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唯「ありがとうございます」

  「それでは……」

唯「だけど、私にとっての音楽は放課後ティータイムなんです」

唯「放課後ティータイムだから楽しくて、素敵な音楽が出来るんです」

唯「私だけデビューしても意味がないんです」

唯「だから……ごめんなさい」

  「そうですか、わかりました……」


律「あーあーもったいねー」

唯「りっちゃん!?」

梓「そうですよ。プロへのお誘いが欲しい人は沢山いるんですよ?」

唯「あずにゃん……みんな聞いてたの?」

澪「悪いとは思ったんだけど、つい」

紬「でも私感動しちゃった! なんだかすっごく嬉しい!」

唯「ムギちゃん……」

澪「確かに放課後ティータイムだから楽しいんだよな。私もだよ」

唯「澪ちゃん」

律「やっぱり放課後ティータイムでなきゃな!」

唯「りっちゃん」

梓「……わ、私も唯先輩と一緒にバンド出来ないなんて嫌です」

唯「あずにゃん……!」

律「なんだよー私達とは一緒じゃなくてもいいのかー?」

梓「ち、ちがいますっ! そういう意味じゃなくて!」

紬「酷いわ梓ちゃん!」

梓「もうっ!」

唯「あはは」

澪「ちょっとだけもったいない気もするけどな」

唯「いいんだよ~澪ちゃん。だって私達は放課後ティータイムなんだよ?」

唯「私達はいつまでも放課後なんだから!」

澪「はは……まあ言いたい事は何となくわかったかな」

唯「みんなの想いも確認出来た事だしさっそく! ……さっそく! ……ほれ、あずにゃん」

梓「へ? ……ああ」

梓「練習ですか?」

唯「お茶だよ~♪」

梓「はいはい」

紬「やっぱりこれが放課後ティータイムよね♪」

唯「そうそう! ノーHTT、ノーライフ!」





卒業篇 
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最終更新:2012年05月19日 21:49