梓「ん……ううん……むにゃむにゃ……」

梓「んっ……ふわあぁ」ムクリ

梓「あれ……ここって澪先輩の部屋?」キョロキョロ

梓「なんで……って、あっ」



~~~~~~~~~~~

澪『梓ダメっ! 何か、何かくるっ!』

梓『いいですよ、イっちゃって……』

澪『うあっ、あああっ……!!』

~~~~~~~~~~~



梓「そうだ、私ついに昨日澪先輩とっ……!」グッ
梓「一夜を共に出来る仲になるまで幾星霜」

梓「やっと念願が叶ったんだ……なんだかまだ夢みたいだけど」ツネリッ

梓「いたっ! やっぱり夢なんかじゃない……きゃーっ!」バタバタ

梓「? ところで澪先輩は……」



~お風呂場

ザァァ・・・

澪「ん……何だかまだおっぱいを吸われてるような感じするな……」

澪「とにかく梓に汗かかされちゃったし、念入りにシャワー浴びとかないと」

澪(まあ、昨日夢中で私のおっぱい吸ってる梓は……赤ちゃんみたいで少し可愛いかった、かな)

澪(でも……)

ガラッ

梓「澪せんぱーい! おはようございますっ!」

澪「ひゃあっ! 梓起きたのか!?」

梓「んもう、ひどいですよ先輩っ」

澪「え?」

梓「シャワー浴びるなら私も一緒に浴びたいんですから」

澪「あ、いや私はゆっくり一人で浴びたいからこうして……」

梓「えへへ、澪先輩っ」ギュッ

澪「ちょ、ちょっと梓」

梓「やっぱりやわらかあい……」フニフニ

澪「あっ、こ、こら」

梓「こっちはどうでしょう?」スッ

澪「やっ、やめ……」

澪「やめろっ!!」

梓「!?」ビクッ

澪「………梓はっ」

梓「みお、せんぱい……?」

澪「梓は本当に私のこと好きなのか!?」

梓「えっ……?」

澪「それともただ私の体が目当てでエッチなことしたいだけなのか!?」

澪「私は……」

澪「私は梓が好きなとき自由にそういうことが出来る道具じゃないんだぞ!」

梓「せん、ぱい……」

澪「っ……」

ザァァ・・・

梓「………」

澪「………」

梓「……ごめんなさい、澪先輩……私、調子に乗りすぎてました……」

澪「………」

梓「澪先輩のこと……全部手に入れた気になって」

梓「それで私、勝手に舞い上がって……」

澪「………」

梓「でも……これだけは信じてください」

梓「私は澪先輩のことが好きです! 世界で一番、澪先輩のことが大好きです!」

澪「……梓」

梓「澪先輩とその……エッチしたらもっと澪先輩が好きになって」

梓「澪先輩が今までよりもすごく近くに感じられて、すごくあたたかくって、心地好くて」

梓「だから、つい……」

澪「………」

梓「澪先輩のこと……傷つけるつもりなんてなかったんです」

梓「本当に……ごめんなさい」

澪「………」

梓「私、外に出てますね……邪魔してしまって、すいませんでした」

澪「……待って、梓」

梓「澪先輩?」

澪「その……私もちょっと言いすぎたよ、ごめんな」

梓「いいえ、悪いのは私ですから……」

澪「ん、だから仲直りにさ」スッ

梓「えっ?」フニュ

澪「今度は私からしてあげるから……一緒にシャワー浴びながら、エッチしようか」ギュッ

梓「ええっ! で、でもいいんですか?」

澪「そのかわり、梓からは手を出さないって約束してくれる?」

澪「私、上手く出来ないかもしれないけど……」

梓「いいえっ! 澪先輩からしていただけるなら私、おとなしくしているので……」

梓「お、おねがいしますっ!」

澪「……わかった、梓が気持ちよくなれるように私、頑張るから」

梓「澪先輩……」



ザァァ・・・

澪「んちゅ、ちゅ……はむ……ん……」

梓「あむ……んっ……ちゅっ……ちゅ」

澪「はぁ……ねえ、梓?」

梓「ん……なんですか?」

澪「髪……ほどいてもいい?」

梓「え……?」

澪「そっちの方がなんだか興奮するからさ」

梓「は、はい、澪先輩が望むなら」

澪「ありがとう、じゃあ」スルッ

梓「あ……」ファサ

澪「おおっ……」

梓「や、やっぱり変じゃないですか?」

