澪「春夏秋冬の秋、風林火山の山、それから、えっと……澪筋の澪」
紬「澪筋……なんて卑猥な響きなの」
澪「水が流れている深い部分、byはてなキーワード」
梓「ジュがミオとも読めるからミオって呼ばせてる、って解釈であってます?」
澪「ミオともって言うかミオって読むんだよ」
唯「なんか難しくてよくわかんないよぉ」
澪「つまり、私の名前は アキヤマ ミオ だってこと」
紬「あ~聞いたことあるような……ないような」
澪「むしろチュ・サンジュこそ聞いたことないだろ」
梓「とりあえず、これでまた一段と軽音部の絆が深まりましたね」
澪「あー……昨日は律に悪いことしちゃったな」
みおのいえ!
澪「ただいま~」
澪母「あらおかえり、遅かったわね」
澪「友達を納得させるのに時間がかかったもんで」
澪母「何をか知らないけど、大変ね」
澪「ところで、この靴誰の?」
澪母「あぁ、親戚のおじさんが遊びに来てるの。ちょうどいいわ、挨拶していきなさい」
澪「はーい」
親戚「アニョハセヨー」
澪「」
~終わり?~
つぎのひ!
唯「ねぇ聞いた?澪ちゃんも家庭の事情でお休みだって」
紬「りっちゃんもまだ来ないし、何が起こってるのかしら」
梓「何か大きな陰謀のようなものが働いてるとか?」
唯「インボーって体を反らせてバーをくぐるダンスのこと?」
紬「大きな淫棒ってちょっと卑猥よね」
梓「私はどっちにツッコめばいいんでしょう」
唯「何かツッコまれるようなこと言ったっけ?」
梓「えぇ言いました」
紬「どっちに突っ込むかだなんて……梓ちゃんが望むなら私は前でも後ろでもかまわないわ」
梓「わかりました、ムギ先輩はほっときます」
唯「私何言っただろう……んーと……えー……?あれぇ……」
梓「あー……わからないならもういいです」
紬「放置プレイも意外と悪くないわね」
梓「もうヤダ」
唯「まぁりっちゃん澪ちゃんが心配だよね~って話だったよね」
梓「正常な思考をしてくれて嬉しいです」
紬「人間色々あるからね」
梓「そうですよね」
唯「えっ?あずにゃんも共感できるの?」
梓「……ええと、どういう意味でしょう」
紬「だって梓ちゃん、人間じゃなくて猫じゃないの」
梓「」
唯「猫の世界も大変ってことかな」
梓「どこからツッコめばいいんだろう」
紬「どこでも突っ込んでいいって言ってるじゃない」
梓「とりあえずそれ系には反応しないことにして」
唯「あずにゃんは頑張ってるよね、人間世界に溶け込んでる」
梓「うん、当たり前ですよね」
紬「でも名前には猫っぽさを残して あずにゃん だものね」
梓「律先輩と澪先輩と私、1番かわいそうなのだ~れだ」
唯「あずにゃん、私達何か変なこと言った?」
梓「常識では考えられない一言、アンビリーバボー」
紬「変なこと……思い当たる節がないわ」
梓「ムギ先輩は特に思い当たってほしかったです」
唯「なんだろう、りっちゃんが田#中だって話?」
梓「なんで一昨日の話が今問われてると思っちゃうんですか」
紬「梓ちゃん、私達が何を言っちゃったか教えてもらっていいかしら」
梓「お二人ともが言ったことだけ挙げますね、ムギ先輩単品はスルーで」
唯「よし!心の準備はできたよ!さぁ言って!」
梓「私はガラ空きのボディをうたれたわけですが」
紬「待って、私はもう少し時間がほしい……」
梓「いいえ待ちません」
唯「さぁ!さぁさぁあずにゃん!」
梓「はぁ、なんでこんな流れになっちゃったんだろう」
紬「よしいいわよ、さぁ言って!」
