澪「という訳で二人だけの思い出作りに行こう」

律「遊びに行きたいってこと?」

澪「うん」

律「んじゃ唯あたりでも誘って……」

澪「駄目」

律「なんで」

澪「二人っきりがいいの」

澪「私と」

澪「律だけ」

律「……おう」

澪「どこに行く?」

律「ゲーセンとか」

澪「そんなのつまんない」

律「ウィンドーショッピング」

澪「いつもしてるだろ」

律「駄菓子屋」

澪「子供か」

律「なんならいいのさ」

澪「二人っきりなんだぞ?」

澪「なんかもっとこう……あるだろ」

律「ホテル」

澪「それは一番最後!」

律「行くのかお前は」

澪「え……あっ」


ゲームセンター

澪「結局来てしまった」

律「楽しいからいいじゃん」

澪「違うんだよ……そうじゃないんだよ……」

澪「私がね、やりたいのはね」

澪「甘~くて」

澪「ラッブラブで」

澪「そんな気分になれるような……」

律「おっ、一発でぬいぐるみ取れた」

律「ラッキー」

律「澪、いる?」

澪「いる」


服屋

律「この服いいなー、でも三万か」

律「たっけー」

澪「(手繋ぎたいな)」

律「この帽子ムギが被ってるの見たことあんぞ」

澪「(でも自分からは手を繋げないヘタレです)」

律「このスカートぴっちぴちで笑える」

澪「(そんな私はHello Little Girl)」

律「な、あのワンピース可愛くね?」

律「澪に似合うかもな、ちょっとこっち来てみろよ」ぎゅっ

澪「あっ……」


駄菓子屋

澪「もきゅもきゅ」

律「澪ちゃんは練り飴大好きっ子でしたか」

澪「ひゃまくてひゅき(甘くて好き)」

律「それはそれは……ん?」

律「口元ベタベタしてるぞ澪」

澪「ふゅ?」

律「ここだよここ」ペロッ

澪「!?」

律「確かに甘々だな。澪がハマるのも分かる」

澪「……」

澪「もきゅもきゅ」

澪「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ」


帰り道

律「今日一日楽しかったなー」

澪「全然」

律「うそん」

澪「私はいつもと違う思い出が欲しいんだ」

澪「二人っきりの。二人だけのな」

澪「これじゃ普段通りじゃないか」

律「普通が一番さ」

澪「これじゃ友達だった時と変わらない」

澪「せっかく恋人同士なのに……」

律「なら具体的には何がしたかったの?」

澪「……」

律「……」

澪「……らぶらぶ?」

律「ノープランか」

澪「違うんだ、上手く言えないだけなんだ」

澪「(というか、恥ずかしくて言えないんだ)」

律「困った彼女もいたものだ」

律「キスでもする?」

澪「は?」

律「だからキスでもするかって」

律「要は恋人ととしての私達の思い出が欲しいんだろ」

律「これは恋人ならではじゃん」

澪「た、確かにキス……はしたいけど」

澪「そんなポッキーいる?みたいなノリで言われてもムードが……」

律「注文多いな」

律「じゃあ私の部屋に行くか」

澪「律の…?」

律「おう」

律「外じゃ嫌なんだろ?」

澪「そういう意味でも無いというか……いやまぁそうかも……」

律「ぐだぐだ言わないで行くぞ」

澪「う、うん」


律の部屋

律「ジュース飲む?」

澪「……飲む」

律「待ってて」


澪「……」


澪「来てしまった」

澪「恋人の部屋」

澪「私達以外には誰もいない」

澪「そしてさっきの律の言葉……」

澪「そういうことだよな」

澪「……確かに私は思い出が欲しいと言ったよ?」

澪「でもこれはいきなり過ぎるような……」

澪「別に良いような……//」

澪「そんなこと考える私が恥ずかしいような……」

澪「む~……」ぐわんぐわん


律「ジュース持ってきたぞ……何やってるんだお前」


澪「あ、律」

澪「最初は優しくだぞ優しく」

律「はぁ?」


律「何の話だよ」

澪「だって……する気なんでしょ」

