高校に入学して一目惚れした女の子
真っ黒で綺麗な髪の女の子 ツインテールが可愛くてギターが上手な女の子 そんな女の子に一目惚れしたけど、私も女の子…

梓『憂のお弁当いつ見ても美味しそうだよね』

憂『えっ?あ、梓ちゃん良かったら少し食べる?///』

梓『でも、悪いよ』

純『じゃぁ私がもーらい』ヒョイッパクッ


梓『こら純!』


純『だって梓が要らないみたいだったからさ』

梓『憂も言ってやりなよ』

憂『純ちゃん駄目だよ!』ジロッ


純『は、はい』ゾクッ
純(な、何だあの殺気は?)

梓『憂の美味しい料理が毎日食べれるんだから唯先輩が羨ましいよ』


純『梓にとっては正に天国だよね~愛する唯先輩と憂の料理なんだから』

梓『なっ///誰が愛するなんて言ったのよ///』


憂『愛する…』ズキッ

梓『う、憂違うよ!唯先輩は先輩として好きであって変な意味はないよ』アセッ

梓『も、勿論憂の事も友達として好きだからね』アタフタ

憂『う、うん私もだよ梓ちゃん』

純『…』


   放課後

梓『それじゃ私は部室に行くからまた明日ね』

純『あずにゃん行ってらっし~ゃい』

憂『頑張ってね梓ちゃん』

梓『あずにゃん言うな!憂行ってきます』

純『さてと憂、あんた何か隠してるでしょう?』

憂『えっ…何の事?』

純『隠しても無駄だよ?』

憂(純ちゃん凄く真剣な顔だ話してみようかな)