梓「お二人とも、私のことを猫だって言いましたよね」
唯「うん。何かダメだった?」
梓「すんごい冷静な反応!」
紬「もしかして大きな声で言っちゃマズいの?」
梓「ある意味マズいでしょうね」
唯「えっもしかして、もしかしてだけど、間違ってたらごめんだけど、もしかしてあずにゃんは猫じゃないの!?」
梓「そんな言い方しなくても、明らかに猫じゃないので安心してください」
紬「猫じゃなかったら何に分類されるの?有袋類?」
梓「後半は聞こえなかったことにして、人間です。ホモ・サピエンスです」
唯「ホモ……あれ?レズじゃなくて?」
梓「人間です でとめればよかった」
紬「私でよければ……夜の相手もするわよ……?」
梓「えぇ、こちらから願い下げです」
唯「そっかぁ……あずにゃんは猫なだけじゃなくレズでもあるんだぁ」
梓「話聞いてました?人間ですよ?」
紬「人間の、レズ?」
梓「ノンケです」
唯「ごめんねあずにゃん、今までずっと猫かと思ってた」
梓「猫の定義から調べなおしたほうがいいですよ」
紬「定義と照らし合わせたらますます猫のような気が……」
梓「別の辞書をお買い求めください」
唯「あずにゃんって呼び方も変えなきゃ……あずちゃん?」
梓「そこは別にあずにゃんでいいです……」
紬「いやはやまたもや軽音部の絆がよりいっそう強くなったわね」
梓「その絆は何で構成されてるんだろう」
あずさのいえ!
梓「はぁ、ただいま」
梓母「おかえりなさい」カサカサ
梓「!?」
梓母「どうしたのよ玄関で固まっちゃって」カサカサ
梓「ゴ……ゴキb……」
梓母「あらやだ気絶しちゃったわ」カサカサ
梓「」
梓母「ちょっとー!あなたー!」カサカサ
梓父「どうした?」カサカサ
梓「」
~終わり?~
あくるひ!
唯「まさかこんなことになるなんてね」
紬「梓ちゃんも休んじゃうなんてね」
唯「それもまたもや家庭の事情で」
紬「みんないったいどうしたのかしら」
唯「ムギちゃんと二人だけじゃ練習もできないや」
紬「あっ!唯ちゃんと二人きり!」
唯「なんだがつまんないな~」
紬「私はとても楽しい!」
紬「ねぇ唯ちゃん!二人っきりで何しましょ!?」
唯「うん……」
紬「そうそう、音楽室って防音しっかりしてるのよね!」
唯「……」
紬「だからちょっと大きな声だしたって誰も気付かないわよ!」
唯「……うるさい」
紬「」
唯「ムギちゃんが何をいいたいのか、私がわかってないとでも思ってるの?」
紬「わかってくれてるなら話は早いじゃない」
唯「いや明らかに私が乗り気じゃないでしょう?」
紬「でもそれを無理やりってのもなかなか」
唯「もういい、かかわらないで、口も聞きたくない」
紬「ゆ、唯ちゃん……?」
唯「……なーんちゃって、ムギちゃんのM心をくすぐってみましたー」
紬「どこから演技だったのかわかんない怖い」
唯「ムギちゃんってMなんだよね?」
紬「否定できないわね」
唯「じゃあちょっと叩かせてもらっていい?」
紬「唯ちゃんはSなの?」
唯「ん~わかんない、だからちょっと調べてみようかと思って」
紬「そうなの。じゃ、じゃあどうぞ……優しくね?」
唯「よっし叩くぞ~!……やっぱいいや」
紬「なんという放置プレイ」
唯「だってー今から叩こうっていうのに全然興奮しないんだもん」
紬「だからSじゃないと言いたいのね」
唯「といっても逆に痛いのはイヤだし」
紬「だからMじゃないと言いたいのね」
唯「むしろ痛いのを喜ぶ人って何考えてるんだろうね」
紬「今度は言葉攻めでもしてくれるのかしら」
