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・・・

澪「夜に、走るのも、いいな!」タッタッタッ

律「雨があがって、涼しいしな」

律「てか、走りじゃないか?」ハァハァ

澪「・・・ちょっと、休憩にするか」

律「賛成。さすがに飛ばしすぎだ・・・」

澪「たしかこのあたりに公園あったよな?ベンチで少し休むか・・・」

律「そうしよう・・・」

律「ふいー、汗かいた」フキフキ

澪「ベンチベンチ・・・」キョロキョロ

澪「あった」

澪「・・・あれ?律は?」

律「ほれ」ピトッ

澪「!?」ビクッ

澪「な、なにするんだ律!」ドキドキ

律「へへっ、自販機でスポーツドリンク買ってきた」カシュッ

律「・・・んー、うまい!」

律「はいよ。澪も飲んでおいたほうがいいぞ」スッ

澪「・・・いい、砂糖いっぱい入ってるし」

律「でも喉渇いてるだろ?汗もかいたし」

澪「そうだけど・・・」

澪「・・・口移し」

律「はい?」

澪「口移しなら飲んであげる」

律「」

律「じゃあ私が全部飲んじゃおう」ゴクゴク

澪「あぁー!冗談!冗談だって!」

律「お前の冗談は冗談に聞こえないんだよ」

澪「まぁ半分本気だったしな」

律「」

澪「・・・んく、んく」ゴクゴク

澪「はぁ、おいしい」

律「一汗かいた後だから余計うまく感じるよな」

澪「そうだな」

澪「・・・なぁ、本当にしないか?口移し」

律「・・・だからしないって」

澪「じゃあ質問を変えよう」

澪「ここで本番するのと口移しだけするの、どっちがいい?」

律「」

律「な、なに言ってんだ。こんな人の多いところで・・・」

澪「人なんてどこにもいないじゃないか」

律「あ・・・」

律「そ、そもそもこのまま普通に帰るって選択肢はないのか!?」

澪「残念ながらないな!」キッパリ

律「」

律「・・・じゃあ一人で帰る」クルッ

澪「」ガシッ

澪「このまま律を押し倒して草むらに行ってもいいんだぞ?」

律「・・・」

律「・・・あーもー」

律「一回、一回だからな!」

澪「どっちを?」

律「く、口移しのほうに決まってるだろ・・・」

澪「ふふっ、そうか」

律「にしてもそのうちお前は逮捕されそうだな」

澪「その時は律も一緒だぞ」

律「なんでやねん」

澪「どっちからする?」

律「・・・じゃあ、澪からで」

澪「うっ、そうか・・・」

律「(ほ、本当に誰もいないよな・・・?)」キョロキョロ

澪「・・・いくぞ」

律「・・・あぁ」ドキドキ

澪「・・・どれくらい口に含むものなんだ?」

律「・・・一口分?」

澪「そうか、・・・じゃあ」グッ

澪「・・・」スッ

律「・・・んっ」

律「ん゙っ!」ゴクン

律「げほっ、げほっ・・・」

律「・・・変なところに入った」ゼェゼェ

澪「私も・・・」ハァハァ

澪「慣れない事はするものじゃないな・・・」

律「まったくだ・・・」

澪「にしても以外と難しいんだな」

律「澪が一気に流してきたからだぞ!」

澪「なっ!律が欲しそうに顔してたからそうしたんだ!」

律「そんな顔してねぇ!」

澪「・・・」

律「・・・」

澪「・・・帰るか」

律「そうだな」

・・・

律「・・・はぁ、一汗かいたあとの風呂は格別だな!」

澪「まったくだ。・・・でも、もう一汗かくがな」

律「・・・今日はもうやめとこうぜ、疲れた」

澪「なっ、約束が違うぞ!」

律「だって疲れたし、明日は朝雨降らないから走るだろ?」

澪「・・・むぅ」

律「さて、なにかいいバイトはないかなー」ゴロン

澪「・・・しょうがない」

律「澪の事を考えるとそんなに選択肢ないんだよなー」ペラッ

律「・・・ティッシュ配り、スーパーのレジ、ファミレスのウェイトレス」

澪「・・・」

律「もうこの前のムギの知り合いの喫茶店でいいんじゃね?」

律「あそこなら怖い人滅多に来ないだろうし」

澪「・・・」

律「澪さーん?」

澪「バイトするのやめようかな・・・」

律「早っ!」

澪「・・・でも、怖い人来ないのはポイント高いかも」

律「だろー」

澪「だけどあの格好は・・・」

律「今まで散々着てたじゃん」

澪「うぅ・・・」

律「まぁ候補の一つには入れておこうな」

澪「他にいい場所がありますように・・・」

律「(正直これ以上にいい場所ってない気がする)」

律「今日はここまでにして寝るか」

澪「唯達は結局するのかな?」

律「うーん、しないんじゃないか?バイトより大事なことがあるし」

澪「・・・それもそうだな」

律「よし、さっさと寝るぞ。明日は早いぞ」

澪「はいはい」パチッ

澪「・・・寝る前におやすみのキスくらいはいいだろ?」

律「・・・まぁ、それくらいなら」

チュッ

澪「ぜひこの先も」

律「おやすみ」

澪「・・・やれやれ」

