・・・

唯「お風呂も気持ちよかったし、アイスもおいしかったし」

唯「今日もいい日だったねー」

憂「うん!」

唯「ふふふっ。今日は少しギターの練習してから寝ようかな」

憂「私も付き合うよ」

ジャカジャン

憂「お姉ちゃん上手ー」パチパチ

唯「でへへ」///

唯「次は憂も一緒にやろうよ。セッションだよ!」

憂「うん!」

・・・

唯憂「思いよ 届けー!」ジャーン

唯「・・・ぴったりだったね」

憂「うん。すっごくよかった!」

唯「楽しかったねぇ」

憂「いっぱい練習できたね」

唯「ふふふ、私達の上達ぶりにみんな驚くよ!」

憂「くすっ、そうだね」

憂「そろそろ寝ない?結構遅くなっちゃったし」

唯「おっ、ほんとだ!」

唯「楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうねー」

憂「だねぇ」

唯「今日もお疲れ様、ギー太」フキフキ

唯「」ブルッ

唯「・・・ちょっと冷えちゃったかも」

憂「大変!早くお布団に入ろう」

唯「うん・・・」モソモソ

唯「うー、お布団が最初からあったかかったらいいのにー・・・」

憂「お姉ちゃんの手冷たい・・・」ギュッ

唯「おっ、憂の手あったかーい」

唯「えへへ。憂と一緒ならすぐにポカポカだよぅ」

憂「早くあったまるようにもっと寄るね」

唯「あったかあったかぁ」

憂「よかったぁ」

唯「身も心もあったかとはこのことだね!」

憂「ふふっ。お姉ちゃんと一緒なら全部あったかだよ」

唯「私もだよー」

唯「憂となら冬の冷たい風もへっちゃらだよ!」

憂「そうだね」

唯「・・・あったかいからもう眠くなっちゃった」ムニャ

憂「ふふっ。おやすみ、お姉ちゃん」

唯「おや、すみ・・・」スゥスゥ

憂「・・・おやすみ」チュッ

唯憂「」スゥスゥ


次の日!

紬「はぁ、・・・はぁ」

律「おっす。遅刻ギリギリー」

澪「ムギがギリギリなんて珍しいな。どうしたんだ?ジョギングにも来なかったし」

唯「ムギちゃん、おはよう・・・」

紬「寝坊、しちゃって・・・」

律「ムギもかー」

紬「・・・も?」

澪「唯も今さっき来たばっかり」

唯「朝から走ったー・・・」グデーッ

律「でもその様子ならジョギング以上の効果はあったみたいだな」

紬「そう、みたい・・・」

澪「まったく、夜更かしはほどほどにな」

唯紬「はぁい・・・」

律「お前がそれを言うか・・・」

澪「唯はなにしてたんだ?」

唯「ふっふっふ。憂と秘密の特訓をしてたのだよ!」

律「・・・それ、バラしていいのか?」

澪「なんの特訓してたんだい?ん?」

澪「まさか夜の」

ゴスッ

澪「ゔっ・・・」バタリ

唯「?」

律「ムギはなにしてたのかなー?」

紬「わ、私もあずにゃんと特訓を!」アセアセ

律「ふぅん。みんな家でも練習してるんだなぁ」

律「よーし!今日の部活でその腕を確かめてやるぜー!」

唯「おー!」

・・・

律「部活の時間だー!」

唯紬「おー!」

律「よし。唯とムギは練習してきたって言うし、早速合わせるか」

唯「任せて!」

紬「(・・・勢いでああ言っちゃったけど、がんばらないと)」

澪「なにからやる?」

律「んー、ふわふわでいい?」

唯「どれでもオッケーだよ!」

澪「唯はやけに張り切ってるな」

唯「えへー」

律「よっしゃー、いくぞー!」

・・・

唯「ふにゃー・・・」グデーッ

律「練習後の一杯は格別だなぁ」ズズッ

澪「そうだな」

紬「ふふっ。今日はいっぱい練習できたね」

唯「張り切りすぎたー・・・」

唯「昨日のうちにお買い物行ってよかったぁ」

紬「私はこのあと行かないと」

唯「おっ。なら商店街のオススメだよ!今福引やってるんだー」

律「あー、あっこか」

澪「唯は引いてきたのか?」

唯「ポケットティッシュと洗剤だったよ」

律「お約束ですな」

紬「へぇ。なら行ってみようかな」

澪「ムギはくじ運強いからまた当たるかもな」

律「そういやクリスマスに一等当ててたなぁ」

紬「・・・ちなみに一等は?」

唯「えーっと、なんだったかなぁ・・・?」

律「おいおい・・・」

唯「えへへ、忘れちゃった」

澪「私も弦買いたいし、行こうかな」

唯「みんなで行こう!」

律「よーし、そうと決まれば行くぞー!」

唯「もう一杯お茶飲んだらねー」

律「だあぁ・・・」ガクッ

紬「はいどうぞー」トポポ

唯「ありがとー」

・・・

紬「今日の晩御飯はなににしようかなぁ」

律「はいはーい!カレーが食べたいでーす!」

澪「律は寮のご飯があるだろ」

紬「カレーかぁ。そうしよう!」

唯「いいなぁ。私もカレーにしようかなぁ」

律「今日はムギ達がご飯当番なのか?」

紬「うん。あずにゃん達も部活で遅くなるし」

唯「ご飯作って待ってるんだー」

紬「お買い物終了ー」

唯「一回引けるね!」

澪「ほうほう。一等は豪華温泉旅行一泊二日かぁ」

律「おー」

唯「ムギちゃん、がんばって!」

紬「う、うん!」

紬「(一等が当たればあずにゃんと温泉に・・・)」

紬「・・・行きます!」ガラガラ

唯律澪「」ゴクリ

コトン

係員「あ、おめでとうございます!三等です!」カランカラン

紬「!」

唯「ムギちゃんおめでとー!」パチパチパチ

澪「三等ってなんだ?」

係員「おめでとうございまーす」スッ

紬「ありがとうございます!」

律「こ、これは・・・」


その頃!

