いらっしゃいませー

唯「えー…あったあった」

憂「何買うの?」

唯「犬マユゲー」

憂「それ面白いよね~」

唯「じゃあお金払ってくるよ」

憂「私はちょっと他の本を見てくるね!」

唯「うんーっ!」

憂「ここの本屋さん広いなー。初めて来たから迷っちゃう」

憂「あ、料理本…」

憂「そうだ、帰りにスーパーに寄ってもらおうっと」

憂「晩御飯、何しようかなー…」

憂「うふふ、うふふふ…」

憂(…無事に帰れますように!)

唯「何笑ってるの?」

憂「な、何でもないよ!」ビクッ

唯「ま、いいや。行く?」

憂「あ、私も本買うんだった…待ってて」

唯「はーい!」


10分後

唯「さ、またぶらぶらと運転しますか!」

憂「うん!頑張ろうね!」

唯「じゃあしゅっぱつ!」

ガリッ

唯「あっ」

憂「…」

唯「…」

ブオォーン

憂(無かったことにした…)


……

律「うーん…」

聡「…」

律「うーん…」

聡「うんこ?」

律「蹴り殺すぞ。どうしようかな…憂ちゃんが危ない」

聡「危ないって?」

律「唯が運転する車に乗ってるみたいなんだよ、どうも」

聡「唯さんが運転か…乗ってみたいなぁ」

律「よく言うぜ…」ピッピッ

聡「?」



律「出てくれよー…」

紬「もしもし?」

律「あ、もしもーし」

紬「りっちゃんどうしたの?練習は休みよね?」

律「あ、バンドじゃなくて…相談があるんだけどさ」

紬「何?今から会う?」

律「そんな暇無いんだよ…あのな、唯が運転してる」

紬「なん…だと…?」



唯「ふんふんふーん…何だか道が混んできたね」

憂「仕方無いよ。土曜日はみんな出掛けるから」

唯「だよねー…私も人の事言えないや」

憂「そういえば、この先にアウトレットがオープンしてるんだよ。きっとそれで…」

唯「なるほど!」

唯「ういー、アウトレット行こうよー!」

憂「いいよ、行こうか!」

唯「ういー!」だきっ

憂「お姉ちゃん…って前!前!ぶつかる!」

唯「のあああああっと!」

憂「お姉ちゃん!」クワッ

唯「ごめんなさーい…」


ババババババババババ…

唯「ん?」

憂「ヘリだね」

唯「渋滞を上から見下ろして嘲笑うってか。いい気なもんだぜ」

憂「お姉ちゃん、キャラ違う」

唯「てへ」



紬「あれが唯ちゃんが運転してるクレイジーカーね…」


紬「齋藤」

齋藤「現在の被害は乗用車一台のみのようです。ボディに接触痕あり。平沢様のお車の傷と一致します」

紬「分かったわ。持ち主の方にお見舞い申し上げて頂戴」

齋藤「かしこまりました」

紬「ヘリからの監視を続行、地上での監視等も怠らないように。トラブルは未然に防ぐわ」

紬「もしトラブル等が発生したら迅速に対応して下さい。皆さん、よろしく」

一同「はっ!」

唯「あれ?」

憂「どうしたの?」

唯「いや、何か引き返す車が多くない?」

憂「ホントだね…何かあったのかな」

唯「まあ道がスイスイ進むからラッキーだと思おうよ」

憂「うん、そうだね」



男「琴吹グループ貸し切りぃ?」

女「えー」



スイーン

唯「わはー」

憂「面白いように進むね!」

唯「だねー…ん?」

憂「あ、あれは…」

梓「暇だな…やっぱり憂を誘って遊べば良かった」トボトボ


唯「あずにゃん!」

唯「あずにゃーん!」

梓「にゃんここにゃんこまごにゃんこ」

ブオォーン!

憂「ちょ、急発進は危ないっ…」

梓「まんこ…間違っちゃった」

憂「お姉ちゃん、ブレーキ!」

唯「ほいさ!」

キキィーーー…


ドンッ

梓「ぐはっ!?」

唯「」

憂「」

紬「」


唯・憂「あずにゃああああああああ!」

憂「あっ、私まであずにゃんって言っちゃった!」

唯「あずにゃん!大丈夫!?」

梓「うう…ナポレオンがおいでおいでしてる…」

憂「そっち行っちゃダメな方!梓ちゃん!」

憂「怪我はそんなに無いみたいだね…ふん!」

キュッ

梓「」ガクッ


唯「ヒイッ!」ビクッ

憂「取り敢えず車に載せちゃおう」

紬「…犯罪じゃない」



唯「よいしょっと」

ドサッ

梓「」

憂「これでよし」

唯「いいの…?」

憂「もとはと言えばお姉ちゃんのせいなんだからね」ギロッ

唯「…ごめんなさい」


梓「うぅ…」

憂「あ、梓ちゃん!」

唯「気が付いた?」

梓「あ、あれ?唯先輩と憂?」

憂「梓ちゃん、道端で倒れてたんだよ。私達が通らなかったらどうなってたことか…」

唯「えっ」

梓「そうだったの…本当に?」

憂「本当だよ!」

梓「そ、そう」

唯「と、とにかくアレだよ!あずにゃんも一緒にアウトレットに行かない?」

梓「アウトレット?」

憂「今日はお姉ちゃんの運転でドライブしてるの。で、今からアウトレットに行くの」

梓「行く行く!暇だったからあっちこっちウロウロしてたの!」

唯(ホントに猫みたい…)


10分後

唯「…」

憂「何かおかしいね…」

梓「人は多い。多いのに…」

唯「なんで車がこんなに少ないの?」



紬「これでよし。客はエキストラ?」

齋藤「はい。事実上の貸切状態でございます」

紬「ご苦労様。これなら他の車にぶつけることはないわね」


唯「よし、またバックだー」

憂「他の車が少ないからぶつかることはないよね」

梓「先輩、慎重に…」

ガンッ!

梓「へっ?」

唯「あ、柱に…」

憂「…」



その後、お姉ちゃんは数回柱に数回ぶつけ、なんとか駐車することができました。

唯「あはは、なんだか吹っ切れちゃった」

憂「そ、そうだね…」

梓「失礼ですけど…唯先輩、よく免許取れましたね」

唯「みんなに言われたよ~」

憂(この傷どうしよう…ハァ)

唯「ま、早く買い物に行こうよ!」

憂「うん。楽しもう!ね、梓ちゃん?」

梓「うん!行きましょう唯先輩」

キャッキャウフフ…



紬「行ったわね…修理は可能?」

技士「はい。一時間で済ませます」

紬「なるべく早くね」

紬「ふぅ…こんなに人手をかけてしまうなんて。当分お小遣い抜きかもね」



数時間後

唯「はぁ、遊んだ遊んだ」

憂「一杯買い物したね!」

梓「さ、また唯先輩の運転で帰りましょう」

憂「そ、そうだね…」ビクッ

梓「?」



技士「傷は綺麗に修復いたしました」

紬「ご苦労様。お父様に貴殿方の昇進を掛け合ってみましょう」

技士「ありがとうございます!」


唯「さ、帰ろう!」

憂・梓「はーい!」

紬「はぁ、何だか疲れた…やっぱり唯ちゃんに運転させちゃダメね」

唯「しゅっぱつ!」

ガンッ!

梓「あっ」

憂「…」

唯「てへ」

紬「…もう一度技士を呼んでちょうだい!早く!」



おしまい



最終更新:2010年01月30日 00:30