51 :いえーい!名無しだよん! 2012/06/15(金) 23:36:25 ID:Fw6lp74M0


お題


52 :いえーい!名無しだよん! 2012/06/15(金) 23:37:08 ID:qO9Wsk6s0



53 : ◆vZmyym56/2 2012/06/16(土) 00:15:00 ID:tkZvVhog0


校庭

梓「音は空気を伝わっていくんですよ。それで……」

唯「ねえ、あずにゃん糸電話なんてどこにあったの?」

梓「教室です。純が作ったやつで」

唯「ふうん。あ、宿題はあった?」

梓「おかげでありましたよ」

唯「でも、夜の学校に侵入するなんてあずにゃんもだいたんだねー」

梓「唯先輩が家庭科室から入れるとか言ったんじゃないですか」

唯「だって夜の学校おもしろそうだったから」

梓「まったく」

唯「それで糸電話が何だっけ」

梓「空気が震えて音が伝わる代わりに糸が震えてより集中して音を伝えるっていうしくみなんです」

唯「なんだかおもしろいね。音がリスみたいに震えながら糸の上を走るのかー」

梓「なんですかそのたとえは」

唯「あ、じゃあテレパシーはどういう仕組みなの?」

梓「知らないですよ」

唯「UFOがワープして音を伝えるとか?」

梓「はあ……いみわかんないです」

54 : ◆vZmyym56/2 2012/06/16(土) 00:16:38 ID:tkZvVhog0


唯「ばあっ」

梓「わっ。なんですかびっくりするじゃないですか」

唯「音のチーターだよ」

梓「チーター?」

唯「糸電話なんか使わなくても大声で話せば伝わるよー」

梓「例えば、東京駅の真ん中で告白するときどうするんですか」

唯「大声で叫ぶよっ」

梓「恥ずかしいじゃないですか」

唯「糸電話だって十分変だよー」

梓「じゃあここが悪代官の屋敷の屋根裏部屋だとします。言葉を伝えてみてください」

唯「いいよー」

梓「もっとさがってください……おーけーです。」

唯「かなり糸が長いんだなあ……けっこう離れちゃったよ……おーーーい、あずにゃーーん」

梓「ぐさりぃっ。先輩は槍で刺されましたっ!」

唯「よけたっ!」

梓「ぐさりっ」

唯「さらによける」

梓「もういいですっ! じゃあ今から、糸電話で話しますからああ」

唯「わかったああ」

55 : ◆vZmyym56/2 2012/06/16(土) 00:17:23 ID:tkZvVhog0



梓「今日の夕食はなんでしたか」ゴニョゴニョ

唯「……なんだろ?もごもごしてよくきこえないや……でも流れ的に告白のシチュエーションだよねっ……あずにゃあああん。わたしも好きだよおお」

梓「え? 遊んでるのかな…………ふざけないでくださいっと」ゴニョゴニョ

唯「えーわかんないけど……あずにゃあああんわたしはもっと、もーーっとすきだよおお」

梓「もしかして聞こえてないとか…………ばあかばあか」ゴニョゴニョ

唯「もごもごもごもごって……ああっまどろっこしいっ!」

梓「うわっ怒って猛獣みたいにこっちに走ってきた! 逃げよう」

唯「なんでにげるのさっ」がしっ

梓「ごめんなさいー食べないでくださいー」

唯「どうしたの?」

梓「いえ」

56 : ◆vZmyym56/2 2012/06/16(土) 00:18:38 ID:tkZvVhog0


唯「あーあ、聞こえなかったね糸電話」

梓「そうですね」

唯「なんて言ってたの?」

梓「今日の夕飯聞いただけです」

唯「なあんだ」

梓「それなのに勘違いするんですから」

唯「あずにゃんはわたしのこと好きじゃないの?」

梓「どうでしょう」

唯「ちゃんと言ってよー」

梓「でも糸電話は届かなかったですけどUFOはちゃんとそっち行ったじゃないですか」

唯「む……むむ?」

梓「あーいいですいいです忘れてくださいー……それにしても今日は月が綺麗ですね」

唯「……あ」

梓(先輩、もしかして知ってた?)

唯「ばああああっ」

梓「わあっ」

唯「わたしこと平沢唯は月の光を浴びるとオオカミ少女になるのだ」

梓「は?」

唯「食べちゃうぞーー」

梓「逃げよう」

唯「ああ、待ってよー」

おわり!

