唯「うーいっ」

憂「なぁにおねえちゃん?」

唯「んー特に用事はないんだ~」

憂「もーぅ」

唯「ごめんごめん」

憂「おねえちゃん暇なの?」

唯「実はヒマなのです」

憂「何かする? ゲームとか」

唯「じゃあういとお話する~。ういもこっち来てー」

憂「あ、待ってー今飲み物持っていくからー」

唯「わぁい」

憂「グリーンティーだよー」

唯「甘いやつ?」

憂「甘いよー」

唯「さっすがうい~!」

憂「えへ~」

唯「んく、んく……はぁ~おいし~♪」

憂「よいしょ」

唯「ういーもっとこっち来てよ~」

憂「うんっ。え~い!」

唯「おわっ! やったなこの~!」

憂「きゃっ♪ えいえいっ」

唯「くふふふっ」

憂「えへへ」

唯「あれ?」

憂「?」

唯「何しようとしてたんだっけ?」

憂「お話でしょ?」

唯「おおそうでした」

憂「も~おねえちゃんてばぁ」

唯「だって~ういとこうしてるだけで楽しいんだもーん」

憂「え~///」

唯「今日はこのままだらだらしてたいやー」

憂「外も雨だしね」

唯「そう雨なんだよねー。晴れてたらお出かけするのにな~」

憂「どこか行きたいところあったの?」

唯「んー……ういとお出かけとか?」

憂「それ場所じゃないよ~」

唯「でへへ」

憂「そうだ、今日の晩御飯何がいい?」

唯「ういが作ってくれるものなら何でもいいよー」

憂「も~それが一番困るよ~」

唯「えー」

憂「どうしようかな」

唯「じゃあういが食べたいかなー」

憂「ええっ!?」

唯「なんちゃって~」

憂「も、もうー!」

唯「へへ~」

憂「おねえちゃん晩御飯抜きにしちゃうよ!」

唯「え……」

憂「あ、あれ?」

唯「そ、それだけは……それだけはぁぁぁ!」

憂「じょ、冗談だから! 冗談!」

唯「ほんとぅ?」

憂「本当だよ」

唯「よがったぁ……よかったよぉ」

憂「大げさだよぉ」

唯「ういのご飯が食べられなくなったら死んじゃうよー」

憂「おねえちゃんたらー」

憂「ちょっと冷蔵庫の中身確認してくるね」

唯「ああ~ういがいっちゃう……」

憂「あっ」

唯「どしたの?」

憂「どうしよう何にもない」

唯「ええー!?」

憂「今日は出前かなぁ」

唯「出前!?」

憂「ごめんねおねえちゃん。ピザとかどうかな?」

唯「ピザ!? いいねえ! コーラとポテトもつけよう!」

唯「宅配ピザ久しぶり~♪」

憂「お、おねえちゃん……」

唯「何ピザにしようかなー」

憂「こ、これピザ屋さんのチラシ……ぐすん」

唯「ありがと~……どしたの?」

憂「ううんなんでもないよ」

唯「ういも一緒に見ようよ」

憂「うんっ」

唯「やっぱりジャガマヨかなぁ」

憂「トマトも美味しそうだよ」

唯「おお~……あっ! これおいしそう!」

憂「どれどれ? フルーツ&ヨーグルト……ピザ……」

唯「これ! これにしよう!」

憂「ふぇ!? でもやっぱり普通のピザの方がいいかなー」

唯「そう? まあういがそう言うなら」

憂「ほっ」

唯「トマトのやつにしよう」

憂「ジャガマヨじゃなくていいの?」

唯「うん! ういそれ食べたいんでしょ?」

憂「わぁ、ありがとー♪ それじゃあサイドメニューはポテトとコーラにしよう」

唯「さっすがういー♪」

憂「じゃあ注文しちゃうね」

唯「あ! ハーフ&ハーフっていうのがあるよ! これなら……」

憂「ト、トマトのピザお願いします! あとポテトとコーラで! はいお願いします!」

唯「ああー」

憂「ご、ごめんねもう注文しちゃったー」

唯「そっかーそれじゃあ次までとっておくかぁ」

憂「そ、そうだね……」

唯「さて」

憂「うん?」

唯「ピザが来るまでまったりしてよ」

憂「そうだね」

唯「んー、ちょっと寒くない?」

憂「おねえちゃん薄着だからだよ」

唯「上着取りに行くのめんどくさいなー」

憂「もー」

唯「そだ、こうすればいいんじゃーん」ウリウリ

憂「わ!」

唯「うりうりうりうり~」

