校合格だよね」ﾁｬﾘﾝ

純「（N女子大に受かりますように）」

純「・・・では、本番行きますか」

憂「結構重そうだよね」

梓「どれくらいだった？」

純「ふーんだ、教えてあげないもんねー」

純「（さっき持ち上げたときは・・・）」ｸﾞｯ

純「・・・おも」

梓「なんだって？」

純「いやー、軽いねー」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

憂「純ちゃん・・・」

純「・・・疲れた」ｺﾞﾄｯ

梓「お疲れ様」

梓「今の感じからするとかなりありそうだね」

憂「だね」

梓「灯篭二つあるし、一緒にやろうよ」

憂「うん、いいよ」

ﾁｬﾘﾝ

梓「（大学受験に合格して、ずっとムギちゃんと幸せにすごせますように）」

憂「（お姉ちゃんとずーっと楽しくすごせますように）」

梓「・・・じゃあ、いくよ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

憂「・・・うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

梓「（かなり重いイメージで・・・）」

ｸﾞｯ

梓「お、・・・おぉ！」ﾋｮｲ

憂「わぁ・・・」ﾋｮｲ

純「・・・ずるい」

純「梓達ずるーい！」

梓「・・・よかったぁ。純のおかげだよ」

憂「ありがとう、純ちゃん」

純「うー・・・」

梓「これでムギちゃんとずっと・・・」

憂「えへへ、お姉ちゃん・・・」

梓「ちなみに何をお願いしたの？」

純「・・・大学合格しますようにって」

梓「じゃあ純の勉強は私達が見るよ！」

憂「うん！みんなで勉強すれば絶対に合格できるよ！」

純「梓、憂・・・」

梓「だから絶対に諦めないでよ」

純「・・・うん！」

憂「ふふっ、みんなで合格しようね」

梓「そうだ、鳥居の写真も送っておこう」ﾊﾟｼｬ

憂「きっとびっくりするね」

純「送った？先に行こうよー」

梓「うん、じゃあ行こう」

ﾃｸﾃｸ

imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (S_10.jpg)

純「・・・おぉう」

憂「なんか、ちょっと怖いね」

梓「う、うん・・・」

純「・・・お化けとか出そうだよね」

梓「や、やめてよ・・・」

憂「そ、そうだよ・・・」

純「あっ、梓の肩に」

梓「えっ！？」ﾊﾞｯ

純「落ち葉が」ﾋｮｲ

梓「・・・」

梓「憂、やっぱさっきの約束なしにしようか」

純「ごめんなさーい！」

梓「次やったら許さないからね」

純「・・・はい」

憂「は、早く行こうよ・・・」

梓「だ、だね・・・」

ﾃｸﾃｸ

純「はぁ、はぁ・・・」

梓「結構、登ってるね・・・」

憂「・・・うん、疲れてきた」

純「休憩しよう、きゅーけー」

梓「もう少しで休憩所あるから、そこまでがんばろう」

憂「そうだね・・・」

純「うぅ、こんなに疲れるなんて聞いてないよぅ・・・」

11-5