部長「聞いて!
最初は正直驚いたわ、軽音部にいたあなたがなんでここにいるんだろぅって
それに唯ちゃんが来た日にやった魚料理、唯ちゃん下ごしらえもしないで、そのまま魚を鍋にいれちゃうんだもん。しかも自信満々に」


唯「アハハハ…面目ない」


副部「皿も今まで合計75枚割ったしな、家政部歴代記録タイだぞ」


唯「面目ないです…」


部長「けど唯ちゃんが家政部に入ってくれて部の雰囲気が明るくなったし、唯ちゃんの独創性で料理が美味しくなった時もたくさんあったね
それに本当に唯ちゃんは料理が上手になった。
それを見てるのはみんなにとっても励みになったのよ」


副部「カレーの中にマシュマロ入れたときはさすがにひいたけどな、ニシシシ」


部長「家政部のみんなは唯ちゃんが大好きだよ。だから唯ちゃんには幸せでいてほしいの…」


唯「私幸せだよ!みんなと料理して楽しかったもん。
みんなこんな私にも優しく教えてくれて
私料理がどんどん好きになったし!」


部長「けど今は行きたいところがあるんじゃない?」

唯「ぇ!それは…」

部長「唯ちゃんごめんね。私、唯ちゃんと澪さんと一緒に出て行った後、澪さんの様子が変だったから心配で後つけたのよ…」

唯「ぁ…じゃあもしかして話も?」


部長「ごめんなさい立ち聞きして
唯ちゃん、お節介かもしれないけど今あなたがいるべき場所はここではないわ
大丈夫!私達は唯ちゃんがどこにいても友達だから」


副部「ま、そういう事だ!料理人のギタリストってのも粋なもんだろニシシシ」

「唯頑張ってきなよ!」
「いっておいでよ唯ちゃん」

唯「みんな……」ウルウル

部長「ほらほら泣いてる場合じゃないでしょ。
きっと軽音部のみんなも待ってるよ」


唯「ありがとうみんな…私行ってくるよ」
ダダダダ


副部「行っちまったな…
あいつ戻ってくるかなぁ…」

部長「それは唯ちゃんが決める事でしょ
私達は唯ちゃんに負けないよう、自分のできる事をやりましょ」

副部「ちっホントは悲しいくせにカッコつけちゃって!」

部長「私はあなたみたいに素直じゃないだけよ…いいよ少し泣いてきても」

副部「うるへぇ~グス」

家政部「(頑張って唯ちゃん)」

――――――――
――――
みんなありがとう

私まだ音楽と料理どっちが好きなのか分からない…

けどそれでいんだよね

どっちかしかできないって最初は諦めてたけど、
ホントに好きならきっと両方できるよね!
私は家政部のみんなも
軽音部のみんなも大好きなんだから


―――――――――
――――
数分後
~講堂~

~~~♪~~~♪♪

パチパチパチパチ

律「ふ~」

澪「(唯、いないな…来てくれなかったのか…)」キョロキョロ

♪~軽音部のみなさんありがt…

バタン!

唯「ハァハァ…ハァハァ」

律澪紬梓憂「!!!!!!!!!」


唯「ハァハァ…」
スタッスタッスタッ

澪「唯…」
紬「唯ちゃん」
梓「唯」
憂「お姉ちゃん」

律「…………」

スタッスタッ、ピタ
唯「ハァ…みんな…私…」

ざわざわ…ざわざわ…

澪「(唯…)あ!ゆ」
律「まったく!」

唯「りっちゃん…」

スタッスタッ
律「唯はいっつも遅刻だな」

唯「りっちゃん私ね!私…」

律「そんなところにいないで、ステージあがってこいよ」
スゥ

唯「うん…」
ガシィ

律「うんしょっと!なんだ唯、家政部に入ってから太ったんじゃないか?」

唯「忘れたのりっちゃん、私いくら食べても体重かわらないんだよ」

澪紬梓「羨ましすぎる!」

唯「あずにゃんまで!」ウル

律「アハハハ
……唯…私、お前にちゃんと謝らなきゃ」

唯「りっちゃん私も…」

唯律「ごめんなさい!…え?」

唯律「………プッ!ハハハハハ」

澪「まったく心配かけて、仲直りは一瞬だな」
紬「そうだね~」


梓「ゆい…しぇんぱい~」ウルウル
ダキツキ
憂「おねぇちゃ~ん」ウルウル
ダキツキ

唯「うわ~~!!!」

憂「良かったねお姉ちゃん」
梓「あ゛~唯先輩良かったです~」

唯「ありがとう2人とも!」

律「よっしゃ!唯も交えてもう一曲いくか!」



「すいません、盛り上がってるとこ申し訳ありませんが…時間がきてしまってるので…」

