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律「いてっ」

唯「どしたの?」

律「昨日学校の帰りに転んでお尻打っちまったんだよ。……澪のせいで」

澪「う」

唯「澪ちゃんの?」

律「そ。昨日も雪降って道路に積もってたろ? そこで澪がこけて私を巻き添えにしやがった」

律「ほんと酷い目にあったぜ」

唯「ははは」

澪「うう……」

唯「でも不思議だなー。澪ちゃんてスポーツ出来るのによく転ぶよね」

澪「そんなに転んでないだろ」

律「いや転んでる」

澪「転んでない!」

紬「言われてみると……」

梓「転んでるかもですね」

澪「えっ」

澪「……私そんなに転んでるか?」

律唯紬梓「割と」

澪「……」

紬「あ、えと、思わぬアクシデントが多いのよ!」

澪「転ぶ……アクシデント……パン……」ガタガタ

紬「あわあわ」

梓「あのその、不慮の事故だから先輩に非はないですよ!」

唯「不慮の事故ってアクシデントの事だよね?」

律「いや。非って言うか原因は澪にあるだろ」

澪「え……?」

紬「原因って?」

梓「気になります」

律「確かに澪は運動できるわりに唯と同じくらいよく転ぶ」

唯「私そんなに転んでないよ!」

梓「ちょっと黙っててください」

唯「あずにゃんつめたい……」

律「だから原因は運動神経以外なんだけど、そうだな……今まで澪が転んだ時の事を思い返してみろ」

澪「私って思い返せるほど転んでたのか……?」

紬梓「……ああ」

澪「え」

律「どうだ?」

紬「学園祭の時は演奏が終わってほっとした時に」

澪「うわーーーー!」

梓「でもマラソン大会の時はスポーツしててそれに集中もしていたはずなのに転んでましたね」

澪「ああああぁぁぁ……忘れてたのに」

紬「あの時は澪ちゃんビリになりたくなくないって言ってたっけ」

律「そうつまり別の事に気を取られている時によく転ぶんだ」

梓「そういえば旅行でもそんな感じで……」

紬「先生、メンタルとの関連もあるのでは?」

律「それもあるかもな。澪は練習中にホームランを打つけど人が見てる試合では三振なんて事もあったりなかったりだ」

梓「どっちですか」

唯「私と一緒でおっちょこちょいなんだね!」

律「ちがう」

梓「違うでしょう」

唯「うぅ……」

律「澪は恐怖で腰抜かしたりするもんなーあっはっはっ!」

澪「く……!」

律「とまあそんなとこじゃない?」

紬「なるほどね。さすがりっちゃん!」

梓「さすがですね!」

律「どの辺がさすがだかわかんないけどな」

唯「……あれ? ところで昨日はどうして転んだの?」

律澪「へっ!?」

律「い、いやそれは……」

澪「え、あ、う……」

梓「だから雪で滑ったって言ってたじゃないですか」

唯「でも最近ずっと雪だったし、昨日は何かあったのかなって」

唯「澪ちゃんが何かに気を取られてたって事だよね?」

澪「へあっ!? あ、いや、その……」

律「きっ昨日はたまたま転んだだけだったぞ、うん。大したことはなかっ」

澪「大したことじゃなかったんだ……」

律「いや、大したことだけど、その、ああちがう……だから」

梓「何言ってんですか」

律「昨日は……そう、特に道路が凍ってたんだよ!」

澪「そ、そうそう! 気を付けてたけど転んじゃったんだ!」

律「いやあ危ない気を付けていても危ないからなーほんと危ないから気を付けていこー!」

唯「なるほど! だから手を繋いで登校することにしたんだね!」

律澪「ぎゃあああああ!?」

梓「何ですかそれ!」

紬「唯ちゃん詳しく!」

唯「朝学校行く途中でりっちゃん達が見えたんだけどね、なんか手繋いでたからしばらく見てたの」

紬「ふむふむ」

唯「昨日の朝は手繋いでなかったからきっと転んでから手を繋ぐようになったんだね~」

紬「なるほど、手を繋いでいれば片方が転びそうになっても末永く助け合い支えていけるものね!」

梓「唯先輩グッジョブです」

唯「恐縮です」

律澪「」


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律「くそー唯のやつ……」

澪「律が調子に乗ってべらべら喋るからだろ。1日経たずにばれちゃったじゃないか。……まあいいけど」

律「ふふ……だな。それにしてもさっぶーー! 寒いよ澪ー」

澪「そりゃそうだろ。まだ雪残ってるんだし」

律「早く溶けねーかな。ほんと歩きにくい」

律「今日は転んでパンツ見せるなよー澪しゃん」

澪「見せてない! 律こそ転んでおでこぶつけ――おわあああっ!?」ツルッ

むんず

律「へ? ちょっ引っ張るなバッ……!」ステーン

澪「いたた……」

律「ってオイーー!!」


おわり



最終更新:2012年06月10日 00:56