唯「なんていうか、生物として終わってるよね」
紬「あぁん気持ち……ちょっと待って」
唯「痛いのが嫌っていうのは生物の防衛本能なのにさ」
紬「本能に打ち勝つ強い理性の賜物よ」
唯「そのくせ求めてるのは本能丸出しの性的快感なんだもん」
紬「そのとおり過ぎて言い返せない」
唯「ホント、Mの 人間らしきもの ってなんなんだろう」
紬「人間ってことすら認めてもらえなくなったわ、存在全否定」
唯「まぁムギちゃんには関係ない話だよね」
紬「いや私Mって言ったじゃない、唯ちゃんはMの私でも喜びにくいぐらいのこと言ったじゃない」
唯「やだなぁもう、私は生き物のMは存在意義がわからないって言ってるだけで~」
紬「あ、なんかこの後の展開がわかったかも。どうせ私はあの食べ物で人間じゃないって言うんでしょ」
唯「うん、蒲鉾は無生物でしょ?」
紬「ほらやっぱり沢庵って言っt……蒲鉾!?」
唯「見事な半円を描いてるよね~」
紬「どうしよう、沢庵は言われ慣れたけど蒲鉾は初めて言われたわ」
唯「私、ムギちゃんのこと食べちゃいたい!(非性的な意味で)」
紬「カッコがなければどんなによかったか!」
唯「蒲鉾ってみんなムギちゃんみたいにMなの?」
紬「唯ちゃん?落ち着いてじっくり考えてみましょ?」
唯「じっくり……って、何を?」
紬「仮に私が蒲鉾つまり無生物だったとして、ならどうして私は動いたり喋ったりしてるのかしら」
唯「うー???……難しいなぁ」
紬「眉毛を見つめながら考えるのはやめて」
唯「よくわかんないけど、ムギちゃんはムギちゃんだよ!今のままで充分素敵!」
紬「これで軽音部の絆がよりいっそう強く!とでも言うと思った?」
斎藤「あぁお嬢様、探しましたぞ!」
唯「見知らぬ人があらわれた!ゆいのこうげき!」
紬「家の執事よ、攻撃しないで。斎藤、学校に来るなんていったいどうしたの?」
斎藤「いやはやうっかりしておりました、実は今日が収穫日なのです」
唯「しかしこうげきはあたらなかった!」
紬「収穫?家庭菜園で何か育てたりしてたかしら……どっちにしろ、私に構わず勝手に収穫なさいよ」
斎藤「かしこまりました、では自由にさせていただきます……おいお前達!」
黒服「はっ!」
唯「ゆいはみをまもっている!」
紬「だ、誰この人達!?」
斎藤「お嬢様を収穫場へ運べ!くれぐれも蒲鉾は傷付けるなよ!」
黒服「はっ!」
唯「ゆいはこのしゃべりかたにあきてしまった!」
紬「ど、どういうことよ!?きゃっ!担ぎ上げないでっ!」
斎藤「ご学友の方、驚かせて申し訳ありません。実はお嬢様は18年物の極上蒲鉾なのです」
黒服「エッサ、ホイサ」
唯「いえいえ。美味しい蒲鉾がとれるといいですね」
紬「唯~!助けて~!ユイー、タスケテー、……ー、……ー」
斎藤「学校のほうには、家庭の事情でしばらく休暇をとる、と伝えてますので口裏のほどを」
唯「はいわかりました、家庭の事情って便利ですね」
斎藤「それでは失礼いたします」
唯「次来るときはドアから入ってきてくださいね」
紬「」
~終わり?~
ゆいのいえ!
唯「ただいま~」
唯「って、憂はまだ帰ってきてないのかな」
唯「あぁっ!机の上に置き手紙がっ!
唯「……足りない醤油を買いに行ってるだけだからすぐ戻るね……か、びっくりしたぁ」
憂「ただいま~」
唯「噂をすればなんとやら、おかえり憂!」
憂「あっ、ただいまお兄ちゃん!」
唯「」
~終わり~
最終更新:2010年01月28日 23:50