唯「太い!」
紬「えっ?」
唯「ムギちゃんの太っとい大根足!」
紬「太くてごめんね……」シュン
唯「あ、違うんだよねムギちゃん。その大根足に挟まれたいなーって思って」
紬「あくまで大根足なんだ……」
唯「ねぇねぇいいでしょ~」
紬「…ちょっとだけなら」
唯「やったー!」
紬「こんな感じでいいかな」
唯「……あんまり柔らかくない」
紬「えっ?」
唯「ムギちゃんの足ってあんまり柔らかくないんだね。筋肉もついてるし」
紬「……そう?」
唯「それに頭が地面について痛いよ」
紬「……役に立たない大根足……」
唯「やっぱりこれからの時代太ももだよね」
紬「ふともも?」
唯「うん。ムギちゃんの太ももで挟んで」
紬「こう?」
唯「うん。これだよこれ。ムギちゃんの太ももふっかふか~」
紬「…そう?」
唯「うん。肉のベッドって感じ」
紬「肉…」
唯「うん。このムッチムチなお肉」プニ
紬「ひゃん//」
唯「頭全体がムギちゃんの肉に挟まれていい気分~」プニプニ
紬「ひゃ、ひゃん//」
唯「くんくん……」
紬「唯ちゃん?」
唯「くんくん……やっぱりそうだ。ムギちゃんから女の子の匂いがしてきたよ~」
紬「女の子の匂い?」
唯「うん。ムギちゃんが女の子を誘惑するとき出す匂いだよ」
紬「えっ……私からそんな匂い出てる?」
唯「無意識なんだね~。以前匂いであずにゃんをノックアウトたの覚えてるでしょ?」
紬「……私、無意識に誘惑してたんだ…」
唯「もっと直に嗅いでみよー!」ゴロン
唯「くんくん」
紬「駄目、唯ちゃん。パンツに鼻をくっつけて匂いなんてかかないで」
唯「うーん。強烈」
紬「臭いの?」
唯「ううん。とってもいい匂いだよ。優しいけど、心を高ぶらせる匂い」
紬「……」
唯「私、ムギちゃんのこの匂い大好きだよ」
紬「そういえばこの時も嗅いでたね」
唯「そんなこともあったね~くんくん」
紬「ひゃっ//」
唯「ムギちゃん……私、発情しちゃったかも//」
紬「ゆ…ゆいちゃん//」
唯「ムギちゃんが悪いんだよ。こんなに誘惑するから」
紬「わ、私誘惑なんて……」
唯「むーっ、まだ言う。あずにゃんを誘惑してたくせに…」
紬「……してないもん」
唯「してたよー。どうせりっちゃんや澪ちゃんも誘惑してるんでしょ」
紬「し、してないわ」
唯「本当かな~」
紬「唯ちゃんこそあずさちゃんのこと誘惑してるんじゃない?」
唯「抱きつきはただのスキンシップだよ~」
紬「私には抱きついてくれないのに?」
唯「ムギちゃんも抱きついて欲しかった?」
紬「…………うん//」
唯「それは悪いことをしたよ~」
紬「唯ちゃんは可愛い子に抱きつくのが好きなんでしょ。だから私のことは可愛いと思ってないのかなって」
唯「私が抱きつくのは小動物的なかわいさの女の子なんだ」
紬「小動物的?」
唯「うん。考えてることと態度が違う、いわゆるツンデレさん的な女の子」
紬「じゃあ私もツンデレになればいいの?」
唯「ううん。ムギちゃんはムギちゃんのままで十分魅力的だよ。ほら今抱きしめてあげるよ~」
紬「ひゃん//」
唯「ムギちゃんとっても抱き心地いいね。今度からもっと積極的に抱きついてあげるから」ギュ
紬「ゆ、唯ちゃん……この体勢恥ずかしいよ//」
唯「ほんのちょっと前に出るだけでキスになっちゃうもんね」
紬「う、うん」
唯「ムギちゃんは私とキスしたい?」
紬「……」
唯「ムギちゃん?」
紬「ねぇ、唯ちゃんは誰とでもこんなことするの?」
唯「へっ」
紬「誰とでもキスしちゃうの?」
唯「誰とでもはしないよ」
紬「じゃありっちゃんや澪ちゃんとならするの?」
唯「しないよ」
紬「あずにゃんとは?」
唯「しないよ」
紬「和ちゃんとは?」
唯「しないよ」
紬「憂ちゃんとは?」
紬「…なんで黙るの!」
唯「もうやっちゃったぶんはノーカンでいいよね」
紬「……うん。そうだね」
唯「ところでムギちゃん、あずにゃんって言ったよね」
唯「怪しいな~。ムギちゃんこそあずにゃんのこと誘惑してるんじゃない? たまに二人で会ってるみたいだし」
紬「誘惑なんてしてないよ…たぶん」
唯「自信ないんだ」
紬「だって……さっき唯ちゃんがあんなこと言うから」
唯「ムギちゃん、約束してほしいな。今度から誘惑するのは私だけにするって」
紬「うん」
唯「絶対だよ!」
紬「じゃあ唯ちゃんも約束して、抱きつく以上のことは他の女の子にしないって」
唯「抱きつくのはいいの?」
紬「うん。その代り私にもたまには抱きついてね」
唯「もちろん」
紬「じゃあ……」
唯「うん……」
チュ
紬「これで晴れて恋人同士だね」
唯「うん」
紬「そう思ったら嬉しくなってきちゃった!」ガバッ
唯「わっわっ、ムギちゃん、急に立ち上がらないでよ」グラグラ
唯「ふぅ……なんとか安定したね」
紬「あっこの体勢……唯ちゃんの顔が近いよ//」
唯「もう一回キスしようか」
紬「うん……」チュ
唯「キス以上のこともしようか」
紬「もう、唯ちゃんったら」
唯「ムギちゃんが誘惑するからいけないんだよ」
紬「……そうだね。じゃあ次は唯ちゃんのパンツの匂い嗅がせてもらおうかしら」
唯「//」
the end(画像はすべて転載)
最終更新:2012年08月03日 18:18