律「いきなりどうしたんだ?ムギ」

紬「ちょっと気になったの」

澪「一概にそうとは言いきれないけどな」

唯「ああ~、でもそれわかるかも!」

紬「ホント!?」ワクワク

唯「うん!だって和ちゃんなんかいかにも生徒会長!って感じするもん!」

澪「確かに和はそう見えるな」

梓「でも和先輩って実際に頭いいんですよね?」

律「ああ、私達じゃ比べものにならないくらいな…」ガシッ

唯「足元にもおよばないよりっちゃん…」ガシッ

澪「そうだな、私も和とは比べものにならないよ」

紬「私も」

梓「律先輩と唯先輩はともかく、澪先輩とムギ先輩まで…」

律「おいこら中野」

唯「“ともかく”って何さ!」プンプン

梓「あぁ、失礼しました……」クスッ

律「なーかーのー!!!」

唯「あーずーにゃーんー!!!」

梓「わあああ、ごめんなさいごめんなさい!!」キャー


澪「でもホント、和は頭いいよな」

紬「うんうん。あと、うちのクラスの風子ちゃんも頭いいじゃない?」

澪「ああ、そういえばメガネしてるな」

紬「そうなの!それで気になっちゃって!」

澪「なるほど…」


唯「じゃあ、聞いてみようよ!」

律「おっ、いい考えだな!」

唯「でしょ?」

澪「おいおい、今は部活中だぞ?」

梓「そうですよ!練習はどうするんですか!」

律「……んーじゃあ、多数決で決めよっか」ニヤ

唯「だねりっちゃん」ニヤ

澪梓「………嫌な予感…」


律「はいじゃあまず、練習したい人!」

澪「はい」

梓「はい」

律「じゃあ次、この話続けたい人ー!!」ニヤニヤ

律「はい!」ピッ

唯「はいはいはい!」シュピッ

紬「は~い♪」

澪梓「!!やっぱり!!」ガーン

律「と、ゆーわけで決まりだな!」

唯「いっえーす!」

紬「えへへ」ニコニコ

澪「明日はちゃんと練習するからな」

梓「当たり前です」

律「わーかってるって」

唯「じゃあ私和ちゃんに電話するね!」

律「おう!」

紬「楽しみね~♪」

澪「まったく…」


和「唯、話って何?」ガチャ

澪「唯、和来たぞ」

唯「あ、和ちゃん!!実はね、和ちゃんとメガネの話をしていたんだよ!」

和「そうなんだ、じゃあ私、生徒会戻るね」ガチャ

唯「わああ!和ちゃん待ってえー!!」

和「冗談よ」

律「いや、マジにしか見えなかったぞ」

和「そうかしら?」

律「ああ…」

和「それで?私とメガネがどうしたの?」

紬「そのことなんだけどね!」ズイッ

唯「ムギちゃんによる説明入りま~す♪」



紬「~~ということなの」

和「つまり、私がメガネかけてるから頭いいのか、私が頭いいからメガネかけてるのかってことかしら?」

紬「さすが和ちゃん!話が早いわ!」ニコニコ

唯「和ちゃんすご~い」ニコニコ

和「いや、まずその前に、私皆がいうほど頭良くないよ?」

澪「いやいや、学年トップに言われたくないよ」

梓「学年トップ!?」

紬「そうなの」

律「しかもいつもだぜ?」

和「ちょ、律!」

唯「やっぱり和ちゃんは頭いいよね~」

梓「はい…」ボーゼン


紬「ねえ、和ちゃん、メガネっていつからかけてたの?」

和「えっと…確か、中学に上がる時だったかしら」

唯「メガネない和ちゃんもとってもかわいいよね!」

和「はいはい、唯のほうがかわいいわよ、ボケーっとしてて」

律「プッ」

唯「もー!和ちゃんひどいー!!」


澪「おーい、話がズレてるぞー」

唯「おっといけない!」

紬「唯ちゃん、小学生の和ちゃんって頭よかった?」

唯「小学生?うん!とっても!」

梓「おおー」

律「じゃあメガネかけてる前からってことか…」

澪「やっぱ勉強する→目が悪くなる、なんだな…」

律「ふっ、澪も何だかんだノリ気だったんじゃないかー!」

澪「う、うるさい!///」

和「……というか、小学生の問題なんて満点が当たり前の世界じゃない」

梓「言われてみれば…」

紬「確かにそうね…」

律唯「え!?」

澪「小学生だからな」

和「ええ」

律唯「うそ!?」

紬「じゃあ小学校じゃわかんないって事かしらね?」

梓「そうかもですね…」

律唯「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」

紬「どうしたの二人とも…?」

澪和「ああ……」

梓「もしかして…」

律唯「私、小学校で満点取った事なんてほとんど無いよ!!」プンプン

澪和「うん、確かにそうだった(な)(わね)」ハァ

梓「やっぱり…」

紬「ご、ごめんね…」


律「いやー、別にいいけどさー!」

唯「私達みたいな人がいるから、やっぱり和ちゃんは頭いいに入るんじゃないのかなーって!」

律「澪も、ムギも、…梓も」

梓「なんで私の時だけ嫌そうな顔するんですか!」

唯「だってえー、あずにゃん1コ下なのに…」

梓「いや、小学生時代の話ですから、変わらないですよ」

律「まあとりあえず、小学生の時はほとんどの人が頭いいに入るから、決定的ってわけではないんだな」

紬「そうね」

律「でも、澪も結構ガリ勉タイプなのに目はいいよな?」

澪「そうか?確かに、両目ともAだけど…」

唯「秋山だけに?」

梓「おもしろくないです唯先輩」

唯「あずにゃんしどい!」

紬「そうなると本題自体が崩れるわね…」

律「なんかごめん」

紬「いいのよ」


和「メガネが頭良く見えるなんて、見た目だけじゃないの?」

唯「ほえ?」

和「ほら、メガネかけると顔に横のラインが入るじゃない?だから、ちょっとすっきりしたイメージになるし」

唯「和ちゃん…そんなの狙ってたの?」

和「狙ってないわよ」

律「でも和のも一理あるかもなー」

澪「確かに。特に黒ブチとかなんかな」

唯「えーじゃあ、そういうことなのかな?」

紬「……」ションボリ

和「でも、ムギが言ってる事も悪くないと思うわ」

紬「え?」

和「頭がいい→メガネなのか、メガネ→頭いいなのか、私も気になるもの」

和「まあ、実際の成績とかと関連付けちゃうと矛盾とかいろいろあるから難しいけどね」

和「みんなのイメージって感じなら、とても面白いと思うわ」

唯「和ちゃん…」

澪「さすが和…」

律「うまくまとめたな…」

梓「やっぱり足下にも及びませんね…」

紬「そうね…」



和「それじゃあ私、今度こそ生徒会戻るね」ガチャ



律「はやっ」

唯「もういなくなっちゃった…」

澪「大事な用事でもあったのかな?」

梓「やけに後半早く終わらせようとしていましたからね…」

紬「私は和ちゃんとこうやって喋れて満足だけどね♪考える事もふえたし」


律「…まあ、私達も帰るか」

唯「そだね」

澪「明日は練習だぞ」

紬「その前にティータイムしましょ♪」

梓「毎日恒例ですね…」


―――――


和「もう、唯達と喋ったらイベントの時間過ぎちゃったじゃない」カタカタ

和「せっかく特別アイテムがもらえるのに…」カタカタ

和「まあ、集まらないのもこのゲームの楽しみよね」カタカタ


和「え、私?ええ、小学6年の冬休みくらいから、RPGにハマってるわね」


終わり。



最終更新:2012年07月02日 22:42