澪「まさか、変なんかじゃないよ」

梓「そう……ですか?」

澪「うん、やっぱり髪をほどいた梓、大人っぽい……すごくドキドキする」

梓「お、大人っぽいだなんて……澪先輩に比べたらぜんぜんですよ」

澪「いいや、そんなことない」バッ

梓「ひゃっ」トサッ

澪「こういったこと、私にはぜったい無理だって思ってたけど……」ポシュポシュ

梓「み、澪先輩?」

澪「なんでだろう、梓にならしてあげられる気がする」ヌリヌリ

梓「ふわぁっ、先輩それって」

澪「ボディソープを全身に泡立てて塗ってと……さ、いくぞ」


ヌリュッ

梓「あっ、ふああ……」

澪「んっ……気持ち良い?」ヌリュヌリュ

梓「はっ、はい、すごく気持ち良いです……」

澪「ソーププレイって言うんだっけ? こういうの」ヌリュッ

梓「んんっ、よく分からないですけど……多分そうかと」

澪「えっ、梓は私よりそういった知識自体は知ってそうな気がするけど?」

梓「し、知らないですよう!」

澪「ふふっ、じゃあそういうことにしとくよ」ペロッ

梓「じゃあってそんな……ひゃんっ!」ピクッ

澪「耳の裏側、ちゃんと綺麗にしとかないとダメなんだぞ」ペロペロ

梓「あっ、あぅ、くすぐったいです……」ピクピク

澪「体震わせちゃって……可愛いよ、梓」

梓「はあっ、澪先輩なんだかすごく上手いです……」

澪「それはやっぱり梓が相手だから、かな?」

澪「好きな子が相手だから自然と上手に出来るっていうところかも」

梓「こ、光栄です///」

澪「わきの下もきちんと綺麗にしないと」ペロッ

梓「ひゃっ! 先輩、わきの下なんて汚いです!」

澪「梓に汚いところなんてないよ」ペロペロ

梓「にゃああ……」

澪「ほんとに可愛いな梓は、ふふっ」ヌリュヌリュ

梓「んうぅ……」

澪「もっともっと可愛いがりたくなるよ……んっ」クニュ

梓「ふあっ!」

澪「あんっ……私の乳首と梓の乳首が重なり合ってる……」クニュクニュ

梓「にゃっ、あぁ!」

澪「なんだか乳首でキスしてるみたいだな……んんっ」クニュッ

梓「ふあぁんっ!」

澪「梓、胸はちっちゃいけど感度はかなりのものだな」

梓「ちっちゃいのは言わない約束ですっ……」

澪「もっと体を重ねよっか……んんっ!」クチュ

梓「やあぁっ! 澪先輩と私のあそこが当たって……!」

澪「ごめん、痛い?」

梓「いいえ、気持ち良いです……動いてくれますか?」

澪「梓……分かった、動くよ」

梓「はい……」

澪「ん……梓っ、梓っ」クニュックチュ

梓「ひゃんっ! ああっ!」

澪「はむ……ん……ちゅ」クチュックニュ

梓「んんっ……んむっ」

梓「はぁっ、こ……れっ」

澪「ん……?」

梓「澪先輩とっ、ひとつになっ……てる感じがしてっ」

梓「すごく、気持ち良いですっ……ふあぁっ!」

澪「ああ、私もすごく気持ち良いぞっ……!」クニュックチュ

梓「あっ、あっ、あぁっ!」

澪「んっ、はっ、はぁっ!」クチュックニュ

梓「澪先輩っ! 何か、何か来ますっ!」

澪「いいよ、私ももうっ……」

梓「あっ、やっ! イくっ、やぁっ!」

澪「私もイくから……梓っ!」

梓「イっちゃっ……! ふあっ、あああぁぁぁっ……!!」

澪「梓っ……!!」



ザァァ・・・

梓「あ……はぁ……あ…」

澪「はぁ……はぁ……梓、大丈夫……?」ギュッ

梓「ふぁい……まだ頭の奥が、しびれてるような感じがしますけど……」

梓「でも、すっごく気持ち良かったです……」

澪「うん、私も……んっ」

梓「ん、ちゅ……んん」

澪「ちゅむ……」

梓「ぷはぁ……先輩?」

澪「ん?」

梓「まだ動けないのでもうちょっとだけ……このままで……」

澪「うん……私も疲れて動けないから、もう少し梓にくっついていたい」

梓「澪先輩……もう一回キス……」

澪「ん……」

ザァァ・・・



~澪の部屋

澪「ふー、ずいぶん長いシャワーになっちゃったけどすっきりしたな」

梓「そ、そうですね///」

澪「梓、髪ドライヤーで乾かしてあげるからそこに座って」

