・・・

律「はい、結果は。私、ムギ、唯、純ちゃんチーム」

澪「私、梓、憂ちゃん、和、さわ子先生のチームだな」

律「個人的には澪とさわちゃんには組んでほしくなかったが・・・」

梓「あはは・・・」

律「じゃあ当日は午前と午後、別れて買い物するということで」

唯「お買い物中は憂と離ればなれかぁ」

紬「お昼ご飯で一回合流するのよね?」

澪「そうだな。ご飯食べてから交代だ」

憂「水着かぁ。どういうのにしようかなぁ」

純「今から迷ってどうすんのよ」

律「梓、澪とさわちゃんが暴走したらお前が止めてくれ・・・」

梓「は、はいです・・・」

梓「(こっちには憂もいるし、大丈夫だよね?)」

律「買うの午前と午後どっちがいいとかある?」

唯「どっちでもいいかなぁ」

澪「私もどっちでも」

律「んじゃ私ら午後にするわ」

梓「私達が先に買い物・・・」

憂「午後はゆっくりできるね」

和「先に買っちゃったほうが気が楽でいいわよ」

純「これで決めるのは全部終わりですかね?」

律「だなぁ。・・・よし、今日はここまで!」

憂「よかったらご飯食べていきませんか?」

唯「これから作るんだ。食べていってよ」

澪「なんか毎回悪いな」

和「ここに来るたびにご馳走になってる気がするわ」

唯「みんなで食べたほうがおいしいもん!」

紬「じゃあ、お願いします」

・・・

律「じゃあまた来週。あとご馳走様」

紬「唯ちゃん憂ちゃんありがとう。今度は私達がご飯作るからね!」

梓「いつでも来てください」

唯「ふふっ。楽しみにしてるね」

憂「和ちゃん、帰っちゃうの・・・?」

和「今日はユノを部屋に置いてきたからね」

唯「もう、だから連れてきてって言ったのにー」

さわ子「こんな教え子に囲まれて私幸せ・・・」

純「ですねぇ・・・」

澪「唯、今日と明日でレポート終わらせるんだぞ」

唯「わ、わかりました・・・」

律「そうだぞー。じゃなきゃ唯だけお留守番だぞー」

澪「お前もだ!」

和「そっちも大変そうね」

梓「ムギちゃんは?」

紬「私はもう少しだから大丈夫よ」

律「よし、じゃあな!」フリフリ

澪「今日もありがとう。また月曜日にな」

純「またねー」

唯「うん!」

和「また来週」

・・・

紬「いよいよ来週からね!」テクテク

梓「わくわくします!」

・・・

紬梓「ただいまー」

梓「このあとどうします?」

紬「うーん、レポート進めちゃおうかな。本当にもう少しだし」

梓「そうですか。じゃあ私は邪魔しないようにしてますね」

紬「ふふふっ、あずにゃんが邪魔になんてならないわよ」

紬「すぐに終わらせちゃうからね!」

紬「そしたら一緒にお風呂に行こうね」

梓「はいです!」


梓「・・・水着かぁ」

純『梓も今年はビキニとか挑戦してみたら?』ニヤニヤ

梓「うっ・・・」

梓「ビキニ・・・」

梓「・・・」

梓「ムギちゃんみたいに胸ないし、きっと似合わないよ・・・」

梓「・・・はぁ」

梓「ちょっと喉乾いたなぁ」

梓「・・・そうだ。ムギちゃんに紅茶の差し入れをしよう」

梓「なに淹れようかなぁ」

梓「んー。・・・これ!」パシッ

・・・

コンコン

紬『どうぞー』

梓「入りますね」カチャ

梓「お茶淹れたのでよかったら」

紬「わぁ、ちょうど何か飲みたかったの!ありがとう」

梓「えへへ、ならよかったです」

紬「アールグレイね。いただきます」

梓「どうぞ。上手に淹れられてたらいいんですけど」

紬「・・・うん。おいしい」

梓「本当ですか!?」

紬「もちろん。とってもおいしい」

梓「えへへ」テレテレ

紬「あずにゃんのおかげでもっとがんばれるわ!」

梓「ふふっ、じゃあ私は戻りますね」

紬「・・・あ。もう少し、一緒にいて」

梓「・・・わかりました」スッ

紬「ありがとう」

梓「あの、さわ子先生が言ってたんです」

紬「?」

