部室


律「和が軽音部に遊びに来るなんて珍しいよな」


和「生徒会の仕事が早く終わったから唯と帰ろうと思って」

紬「はい、お茶どうぞ」


和「ありがとうムギ」


律「その唯は遅いな~何やってんだ?」

澪「掃除当番で遊んでるのがバレて怒られてるみたいだぞ」

梓「全く唯先輩は…」


律「あれ~梓ちゃんは愛しの唯先輩が居ないと寂しいのかな?」

梓「ちっ違います///」


澪「唯は昔からあんな感じなのか?」


和「そうね、でも唯は頼りになるわよ」

ムギ「その話、詳しく聞かせて!」


律「和に頼りっぱなしのイメージがあるよな」


和「そんな事ないわよ?小さい頃は私も憂も唯に何時も助けて貰ってたもの」


澪「意外だな…」


梓「唯先輩にどんな風に助けられたんですか?」


憂「お邪魔します」ガチャッ


律「おぉ憂ちゃんいらっしゃい今唯の話をしてたんだ」


憂「お姉ちゃんの?」


和「小さい頃は私も憂も唯に何時も助けて貰ってたっていう話よ」


紬「憂ちゃん本当?」


憂「本当ですよ♪私と和さんは小学生の頃によく男子に苛められてたんです」


   小学生時代

男子「やーい真鍋の泣き虫~お前すぐ泣くからおもしれぇ」

男子「ほ~ら泣け泣け」


幼和「うわーんこわいよ~なんでこんなことするのよ~」


幼憂「や、やめてあげてよ~」


男子「あっ!平沢の妹だ!こいつもすぐ泣くんだぜ」


男子「お前も泣けよ早く」


幼憂「うっうぇ…」

男子「泣いた泣いた~バーカ」


幼唯「コラー!何で和ちゃんや憂を苛めるの!」


男子「うわっ煩いのがきたぞ」


男子「平沢だ!こいつも泣かせてやるぞ」バシッ


男子「おう!」バシッ


幼唯「痛いっやったなー」バシッバシッ

男子「いってぇ~」

男子「逃げるぞ!」

男子「男女の平沢~バーカ」


幼唯「もう和ちゃんも憂も苛めたら駄目だよ!」

幼和「唯ちゃん…ありがとう」グスッ


幼憂「お姉ちゃん怖かったよぉ」グスッ

唯「二人とも大丈夫?怪我ない?」ニコッ


幼和「唯ちゃん頬っぺた赤くなってる…」


幼唯「大丈夫だよ!二人が怪我してないなら平気だよ!」


幼和「唯ちゃん…私もっと強くなる!」

幼憂「私も強くなるよお姉ちゃん!」


幼唯「うん♪」



律「そんな事があったのか~」


紬「唯ちゃんの優しさは小学生の時からなのね~」


澪「唯は偉いな私は律に助けて貰ってばかりだった…」


梓「唯先輩って意外に熱血なんですね見直しました」

和「そうよ、普段はあんな感じだけど常に私と憂をいじめっ子から守ってくれたのよ」


憂「だから私はお姉ちゃんの為なら頑張れるんです」


唯「遅くなってごめーん」ガチャッ


律「唯!お前って奴は…」


唯「えっ?なに?なに?りっちゃん?」

律「えいっ」ギュー

唯「ほぇ?///いきなり恥ずかしいよ///」

澪「偉いぞ唯!」ギュー


唯「み、澪ちゃんまで///」


紬「皆、狡い!私も~」ギュー


唯「ムギちゃん///」

梓「わ、私もやってやるです!」ギュー

唯「あ、あずにゃん///」


唯「憂~和ちゃん何なの///皆どうしたの///」


和「フフッ皆唯の事大好きなのよ」


憂「そうだよお姉ちゃん」ニコニコ


唯「わ、私だって皆の事大好きだからね!」

    おしまい



最終更新:2012年05月01日 20:23