・・・
律『・・・なるほどね。確かにそのほうが怪しまれないな』
梓「本当は嘘つきたくないんですけど・・・」
律『・・・まぁな。でも、全部終わった後にムギに正直に話せば許してくれるさ』
梓「・・・」
律『そうだな、一回みんなで集まろう』
律『その時にムギと梓、別のところに泊まる話を切り出してみよう』
梓「・・・わかりました」
律『大丈夫。私に任せんしゃい!』
梓「・・・はい」
律『にしてもライブハウスでアルバイトか。なにするんだ?』
梓「詳しくは教えてくれなかったですけど、掃除とか後片付けって聞きました」
律『ふーん。あとプレゼントは決まったか?』
梓「まだです。お給料もらってからいろんなお店見て決めようかと」
律『そりゃそっか』
律『私達はもうだいたい決めてあるんだ』
梓「え、なんですか?」
律『帽子。特に麦わら帽子とか似合うと思ってさ』
梓「わぁ!いいですね!」
律『あぁ、ムギだけにな』キリッ
梓「・・・シャレですか」
律『麦わら帽子じゃなくてもいいんだけどさ、これからの季節にちょうどいいじゃん』
梓「それはそうですね」
律『・・・とりあえず今日はこんなもんか?』
梓「ですね。ありがとうございます」
律『バイトがんばれよ。集まる日が決まったらまた連絡するよ』
梓「わかりました」
律『んじゃな』
梓「はい、おやすみなさい」ピッ
梓「・・・ふぅ」
梓「別々に泊まるの、どういう理由にするんだろ・・・」
梓「・・・さて、お風呂にしよう」ガチャ
紬「あずにゃん!」ダキッ
梓「わっ!」
紬「・・・」ギューッ
梓「・・・もしかしてずっと待ってたんですか?」
紬「う、ううん。ちょうど今・・・」
梓「・・・」
梓「・・・ごめんなさい」
紬「・・・どうして謝るの?」
梓「・・・だって、私のせいでムギちゃんに寂しい思いさせちゃって」ギュッ
紬「・・・」
紬「あずにゃんがなにか隠してるのは知ってる」
紬「でも、私はあずにゃんを信じてるから」ギュッ
梓「・・・」
紬「・・・だから泣きそうな顔しないで」チュッ
梓「あ・・・」
紬「待ってる。あずにゃんが本当のことを話してくれるのを」
紬「ただ、今はまだ早いんでしょ?」
梓「・・・はい」
紬「ふふっ、なら待ってる」
紬「確かにちょっと寂しい時もあるけど・・・」
紬「でも大丈夫!・・・だから、一緒にお風呂に行こう」
梓「はい・・・」
紬「だめです。もっと大きな声で!」
梓「・・・はい!」
紬「ふふふっ。よくできました」ナデナデ
梓「子供扱いしないでください・・・」
紬「はい、脱ぎ脱ぎしましょーねー」
梓「もう、ムギちゃん!」
紬「ふふふっ」
梓「これ以上いじわるするなら一緒に入ってあげないです」
紬「はっ、ごめんなさい・・・」
梓「・・・くすっ」
紬「ふふっ」
・・・
梓「電気消します」パチッ
紬「えいっ」ダキッ
梓「そろそろ薄い布団出さなきゃですね」
紬「だんだん暖かくなってきたからねぇ」
紬「もっと暑くなっても一緒に寝ようね」ギュッ
梓「もちろんです。暑さなんかに負けません!」
紬「うん!・・・おやすみ、あずにゃん」
梓「はい。おやすみなさい」チュッ
紬梓「」スゥスゥ
数日後!
