~そして、時は流れ~

唯「あー、やっぱりハワイの風は気持ちいいねぇ」

紬「日本と違って、湿気が少ないからー」

律「ずっと、ここにいてー」

唯「ずっとかぁ」

紬「どうしたの?唯ちゃん」

唯「もう大学やめて、半年なんだなぁって」

律「そうだなー」

紬「あの時の、律っちゃんの言葉」

紬「いまでも、心に残ってる」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

律『音楽、ちゃんとやんないかー?』

澪『律?』

唯『ちゃんとって、どゆことぉ?』

律『このまま、わたし達が・・・』

律『わたしと澪、唯とムギが一緒にいるためには』

律『音楽でやっていくしか、ないと思うんだ』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

律「んで、がむしゃらに走ってー」

唯「いまの事務所に拾ってもらってぇ」

紬「運よく、1stシングルがヒットして」

律「来月は、2ndシングルだもんなー」

唯「って言っても」

唯「ふわふわ時間と、ふでぺんボールペンだけどねっ」

紬「あはは」

律「まあ、家追い出されたりもしたけどさー」

律「なんとか、ここまで来たよなー」

唯「ほとんど、運だけで?」にひっ

律「いや、練習しただろ!」

律「思い出したくないくらい、練習しただろ!?」

紬「やめて律っちゃん!」

紬「ほんとに思い出したくない!」





澪「みんな、まだこんなとこにいたの?」


唯「おぉー、澪ちゃん」

唯「ウエディングドレス、似合ってるぅ」

澪「!?///」

澪「み、みんなだってウエディングドレスだろ!」

紬「そうなのー///」

律「4人の花嫁勢揃いって、なかなかないよなー」

澪「今日は、わたし達の記念日にするんだから」

澪「早めに準備しようよ」

唯「でも、まださぁ」

律「着付けの終わってない、カップルがいるぞー」

梓「お、お待たせしました」

唯「あずにゃぁん、キレイだよぉ」

紬「ほんと、妬けちゃうくらい可愛いわ」

梓「恥ずかしいです///」

律「それとー」

憂「ど、どうでしょう、大丈夫かな///」

唯「憂の、そんな姿を見られるなんてっ」

唯「わたしは、果報者だよっ」

憂「お姉ちゃんも、ウエディングドレスでしょ!」

律「それにしても」

律「梓と、憂ちゃんがねー」

梓「う・・・だって、寂しかったから///」

憂「わたしも、お姉ちゃんがいなくなっちゃって」

憂「寂しかったから///」

澪「べ、別に責めてるわけじゃないよ」

律「もともと、責める筋合い、全然ないよねー」

唯「わたしなんか、妹が増えたみたいで」

唯「嬉しい限りだよぉ」

唯「とくに、これからは」

唯「妹に抱き着いても、なんの問題もないってことだよねっ」にぎにぎ

梓「わたしですかっ!?」

澪「・・・いや、問題はあるだろ」

律「唯の、背後になー」

紬「・・・・・・」ごごごごごっ

唯「ご、ごめんなさひ」

紬「憂ちゃん、これから2人で監視していこうね!」

憂「はい、よろしくお願いします♪」

澪「嫁と姑が、結託した」

律「唯に、未来はあるのかー?」

唯「ちょっ!?」

澪「あ、そろそろ時間だな」

律「よーし、行こうぜー」

梓「待ってくださーい!」

憂「梓ちゃん、ベール引きずっちゃう」





唯「・・・・・・」

紬「唯ちゃん?」

唯「姫、一緒に参りましょう」

紬「・・・あ」

唯「って言っても、わたしもドレスだけどね」あははっ

紬「ううん」

紬「王子様・・・わたしをずっと幸せにしてくれますか?」

唯「もちろん!」

紬「・・・///」

唯「じゃあ、改めて」

唯「行こう、ムギちゃんっ」

紬「うん♪」

澪『こら、遅いぞ、唯!』

律『先に式、やっちゃうぞー』

唯「主役なしで、出来るわけないんだよっ」

律『主役は、わたしだー』

唯「えぇぇぇぇぇ!?」



*・゜゚・*:.。..。.:*・HAPPY END・*:.。. .。.:*・゜゚・*



最終更新:2012年10月01日 00:44