57 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:24:50 ID:dfzwpjrwO


遅れたけどゆいあず


 二人の輪郭を溶かし合った熱が、梓の身体から蒸発してゆく。

 落ちていくような感覚が引き潮のように薄れてゆくと、
 また自分が小さな体躯に閉じこめられてしまったように感じて、
 彼女はもう一人の少女の背中へと手を伸ばす。
 汗に濡れた掌が触れる、陶器のようになめらかな手触り。
 だが既に眠りに落ちていた彼女の背中は自分の指先よりも冷たく感じられ、
 梓はその冷たさに指先を引っ込めた。

 置き場所をなくした指は二人の間で戸惑い、やがてシーツの奥へ、思い出したように繋ぎ合わせた熱の部分へとのばす。
「ん…」
 粘つくような感触に小さく声が漏れた。
 指が動きそうになるが、それより深い溜息が灯りかけた熱を押し流した。
 すると溜息とともに身体の熱まで流れてしまったのだろうか、露わになった肩が急に寒気を感じて布団をかぶる。
 隙間から流れる、赤とも青ともつかない色の薄暗い照明が不愉快だった。――不愉快。

 そうだ、不愉快、だったのかな、私。でも、なにが? すべてが?

 彼女は泥の海のようにうねる感情に名前を見つけると、とたんに居心地を悪くした。

58 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:25:12 ID:dfzwpjrwO



 頭の中にここ数時間の記憶が去来する。

 部活終了時刻、憂たちとの別れ、畳んだ制服、自室で選びなおした下着、
 東京へ向かう列車から見た夕陽(それはなぜか、一年前の土手で見た色と違って見えた)、
 めまいを起こすネオンライト、垢抜けた表情の先輩、触れた指先、明滅するライト、
 隠れて買ったチューハイの味、身体に灯された熱、高ぶり反響する自分の声、滴り落ちる粘ついた滴、

 ――梓は発作的に頭を掻きむしった。乱れた髪がまた広がる。

「ごめんね」
 眠っていたはずの唯が、独り言のようにつぶやいた。

「もう、会わない方がいいよ。私たち、ゆいあずじゃない気がする」

59 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:26:03 ID:dfzwpjrwO



 背中を向けたまま、唯は乱れた黒髪の方へそんな言葉を投げる。
 同じベッドの中の数十センチメートルの距離が急に遠く離れて行く。
「……違うんです、私が、勝手に会いに来ただけですから、」

 その背中が遠い海へ流されていきそうで、思わずしがみついた。
 膨らみに当たる肩胛骨すらも自分を引き離しているように感じて、
 当てつけのように自分の身体を押しつける。
 だが、輪郭がどうしても解け合わない。
 ああもう、どうしてこんな風になっちゃったんだろう。
 記憶の中で、ソフトケースを背負ってアイスをほおばる制服の二人の姿が、どんどん遠くなってしまう。


 ――私の見える範囲にいてください。でなきゃ、だめなんです。

 口からついて出た後でよけいに一年前の自分たちが焼き付いて、彼女は苦笑いをかみしめる。
 いつか自分で投げた言葉のボールが、こんな風に返ってきて、自分を打つとは。
 そして、振り返った愛する人の首をかしげるのが見えて、
 梓は二人の遠さをもう一度かみしめる。

 二人を縫い合わせるように重ねなおした唇は、どこか泥のような味だった。


おわり。

60 : ◆RvtYZBfdcE 2012/06/16(土) 00:29:07 ID:zgaKPbCA0


唯「あずにゃんごはん~」

梓「もう、仕方ありませんね」

唯「あずにゃん食べさせて~」

梓「もう、仕方ありませんね」

唯「あずにゃんお水~」

梓「はいはい」

唯「あずにゃーん、お口拭いて~」

梓「しょうがないですねぇ」

唯「あずにゃんごちそうさまでしたー」

梓「はい。味はどうでしたか?」

唯「うん。いつも通り美味しかったよー!」

梓「それは良かったですね」

唯「あずにゃんあずにゃん」

梓「はい?」

唯「いつもありがとー」

梓「・・・はい」

61 : ◆RvtYZBfdcE 2012/06/16(土) 00:29:43 ID:zgaKPbCA0



62 : ◆RvtYZBfdcE 2012/06/16(土) 00:30:16 ID:zgaKPbCA0



63 :いえーい!名無しだよん! 2012/06/16(土) 00:30:56 ID:w.tPtmgM0



64 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:46:33 ID:dfzwpjrwO



なかのけ!

