紬「唯ちゃん、メッ!」
唯「あ、ムギちゃん」
紬「唯ちゃん、豚さんはとても清潔好きで頭のいい動物さん」
紬「一説には犬さんより賢いと言われてるの」
紬「しかも体脂肪率は14%。私と比べるなんて豚さんがかわいそうよ」
唯「14%って私より低い……」
紬「わかってくれたかな、唯ちゃん。私を馬鹿にするのはいいけど豚さんを馬鹿にしちゃダメよ」
唯(豚さんがすごいのはわかったけど、
なんでムギちゃんは自分を卑下するんだろう……)
唯「むぎちゃんむぎゅっ」ギュッ
紬「キャっ! いきなり胸を鷲掴みにしないで」
唯「う~ん。柔なかい。確かに体脂肪率14%の胸じゃないね」モミモミ
紬「……」
唯「豚さんが駄目なら、この柔らかさをなんという言葉で表現すればいいんだろう」
紬「ふ、普通にマシュマロみたい、でいいんじゃないかな」
唯「マシュマロ、かぶり付きたくなるね」
紬「唯ちゃん、よだれを拭いて」
唯「ムギちゃんの胸に噛み付いて一杯青痣作りたいなー」
紬「ひっ」ビクッ
唯「ムギちゃん? どうして後退りするの?」
唯「あ、青痣が嫌なんだね。冗談だよ冗談」
紬「ほっ」
唯「いくら私でも合意なしでそんなことしないよ~」
紬「えっ? 合意があったらするの?」
唯「もちろん」
紬(唯ちゃんが怖い…)
唯「ムギちゃんの太ももにもかぶり付きたいな」
紬「そうやって太ももも青痣だらけにするの?」
唯「やだなー。太ももに青痣なんて作らないよ」
紬「ほっ」
唯「太ももに思いっきり齧り付いて肉ごと食べたいなー」
唯「ムギちゃんのお肉! きっとじゅーしーで美味しいよー」
紬「唯ちゃん……人間のナマニクなんて食べてもおいしくないよ」
唯「え? でもユッケとか」
紬「私達が普段食べてるお肉は遺伝子改良された上で、
飼料などに気を使い、畜産農家の人たちが大変な苦労をして育ててるの」
紬「さらに熟成させることで肉の旨みを引き出してる」
紬「畜産動物さんと私を比べるなんて、畜産動物さんがかわいそうよ」
紬「それに血抜きしてないナマニクなんて食べられたものじゃ……実際に試してみる?」
唯「え?」
紬「唯ちゃん、私の指を強く噛んでみて。血が出るぐらい」
唯「えっ!? そんなことしたら凄く痛いよ」
紬「大丈夫。私、痛いのは結構好きだから」
唯「うーん、それじゃあ」
唯(ムギちゃんの指口に咥えちゃった)
唯(なんか凄くエロい)
唯(ほんのり塩味だ)
紬「唯ちゃん?」
唯「ふ、ふぁい」
紬「そんなにチュパチュパ舐められたらこしょうがしいのだけど」
唯(なんだかこれ恥ずかしいよ…)
唯(ムギちゃんが平気な顔してるのがちょっと悔しい)
唯(こうなったら)ガブッ
紬「つっ…」
唯「ムギちゃん、大丈夫? 大変! 青あざになっちゃった」
紬「大丈夫。それよりまだ血が出てないよ」
唯「ムギちゃん……もういいよ。罪悪感に耐えられそうにないもん」
紬「罪悪感?」
唯「うん。ムギちゃんが痛がることをやると心が痛むから」
紬「えーと。唯ちゃんは私のことが嫌いなんじゃないの?」
唯「え?」
紬「『陵辱』したいとか言ってたから私のことを嫌いになっちゃったんだと思ったけど、違うの?」
唯「違うよ~。好きだからこそ陵辱したいんだよ」
紬「え?」
唯「ムギちゃんは早とちりさんだね。私がムギちゃんのこと嫌いになるわけないじゃん」
唯(自分を卑下してたのは、私に嫌われたと思って拗ねてたのかな……。
ひょっとしてムギちゃんも私のこと好き?)
紬「じゃあ青痣作りたいのも」
唯「うん。好きだから」
紬「ねぇ、唯ちゃん。私、唯ちゃんになら体中に青痣作られてもいいよ」
唯「えっと……でも私はやりたくないかな」
紬「駄目なの?」
唯「そんな目でみないでよ~うーん。じゃあ青痣のかわりにキスマークなんてどうかな」
紬「キスマークって?」
唯「ちょっと首元を拝借」チューッ
紬「キャ」
紬「唯ちゃん。いきなりキスだなんて。私達告白もまだなのに」
唯「キスだけどキスじゃないよ。これがキスマーク。うん初めてだけど上手に出来た。はい、これ」
紬「鏡……あ、赤くなってる。これがキスマークなの?」
唯「うん。恋人同士の証なんだって」
紬「恋人だなんて///」
唯(ムギちゃん真っ赤になっちゃった。これはもう脈ありだよね)
唯「キスマーク、もっとつけてもいいかな」
紬「うん」
唯「おヘソの上、太もも、脇の下、大事なところのすぐ傍まで全部つけてあげるから」
紬「うん」
唯「キスマークを体全体につけたら、今度はもっとひどいことしちゃうんだから」
紬「うん」
唯「ムギちゃん、好きだよ」
紬「うん。唯ちゃん。私をいっぱいいじめてね」
the end
最終更新:2012年06月26日 19:46