純『梓の事でしょ?』

憂『うん…』

純『梓の事好きなの?』


憂『す、好きだなんてそんな///』

純『憂は分かりやすいな~』

憂『うぅ///』

純『告白しないの?』

憂『女の子に告白されたら梓ちゃんが嫌な思いするだけだから…』

純『男も女もないでしょうに?』

憂『でも…友達ですら居られなくなると思うと』

純『梓はそんな事で態度変えないよ断言してもいい』

憂『それに梓ちゃんは私なんかより、きっとお姉ちゃんみたいな人が良いんだよ…』

純『唯先輩は人懐っこいからね~でも憂は憂だよ人を包み込む優しさは唯先輩に負けてないよ』

憂『うん…ありがとう』

憂『でも、今はまだ勇気が出ないよ』


純『まぁ私がとやかく言う問題じゃないけど憂は自信持ちなよ』

憂『うん純ちゃんに言って楽になったよ』

純『私は憂の味方だよ』


   部室

唯『あ~ずにゃん♪』だきっ

梓『にゃぁ///もう唯先輩抱きつかないで下さい///』

唯『いいじゃないかいいじゃないか』スリスリ

律『なぁ澪、何時も思うけど梓は嬉しそうだよな?』

澪『全く見てるこっちが恥ずかしい///』

ムギ『あらあら』


唯『あずにゃん可愛い~家にお嫁においでよ!』

梓『なっ///何を言ってるんですか///』

唯『あ~じゃぁ私か憂のどちらかと結婚しないとね!あずにゃんどちらが良い?』

梓『そんなの選べる訳ないじゃないですか!大体、女の子同士で結婚なんて///』
唯『あずにゃん照れちゃって可愛い~』なでなで

梓『も、もうからかわないで下さい///』

唯『憂は何時もあずにゃんの話してるよ~』


梓『えっ?憂がですか?///』

唯『あ~喜んでる~決まりだね!あずにゃんのお嫁さんは憂だよ!』

梓『なななっ違います///』

律『ほらほらイチャイチャしてないで練習の時間だ』

澪『律が練習しようだなんて…』

ムギ『雨でも降るのかしら?』

律『おい、みおむぎ』


   練習後

律『ふぅこんなもんかなバッチリだぜ』
澪『珍しく走って無かったな?この調子で行こうな』

ムギ『バッチリ良い感じだったわ~』

唯『あずにゃん!帰りにコンビニ寄ろうよ~』

梓『すいません、私ちょっと用事があるので』

唯『え~じゃぁ仕方ないね今度行こうね♪』

梓『はいわかりました』

梓(さてと、相談に行くか緊張するな~) コンコン

和『はい、どうぞ』
梓『失礼します』ガチャッ

和『相談って何かしら?軽音部上手くいってないの?』

梓『いえ、そうじゃなくて唯先輩と憂の事で…幼馴染みの和先輩なら真剣に聞いてくれると思ったので』

和『唯と憂?どちらかに惚れたの?』

梓『なっ何でわかるんですか///』


和『軽音部は上手くいってる 憂とも喧嘩した様子はないとなるとねぇ』ニコッ

梓『先輩は引かないんですか?女の子が女の子を好きになるなんて…』


和『あら、自分の幼馴染みが好かれてるなら嬉しいわよ?私自身も同姓でも人に好きと言われて悪い気はしないもの』

和『で?どちらが好きなの?』


梓『あの…う、憂です///』

和『憂ね。それで告白の方法を聞きに来たのかしら?』


梓『いえ、もし憂に告白して断られたら今までの関係は壊れてしまうんじゃないかと…憂とギクシャクすれば唯先輩ともギクシャクして』

梓『軽音部の雰囲気に影響して私だけの問題じゃなくなるから…』

和『つまり断られた後の事を心配してるのね大丈夫よ』

梓『な、何でわかるんですか?』

和『だって唯も憂もそんな事で絶対に貴女を避けたりしないもの絶対よ』

梓『…』

和『もし万が一そんな事になったら私に言いなさい。二人とも怒ってあげるから』


梓『はい!まだ勇気が出ませんが告白してみます!』



唯『憂~ただいま~』

憂『お姉ちゃんお帰りなさいご飯出来てるよ』

唯『ありがとう~手を洗ってくるね♪』

唯『憂のご飯は美味しいね~』パクパク

憂『うふふありがとうお姉ちゃん』

唯『今日、部活であずにゃんに家にお嫁に来ないか聞いたらね憂のお嫁になるんだって』

憂『なっ…お嫁だなんてそんな///』

唯『憂があずにゃんの話を家でよくするって言ったら凄く嬉しそうだったよ~』

唯『だから私はあずにゃんは憂のお嫁さんだねって言ったんだよ』ニコニコ

唯『憂はあずにゃんの事好き?』

憂『すっ好きだよ!大好きだよ!』ガタッ

唯『う、憂どうしたの?』

憂『あっ…ち、違うのちょっとびっくりしただけだよ』アセッ

唯『憂は可愛いな~』なでなで


憂『お、お姉ちゃんはもし私が本当に梓ちゃんと恋人になったらどうする?』

唯『憂とあずにゃんが?良いと思うよ~あずにゃんなら憂をきっと大切にしてくれるからね』

唯『憂はあずにゃんと恋人になりたいの?』

憂『ち、違うよ例えばの話だよ///』

唯『ふーんそっかぁ~もし、そうなら私は憂の事を全力で応援するからね』ふんす

憂『う、うんありがとうお姉ちゃん』

唯『お風呂入って寝るねおやすみ~』

憂『おやすみお姉ちゃん』


唯『憂はあずにゃんの事が好きなのか~嬉しいな♪エヘヘ』


   翌朝

唯『おはようりっちゃん隊員と澪ちゃん』

律『おはよう唯隊員』

澪『おはよう唯』


唯『ムギちゃんだ!ムギちゃ~ん』だきっ

ムギ『あらあら唯ちゃんおはよう』

梓『おはようございます』

唯『あ~ずにゃん』だきっ

梓『にゃっ早速ですか…もう離れて下さい//』


唯(部活後に話があるから)コソッ

梓『は、はい』


   部活後

梓『何ですか話って?』

唯『あずにゃんは憂の事好きでしょう?』

梓『なっ何ですかいきなり』

唯『昨日の様子見てたらわかるよ~』

梓『うぅ…好きです』

唯『本当に?何れぐらい好き?』

梓『好きです!大が一杯つくぐらい好きです!はっ///』

唯『そっかぁ~それを聞いて安心したよ。』

梓『えっ?』

唯『もし、あずにゃんがいい加減な気持ちで憂が好きって言ったらこの場でひっぱたくつもりだった』ニコッ

梓『唯先輩…』

唯『憂があずにゃんの事をどう思ってるのか知らないし知っていても言うつもりはないよ』

唯『でも、私は二人が交際する事になったら素直に嬉しいから』

唯『それだけ言いたかったんだよ頑張って告白するんだよ?』ニコッ

梓『はい!ありがとうございました唯先輩!』ペコッ

唯『うん♪』

唯(憂、お姉ちゃんが出来るのはここまで後は憂次第だよ)