梓「あ、ありがとうございます」


ボワ-

澪「改めて見てもやっぱり長くて綺麗な髪だな、梓」サッサッ

梓「そ、そんなに褒めても何も出てこないですよ……///」

澪「ふふっ……よし、こんなところかな?」

梓「じゃあ今度は私が澪先輩の髪を乾かしてあげますね」

澪「いいのか?」

梓「もちろんです」

澪「じゃあ、頼もうかな。ありがとう梓」

梓「はいっ、頼まれました」



ボワ-

梓「澪先輩の髪だって、やっぱりすごく綺麗です」サッサッ

澪「そうかな? 自分ではよく分からないけど……」

梓「はい、長くて艶っぽくて……シャンプーとかのCMがきてもおかしくないぐらいです」

澪「そんな、言いすぎだって」

梓「言いすぎなんかじゃないですよ」

澪「だいたいCMなんて恥ずかしすぎてとても出れないし……」

澪「……あ、でも」

梓「?」

澪「梓も一緒に出てくれるなら、出れないこともないかな?」

梓「ええっ!? そんな、恐れ多いです」

澪「そんなことないだろ、梓可愛いしさ」

澪「それに梓がいてくれるなら、なんだか不思議と出来そうな気がするんだ」

梓「み、澪先輩ったら……///」

澪「じゃあ将来万が一、そういうことがあったら考えてくれないかな?」

梓「わ、分かりました……考えておきます///」

澪「うん、よろしくな。まあ例えばの話だけどさ……」

梓(澪先輩と一緒のCM……見た人はやっぱり私と澪先輩を実の姉妹に勘違いしたりするのかな……)ドキドキ

……


カチリ

梓「乾き終わりました、先輩」

澪「ん、ありがとうな。梓は髪結ばなくていいのか?」

梓「えっと、いつもなら結ぶんですけど……」

澪「?」

梓「なんだか今日はこのままでいたいので……いいですか?」

澪「もちろんさ、断る理由なんて何もないよ」ギュッ

梓「ふにゃっ」

澪「んー……梓の髪、さらさらしててシャンプーのいい香りがするな」スンスン

梓「澪先輩の髪もさらさらで、シャンプーのいい香りがします……」スンスン

澪「同じシャンプー使ったんだし、当然といえば当然だけどな」

梓「でも私、澪先輩とお揃いのシャンプーの香りがするっていうのはなんだか嬉しいです」

澪「私も梓とお揃いっていうのはなんだか嬉しいよ」ナデナデ

梓「えへへ……澪先輩?」

澪「ん?」

梓「私……自分から抱きつくより、澪先輩から抱きしめられる方が好きみたいです」

澪「私からの方が、か?」

梓「はい、澪先輩の方から抱きしめられるとなんだか安心するっていうか」

梓「心が落ち着いて……そのあと、すごく幸せな気持ちになるんです」

澪「梓……」

梓「それに、さっきシャワーの時も澪先輩からしていただいた方が……えっと」

澪「ん、なに?」

梓「そ、そのっ……すごく気持ち良かったので……///」

澪「確かに、梓があんなに高い声を出してイっちゃうとは思わなかったな」

梓「わあっ、言わないでくださいっ!///」バタバタ

澪「ごめんごめん」ナデナデ

梓「ふにゃ……だ、だからその、私から抱きしめにいくよりも」

澪「?」

梓「これからは澪先輩の方から私のこと……いっぱい抱きしめてほしいです」

澪「梓……うん、わかった」

梓「澪先輩の方から……いっぱい気持ち良くしてほしいです」

澪「ああ、じゃあまた一緒にシャワー浴びよっか?」

梓「み、澪先輩はシャワーでいちゃいちゃするのが好きなんですか?」

澪「うーん、そういうわけじゃないけど……」

梓「けど?」

澪「私は布団の中では梓を優しく抱きしめてゆっくり眠りたいから、かな」

梓「澪先輩……」

澪「梓はそれじゃ物足りない?」

梓「いいえ、澪先輩に優しく抱きしめられていればすごく心地好く眠れそうなので……」

梓「素晴らしい考えだと思いますっ」

澪「梓……ありがとう」ギュウ

梓「んっ……ずっと愛してくださいね、澪先輩」ギュッ

澪「うん……ずっと愛し続けるよ、梓」

梓「はい……ありがとうございます」

チュッ

おわり



最終更新:2012年07月01日 22:48