憂「んもー……えへへ」

唯「うりうりうりうり」

憂「うりうりうりうり」

唯「やったなー」

憂「おねえちゃんが先にやってきたんだよー」

唯「ういーっ」

憂「おねえちゃーんっ」

唯「あーあったかくなってきた」

憂「私は暑くなっちゃった……脱ごう」

唯「あれ? ういそんなキャミ持ってたっけ?」

憂「これ可愛くて買ったんだけどちょっとサイズが小さくて……それにあんまり似合わないから部屋着にしたの」

唯「えーもったいないよ」

憂「でも外で着るの恥ずかしいし」

唯「そう? 確かにここはちょっとサイズ合ってないかもね」

憂「う///」

唯「あ! 私のやつういにあげるよ! ういにぴったりかも」

唯「ちょっと取ってくるねー」

憂「あ……ふふ、さっきはめんどくさいって言ってたのに」

唯「おわっ……わーーーーー!?」ドタンバタンゴロゴロゴロ

憂「おねえちゃん!?」

ピンポーン

唯「いたた……」

憂「おねえちゃーーーん!?」

ピンポーン

憂「おねえちゃん大丈夫!?」

唯「うー階段踏み外しちゃった……」

憂「け、ケガはっ!? どこぶつけたの!?」

唯「多分大丈夫だよー」

憂「で、でも……!」

ピンポーン

唯「それよりピンポン鳴ってるよ。多分ピザ屋さんだよ」

憂「でもおねえちゃんが……」

唯「だーいじょうぶだよ~。それよりピザが食べられない事の方が問題だよ」

唯「憂はピザをお願い。ほら急がないと帰っちゃう」

憂「わ、わかった!」

ピンポーン

憂「はーい今でまーす!」

ガチャ

憂「すみませ……ッ!」

憂(上着羽織るの忘れたー!?)

憂(どうしようもできないけどどうしよう/// 恥ずかしいよお///)

憂「あ、いえ、大丈夫です……はい、お金です……はい、どうもー……///」

ガチャ

憂「……」

憂「うぅ~~~///」

唯「ういー?」

憂「おねえちゃ~ん……」

唯「ど、どうしたの?」

憂「この格好で出ちゃったぁ……」

唯「ふえ? 大丈夫だよ~可愛いもん」

憂「そうじゃなくてぇ」

唯「きっとピザ屋さんも悩殺されてるよ!」

憂「ふえぇぇん!」

唯「ごめんういー、私がういの事焦らせちゃったから……」

憂「ううんお姉ちゃんは悪くないよ」

唯「ういー元気出して? ういかわいいよーよしよし」

憂「ふぇ……もう大丈夫だよ」

唯「よしよし、じゃあピザでも食べて忘れよう~」

憂「すんっ……うん」

唯「ほらほら早くしないと冷めちゃうぞー」

憂「わっ押さないで~!」

唯「さあ食べよう!」

憂「あ、お皿とコップが出てる……おねえちゃんが用意してくれたの?」

唯「えへん」

憂「わぁぁ……ありがとー」

唯「いいってことよ。それとはいこれ」

憂「お姉ちゃんのキャミ?」

唯「うん、後で着てみて。多分ういにぴったりだと思うから!」

憂「……おねえちゃん!」

唯「わあっ! あははこれじゃあピザ食べられないよ~」

憂「さっきのお返しだもんっ♪」

唯「ういー♪」

憂「おねえちゃーん♪」

唯「ういは甘えんぼだな~」

憂「おねえちゃんだって~」

憂「……ありがとーおねえちゃん。やっぱりおねえちゃんはおねえちゃんだよ」

唯「なにそれー? ういーそれよりピザピザ」

憂「あっそうだった。今開けるねー」パカ

憂「あ、れ?」

唯「トマトとフルーツ&ヨーグルトのハーフ&ハーフで~す!」

憂「うえ゛っ!? どうして!?」

唯「お姉ちゃんを甘く見てはいけないよ♪」

憂「……さすがおねえちゃんだよ」

唯「では」

ゆいうい「いただきまーす」

唯「んー! ういのトマトんまぁい♪」

憂「むぐむぐ……あ、おねえちゃんのも意外とおいしい」

唯「でしょー?」

憂「うんっ! あ、おねえちゃん口にソースついてる」

唯「えーどこどこ?」

憂「とってあげる」

唯「んー」

憂「はい、取れたよ~」

唯「えへへ。ありがとーうい~」

憂「えへへっいいよ~」



END



最終更新:2012年06月16日 21:05