アットウィキロゴ
律「だからって真夜中に呼び出すのは如何なもんですかね、澪さん」

澪「…だって寂しかったんだもん」

澪「最近、律構ってくれないし」

律「私にも色々あんのよ?会社の付き合いとかさ」

澪「それって私より大事なことなのか?」

律「どっちも大事なの」

澪「じゃあ今日は私を大事にして」

律「…朝から会議あんだけど」

澪「駄目」

律「駄目ってアンタ」

澪「…駄目だぞ」

律「…なんかあったの?」

澪「なーんにも?」

律「私の心配返せコラ」

澪「律、今日は私と飲もう!」

律「だから朝早いんだって」

澪「会社がなんだー!」

澪「そんなもの自慢のスティックでぶっ壊せ!」

律「…もしかして既にいくらか呑まれてます?」

澪「まだ缶チュー二つしか開けてないよ」

律「そんだけの量でへべれけかよ」

澪「何言ってるんだ、全然酔ってなんかないぞ」

澪「…ないぞー」

律「…」

澪「あはははは!」

律「(駄目だこりゃ)」

澪「律は何飲む?」

律「…ビール」

澪「おっけー、ちょっと待ってろ」

律「ん」

律「…」

澪「お待たせ律、ほら」

律「ありがと」

澪「グラスいる?」

律「要らね」

澪「せっかく注いであげようと思ったのに」

澪「馬鹿律」

律「…やっぱりお願いします」

澪「残念、チャンスは一回までだ」

澪「逃がした魚は大きかったな律?」

律「じゃあ私も澪のグラスに注いだげるからさ…それでも駄目?」

澪「…良いよ」

律「へへ、良かった」

澪「//」

律「グラス貸して」

澪「うん」

律「よ…っとと…」

律「ほい澪」

澪「ありがとう!」

澪「いただきまーす」

律「ちょ、私にも注いでよ」

澪「んっ…んっ…ぷはー」

澪「律が注いでくれたのだと思うと格別だな!」

律「…そりゃ良かったな」

澪「おかわり」

律「…」

澪「律?おかわり」

律「…はいはい」

澪「♪」

律「(ホント我が儘なんだから)」

律「(言うこと聞いちゃう私も私だけど)」

澪「りーつ」

律「何?」

澪「私って可愛いかな?」

律「おう」

澪「そうか…むふふ//」

律「(…ホント可愛いなチクショウ)」

澪「じゃあさ」

澪「律って可愛い?」

律「…さあ」

澪「えー、可愛いよ!」

律「そう?」

澪「うん!可愛いぞ律!」

律「ありがと」

澪「なぁ、カチューシャ取ってよ」

律「やだ」

澪「なんでだよー?」

律「私はカチューシャ取るとドロドロに溶けちゃうんだ」

澪「…え?」

律「つまり取ったら死んじゃうの」

澪「…そ…そんなの嫌だ」

律「なんてね、田井中ジョーク」

澪「…律、死なない?」

律「…いや、マジになるなよ」

澪「死んだら絶好だからな!!」

律「!」

澪「私の…」

澪「私の前から急に居なくなるとかさ…嫌だぞ」

律「…」

律「そんなことする訳ないじゃん」

律「馬鹿澪」

澪「…信じてるからな」

律「今までどれだけ一緒に居ると思ってるんだ」

律「これからもずっと一緒に決まってるさ」

澪「…うん」

律「そんな泣きそうな顔しないの」

律「ほれ、パイナップルりっちゃんだぞー!」

澪「くすっ」

律「あ、なんだよその含み笑いは」

澪「変なの律」

律「うるへー//」

澪「私も髪型変えるー」

澪「…ってて…よっと」

澪「どうだ律、秋山澪・ツインテールバージョンだ!」

律「おー、梓みたい」

律「でもその年でツインテールはキツい…」

澪「ば、馬鹿律!」

律「いてっ!」

澪「私はまだ二十代だ!」

律「でも四捨五入すると…?」

澪「それ以上喋るな」

澪「大体、お前も私と同い年だろ」

律「私はそのへん気にしないから」

澪「くっ…!」

律「はは、なんか学生の頃思い出すな。この漫才みたいなのやってると」

澪「おばさん臭いこと言うなよ…」

律「大人になったからね」

澪「大人?」

律「そう、大人」

律「変わっちゃったんだよ」

律「あたしらは」

澪「変わった…?」

律「もうさ、お茶を飲む時間は無いの」

律「…あの時の素敵なティータイムは全部アルバムの中」

律「アルバムの中に閉まったんだよ」

澪「…」

律「…なんか私も酔ったかも」

律「柄にもないことペラペラ喋っちった」

律「もうこの辺にしよっか澪」

澪「…」

律「みーおしゃん?」

澪「律」

律「?」

澪「今でもドラム叩いてる?」

律「…ちょこっとね」

澪「一番得意な料理は?」

律「ハンバーグ」

澪「前髪を下ろした君の姿も見てみたい」

律「おかしーし」

澪「私のこと好き?」

律「世界で一番愛してる」

澪「なんだ、全然変わってないじゃないか」

澪「律はずっとあの時の律のまま。変わってないよ」

澪「私が大好きな…」

澪「あの時の律のままだよ」

律「…」

律「そう…かな」

澪「そうだよ」

澪「私の律」

律「…//」

律「…恥ずかしい奴だな//」

澪「う…//」

律「…顔真っ赤っかだぞ澪//」

澪「律だってトマトみたいになってるぞ!//」

律「澪の方が赤いもんね!」

澪「律の方が赤い!」

律「澪!」

澪「律!」

律「澪!」

澪「律!」

律 澪「「………」」

澪「ぷっ…」

律「くふっ…」

律 澪「「あはははははは!!」」

律「はー…」

澪「ふふ…」

澪「きっとさ」

律「ん?」

澪「ずっとこうだよ私達」

澪「十年、二十年、三十年経っても…」

澪「おばあちゃんになってもさ」

澪「変わらずにこうやってるよ」

律「…」

律「…そうだな!」

澪「ああ!」

律「もしや、酔い覚めてる?」

澪「みたいだな」

律「さっきまでの記憶は?」

澪「…バッチリある」

律「あとでじたばたする用の枕いる?」

澪「いる」

律「ほい」

澪「ありがとな…ふわぁ…ぁ…」

律「寝るの澪?」

澪「うん…眠い…」

律「分かった、じゃあ後片付けして帰るよ」

律「今日朝早いし」

澪「ごめんな…」

澪「こんな時間に呼んでさ…」

澪「…私、凄い迷惑だったよな」

律「今更、何言ってんの」

律「嫌だったら最初から来ないって」

澪「りつ…」

律「ちゃんと毛布掛けて寝るんだぞ」

律「じゃ」

澪「…またね」

律「おう!」

律「おっと忘れ物」

澪「どれだ?」

律「こーれ」

律「ちゅっ」

澪「!!」

律「お休みのキスだ」

澪「あ…あうあう…//」

律「へへ//」

律「また近い内に来るよ」

律「今度こそまたな」

澪「う、うん…また…//」

律「じゃ」



澪「…」

澪「…」

澪「…」

澪「えへへ…りつのばか//」


相性よりも 深いふたりは

すれ違って 構わない


おしまひ



最終更新:2012年09月24日 19:53