律「えー、今日集まってもらったのは他でもない」
唯「このバーガーおいしい!憂も食べる?」
憂「うん!」
澪「私も新しいやつにすればよかったかな」
唯「澪ちゃんも一口どうぞー」
梓「あの、律先輩の話を・・・」
律「そうだぞー。ちゃんと聞きなさい!」
紬「今日はなんの集まり?」
律「いやね、ちょっとした相談なんだけどさ」
律「土日にちょっと梓を借りたいんだよ」
紬「・・・え?」
梓「・・・」
唯「私も土日にムギちゃんにお家に来てほしいんだ」アセアセ
紬「唯ちゃん?」
律「ちょっと学祭とかいろいろあるけど梓と真剣に話し合いたいんだ」
唯「わ、私もお料理とか憂のキーボードとかでお家に泊まりに来てほしいの」アセアセ
紬「えっと・・・」
紬「二人とも今週の土曜日と日曜日にお泊り・・・」
律「お、おう!」
紬「私が唯ちゃんのお家で、あずにゃんがりっちゃんのお部屋・・・」
唯「う、うん!」
紬「・・・日にちずらすとかできない?」
律「ちょっと難しいかな・・・」
紬「・・・そう」
紬「あずにゃんはどう?」
梓「わ、私は・・・」
梓「・・・しょうがないかな、と」
律「無茶言って悪い。この土日だけでいいんだ」
唯「お願い、ムギちゃん!」
紬「・・・うん。わかった」
律「おぉ!ありがとう!」
紬「ふふっ、別々にお泊りって初めてかもね」
梓「そ、そうですね」
紬「唯ちゃんちでお泊りするの久しぶりかも」
唯「えへへー。よろしくお願いします!」
律「梓、会議だからな。ノートと筆記用具忘れないように!」
梓「は、はい!」
憂「よろしくお願いします」
紬「こちらこそよろしくお願いします」
梓「(・・・ムギちゃん、ちょっと無理してる)」
梓「・・・」
紬「あずにゃんもしっかり会議してきてね」
梓「・・・はい」
律「よーし、話がまとまったところで今日は解散!」
土曜日!
紬「・・・じゃあ、そろそろ」
梓「はい・・・」
紬「・・・」ダキッ
梓「・・・」
紬「浮気しちゃだめだからね」
梓「なっ!そんなことしません!!」
紬「ふふっ、冗談」チュッ
梓「・・・もう」
梓「ムギちゃんこそしたらだめですからね!」
紬「私はあずにゃん一筋だもの」ギュッ
紬「・・・また日曜日に会おうね」
梓「はい」
梓「・・・ムギちゃん、ちょっと目を瞑って屈んでください」
紬「こう?」
チュッ
梓「・・・いってらっしゃい」カアァ
紬「・・・うん!」
バタン
梓「・・・」
梓「・・・これでいいんだよね?」
梓「これもムギちゃんの為・・・」
梓「先生が迎えに来るまでもうちょっとか・・・」
梓「・・・」
梓「そういえば服装とか何も聞いてないけどどうすればいいんだろう?」
梓「制服?・・・いやいや、動きやすい服でいいのかな?」
梓「もう、ちゃんと教えといてよー!」
梓「服装はこれでいいかな?」
ピンポーン
梓「ひっ!」
梓「・・・誰だろ?」ジーッ
梓「さわ子先生?もう?」
ガチャ
さわ子「ちょっと早く着いちゃった。結構いいところに住んでるのね」
梓「ど、どうも。・・・って、ここに来るの初めてでしたっけ?」
さわ子「そうよー」
さわ子「あがらせてもらっていい?」
梓「あ、どうぞ」
さわ子「おじゃましまーす」
さわ子「わぁ、住んでるって感じするわねー」
梓「実際に住んでますし・・・」
さわ子「・・・あら。あなたとムギちゃん、違うお部屋なの?」
梓「そうですよ。・・・お茶をどうぞ」
さわ子「ありがとう」
梓「それより服装はこれでいいですか?」
さわ子「あぁ、なんでもいいわよ」
梓「そうですか。では必要なものは?」
さわ子「そうねぇ。一言で言うなら勇気ね!」
梓「勇気・・・」
さわ子「そっ。期待してるわよ」
梓「(なんなんだろう・・・)」
さわ子「・・・ところで、寝るときはどうしてるの?別々に寝てるの?」
梓「へっ?な、なんでそんなことを・・・」///
さわ子「なるほどー、一緒に寝てるのねー」
梓「」カアァ
梓「そ、そんなことより早く行きましょう!」
さわ子「えー。まだまだいろいろ見たいのにー」
梓「だめです!」
さわ子「まったくもう、照れちゃって」
