憂「いやぁ…今日はあっついねぇ…」

唯「そだね…溶けちゃうよ…」

憂「お姉ちゃん、アイス持ってきたよーっとと」

唯「わわっ、大丈夫憂!?」

憂「だいじょぶだいじょぶ。ちょっとフラッとしただけだよー」

唯「ホント?熱中症?」

憂「え゛ッ!?」

憂「おおおお、お姉ちゃん?」

唯「ん、どうしたの?」

憂「あの、その、いきなりすぎるよぉ」

唯「ふぇ、何が?」

憂「わ、私も嫌じゃないけど、流石に心の準備というか…」

唯「?」

憂(お姉ちゃんたら…いきなり、「ねぇ、チューしよう?」なんて…)


唯「憂、アイス溶けちゃうよ~」

憂「へっ?あ、あぁごめんなさい。はい、お姉ちゃん」

唯「ありがと!」

憂(お姉ちゃんの唇柔らかそうだなぁ…)

唯「ん~アイスうまうまぁ」

憂(あぁ…どうしてあんなにお姉ちゃんは可愛いのかなぁ…)

唯「ちべたぁ♪」

憂(まさかお姉ちゃんの方からちゅーして、何て…)

唯「ん…うい?」

憂(あああどうしよどうしよ私本当にキスしちゃったら幸せすぎて死んじゃうかも)

唯「憂!アイスアイス!手がベチャベチャだよ!」


憂「っえ!?うわ・・・ホントだ…」

唯「もう…憂ったら…はむ」

憂「いっひゃぁあ!?」

唯「まむもむ…憂の指、あまぁい」

憂(おおおおおねねねねちゃが私の指をなめてててて)

唯「憂の指、おいしかったよ!」

憂「ありがとうございますっ!!」

唯「え、何が?」

憂「あ、えっと、何でもないよ~…あはは…」

憂(まさかの事態に思わずお礼を言ってしまった…)


唯「憂が持ってきてくれたから、アイスの棒は私が捨ててくるね~」

憂「ありがとうお姉ちゃん」

唯「お礼言われる程の事でもないですぜ、へへへ」

憂(何て言うか、仕草の一つ一つが可愛い…)

憂「…お姉ちゃんが舐めてくれた指…はむっ」

憂「お姉ちゃんの味がする…!」

憂「…どんな味だよ」

憂「よし、お姉ちゃんが戻って来たらちゅーokって言おう!」

憂「お姉ちゃん、きっとファーストキスだよね…!」

憂「ファーストキスを私に捧げてくれるなんて」

憂「お姉ちゃん…責任は取るよ!」

憂「お姉ちゃんは一生私が面倒みるからね!」

唯「う~い~」

憂(キタッ!)



憂「おおおおお姉ちゃん私なら心の準備はでk」

唯「シャワー浴びてくるね~」

憂「え…」

唯「汗かいちゃって気持ち悪いから、水浴びたいな~って」

憂「あ、はい、いってらっしゃい…」

憂「あれ~?」


憂「お姉ちゃんから誘ってきたのに何で?」

憂「…そうか!キスする時に体が凄い近づくから」

憂「汗の匂いが気になってシャワーを浴びる、と」

憂「そういうことなんだねお姉ちゃん…!」

憂「お姉ちゃんたら…そんなコト気にしなくていいのに…」

憂「むしろお姉ちゃんの汗の匂いなら大歓迎だよ!」

憂「あ、お姉ちゃんがここまで気を使ってくれてるんだ」

憂「私も万全の態勢で臨まなきゃ」

憂「とりあえずリップ探そう!」


えー熱い時期になると、熱中症で倒れる人が多くなりますね
予防にはただ単に水分を取っていればいいというわけではなく
適度な塩分の摂取も必要になります

憂「…ニュース、ねっちゅう、しょう」

憂「ねっ、ちゅうしよう」

憂「熱中症…」

憂「うわああああああああ!!恥ずかしい間違い!」

唯「ふう~さっぱりした」

憂「私もシャワー浴びる!」

唯「憂!?走ってっちゃったし。そんなに憂もシャワー浴びたかったのかな」

憂「ふぅ…冷水浴びたら何か落ち着いた…」

唯「あ、憂!」

憂「隣座ってもいい?」

唯「いいよ~」

憂「ありがとー」

唯(…ふわっって良い匂いがした。憂の…匂い?)

憂「お姉ちゃん、アイスもう一本食べる?」

唯「とっ、とりあえず今はいいや!」

唯(ち、近いよ憂~。ソファは広いんだから、こんなに近くに座らなくてもぉ!)

唯(同じシャンプー使ってるのに、何で憂からはこんなにいい匂いが…)

憂「ふぅ…」

唯(な、何だかドキドキしてきたよ~)

唯(う、憂は妹なのにぃ…)

唯「ね、ねぇ憂?」

憂「どうしたのお姉ちゃん?」

唯「ね、ちゅー…しよっか?」

憂「大丈夫、さっき水分も塩分もしっかり取ったから!!」


唯「えっ」

憂「えっ」


おしまい



最終更新:2010年02月03日 03:50