終わりです。
稚拙な文でしたが、楽しんでいただければ幸いです。
所々よく分からない箇所があると思いますが、それはあるシリーズ(世界)の一部だからです。
不愉快にさせたのなら申し訳ありません。
学ランの正体を載せて本当に終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございました!
― 葛の葉ライドウ ―
黒猫『やれやれ、仲魔の様子をみにこればこの有り様』
学ラン「……」
黒猫『もう用は無いな、ライドウよ」
ライドウ「……」コクリ
黒猫『この国の行く末か。依頼者である神宮司は変わり者だったな』
ライドウ「……」
黒猫『我が手に眠る赤子のその先を案じておったが……、
自身と似た末裔にそれが渡ろうとするとは、いやはや。何が起こるか分からぬな』
ライドウ「……」
黒猫『しかし、縁は異なもの味なもの。神宮司家の末裔も美しかった』
ライドウ「……」ジーッ
黒猫『その目が訴えるものはなんだというのだ?』
ライドウ「……」フルフル
黒猫『まぁよい。この業斗童子、長年この仕事をやっているが、今回の仕事ほど楽しめたものはない』
ライドウ「……」ジーッ
ゴウト『だからなんだと聞いておる。よもや、不埒なことを考えてはおるまいな』
ライドウ「……」フッ
ゴウト『鼻で笑いおったッ!?』
ライドウ「……」
ゴウト『お主から手引きをしろと言付かったのだ!』
ライドウ「……」
ゴウト『婦人の心理世界は我も苦手だというた筈』
ライドウ「……」シラー
ゴウト『腑に落ちぬが、まぁよい。もう時間が無い。帰るべき時代に帰ろうぞ』
ライドウ「……」コクリ
ゴウト『生まれた時代は異なるが、聖獣シーサーもあの娘を護り行くであろう』
ライドウ「もう俺達と交差することはない」
ゴウト『ほぅ……』
ライドウ「だからこそ、この邂逅が輝く」
ゴウト『面白い。時が許す限り、我は助言の役目を果たそう』
ライドウ「……」コクリ
ゴウト『次の任務まで帝都でゆるりと過ごそうではないか』
ライドウ「……」コクコク
終