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┃  罵  ┃
┃  倒  ┃
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唯「ちょっとあずにゃん!! こっち来て!」

梓「な、なんですか?」

唯「いいから!」

梓「ひぅっ」

唯「あのね、私達はこれで1年間やってきてるの! これで上手くいってたの! なのにどうしてぽっと出の後輩にとやかく言われなきゃいけないの!?」

梓「でも……」

唯「大体あずにゃんは先輩の事舐め過ぎなんだよ!」

梓「そ、そんなつもりじゃ」

唯「いーや舐めてるね。先輩に怒鳴ったり文句言ったり」

梓「文句というわけじゃ……」

唯「うるさいっ! 口答えするな!!」

梓「ひっ」

唯「そんなに練習したきゃ勝手に一人でやってればいいでしょ!? 個人練さえしておけば何とかなるんだよ! わかった!?」

梓「わ、私はただ……先輩達と音楽がやりたくて……ぐすっ」

唯「泣いたってダメなんだからね!? こんな後輩いらないんだから!」

梓「っ! ぐすっ、すみませんでした……失礼しますっ!」ダッ

唯「ふぅ、言ってやったぜ」

律「ばか! 言い過ぎだ!」

唯「まあまあ、明日にはしおらしくて従順なあずにゃんが拝めるよ」


一か月後


律「あれ以来梓来ないな」

澪「そりゃあな……」

紬「せっかくの後輩がいなくなっちゃった……」

唯「ど、どうしよう」

澪「どうもこうも軽音部も私達の代で終わりかな」

唯「そんな……私はなんて事をしてしまったんだろう」





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最終更新:2012年05月19日 21:07