梓「先生だったら片方の部屋を寝室にして、もう片方を二人の部屋に」

梓「そうすればずっと一緒だ、って」

紬「それもいいかも」

梓「私もムギちゃんと一緒にいたいです」

紬「・・・じゃあ、そうしちゃおうか」

梓「・・・はい!」

紬「ふふふっ」ダキッ

梓「」///

梓「あ、でもベットとかどうしましょう?」

紬「お家に使ってないベットがあるからそれを使おうか」

紬「今のベットでもいいけどやっぱり一人用のだものね」

梓「わかりました」

紬「模様替えは夏休みに入ってからでもいい?」

梓「はい。いつでもいいです」ギュッ

紬「合宿に入る前に終わらせちゃおうか。そのあとだとゴタゴタしそうだし」

梓「ですね。今から暇を見つけて整理しないと」

紬「ふふふっ。あずにゃんとずっと一緒・・・」ギュッ

梓「」カアァ

紬「・・・あ、レポートが止まっちゃってた」

梓「で、ですね」

紬「まずはやるべきことをしないとね」

紬「・・・ふぅ、ごちそうさま。あずにゃんありがとう」

梓「残りもがんばってください」

・・・

紬「今日も気持ち良かったねぇ」ポカポカ

梓「はいです」

紬「・・・」

紬「それで今日は・・・いい?」///

梓「うっ・・・」ドキッ

紬「明日は日曜日だし、レポートも終わらせたし・・・」

梓「・・・じゃ、じゃあ。がんばったご褒美をあげないとですね」カアァ

紬「・・・うん」///

梓「じゃあベットに・・・」

紬「・・・うん」カアァ

パタン

梓「・・・その、今日は私が」カアァ

紬「えっ?」

梓「ご、ご褒美あげるって言ったじゃないですか」///

紬「あ、・・・うん」///

紬「じゃあお願いします」ドキドキ

・・・

紬「夏休み、たくさん思い出が作れるといいね」

梓「作れますよ。みんなとも、ムギちゃんとも」

紬「・・・ふふっ」チュッ

梓「」///

紬「ねぇ、もう一回しちゃう?」

紬「今度は私がしてあげるね」

梓「お、お手柔らかに」///


数日後!

さわ子「はい、では明日から夏休みです」

さわ子「でも皆さんは受験生なので夏期講習など、有意義にすごしてくださいね」

純「やっと夏休み!」

憂「いよいよだねぇ」

梓「うん、先生の言うとおり有意義にすごさないとね」

純「この後どうする?今日は解散?」

梓「今日は部室整理。合宿に必要なものは持って帰らないと」

・・・

純「アンプとかは持って帰らなくていいんだよね?」

梓「うん。別荘にあるから大丈夫だって」

憂「トンちゃんは私が預かるね」

梓「ありがとう。助かるよ」

憂「合宿中は隣のお婆ちゃんが預かってくれるって言ってたから安心だし」

純「だよねぇ。そうしないと合宿中にトンちゃんが餓死しちゃうもん」

梓「私が預かる前に気付いてよかったよ・・・」

梓「ふぅ、こんなものかな?」

憂「少しだけバケツで我慢してね」

トンちゃん「」プカプカ

純「憂はさわ子先生の車かぁ。いいなー」

梓「水槽持ってかなきゃいけないんだからしょうがないでしょ」

純「ぶーぶー」

さわ子「水槽はちゃんと拭いた?準備できたなら行くわよ」

憂「はい。お願いします」

純「行っちゃった・・・」

梓「さ、私達も帰ろう」

純「うぅ、重い・・・。そんなことなら教科書とか前から持って帰ればよかった・・・」

梓「自業自得だね」

純「うぅ・・・」

梓「あと明日、水着買いに行くんだから遅刻しちゃだめだよ」

純「わかってるよ。十時集合だよね?」

梓「うん」

梓「・・・ムギちゃんに変なの勧めないでよ」

純「もうちょっと私を信用してよー」

梓「唯先輩はともかく律先輩がなぁ・・・」

純「結構ひどいこというね・・・」

純「まぁ安心しなよ。紐のなんて勧めても買わないだろうから」

梓「紐・・・」

純「さーて、帰りますか」

梓「・・・あ、うん!」

純「(想像してたな・・・)」



次の日!