律澪「」スゥスゥ

・・・

唯「アルバイトかぁ・・・」テクテク

唯「・・・」

澪『梓と憂ちゃんは受験生だし、一緒にいて支えてあげたほうがいいかもな』

唯「んー・・・」

唯「一応憂に相談したほうがいいのかな?」

唯「でもきっと、私の事は大丈夫だから。って言うよね」

唯「憂はやさしいから・・・」

唯「そこがいいんだけどね」テレテレ

唯「・・・決めた!」

唯「今年はアルバイトしないで憂の受験を応援する!」

唯「するとしたら来年、憂と一緒にだね」

唯「そうと決まれば早く帰ろう!」

唯「早く帰ってご飯の準備とお掃除だ!」

唯「今日は私のほうが早いからがんばっちゃうよー!」フンス

・・・

唯「ただいまー」ガチャ

唯「・・・うん。憂はまだ帰ってきてないね」

唯「まずはお掃除!きれいにして憂をお迎えしよう!」

唯「~♪」フキフキ

・・・

憂「また明日ね」フリフリ

梓「うん、じゃーねー」

純「ばいばーい」

憂「ちょっと遅くなっちゃった。早く帰ろう」テクテク

憂「・・・お姉ちゃん、心配してないかな?」

憂「メールしておこう。もう少しでお家だよ・・・っと」ピッ

唯「~♪」サッサッ

ピロリロリン

唯「お、憂からだ」パカッ

唯「・・・た、大変!もう帰ってきちゃう!」

唯「玄関のお掃除に時間かけすぎちゃったよ・・・」

唯「しょうがない、他のお掃除はまた今度だね」

唯「とりあえずここだけは完璧にしておこう!」

唯「玄関はお家の顔って言うもんねー」フキフキ

唯「・・・できた!」

唯「えへへー、ピカピカー」

唯「よし、これを片付けて終了だね!」テクテク

ガチャ

憂「ただいまー」

憂「わぁ、玄関がすごいきれい」

唯「あ、憂ー!・・・えいっ!」ダキッ

唯「おかえりー」スリスリ

憂「ふふっ、ただいま。玄関、掃除してくれたの?」

唯「うん!今日はちょっと張り切ってみました!」

唯「憂先生!採点をお願いします!」

憂「100点満点です!」

唯「やったー!」

憂「ふふふっ」ナデナデ

憂「でも言ってくれれば私も手伝ったのに」

唯「いいんだよー。憂には晩御飯作るのを手伝ってもらうからね!」

憂「ふふっ。今日はなにを作りますか、唯先生?」

唯「ふむ、ひき肉が残ってたからハンバーグにしようと思うのだよ」

憂「いいと思います!」

唯「一緒にコネコネしよーねー」

憂「うん!」

・・・

唯「今日ね、みんなと大学の学園祭のこと話してたんだよ」コネコネ

憂「へぇ、どんなこと話したの?」

唯「憂達を入れた新生放課後ティータイムの初舞台!ババーン!!」

唯「って盛り上がったよー」

憂「ふふっ、それは楽しみだね」

唯「待ち遠しいよー」ウキウキ

憂「私達の学園祭はお姉ちゃん達出れるのかな?」

唯「どうなんだろー?聞いたことないよね・・・」

憂「やっぱり無理なのかなぁ・・・」

唯「仮に一緒にステージに立てなくても、絶対に見に行くからね!」

唯「最前列で応援応援するから!」

憂「・・・ありがとう」ウルッ

唯「えへへっ。憂達がどんな演奏するのか楽しみだよー」

憂「私達もお姉ちゃん達に負けないくらいにがんばるよ!」

唯「おっ、頼もしいねー」

・・・

唯「出来ましたー!」

憂「おいしそうだねー」

唯「早く食べようよっ!」ワクワク

憂「お姉ちゃんお箸忘れてる」スッ

唯「おぉ、ありがとう!」

憂「じゃあいただきます!」

唯「いただきまーす!」

唯「ん~、おいしいよ~」モグモグ

・・・

唯憂「ごちそうさま」

唯「えへへー。憂にいっぱいあーんしてもらっちゃったー」

憂「私もお姉ちゃんにたくさんしてもらってうれしかったよ」

唯「やっぱりあーんは料理をもっとおいしくする魔法のスパイスだね!」

憂「ふふっ、本当だね」

ピロリロリン

唯「およ、りっちゃんからメールだ」パカッ

唯「・・・おー!」

唯「ふむふむ・・・」

憂「どうかした?」

唯「うん。来週の・・・なんでもないよ!」

憂「?」

唯「そ、それより片付けしちゃおうかー」アセアセ

憂「う、うん」

唯「(危ない危ない。憂に喋っちゃったら折角のサプライズが台無しだよ)」

唯「(来週は制服で集合かぁ。さわちゃん先生やるねー)」

唯「(・・・でも、制服どこに仕舞ったっけ?)」

唯「(食器片付けたら探してみよう!)」

憂「(お姉ちゃん、どうしたのかな?)」

憂「(律先輩のメール?なんだろう・・・)」

憂「(来週のことと関係あるのかな?)」

憂「(・・・誤魔化したってことは知らないふりしたほうがいいよね)」

憂「お皿洗おうか!」

唯「う、うん!」

唯「(ほっ、怪しまれてない・・・)」


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最終更新:2012年06月15日 01:05