・・・
プシュー
律「着いたー!」
唯「おぉー!塩のにおいー!」
純「海がすぐそこにー!」
ユノ「ワンワン!」
梓「恥ずかしい・・・」
澪「お前ら少しは静かにしろ」
和「ユノは海初めてだもんね」ナデナデ
ユノ「」フリフリ
純「興奮してますね」
紬「じゃあみんな案内するね」
律「おー!」
唯「れっつごー!」
梓「とうとう来たんだなぁ・・・」ジーン
憂「どんな合宿になるのか楽しみだねー」
テクテク
律「ムギー。あとどれくらい?」
紬「もうちょっとよ」
唯「暑い・・・」
憂「帽子被ってきてよかったね」
純「私も被ってくればよかった・・・」
澪「この暑さ。なにか詩が書けそうだ・・・」
さわ子「ビール飲みたい・・・」
和「合宿でお酒なんてやめてくださいよ」
さわ子「うぅ・・・」
律「・・・うお、でっかい家だなぁ」
澪「ここも誰かの別荘なんだろうな」
純「こんな立派な別荘、テレビでしか見たことないです」
紬「あの、ここです・・・」
律澪純「」
律純「・・・へ?」ポカーン
唯「うわー!すごいねー!」
憂「すごーい!」
さわ子「梓ちゃん、知ってた?」
梓「いえ、今知りました・・・」
和「この敷地の広さ、駅からの近さ、海も目の前。すごいわね・・・」
澪「浮かんでた詩が一気に吹き飛んだ・・・」
紬「じゃあ早速入ろう」ガチャ
律純「」
唯「おぉー!中も広々ー」
憂「すっごく綺麗だね」
和「・・・ユノは外の方がいいかしら?爪とかで傷つけそうで・・・」
紬「気にしなくていいわよ。ユノちゃんだけ外なんてかわいそうだもの」ナデナデ
ユノ「ワン!」フリフリ
和「ユノ。お願いだから合宿中は大人しくしてるのよ」
純「このソファーふかふかー」
ガチャ
唯「おぉ!このお部屋は広いねー」
紬「お部屋をどうしようと思って」
紬「ここならみんなでお布団敷いて寝れるし」
律「おー。合宿っぽくていいねー」
紬「個室もあるから二人ずつとかでも大丈夫よ」
澪「個室かぁ。そういうのもいいかも」
純「ホテルみたいですね!」
紬「みんなはどっちがいい?」
梓「どっちも楽しそうですねぇ」
律「(・・・個室はやばい。何も持っていないとはいえ絶対やばい)」
律「大広間がいいでーす!」
純「私はどっちかって言えば個室かなぁ」
和「四泊もするんだし。二泊は大広間、二泊は個室で半分ずつはどう?」
憂「わぁ、それいいかも」
唯「それだよ和ちゃん!」
さわ子「そうすると荷物行ったりきたりで面倒じゃない?」
律「そ、そうそう!だから四泊ともここに・・・」
和「カバンとか大きい荷物はここにおいて置けばそこまでじゃないですよ」
紬「じゃあ半分ずつでいい?」
唯「うん!」
純「異議なしです!」
律「・・・」
澪「フフフ」
唯「ね、ねっ。決まったしそろそろ・・・」ウズウズ
純「海行きましょうよ!」
紬「そうしようか!」
唯純「やったー!」
律「・・・気分切り替えていくか」
梓「じゃあ日焼け止め塗らないと」
さわ子「私も」
唯「着替えはどうしよう」
律「ちょっと待てーい!」
澪「急に大きな声出すなよ・・・」
律「今考えたんだけど、せっかく水着を秘密にしたんだから砂浜まで秘密にしよう!」
紬「と、言うと・・・」
律「別々の部屋で着替えて、タオル巻いてみんなで砂浜まで行くとか」
律「グループを分けて先に着替えて砂浜で待機してる組とあとから着替えて合流するとか」
さわ子「面倒くさいわね・・・」
和「グループ分けるのはいいけど、外で待ってるって暑いわよ・・・」
純「海に入れずに待ってるのは・・・」
律「じゃあ前者にするか」
紬「それならこっちの部屋使って」カチャ
律「部屋分けは買い物行ったグループでいいよな」
梓「こういう時は元気になるんだよなぁ。スケジュール立てる時は渋々だったのに」
唯「じゃあ憂、またあとでねー」
憂「うん」
・・・
和「まったく。律ったらこういうの好きよね」ヌギヌギ
梓「ですね」
憂「でもちょっとワクワクするね」
澪「それが律のいいところさ」
梓「」ゴクリ
澪「そういえば梓は縞模様にしたんだっけ」
憂「白とピンクでかわいいよね」
梓「憂のもリボンかわいいよ」
憂「えへへ、ありがとう」
和「でも全体的に見るとセクシーって感じよね。黒だし」
さわ子「それで唯ちゃんを誘惑しちゃうのねぇ」
憂「そ、そんなんじゃないです・・・」///
澪「そういえばさわ子先生の水着って見せてくれなかったですよね。どんなのにしたんですか?」
さわ子「よく考えたんだけど見せる相手がいないから普通のにしたわよ」
澪梓憂和「・・・」
律「よし。どう?」