律「する?……ああキスか」

澪「してくれるんだろ?」

律「おう」

律「でもムード云々が必要なんだっけ」

澪「そうだ」

澪「じゃないと思い出にならない」

律「どうしたもんかね」

澪「どうしてくれるんだ?」

澪「ワクワク」

律「……」

律「ベッドに座って」

澪「よし」

律「後ろ向いて」

澪「律に背を向けろってこと?」

澪「はい」

律「目閉じて」

澪「うん」

律「」すっ

澪「!」

澪「(律が背中に抱きついてきた!)」

律「」ぎゅー

澪「(む、胸が背中に当たってる!//)」

律「……」

澪「(……そして律が凄いドキドキしてるのが伝わってくる//)」

律「澪……」ふぅっ

澪「(吐息が!耳に吐息が!//)」

律「好き……」

澪「!!!」

律「大好きだよ……」

律「澪……」

澪「(はわわわわわ……//)」

律「……澪は私のこと好き?」

澪「すっ!好きだ!//」

律「ならさ」

律「これから私がすること……分かる?」

澪「そ、そそそれって……//」

律「ふふっ」

律「目開けてこっち向いて良いよ」

澪「は、はい……//あっ」

澪「(律、カチューシャ外してる……)」

律「……」どんっ!

澪「きゃっ……!」

澪「(お、押し倒され……)」

律「綺麗な唇だね、澪」

律「私のものにしても良い?」

澪「は、はひっ!?」

澪「(律が格好良すぎて何が何だか//)」

澪「……//」ぱくぱく

律「黙ってるのは肯定と取るぞ」

澪「え、えっと!//」

律「……絶対に忘れられなくしてやるよ」

律「……」ぐいっ

澪「んむっ!」

律「……」

澪「ん……んん……//」


律澪「「……」」


律「っはぁ……」

澪「はぁ……//」

澪「(甘い……//)」


澪「りつ……」

律「ほい、おしまい」

澪「え?」

律「どう?りっちゃんイケメンだったっしょ」

律「この前、漫画で見たのを真似してみました!」

律「思い出になった?」

澪「な……な……」

澪「なんだそれ!?」

澪「そこは最後までキャラ通せよ!」

澪「色々台無しだよ!」

律「ご、ごめん。なんか急に恥ずかしくなった//」

澪「なんでそこで逃げるんだよ!」

澪「これはもうキスからの……アレじゃないの!?」

律「恥ずかしがり屋だと思ってた澪さんが……」

澪「ここまで来たら覚悟決めるよ!」

律「さいですか」

澪「……惜しい、非常に惜しいよ」

澪「私のファーストキスは甘く切なくって決めてたのにぃ……」

律「なんかごめん」

澪「……」

律「ごめんって」

澪「……」


澪「……私からキスする」

律「ん?」

澪「さっきのは律からキスしたからな」

澪「今度は私からキスする。やり直しだ」

澪「そして素敵な思い出にしてみせる」

澪「……」どんっ!

律「わっ!」

澪「……」ぐいっ

律「ちょっ、私より強引だな!」

澪「私はそれを配慮が足りないと表現している◆」

律「全くもってその通りだよ」

澪「りつ……可愛いよ//」

律「はっ?……そ、そんなこと//」

澪「可愛い」

澪「そんな律を独り占めしたいんだけど良いかな」

澪「良いよね」

律「待っ……//」

澪「……」すっ

律「んんっ!」

澪「……」

律「ん……」


律澪「「………」」


律「はぁ……!なげーよ//」

澪「まだだよ」むにゅ

律「ひゃうっ!?」

律「どこ触って……!//」


澪「ここからが本番だ」

澪「……たくさん愛のメモリー作ろうな!(はぁと」

律「松崎しげるかお前は!」

澪「♪」

律「ちょ……ホントだめ……//」

律「ひゃあ……わた、し……はじめてなのに……//」

律「あはぁっ!//」

律の敗因は土壇場での後込み◆

おわれ

もう無理です。思いつきでスレ建てただけなんです。許してください。



最終更新:2012年10月05日 20:43