ピロリロリン

憂「あ、お姉ちゃんからだ」パカッ

憂「・・・え?」

純「どーしたの?」

憂「部活終わったら純ちゃんも連れて梓ちゃんのお部屋に集合」

梓「えっ?」

憂「あと、お茶とお菓子は食べずに来て。だって」

純「え゙っ?」

純「そんなぁ・・・。お茶とお菓子が一日の楽しみなのに・・・」

梓「純はここになにしに来てるのよ・・・」

純「お茶があるから練習が捗るんだよ!」

憂「下校時間までまだ時間あるけど、どうする?」

純「早速行こうよ!」

梓「・・・私も気になるし、そうしようか」

梓「(急にどうしたんだろう?)」

憂「じゃあ片付けしちゃおうか」

純「おー!」

・・・

純「あれだっけ?」テクテク

梓「うん」

梓「ただいまー・・・、って」

憂「すごくいいにおい」

純「ほんとだぁ・・・」クンクン

紬「おかえりなさい」

梓「ムギちゃん、このにおいは?」

紬「ふふふっ、じゃーん!」

梓「たい焼き!」

純「わぁ、おいしそうですねぇ」

憂「でもどうして?」

唯「うーいー!」ダキッ

憂「お、お姉ちゃん」///

唯「おかえりー」スリスリ

紬「実は商店街の福引でね、これ当たったの!」スッ

純「あ、これ知ってます。ワッフルとか焼けるやつですよね?」

紬「うん!たい焼き用のプレートも入ってたから早速作ってみたの!」

憂「それでお菓子を食べずに、ってことですか」

唯「そうだよー。今日はみんなでたい焼きパーティーだよー」

律「ふふふ。この中に一つだけからしたっぷりのハズレがあるからな・・・」

梓「えっ?」

澪「そんなのないだろ」ペシッ

紬「いっぱい焼いたからいっぱい食べてね」

純「おぉー」

梓「たい焼きが、いっぱい・・・」キラキラ

唯「あずにゃんはたい焼き好きだもんねー」

梓「いっぱいのたい焼き・・・、夢みたい・・・」

梓「・・・夢?」

梓「なにか忘れてるような・・・」

純「中身はなんですか!?」

紬「あんことカスタードとチョコレートよ」

憂「三種類もあるんですかぁ」

唯「早く食べようよ!」

律「そーだそーだー。腹ペコだぞー」

澪「なら少しは手伝えよ」

紬「ふふふっ、好きなのどうぞ」スッ

梓「で、ではこれで・・・」ドキドキ

唯「チョコが当たる可能性は三分の一・・・」

憂「黒っぽいの選べば二分の一だよ」

唯「おぉ、そうだね!」

律「私はなんでもいーや」

澪「私も」

純「おっ、あったかーい」

紬「ではみんな選んだし、いただきます!」

梓「んー!」

紬「焼き立てでおいしい!」

純「サクサクだー」

唯「あんこだった・・・」

憂「私のチョコだったから交換する?」

唯「ううん。半分子にしようよ」

憂「ふふっ、いいよ」

律「カスタード熱っ!」

澪「たまにはこういうのもいいな」

唯「チョコ甘ーい」モグモグ

梓「ムギちゃんのはなんでしたか?」

紬「カスタード。あずにゃんは?」

梓「あんこでした。一口貰っていいですか?」

紬「もちろん。はい、あーん」

梓「あー・・・」

律澪純「」ニヤニヤ

梓「・・・」

梓「そのまま交換しましょう」

紬「どうして?」

梓「どうしてって、・・・その」///

唯「憂、あーん」

憂「あーん。・・・うん、あんこもおいしいねぇ」

唯「憂のチョコもおいしいよー」

梓「・・・」

律「あいつらはある意味最強だよな」

澪「・・・うむ」

純「ほらほら、梓もー」

紬「唯ちゃん達もしてるし、ほら」

梓「・・・あーん」パクッ

梓「・・・おいしい」

純「ほらほら、次は梓があげる番だよー」ツンツン

梓「純はだまってて!」

梓「コホン。・・・あ、あーん」

紬「あー・・・んっ!」パクッ

紬「んー、おいしい!」

唯「たい焼きと牛乳の組み合わせがまた」

梓「合いますよねー」

純「でもいいなぁ。これからたい焼き食べ放題かぁ」

梓「・・・食べ放題」ピクッ

紬「ふふふっ。いつでも好きなときに作れるね」

梓「えへへ・・・」///

律「私に感謝しろよー」

澪「当てたのはムギだろうが」

憂「お姉ちゃん、ほっぺにチョコ」フキフキ


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最終更新:2012年04月29日 22:17