唯「あ、こっちこっちー」

紬「おはよう。晴れてよかったねぇ」

律「絶好の買い物日和だな!」

梓「私達が先でしたよね?」

和「行くお店は決まってるの?」

澪「去年行ったお店でいいだろ」

憂「あぁ、結構種類ありますよね」

律「あまり遅いと先にご飯食べちゃうからなー」

唯「私は憂を待ってるよー」

紬「私も!」

純「・・・。私も待ちます」

澪「ふむ、律が一人でお昼ご飯か」

律「・・・」

唯「ゆっくり決めていいからね。憂の水着、楽しみにしてるよ」

憂「・・・うん!」

澪「じゃあ行ってくる。買い物終わったら連絡するよ」

律「はいよー」

紬「いってらっしゃーい」

梓「いってきます!」

律「さーてと、私達はどうするー?」

紬「どこか行きたいところある?」

純「じゃあ、ゲームセンターとか行きません?」

唯「お、いいねぇ」

和「ここね」

梓「・・・あ、そういえばさわ子先生は?確かこのチームですよね?」

澪「あぁ、少し遅れるってメール来たよ。なんか飲みすぎたって言ってた」

和「打ち上げでもしてたのかしら」

憂「大人って大変ですね」

澪「まぁ先に入っちゃおう」

和「そうね」

カランコロン

梓「わぁ、水着コーナー広いですねぇ」

和「これからが旬だもの。力入れてるわね」

憂「目移りしちゃう・・・」

澪「どれ、では早速」カチャ

梓「んー・・・」キョロキョロ

澪「お、梓はビキニにするのか?」

梓「い、いえ。まだ決めたわけじゃ・・・」

和「せっかくだし着てみればいいじゃない」

憂「そうだよ。きっと似合うよ」

梓「うぅ・・・」

和「そうねぇ、これとかどう?」カチャ

澪「黒かぁ。でも梓って・・・」

憂「あ・・・」

梓「日焼けしたら真っ黒に・・・」

和「そ、そうだったわね・・・」

澪「じゃあ白とかどうだ?日焼けと白の水着でいいコントラスになると思うぞ」

梓「日焼けするの前提なんですね・・・」

憂「日焼けした梓ちゃんもかわいいよ?」

梓「私はやなの!」

梓「・・・私はもう少し考えるので皆さんは自分のをどうぞ」

澪「・・・そうか」

梓「今年は絶対に焼けない。一番強い日焼け止め持っていこう・・・」

和「憂はどんなのにするの?」

憂「去年は白のビキニにしたから、今年は違う感じのにしようかなぁ」

和「柄物とか?」

憂「うん」

澪「和は赤とかどうだ?メガネに合わせてさ」

和「そんな派手なの着ないわよ」

憂「メガネも似合ってるし、いいかも」

和「憂まで」

梓「赤かぁ・・・」

梓「私には似合わなそうだね・・・」

澪「ほら、試着試着ー」

和「ちょっと強引に・・・」

憂「競泳水着も似合いそう」

澪「あぁ、わかる」

和「なんで人の水着でそんなに盛り上がってるのよ・・・」

梓「どうしようかなぁ」

梓「(いきなりビキニはちょっと恥ずかしいし・・・、パレオとか・・・)」

さわ子「インパクトよ!」

梓「ひぃ!」

さわ子「水着で大切なものはインパクトよ!!」

梓「い、いつから!?」

さわ子「ついさっきよー」

澪「やっぱりインパクトは大事ですよね!」

さわ子「そう!だからさっきの真っ赤な水着はナイスチョイスよ!」

澪「ですよね!」

憂「意気投合してる・・・」

梓「すごくいやな予感・・・」

和「早めに決めたほうがよさそうね・・・」

・・・

律「とりゃあ!」カコン

唯「あー!」

カシャン

純「さすがです!」

紬「りっちゃんつよーい」

律「ふはははは!エアホッケーで私達に勝とうなんて百年早い!」

紬「次は私達の番。がんばろうね!」

唯「うん!」


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最終更新:2012年11月02日 22:16