唯律澪紬梓「去年と同じ!!!」



律「ちょっとくらいオーバーしてもいいだろ!一曲だけだから!」

紬「お願いします。」
澪「迷惑なのは分かってますが、1曲だけでいいので」


「そう言われましても…一応プログラムは決められてますので…」

澪「そんな…」

律「こうなったら実力行使で!」


?「いいわ、許可します」

律澪紬梓憂「和(さん)!」



「か、会長!!!マズいですって…あとで先生にいろいろ言われますよ~」タジタジ


和「大丈夫、責任は私がとるから彼女達にやらせてあげて」

唯「和ちゃ~んありがとう!ん?今会長って言ってたけど?」

和「私が生徒会長だからよ」

唯「おお!何かかっこいいね!」

律「お前ら本当に幼なじみかよ…」

和「唯頑張ってきなさい」

唯「うん和ちゃん!私頑張るよ!」ニコ


和「やっぱりあなたにはその顔が一番ね。 さ、私達は後に控えてる部活の人に謝りに行くわよ」

「会長待って下さいよ~」


憂「お姉ちゃんはい!」

唯「うお!ギー太だ!でも何でここに!?」

憂「私が持ってきてたんだ
今日は律さんたちと最後の学園祭だから
ギターはお姉ちゃんのを使おうと思って…
だからギー太はお姉ちゃんが使って、私は見てるから」

唯「憂…これは受け取れないよ」

憂「何で!?」

唯「今の軽音部のギターは憂だよ。私はみんなと同じステージにたてるだけで嬉しいんだ
だから憂がギー太をひいてあげて
その方がギー太も喜ぶから」

憂「うん分かったお姉ちゃん
私お姉ちゃんと初めてライブできて私嬉しいよ。
それにいつも美味しいご飯ありがとお姉ちゃん」

唯「私もだよ憂!いつも美味しいって言ってくれてありがと」


唯憂「えへへ」


―――――――
――――
唯「みなさんお待たせしました、あらためまして軽音部です
お待たせして、すいません

話せばなが~いなが~い事情がありますが、私実は軽音部の部員じゃありません
けどそんな私をあたたかく迎えてくれて軽音部のみんなや、
ステージに立たせてくれた和ちゃん
私の背中をおしてくれた家政部のみんな本当にありがとう

軽音部に入って笑ったり、はしゃいだり、泣いたり、時にはけんかしたけど、
私はこの軽音部が、桜高のみんなが大好きです

それでは最後の曲…」

軽音部「『ふあふあ時間』」



――――――
―――

このライブのビデオで見直すといつもそこには

間違いだらけの歌詞を楽しそうに歌う唯

テンション高く、走り気味どころではない律

ニコニコしっぱなしで、ほとんどひいてないムギ

泣いてばかりで演奏にならない梓

姉に見とれてホワァーっとしている憂ちゃん

そしてそんな状況が楽しくてしかたがない私が映っている

こうして軽音部としては最低の
私達にとって最高のライブは幕を閉じた



―――――――
―――

みなさんお久しぶりです、平沢憂です

今日はお姉ちゃんの卒業式でした。
私も梓ちゃんも泣いちゃったけど、お姉ちゃん達はみんな笑顔で楽しそうでした

あの文化祭のライブの後、和さんやさわ子先生も含めてみんなで怒られちゃいました
けどみんなずっと笑っちゃってて、結局先生も呆れ顔で許してくれました

お姉ちゃんはずいぶん悩んだみたいだけど、製菓の道に進むことにしたそうです。

もちろんギターも今後ともやっていくと意気込んでいます
お姉ちゃんならきっと両方頑張ってくれるはずです


そんなお姉ちゃんはさっきみんなと卒業パーティーするからと
卒業証書やらアルバムも置いて、またでかけちゃいました
お姉ちゃんの卒業アルバムか…

ペラ


べ、別に勝手にみても怒られないよね…

まずは律さんたちのクラス
律さんは珍しく真顔だ!逆に面白い!
澪さんは…これは笑いを我慢してる顔かな?
紬さんは…まんぼう?

次はお姉ちゃんのクラスだ…ドキドキ

和さんやっぱりかっこいいな
家政部の人達もみんな笑顔だ

あ!お姉ちゃん!かわいいな~ホワワワワン

次は部活の写真か

憂「あ!お姉ちゃん!!!フフ」ニコニコ

そこには2つの部活で満面の笑みで笑ってるお姉ちゃんの姿がありました


終わり



最終更新:2010年02月01日 03:03