梓「それぐらい自分で書きなさい、このヘタレ」

純「だっだだだって澪センパイにだよ?! あのっ、独特の文章センスをお持ちの」

梓「そういう問題じゃないの! 常識的にもそうだって!
  こういう気持ち伝えるのって、本人の言葉じゃなきゃダメでしょう?!」

純「うぅうう…だって私、国語3だし……」

梓「私だって国語が得意なわけじゃないのに」

純「あ。そういえばこないだの中間何点だったっけ」

梓「え……純は?」

純「あはっ、74点しか取れなかったよ!」

梓「……やっぱ自分で書けー!」

純「ええっ?! えっと、なんかごめん、でもやっぱ」

梓「はぁ……なんで私こんな目に」

65 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:47:11 ID:dfzwpjrwO



たいなかけ!

律「はあっ?! ラブレターの代筆ぅ?!」

澪「そ、そうなんだ・・・・どうしても、うまく言葉が選べなくって、」

律「あのなあ・・・・仮にも澪、文芸部志望だぞ? 歌詞だって書いてたじゃん」

澪「だ、だって・・・その・・・・・」

律「その・・・・?」

澪「は、はずかしい。」

律「今さらなに言うとんじゃー!」

澪「フィクションと現実はちがうんだよぉりつぅ・・・!」うるうる

律「はぁ……ちぇ、どーなっても知らないからな」

66 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:47:38 ID:dfzwpjrwO



なかのけ!

律『ええーっマジで? あれ梓が書いたの?』

梓「ちょっ、絶対秘密ですからね!」

律『きゃははっ、梓、あんなくっさい台詞』

梓「人のこといえないでしょ! だいたいあんなの、90年代のドラマじゃないんだから」

律『うっせー中野ぉ! 人のこといえるかー!』

梓「・・・・でもまあ、このことは内密に」

律『いや、言えないだろ、澪じゃないんだから・・・』

梓「ですよねー・・・・はぁ」

67 : ◆btTJ43cdZM 2012/06/16(土) 00:48:06 ID:dfzwpjrwO



いっしゅうかんご!

純「ところで・・・・みなさんにお知らせがあります」

澪「実はその、わたしたち、」


澪純「「つ、つきあうことになりました・・・///」」



梓律「「えっ」」

おわり

68 : ◆svsd2HZT5E 2012/06/16(土) 00:49:04 ID:xAW2d19o0


澪「ねえ鈴木さん。話があるんだけど」

純「はい!なんでしょうか澪先輩!」

澪「それだよ」

純「え?」

澪「私のこと呼んでみて」

純「えっと、澪先輩……?」

澪「私達、下の名前で呼ぶほど親しくないと思うんだよね」

純「ご、ごめんなさい!私ったら馴れ馴れしくしちゃって……
  これからは秋山先輩って呼びます」

澪「私の下の名前、呼びたくないの?」

純「そ、それは呼びたいですけど失礼だったみたいですから」

澪「だったら、これから親しくなればいいだろ?」

純「!」

澪「そうだな。とりあえず親しくなるためにデートでもしようか。おいで」

純「はい!どこまでも付いていきます!」


おわり

69 : ◆RvtYZBfdcE 2012/06/16(土) 00:51:32 ID:zgaKPbCA0


梓「ねえ純。純って澪先輩のどこが好きなの?
そりゃあ澪先輩はかっこいいし、ベースも上手いし、美人だけどさ」

純「縞パン」

梓「へっ!?」

純「縞パン」

梓「あ、」
純「縞パン」

梓「・・・そう」

完!

72 : ◆vZmyym56/2 2012/06/16(土) 01:07:02 ID:tkZvVhog0


【純澪】

純「つまりですね……わたしが澪先輩のそのドーナツを食べる。澪先輩は余計なカロリーをとらずにすむそんな感じで世界は成り立ってるんですよ」

澪「うーん……でもこれは最後の1個だから……あ、半分こする?」

純「ダメですね。ドーナツの穴ですよ」

澪「え?」

純「つまり……わたしは澪先輩の食べかけが食べたいんです」

澪「ドーナツの穴はどこにいったんだ?」

純「そんなものはもとから存在しません」

澪「た、たしかに。じゃあここで半分こすればわたしが食べたところも食べられるよ」

純「ダメですね。それじゃあクリームのないエンゼルなんとかですよ」

澪「え?」

純「つまり……わたしはあーんしてもらいたいんです」

澪「あーんが大事なんだ?」

純「そうです」

澪「じゃあ恥ずかしいから目つぶってくれないかな?」

純「はい」

ちゅっ

純「……あ///」

澪「ふふっ」

純「えへへ……あれ、ドーナツは?」

澪「犠牲になったんだ」

純「あーーまた最後の1個とられたよ!」


「いつもの時間にお逢いしましょう。待っています。xxx」 4

最終更新:2012年06月20日 22:16