さわ子「でも私だったら一部屋は寝室にするかなー」
梓「寝室・・・」
さわ子「そう。セミダブルくらいのベットを置いてー」
梓「セミダブル・・・」
さわ子「もう一つの部屋は二人の部屋。それならずっと二人一緒だもの」
梓「ずっと一緒・・・」ホワンホワン
梓「・・・はっ。そんなことより時間はいいんですか!?」
さわ子「はいはい。じゃあ行きますか」
さわ子「帰りはりっちゃん達の学生寮でいいのよね?」
梓「はい。泊まりの荷物は車に置かせてください」
さわ子「わかったわ。じゃあ行きますか!」
梓「・・・はい!」
・・・
さわ子「着いたわ」
梓「・・・」ゴクリ
さわ子「来たわよー」
川上「あら、早いわね」
梓「きょ、今日はよろしくお願いしましゅ!」ペコッ
梓「(か、噛んだ・・・)」
川上「ふふっ、久しぶり。今日はよろしくね」
川上「中に入って。打ち合わせするから」
梓「は、はい!」
梓「・・・先生も来るんですか?」
さわ子「ふふふっ」
・・・
川上「・・・と、前半はこれくらいね」
梓「は、はい!」メモメモ
梓「チケットの半券受け取って誘導・・・」
梓「あの、こんな大事そうな仕事を私が・・・」
川上「大丈夫よ。そんな難しい事じゃないし」
梓「そうですか・・・」
さわ子「それより大事な事があるでしょ!」ウズウズ
川上「はいはい、じゃあちょっと着替えてきて。服はさわ子が持ってるから」
梓「え゙・・・」
梓「な、なんで先生が!?」
さわ子「なんでって、私は衣装担当じゃない」
川上「ごめんねー。本当はその服装のままでよかったんだけどさわ子が・・・」
さわ子「だめよ!今日はロックでメタルなライブなんだから!」
さわ子「気合入れた服装にしないと!」
さわ子「さぁ、ついてきなさい!」
梓「ひえぇぇぇぇぇ・・・」ズルズル
・・・
川上「梓ちゃん、ファイト!」
平沢家!
ピンポーン
唯「いらっしゃーい!」ガチャ
紬「こんにちわー」
唯「入って入ってー」
紬「うん」
憂「今日はありがとうございます」
紬「ううん、いいの」
和「こんにちわ」
紬「あ、和ちゃん」
和「久しぶり。元気にしてた?」
唯「そんなに会ってなかったっけ?」
紬「うん、元気!じゃあユノちゃんも?」キョロキョロ
和「今日はいないわ。あのマンションで知り合った人に預かってもらってるの」
唯「ユノちゃんも一緒にお泊りしよう!って言ったのにー」
憂「ねー」
和「そうはいかないの」
紬「和ちゃんもお泊りかぁ。楽しみね」
憂「お姉ちゃん、そろそろ」
唯「おっと、お昼ご飯作ってる最中だったんだ」
唯「ちょっと待っててねー」
紬「私もなにか手伝おうか?」
唯「大丈夫大丈夫ー。和ちゃんと遊んでてー」
和「そういうわけ。よかったわ、話し相手ができて」
紬「なに作ってるのかなぁ」
和「教えてくれないの。まぁにおいでだいたいわかるけどね」
紬「」クンクン
紬「ふふっ、ほんとだ」
唯「へいお待ちっ!カレーうどんだよー」
紬「カレーうどん!?」
和「あら、普通にカレーライスだと思ったのに」
憂「それじゃお姉ちゃんがつまらないって言うから」
紬「これが噂に聞いたカレーとうどんを組み合わせたカレーうどん・・・」キラキラ
唯「ムギちゃん食べるの初めて?」
紬「うん!」
唯「ならよかったー」
和「食べるとき気をつけてね。・・・跳ねるから」
紬「跳ねる!?」
唯「そうだよー。うどんの汁の飛びやすさとカレーのしつこい汚れが合わさった危険な食べ物なんだよ!」
紬「まぁ!」
和「そういう唯が一番気をつけなさいよ」
憂「さぁ、のびちゃう前に食べましょう」
唯「おっとそうだねー。では、いただきます!」
憂紬和「いただきます!」
唯「・・・そーっと」チュルチュル
紬「おいしい!」
憂「よかったです」
紬「和風なカレーなのね。とってもおいしい!」
和「おいしいわ。唯、憂」
唯「でへへ~」
憂「」テレテレ
紬「よかったら作り方教えて!」
唯「もちろんだよ!」
憂「あぁ、裾入っちゃう」
唯「おっとっと」
和「やっぱりここは落ち着くわね」
最終更新:2012年07月31日 00:45