唯「うんうん。似合ってるよー」
純「律先輩はそういう明るい色似合いますよね」
紬「唯ちゃんもピンクでかわいい」
唯「えへへ、ありがとう」
唯「ムギちゃんの水着も似合ってるよー」
律「白い肌と黒の水着のコントラストがいい感じだな」
純「パレオもいい感じです」
律「よし、向こうも着替え終わったかな?」
律「タオル巻いてさっきの部屋に戻るぞー!」
唯紬純「おー!」
・・・
澪「お、やっと来たな」
律「ありゃ。てっきり私達のほうが早いと思ったんだけどな」
純「なんかみんなタオル巻いてると銭湯にでも行くみたい」
梓「そういうムード壊すこと言わないの」
唯「揃ったし早く行こうよ!」ウズウズ
律「よーし!それじゃあ行くかー!」
紬「ふふふっ、いよいよね」
梓「はい。合宿の開始です」
和「ユノ、行くわよ」
ユノ「ワン!」
憂「今年初海だねー」
純「今年は死ぬほど泳ぐぞー!」
純「おっと、スイカ持っていかないと」
梓「スイカ?持ってきたの?」
純「ビニールのだよ」ペラペラ
梓「あぁ。そっちの」
律「おぉ!シャチを忘れるところだった!」
律「空気入れはじゃんけんで負けたやつなー」
梓「またそういうことを・・・」
さわ子「言いだしっぺがなんとやらにならなきゃいいわね」
唯「うぅ・・・」ウズウズ
憂「もう少しの辛抱だよ」
律「悪い悪い。じゃあ改めていくぞー!」
唯紬純「おぉー!」
バタン
梓「うわぁ。やっぱ外暑い」
純「本当に歩いてすぐ砂浜。もう到着だよ」
憂「移動が簡単でいいね」
ザザーン
唯「やっと着いたんだね・・・」
律「あぁ・・・。私達はついに辿りついたんだ・・・」
梓「また始まった」
和「また、なのね・・・」
梓「暑いので早くタオル取りたいんですけど」
律「ほう。早くムギに水着姿を見せたいと」
紬「」ポッ
梓「そ、そうは言ってないです!」
律「じゃあ一斉にタオルとるか」
澪「自分でタオル脱ぐより脱がしたいなぁ」
律「却下」
澪「・・・」
唯「せーので?」
律「じゃあそうしようか」
律「心の準備はできたか?」
梓「(なんか緊張してきた・・・)」ドキドキ
唯「えへへ、やっと憂の水着見れるねー」
憂「う、うん」///
律「(澪のやつ、本当に極小じゃないだろうな・・・)」
澪「(律が極小の着てたら面白いんだけど、違うだろうなぁ)」
律「よ、よし。じゃあいくぞー!」
紬梓「」ゴクリ
律「せーのっ!」
バサッ
唯「お、おぉー!」
憂「うわぁ。お姉ちゃんかわいい!」
梓「く、黒ですか」///
紬「あずにゃんの水着かわいい!」
律「ほっ・・・」
澪「なに安心してるんだ」
和「唯らしい水着ね」
唯「えへへ。和ちゃんのも似合ってるよー」
純「さわ子先生の、・・・普通ですね」
さわ子「何事も普通が一番なのよ・・・」
律「にしても和が赤の水着かぁ」
澪「以外だけど似合ってるよな」
和「そ、そう?」///
純「あれ、憂のリボンと唯先輩のリボンって同じ?」
律「ん?・・・あ、本当だ」
梓「同じメーカーなのかも」
紬「同じお店で買ったからね」
唯「わぁ。じゃあお揃いだね、憂」ギュッ
憂「うん!」
澪「私に一言はないのか?」
律「変なのじゃなくて安心した」
澪「そうじゃなくて!」
律「・・・似合ってるよ」ボソッ
澪「ふふっ、ありがとう」
紬「あずにゃん縞々だねー」
梓「(黒とは思ってなかったからかなりびっくり・・・)」
梓「(しかもすごく似合ってるし・・・)」///
律「よーし。じゃあそろそろ遊ぶかー!」
唯「待ってましたー!」
紬「私達も行こう!」
梓「はいです!」
和「海に入る前に準備体操くらいしなさ・・・。行っちゃった・・・」
唯「冷たーい!」パチャパチャ
憂「気持ちいいね!」
紬「わぁ・・・」
梓「ムギちゃん」
紬「なに?」
梓「えい!」バシャ
紬「きゃっ。・・・やったわねぇ!えいっ!」バシャ
梓「わっ。・・・ふふっ、気持ちいい」
紬「ねっ」
和「ユノ、これが海よ」
ユノ「クゥーン」オソルオソル
和「怖くないから、おいで」
ユノ「・・・」チャプ
和「そう、もう少し」
ユノ「ワン!」バシャバシャ
唯「おぉ!犬かき!」
和「ふふふっ、よくできました」ナデナデ
純「なんか感動的なシーンみたいです・・・」
律「スイカはこれでオッケー」ポンポン
澪「どうするんだ?」
律「おーい、唯ー!」
唯「なーにー?」
律「ていっ!」ブンッ
唯「わっ。・・・わわっ!」バシャッ
憂「大丈夫?避けたまではよかったんだけど、掴まって」
唯「うぅ・・・、海しょっぱい・・・」
※続く
最終更新:2012年12月27日 21:55