純『憂、告白する勇気出た?』

憂『で、出ないよ~』

純『梓と唯先輩なら大丈夫だって!』

憂『でも怖いよ…』

純『あぁもう!今から告白しに行くよ』

憂『やだっ無理だよ~』

純『意気地無し!』

憂『純ちゃんには分からないよ!勝手な事ばかり言わないで』ムッ

純『私は憂の事好きだよ…恋人にしたいぐらい』

憂『えっ?』

純『でも、憂は梓の事好きじゃん!泣いて泣いて泣いて泣いてやっと二人を応援出来るようになったのに…』ポロポロ

憂『!』


純『私が好きになった人がこんな意気地無しとは思わなかったよ!憂の馬鹿』ダッ

憂『純ちゃん待って!』

憂『純ちゃんごめんなさい私は梓ちゃんの事が好きだから』

憂『純ちゃんの気持ちには応えられない』

純『分かってるよ…』

憂『純ちゃんに叱られたの始めてだよねありがとう』

純『…』

憂『私、自分の為 純ちゃんの為!今から告白してくる』

純『うん…』

梓『メール?憂からだ』

   空き地にて
   待ってます
     憂

梓『憂、何の用だろ?決闘みたいだよ…』

梓『でも、決闘だよね!唯先輩!和先輩私は今から闘ってきます』 空き地

憂『梓ちゃん来てくれてありがとう』

梓『憂、私も話したい事あったから』

憂『そっか…私ね好きな人が居るの』

梓『えっ?』

憂『その子は女の子で真っ黒な髪が綺麗でギターが上手で小さくて可愛い女の子なんだ』

憂『私は何度もその子に告白しようとしたけど、友達関係すら壊れてしまいそうで勇気が出なかったの』

憂『でもね、私の事を一番心配してくれた親友が私を叱ってくれた告白が失敗しても絶対にその子は態度を変えたりしないって』


梓(純か…ありがとう)

憂『だから私は自分の気持ちに素直になります。梓ちゃん…好きです大好きです!私と付き合って下さい』

梓『私もね好きな人が居ても告白する勇気が出なかったんだ』

憂『えっ?』

梓『でもね、その子の幼馴染みが言ったんだ』

梓『絶対に二人は私を避けたりしない絶対よって』


梓『そして、その子のお姉さんにも言われた二人が付き合ったら素直に嬉しいって』

梓『更に私がもし、その子の事をいい加減な気持ちで好きと言ったらひっぱたくつもりだったんだって愛されてるよね』
憂(お姉ちゃん…和ちゃん…ありがとう)

梓『憂、私も憂が好きだよ!私で良いなら付き合って下さい』

憂『梓ちゃん!これから宜しくお願いします』だきっ

憂『安心したら涙が出て来たよ』ポロポロ

梓『あはは私もだよ』ポロポロ




唯『純ちゃん本当に良かったの?』


純『今は好きな人の幸せを祈りたいです』

唯『偉いね私の胸で良ければ泣いてもいいんだよ?』ニコッ

純『唯先輩…うわぁんん』

唯『ヨシヨシ』なでなで


   翌日

憂『あの…お姉ちゃん 和さん 純ちゃん色々迷惑かけてごめんなさいそしてありがとう』ペコッ

梓『私達、お付き合いする事になりました』ペコッ

純『二人ともおめでとう』パチパチ

唯『お似合いだよ』パチパチ

和『良かったわね嬉しいわ』パチパチ

純『流れ的には誓いのチューだよね?』にやっ

梓『なっ///純あんた///』

憂『恥ずかしいよぉ///』

唯『私も見たいな~』ニヤニヤ

和『是非とも参考の為に』ニヤニヤ

梓『もう///じゃぁ憂行くよ?』

憂『う、うん///』

憂&梓『大好きだよ』チュッ
    おしまい



最終更新:2012年04月23日 20:13